掲載日:2024.09.23
更新日:2025.02.13

世界一○○がある国!オーストラリアはどんな国?

みなさんは「オーストラリア」と聞いてどんなことをイメージしますか?
雄大な自然や多様な文化、息をのむような世界遺産など、人によってオーストラリアの印象は違いますよね。それもそのはず、オーストラリアにはさまざまな魅力がたくさんあるからです♪

このコラムでは、オーストラリアってどんな国?
という基本的な情報から、自然、文化、観光スポットなど魅力をたっぷりご紹介していきます!
また、意外と知らない「オーストラリアの世界一」についてもわかりやすく解説していきます。

ぜひこのコラムを最後まで読んで、オーストラリアに詳しくなりましょう!

オーストラリアの基本情報(どんな国)

まずは「オーストラリアってどんな国?」という基本的な情報からチェックしていきましょう!

都市について

オーストラリアはいくつか大きな都市があります。
あまり知られていませんが、首都は「キャンベラ」です。オーストラリア大陸の南東部に位置する都市です。

首都キャンベラ 首都キャンベラ

そんなキャンベラの北東にあるのが有名な「シドニー」です。南半球最大の都市とも言われ、ビジネスパーソンや留学生、観光客など多くの人が集まります。

オーストラリア大陸の東部にはほかにも「メルボルン」や「ブリズベン」があり、西部には世界で一番美しい街とも呼ばれる「パース」があります。

気候

オーストラリアの気候は一年を通して温暖です。南半球に位置するため、季節が日本と逆になります(夏は涼しく、冬は暖かい)。特に南部は比較的四季がはっきりしています。

言語

オーストラリアの公用語は英語です。歴史的な背景から、一般的にイギリス英語の影響を受けていますが、オーストラリア英語ならではの単語もあります。

日本との比較

オーストラリアの人口は約2,600万人で、日本の約6分の1です。面積は約769万2,024km²で、これは世界第6位、日本の約20倍です。

※日本の人口約1億2400万人(令和7年1月時点)
面積は約37万8000km²、世界第61位

オーストラリアの物価はインフレと円安の影響を受けているため、日本よりも高いです。ただし、映画やタクシーの初乗りなどは日本よりも割安の場合が多いです。

オーストラリアは国内で3つの時間帯にわかれています。
オーストラリア東部は日本よりも1時間早く、中央部は日本より30分早いです。西部は日本よりも1時間遅いです。また、オーストラリアにはサマータイム(一部の地域を除く)もあり、10月の第1日曜~翌年の4月の第1日曜日まで実施されます。

日本からのフライト時間は、最も近いケアンズまでは約7.5時間、パースやメルボルンまでは約10.5時間です。

オーストラリアの食文化は?

オーストラリアの食文化は、多様な民族の影響を受けたユニークな特徴を持っています。
もともとはイギリスの植民地だったため、フィッシュ・アンド・チップスやローストビーフなどのイギリス料理が根付いています。

しかし、移民の増加により、イタリア料理、中華料理、インド料理、日本料理など、世界各国の料理が広まり、現在では多文化的な食文化が形成されています。

オーストラリアならではの食材も魅力の一つです。特にカンガルーミートやエミュー、ワニの肉など、日本では珍しい食材が食べられています。
バーベキュー文化も盛んで、公園やビーチなどの公共スペースには無料のバーベキュー設備が設置されていることが多く、家族や友人と楽しむ習慣があります。

より詳しく知りたい方はコチラ▼

オーストラリアの料理は世界の縮図のよう!多様で楽しく自立した食生活をご紹介

オーストラリアの文化的特徴(歴史)

続いて、オーストラリアの文化的特徴やその歴史をご紹介します。

アボリジニの儀式

先住民文化

オーストラリアには、アボリジニという先住民の方々が住んでいます。先住民の方々の歴史はとても古く、彼らは4万年以上前にアジアからオーストラリア大陸に渡ってきたと言われています。
先住民文化は、国のアイデンティティやアートにも大きな影響を与えています。

アボリジニの人々は、独自の言語で話し、文字を持たなかったため、ルールや知恵などは壁画や物語にして語り継いできました。

先住民文化

スポーツ文化

オーストラリアでは、ラグビーやクリケットなどのスポーツ文化が栄えています。クリケットは日本ではなかなか馴染みがないと思いますが、オーストラリアをはじめとした、イギリスとつながりの深い国々では人気があります。

また、ラグビーとサッカーを組み合わせたような「オーストラリアンフットボール」も人気ですよ。

多民族社会

先ほどご紹介したアボリジニの人々をはじめとして、オーストラリアは多民族社会と言えます。民族の割合は、ヨーロッパ系約92%、アジア系約7%、先住民アボリジニ約1%となっています。お互いの文化を尊重する雰囲気があります。

多民族社会であることは日常生活でも垣間見えます。たとえば、スーパーにはアジア、ヨーロッパ、中東の食品や調味料などが並びます。また、さまざまな国の行事やイベントも頻繁に開催されます。チャイニーズニューイヤー(旧正月・春節)や、日本の食や文化が楽しめる「Matsuri Japan Festival」もありますよ。

オーストラリアの観光地

オーストラリアには、世界中から観光客が集まります。
ここからは、オーストラリアの主な観光地をご紹介します。

人気観光地

シドニーには、シドニー・ハーバー・ブリッジやオペラハウスなどの観光地があります。オペラハウスではパフォーマンス鑑賞だけでなく舞台裏を見学するツアーも実施されています。

また、ブリズベンから車で15分ほどのところにある山「マウント・クーサ」も人気スポット。頂上に展望台があり、そこからはブリズベンの市街の美しい夜景を一望できます。

さらに、オーストラリア北部のダーウィンという街の中心部には、世界最大級のアボリジニ・アートの私設ギャラリーがあります。アート好きの方、アボリジニの人々の文化に興味がある人に特におすすめです。

オペラハウスとハーバーブリッジ

自然遺産

オーストラリアの自然遺産といったら、やはり「グレート・バリア・リーフ」と「ウルル=カタ・ジュタ国立公園(エアーズロック)」ははずせません。

グレート・バリア・リーフは広大なサンゴ礁地帯。見た目の美しさだけでなく、まわりには美しい魚も多くおり、その姿は「水中の楽園」とも言えます。

ウルル=カタ・ジュタ国立公園(エアーズロック)は、自然のすばらしさに加え、文化的価値も評価されているため、複合遺産として登録されています。オーストラリア大陸の中央部にあり、先住民アボリジニの聖地です。エアーズロックという名称としても親しまれる一枚岩「ウルル」は、「大地のへそ」として知られるオーストラリアを代表する遺産です。

空から見たグレートバリアリーフ
オーストラリアの世界遺産の数▼
文化遺産が4件、自然遺産が12件、複合遺産が4件。
雑学

ワーキングホリデーでオーストラリアが人気な理由

オーストラリアがワーキングホリデー先として大人気であることを知っていますか?
上記の温暖な気候に加え、日本から比較的近い英語圏の国であることや、多民族社会でほかの人を温かく受け入れる雰囲気があることなども理由です。

また、アルバイトの最低賃金が約20ドル以上(日本の約2倍)という点も、多くの人を惹きつけています。

オーストラリアのここが世界一

最後に、オーストラリアの世界一を4つご紹介します。
オーストラリアには意外と知られていない世界一がありますよ

世界最大の一枚岩

世界最大の一枚岩、と聞くと先ほどご紹介したウルル(エアーズロック)をイメージする方も多いかもしれません。
しかし、エアーズロックは世界で2番目に大きな一枚岩。世界一は、西オーストラリア州北部にある「マウント・オーガスタス」です。その大きさはなんとエアーズロックの約2倍!

世界最大の一枚岩

世界最大の砂島

クイーンズランド州にあるガリ(旧称:フレーザー島)は、世界最大の砂島です。砂でできているということだけでなく、その上に植物が根ざしているという点もとてもめずらしいんです!
周辺にはジュゴンやザトウクジラなどの動物も生息しています。

世界最大の砂島

世界最長のまっすぐな路線

オーストラリア南西部に、まっすぐな区間が世界最長の鉄道路線があります。全長はなんと478km!寝台列車の「インディアン・パシフィック号」はこの区間を通るので、気になる方はぜひ乗ってみてくださいね。

世界最長のまっすぐな路線

世界最古の熱帯雨林

クイーンズランド州に位置するデインツリー熱帯雨林(Daintree Rainforest)は、約1億8,000万年以上の歴史を持つとされる世界最古の熱帯雨林です。
これは、アマゾン熱帯雨林(約5,500万年)よりもはるかに古く、太古の姿をほぼそのまま残している貴重な場所です。

オーストラリアの多様な魅力

このコラムでは、オーストラリアの基本的な情報から、自然、文化、観光地などをご紹介しました。
また、オーストラリアには「世界一」のものがたくさんあることもわかりましたね。

一年を通じて温暖な気候も魅力のオーストラリア。特に、暖流や偏西風などの影響を受ける西岸海洋性気候に属するメルボルンは、一年間で気温や降水量の変化が穏やかで過ごしやすいですよ。

このコラムでご紹介したように、オーストラリアは多様な魅力にあふれる素敵な国。
ぜひ、旅行や留学、ワーキングホリデーなどでオーストラリアを選んでみてはいかがでしょうか。

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