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おみくじの全体運を表す吉凶の順番や意味について、知っているようで知らないことってありませんか?おみくじとは、実は神仏からのメッセージ。このコラムではおみくじに書かれた運勢を「大吉」や「凶」の意味を踏まえたうえで更に詳しい内容に迫ります。
あなたの人生を見直すきっかけになるかもしれないおみくじの読みかた。神社仏閣に参拝するときの参考にしてくださいね!
おみくじを引くと真っ先に見る「大吉」や「吉」が書かれた全体運の欄。結果次第で、一喜一憂しちゃいますよね。おみくじの一般的な全体運の種類は「大吉」「吉」「中吉」「小吉」「末吉」「凶」「大凶」の7種類です。
大吉 > 吉 > 中吉 > 小吉 > 末吉 > 凶 > 大凶
吉凶の順列についても一般的にはこの順の通りですが、神社によって違いがあるので一概に正解はどれと言えません。
「小吉が出た」という方のお悩みは「小吉は吉よりいいのか、悪いのか」に尽きますよね。このお悩み、実は正解が無いのです。
おみくじの吉凶の順番は地域や神社仏閣によって違います。そのため
大吉 > 中吉 > 小吉 > 吉 > 末吉 > 凶 > 大凶
の順番もありますが、どちらが正しいという話でありません。
どうしても気になる方は、神社仏閣の方に聞いてみるという手がありますが、聞くときは忙しくない時間帯に礼を尽くして質問しましょう。
おみくじの順番で見ると、末吉は吉のなかでは最下位…。でもガッカリすることはありません。末吉の「末」は末広がりの意味を持つため将来的には運気上昇が期待できます。
吉凶だけを見てオシマイでは、せっかくの神仏からのメッセージを無視することになってしまいます。おみくじをご覧ください。和歌や漢詩、それに項目が並んでいます。その内容を詳しくお話します。
まずは全体運について、内容を押さえておきましょう。
♦大吉(だいきち)
最も良い運勢を表します。全般的に好調な時期が訪れるでしょう。ただし陰陽道では「陽極まれば陰生ず」と言います。また昔から「好事魔多し」とも言われていますので、万事、気を引き締めることも大切です。
♦吉(きち)
安定した良い運勢です。
♦中吉(ちゅうきち)
大きなトラブルもなく、順調な進展が期待できます。
♦小吉(しょうきち)
ささやかな幸せが期待できる運勢です。
♦末吉(すえきち)
現状は良くなくても、末吉には末広がりの意味があり、これから吉に向っていく運勢です。悲観せずに待ちましょう。
♦凶(きょう)
良い運勢ではありませんが、自分の行いを見つめ直し改善していけば運気は上昇します。
♦大凶(だいきょう)
良くない運勢ですが、陰陽道では「陰極まれば陽生ず」と言います。身を低くして困難が通り過ぎるのを待ちましょう。
神仏からのメッセージであるおみくじ。どんな結果が出ても、真摯に受け止めたいですね。
和歌が書かれているのは神社のおみくじ、漢詩が書かれているおみくじは仏閣が多いそうです。
この和歌や漢詩にこそ、神仏からのメッセージが込められています。と言っても和歌や漢詩を読むのが難しいという方は、書かれている和歌や漢詩から心に飛び込んで来たイメージをメッセージとして受け取りましょう。
全体運と和歌や漢詩の下欄に「願望」や「縁談」などが書かれていますよね。それらを項目と呼びます。神社仏閣によって個性的な項目がたくさんありますが、一般的な13項目の意味をご紹介いたします。
項目は、全部を読む必要はありません。自分が願ったことや神仏に相談したかったことの答えとして興味のある項目だけを読むことをおススメします。大切なのはおみくじを引いたとき、自分が何を願って引いたかです。吉凶だけにとらわれなくてもOKですよ。
おみくじは参拝の後に引きます。参拝は神様や仏様へのご挨拶。このコラムでは神社での一般的な参拝作法をおさらいしちゃいましょう。
1)~8)の順で参拝が終わったら、おみくじ授与所へ向かいます。おみくじを引くときは、心静かにして願い事を思い浮かべながら引きましょう。
実は、おみくじを引く回数に決まりはありません。神仏のメッセージであるおみくじは、あなたが祈念した相談事や願い事次第で運勢が変わります。だから相談事や願い事を変えて何度も引くことはあり得ます。
でも納得できる運勢が出るまで引き続けるのはメッセージをいただく立場としていかがでしょうか?少し、考えてみませんか。そしてあなたなりの答えが出たら、それに従いましょう。
ちなみに同じ日にご利益の違う神社仏閣を参拝し、おみくじを引くのはOKです。
引いたおみくじをどうすればよいのか、特別な決まりはありません。持ち帰っても良いし、持ち帰らずに指定の場所(おみくじ結び所)へ結んでも、どちらでも良いのです。
せっかくのおみくじ、破れたら縁起が悪くなりそうでイヤですよね。キレイに結ぶためには、おみくじを縦半分に折って、そのあともう一回半分に折ります。すると4等分に折られた細長い丈夫な紙になります。このおみくじの一方を少し長くして一重結びにして指定の場所に結びます。
おみくじを持ち帰るメリットは、繰り返し読めることに尽きますよね。でも、どうやって保管すれば良いのか…。気になる保管方法をご紹介します。
白い紙などに包んで神棚に保管するか、丁寧に折りたたんでお財布に入れて持ち歩く方法もあります。
おみくじに有効期限はありませんが、だいたい1年を目安に引いた神社にお返しするか、それができない場合は小正月のどんと焼きなどでお焚き上げしちゃいましょう。おみくじは神仏からのメッセージなので、ゴミとして捨てることはNGです。
全国津々浦々を訪ねると、ユニークなおみくじを置いている神社がみつかります。その代表的な神社とおみくじをご紹介いたしましょう。
商売繁盛の神様として有名な京都の伏見稲荷大社のおみくじは、初穂料を払って32本ある「みくじ棒」から1本を引き、巫女さんに番号を伝え、結果の書かれたおみくじをいただきます。それでは伏見稲荷大社の32種類もある吉凶を3つのグループに分けて、こまかく見ていきましょう。
大大吉(2種類)>大吉(6種類)>中吉(1種類)>小吉(1種類)>吉(2種類)>向大吉(むこうだいきち/2種類)>末大吉(3種類)>末吉(3種類)>後吉(あときち/1種類)
と21種類もあります。
32種類のなかには、凶から吉に転じる意味を持つおみくじが6種類あります。それは凶後大吉(1種類)>凶後吉(4種類)>小凶後吉(1種類)です。
この場合の凶は悪いことが起きるというよりも「苦労のあとに良いことが来る」「困難を克服すれば、良いことにつながる」の意味です。
残り5種類が精進次第で良い運勢が得られると解釈できるおみくじになります。
おみくじに書かれている運勢のなかで最もレアなのが「平」です。「へい」「たいら」「ひら」とも読み、神社によっては「平吉(たいらきち)」「吉平(きちたいら)」もありますが、これらは「平」の仲間に属します。
意味は「平穏無事」。順番は大吉と凶のちょうど中間ぐらいに位置するものの、もし当たったら希少さに「やったー」と叫びたくなるほど嬉しくなっちゃいますよね。
扱っている神社は埼玉県の氷川神社、長野県の戸隠神社、京都府の下鴨神社、石清水八幡宮、広島県の厳島神社などです。それぞれに由緒のある神社ですので、ぜひ参拝してみてくださいね。
神社によっては近年、キュートなおみくじが注目を浴びています。たとえば奈良県「春日大社」の一刀彫の「鹿みくじ」と陶器製の「白鹿みくじ」。どちらも、おみくじを口にくわえた姿が心に刺さります。他にも「川越氷川神社」では鯛を吊り上げる「鯛みくじ」など。
縁結びで知られる京都「貴船神社」の「水占みくじ」は境内の「御神水」池におみくじを浮かべると、お告げの文字が浮かび上がる仕掛けです。
恋愛祈願で有名な東京大神宮の「恋みくじ」は、おみくじの和紙人形が恋のお守りになります。こんなにカワイイおみくじなら、何個でもコレクションしたくなりますよね。
伊勢神宮公式サイトによると、伊勢神宮には昔からおみくじはなかったとあります。「お伊勢参り」が「おかげ参り」の名で一世を風靡したのは江戸時代のこと。当時から「一生に一度」と憧れの的だった「お伊勢参り」が大吉でないわけがありません。
意外や意外。お手軽な運試しのつもりで引いていたおみくじは、日頃の自分を見直すための神仏からのプレゼントでした。特に和歌や漢詩に込められたメッセージは人生の指針になりますね。
おみくじが皆様の人生の開運のきっかけになりますように!
おみくじの全体運を表す吉凶の順番や意味について、知っているようで知らないことってありませんか?
おみくじとは、実は神仏からのメッセージ。このコラムではおみくじに書かれた運勢を「大吉」や「凶」の意味を踏まえたうえで更に詳しい内容に迫ります。
あなたの人生を見直すきっかけになるかもしれないおみくじの読みかた。神社仏閣に参拝するときの参考にしてくださいね!
目次
「大吉」から「大凶」まで。順番から読み取る、おみくじの全体運とは
おみくじを引くと真っ先に見る「大吉」や「吉」が書かれた全体運の欄。結果次第で、一喜一憂しちゃいますよね。
おみくじの一般的な全体運の種類は「大吉」「吉」「中吉」「小吉」「末吉」「凶」「大凶」の7種類です。
大吉 > 吉 > 中吉 > 小吉 > 末吉 > 凶 > 大凶
吉凶の順列についても一般的にはこの順の通りですが、神社によって違いがあるので一概に正解はどれと言えません。
「小吉」が「吉」よりいい場合もある?
「小吉が出た」という方のお悩みは「小吉は吉よりいいのか、悪いのか」に尽きますよね。
このお悩み、実は正解が無いのです。
おみくじの吉凶の順番は地域や神社仏閣によって違います。
そのため
大吉 > 中吉 > 小吉 > 吉 > 末吉 > 凶 > 大凶
の順番もありますが、どちらが正しいという話でありません。
どうしても気になる方は、神社仏閣の方に聞いてみるという手がありますが、聞くときは忙しくない時間帯に礼を尽くして質問しましょう。
末吉って、どう?
おみくじの順番で見ると、末吉は吉のなかでは最下位…。でもガッカリすることはありません。
末吉の「末」は末広がりの意味を持つため将来的には運気上昇が期待できます。
おみくじの見かた。知っていて損はない、詳しい内容と意味
吉凶だけを見てオシマイでは、せっかくの神仏からのメッセージを無視することになってしまいます。おみくじをご覧ください。和歌や漢詩、それに項目が並んでいます。その内容を詳しくお話します。
まずは全体運の内容
まずは全体運について、内容を押さえておきましょう。
♦大吉(だいきち)
最も良い運勢を表します。全般的に好調な時期が訪れるでしょう。
ただし陰陽道では「陽極まれば陰生ず」と言います。また昔から「好事魔多し」とも言われていますので、万事、気を引き締めることも大切です。
♦吉(きち)
安定した良い運勢です。
♦中吉(ちゅうきち)
大きなトラブルもなく、順調な進展が期待できます。
♦小吉(しょうきち)
ささやかな幸せが期待できる運勢です。
♦末吉(すえきち)
現状は良くなくても、末吉には末広がりの意味があり、これから吉に向っていく運勢です。悲観せずに待ちましょう。
♦凶(きょう)
良い運勢ではありませんが、自分の行いを見つめ直し改善していけば運気は上昇します。
♦大凶(だいきょう)
良くない運勢ですが、陰陽道では「陰極まれば陽生ず」と言います。身を低くして困難が通り過ぎるのを待ちましょう。
神仏からのメッセージであるおみくじ。
どんな結果が出ても、真摯に受け止めたいですね。
和歌や漢詩は神仏からのメッセージ
和歌が書かれているのは神社のおみくじ、漢詩が書かれているおみくじは仏閣が多いそうです。
この和歌や漢詩にこそ、神仏からのメッセージが込められています。と言っても和歌や漢詩を読むのが難しいという方は、書かれている和歌や漢詩から心に飛び込んで来たイメージをメッセージとして受け取りましょう。
おみくじの項目って、なに?
全体運と和歌や漢詩の下欄に「願望」や「縁談」などが書かれていますよね。それらを項目と呼びます。
神社仏閣によって個性的な項目がたくさんありますが、一般的な13項目の意味をご紹介いたします。
あなたにとって重要な最新情報を持ってきてくれる人物の場合もあります
かけがえのない内面だったりチャンスだったり立場だったりすることあります。
項目は、全部を読む必要はありません。自分が願ったことや神仏に相談したかったことの答えとして興味のある項目だけを読むことをおススメします。大切なのはおみくじを引いたとき、自分が何を願って引いたかです。吉凶だけにとらわれなくてもOKですよ。
どうする?おみくじの正しい引き方、結び方、持ち帰り方
おみくじは参拝の後に引きます。参拝は神様や仏様へのご挨拶。このコラムでは神社での一般的な参拝作法をおさらいしちゃいましょう。
手水舎で心身を浄めます。具体的には右手で柄杓(ひしゃく)を持ちそのまま左手を浄めます。
1)~8)の順で参拝が終わったら、おみくじ授与所へ向かいます。おみくじを引くときは、心静かにして願い事を思い浮かべながら引きましょう。
おみくじは何度も引き直していい?
実は、おみくじを引く回数に決まりはありません。
神仏のメッセージであるおみくじは、あなたが祈念した相談事や願い事次第で運勢が変わります。だから相談事や願い事を変えて何度も引くことはあり得ます。
でも納得できる運勢が出るまで引き続けるのはメッセージをいただく立場としていかがでしょうか?少し、考えてみませんか。そしてあなたなりの答えが出たら、それに従いましょう。
ちなみに同じ日にご利益の違う神社仏閣を参拝し、おみくじを引くのはOKです。
おみくじを引いた後は?
引いたおみくじをどうすればよいのか、特別な決まりはありません。
持ち帰っても良いし、持ち帰らずに指定の場所(おみくじ結び所)へ結んでも、どちらでも良いのです。
結び方は?
せっかくのおみくじ、破れたら縁起が悪くなりそうでイヤですよね。キレイに結ぶためには、おみくじを縦半分に折って、そのあともう一回半分に折ります。すると4等分に折られた細長い丈夫な紙になります。このおみくじの一方を少し長くして一重結びにして指定の場所に結びます。
ちなみに、おみくじを結ぶのは江戸時代に「神様とご縁を結ぶ」方法として流行したのだそうですよ。
持ち帰るとしたら?
おみくじを持ち帰るメリットは、繰り返し読めることに尽きますよね。でも、どうやって保管すれば良いのか…。気になる保管方法をご紹介します。
白い紙などに包んで神棚に保管するか、丁寧に折りたたんでお財布に入れて持ち歩く方法もあります。
おみくじに有効期限はありませんが、だいたい1年を目安に引いた神社にお返しするか、それができない場合は小正月のどんと焼きなどでお焚き上げしちゃいましょう。おみくじは神仏からのメッセージなので、ゴミとして捨てることはNGです。
ちょっと変わったおみくじのある神社はどこ?
全国津々浦々を訪ねると、ユニークなおみくじを置いている神社がみつかります。その代表的な神社とおみくじをご紹介いたしましょう。
伏見稲荷大社のおみくじは、なんと吉凶が32種類
商売繁盛の神様として有名な京都の伏見稲荷大社のおみくじは、初穂料を払って32本ある「みくじ棒」から1本を引き、巫女さんに番号を伝え、結果の書かれたおみくじをいただきます。
それでは伏見稲荷大社の32種類もある吉凶を3つのグループに分けて、こまかく見ていきましょう。
● 吉グループ
大大吉(2種類)>大吉(6種類)>中吉(1種類)>小吉(1種類)>吉(2種類)>向大吉(むこうだいきち/2種類)>末大吉(3種類)>末吉(3種類)>後吉(あときち/1種類)
と21種類もあります。
● 「凶」から「吉」に好転するグループ
32種類のなかには、凶から吉に転じる意味を持つおみくじが6種類あります。
それは
凶後大吉(1種類)>凶後吉(4種類)>小凶後吉(1種類)です。
この場合の凶は悪いことが起きるというよりも「苦労のあとに良いことが来る」「困難を克服すれば、良いことにつながる」の意味です。
● 精進次第で運勢が変わるグループ
残り5種類が精進次第で良い運勢が得られると解釈できるおみくじになります。
「平」って、どういう運勢?どこの神社にあるの?
おみくじに書かれている運勢のなかで最もレアなのが「平」です。「へい」「たいら」「ひら」とも読み、神社によっては「平吉(たいらきち)」「吉平(きちたいら)」もありますが、これらは「平」の仲間に属します。
意味は「平穏無事」。順番は大吉と凶のちょうど中間ぐらいに位置するものの、もし当たったら希少さに「やったー」と叫びたくなるほど嬉しくなっちゃいますよね。
扱っている神社は埼玉県の氷川神社、長野県の戸隠神社、京都府の下鴨神社、石清水八幡宮、広島県の厳島神社などです。
それぞれに由緒のある神社ですので、ぜひ参拝してみてくださいね。
近年の進化系おみくじはカワイイ
神社によっては近年、キュートなおみくじが注目を浴びています。
たとえば奈良県「春日大社」の一刀彫の「鹿みくじ」と陶器製の「白鹿みくじ」。どちらも、おみくじを口にくわえた姿が心に刺さります。
他にも「川越氷川神社」では鯛を吊り上げる「鯛みくじ」など。
縁結びで知られる京都「貴船神社」の「水占みくじ」は境内の「御神水」池におみくじを浮かべると、お告げの文字が浮かび上がる仕掛けです。
恋愛祈願で有名な東京大神宮の「恋みくじ」は、おみくじの和紙人形が恋のお守りになります。こんなにカワイイおみくじなら、何個でもコレクションしたくなりますよね。
伊勢神宮にはおみくじがない?
伊勢神宮公式サイトによると、伊勢神宮には昔からおみくじはなかったとあります。「お伊勢参り」が「おかげ参り」の名で一世を風靡したのは江戸時代のこと。当時から「一生に一度」と憧れの的だった「お伊勢参り」が大吉でないわけがありません。
実は、奥が深かったおみくじ。開運のきっかけに!
意外や意外。お手軽な運試しのつもりで引いていたおみくじは、日頃の自分を見直すための神仏からのプレゼントでした。特に和歌や漢詩に込められたメッセージは人生の指針になりますね。
おみくじが皆様の人生の開運のきっかけになりますように!