2024年の梅雨はいつから?期間や特徴、梅雨の時期の注意点や快適な過ごし方をご紹介!

日本には四季があり、春夏秋冬、さまざまな違った顔を見せてくれますよね。
特に、春から夏にかけて季節が移り変わる時期は、明るい気持ちや解放感に満ちあふれています。しかし、楽しい夏がやってくる前に訪れるのが、梅雨。

梅雨というと、じめじめしている、洗濯物が乾きにくい、傘などの荷物が増える……と、マイナスのイメージが多く、考えるだけで心もどんよりしてしまう、なんてこともあるかもしれません。

そこで、このコラムでは、今年の梅雨はいつごろからなのか、予想される期間や特徴をご紹介します。
また、あわせて梅雨の時期に気をつけたいことやその対策方法についてもわかりやすく解説していきます。

このコラムを読んで、梅雨を快適に過ごしていきましょう!

今年の梅雨を大予想!期間や特徴は?

通常、日本では5月の終わりごろから7月初旬・中旬にかけてが梅雨の時期となります。梅雨は気象現象のひとつですので、だいたいの期間は決まっているものの、具体的な梅雨入り・梅雨明けの日にちは毎年変わります。

そこで、まずは今年(2024年)の梅雨の期間や特徴の予想をご紹介します。
あらかじめ、いつごろから梅雨が始まりそうなのか想定しておけば、少し安心できますよね。

今年の梅雨はいつから?

今年の梅雨はいつから?

日本気象協会が4月25日に発表した 予想 によると、2024年の梅雨入りは、全国的に「広く平年並み」となっています。

梅雨入りは地域によって差があります。通常、もっとも早く梅雨入りするのは沖縄や奄美地方ですが、近年では本州の梅雨入りも早くなっています。

2024年の地域ごとの梅雨入りの予想は、沖縄・奄美は「5月中旬」といわれています。こちらは平年並み、もしくは少し遅めとのこと。

九州南部は「5月下旬」、九州北部から中国、四国、近畿、東海、関東甲信地域は「6月上旬」と予想されています。北陸や東北地域は「6月中旬」といわれています。九州から東北にかけては、おおよそ平年通りの梅雨入りの時期です。

梅雨明けも地域によって異なりますが、たいてい7月中になることが多いです。

ちなみに、梅雨入りから梅雨明けまでは、天気が変わりやすく、気象予報士であっても予想が難しく、「気象予報し泣かせの梅雨」と呼ばれることもあるとか。雨が降らないという予報でも、天気が変わって雨が突然降ってくることもありますので、折りたたみ傘をいつももっておくと安心ですね。

今年の梅雨の特徴は?

インド洋熱帯域の海面水温が高いことから、暖かく湿った空気が日本の近くに流れやすくなっています。このため、例年に比べて今年の梅雨は、降水量が増えることが予想されています。

雨の量が増えても問題なく歩けるようなレインブーツや、しっかりとした傘などを用意しておくと良いですね。

梅雨はなぜ起こる?地方によって特徴がある?

今年の梅雨の予想や特徴がわかったところで、ここからは、「そもそも梅雨ってどうして起きるの?」という基本的なメカニズムをご紹介します。
また、地域によっても梅雨の特徴が異なりますので、そちらもチェックしてきましょう!

梅雨はどうして発生するの?

梅雨はどうして発生するの?

梅雨はくもりや雨の日が多くなる現象・期間のことを指します。梅雨は「梅雨前線(ばいうぜんせん)」によってもたらされます。梅雨前線は、湿寒気のオホーツク海気団と暖かく湿った太平洋高気団がぶつかる境目に上昇気流が起こって発生します。これら2つの気団がどちらも押し合っているために日本に長期間梅雨前線が停滞するというしくみです。

梅雨入りや梅雨明けはどうやって決めているの?

梅雨入りや梅雨明けは、気象庁のみが行っています。梅雨入り・梅雨明けには、いずれも約5日ほどの「移行期間」があるといわれています。その5日間の中日を梅雨入りや梅雨明けと決めています。

例えば、6月10日から15日が移行期間だった場合は、中日の13日が梅雨入りとなります。

梅雨は地方によって特徴が違うの?

梅雨はどうして発生するの?

梅雨前線との近さや位置関係によって、雨の強さの感じ方が地域によって異なるといわれています。たとえば、梅雨前線の南側に入ることが多い西日本の太平洋側の地域では、強い雨が降ることが多いです。

一方で、東日本や北日本の地域では、梅雨前線が少し遠くなることため、弱い雨が降る日が多いです。

沖縄の梅雨の特徴はスコールです。梅雨だからといって1日ずっと雨が降るわけではなく、短時間にざっと激しい雨が降ります。

北海道では、梅雨がありません。これは、北海道が気温と湿度が低い「冷帯(亜寒帯)」に位置していることに関係します。梅雨は「温暖湿潤気候」で起きる気象現象なので、寒く乾燥している北海道では起こらないのです。

ひとことで「梅雨」といっても、住んでいる場所によって感じ方が違うのはおもしろい発見ですよね。

梅雨に起こりがちなアクシデント。注意点とその対策

梅雨に起こりがちなアクシデント。注意点とその対策

梅雨の時期は、雨が多いだけでなく、他にも気をつけたいことがあります。

事故が起きやすくなる?

梅雨は、追突事故や歩行者をはねる事故などが起きやすい時期でもあります。雨で視界が悪くなってしまったり、歩いている人も傘を指しているため前などが見にくくなることがあるからです。また、水たまりでブレーキがきかなくなり、スリップ事故が起きることもあります。いつも以上に安全運転を心がけたいですね。

事故を起こさないためにできること

焦りは事故につながりやすいですので、お出かけの際は時間に余裕をもって計画を立ててみましょう。また、車のフロントガラスなどが汚れていないかもチェックすることが大切です。

食中毒が起きやすくなる?

気温や湿度が高くなる梅雨。細菌が増えやすく、その分食中毒の発生件数も多くなっています。特に6月以降は、カンピロバクター(牛の生レバーなど)、ブドウ球菌(おにぎりやお弁当など)、ウェルシュ菌(カレーなど)といった細菌が増えやすくなります。

食中毒を起こさない調理のポイント

調理するときには、まず石鹸を使ってしっかりと手を洗ってくださいね。また、食中毒を起こす細菌の多くは高温で増えやすいので、食材を低温で補完することも大切です。そして、ほとんどの細菌は加熱することでなくなります。特にお肉などは、中心まできちんと火が通っていることを確認してくださいね。

気圧の変化による体調や気分の変化

梅雨の時期は気圧が低いことが多いです。そのため、副交感神経が優位となりやすく、だるさや眠気を感じることが多くなります。また、雨の日には家などにこもり、運動量が減りやすく、血の巡りが悪くなって肩こりなどを起こしやすいです。

気圧の変化に対応するためのおすすめの過ごし方

まずは、朝起きたらカーテンを開けましょう。雨やくもりの日であっても、部屋を明るくすることが大切です。また、外に出られないときでも、軽くストレッチなどをしましょう。また、ぬるめのお風呂にゆっくりつかるのもおすすめです。

不快感を軽減して、梅雨を快適に過ごそう!

不快感を軽減して、梅雨を快適に過ごそう!

梅雨の時期は、じめじめとしていて、心も身体もどんよりしてしまいますよね。
梅雨についてあらかじめ知識をもっていれば、きっと心もちも違ってくるはず。
ぜひ、このコラムでご紹介した対策を参考に、軽やかに快適に過ごしていきましょう!

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