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みなさんは、「浅草三社祭」というお祭りを知っていますか?歴史あるお祭りで、江戸の三大祭りのひとつにも数えられています。
浅草に住んでいる・浅草によく遊びに行く、という方にはなじみのあるお祭りかもしれませんが、あまりよく知らない、という方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回のコラムでは、浅草三社祭の歴史や由来、2024年の浅草三社祭はいつどこで行われるのか、お祭りの内容や楽しみ方などについてご紹介します。 また、刺青の人が多くて怖い?という噂にも迫ってみたいと思います。
浅草三社祭(あさくささんじゃまつり)は、浅草神社の祭礼です。 日枝神社の山王祭、神田神社の神田祭とともに、「江戸三大祭」のひとつに数えられ、伝統ある有名なお祭りです。
浅草神社は浅草寺本堂の東隣にある神社で、浅草寺の創建に力を尽くした土師真中知(はじのまなかち)、檜前浜成(ひのくまのはまなり)、檜前竹成(ひのくまのたけなり)を主祭神としています。浅草神社は以前、三社大権現社または三社明神社と呼ばれており、これが「浅草三社祭」という名前の由来になりました。
浅草三社祭は、とても古い歴史を持っています。かつては観音祭・船祭・示現会にわかれており、正和元年(1312年)から船祭が始められたといわれています。江戸時代は、浅草寺と一体となったお祭りであり、「観音祭」や「浅草祭」と呼ばれていました。明治時代に行われた神仏分離により、浅草寺と分離してからは、浅草神社単体での祭りとなりました。
現代の浅草三社祭は、神社に奉納されている3基の「本社神輿(ほんじゃみこし)」を担ぎ出す「宮出し」や、みこしを担いで町を練り歩く「渡御」などが魅力であり、下町浅草が一年で最も活気づく時期となっています。江戸の風情を感じられる、夏の風物詩といえます。
浅草三社祭は、日本人だけでなく、外国の方からも大きな関心を集めています。コロナ禍においては規模を縮小して行っていましたが、2023年からは例年通りの開催となりました。
現在では、5月第3週の金・土・日曜日に行われている浅草三社祭。 2024年は、5月17日(金)・18日(土)・19日(日)に開催される予定です。
会場は、浅草神社です。会場の詳しい情報は、以下のとおりです。
・住所:〒111-0032 東京都台東区浅草2-3-1
・アクセス: ・東京メトロ銀座線 浅草駅 徒歩7分 ・東武スカイツリーライン 浅草駅 徒歩7分 ・都営地下鉄浅草線 浅草駅 徒歩9分 ・つくばエクスプレス 浅草駅 徒歩7分
・電話番号:03-3844-1575
ここからは、浅草三社祭の具体的な内容をご紹介します。 1日目・2日目・3日目と、それぞれ魅力がありますよ。
1日目に注目したいイベントは、「大行列」と「びんざさら舞」の2つです。「大行列」は、お囃子屋台や鳶頭木遣り(かしらきやり)・手古舞(てこまい)などが行列を作って浅草を練り歩く華やかなイベントです。「びんざさら舞」は、伝統芸能のひとつで、無形文化財にも登録されています。
なお、大行列は雨天中止となります。
2日目の大きなイベントは、「町内神輿連合渡御(ちょうないみこしれんごうとぎょう)」です。浅草神社の周辺の44の町から100基のお神輿が出され、神社から町へと繰り出していきます。このとき、ぜひ「魂振り(たまふり)」をチェックしてみましょう!魂振りは、神輿を上下左右に荒々しく揺らすもので、五穀豊穣や健康祈願につながると信じられてきました。
3日目は、お祭りの一番の見どころでもある「本社神輿各町渡御(ほんしゃみこしかくちょうとぎょ)」が行われます。3基のお神輿が神社を出発し、町を歩いていき、熱気は最高潮に達します。2日目のお神輿よりもサイズが大きいところが特徴です。
浅草三社祭は「刺青の人が多くて怖い?」という噂を聞いたことがあるかもしれません。2007年に「三社祭で神輿をかつぐ30数団体のうち、実に7割が暴力団員である」などと報じられたこともあります。理由としては、地域柄、刺青男女の絶対数が多かったのかもしれないというものが考えられています。
しかし、2015年に「刺青を見せて神輿をかついではいけない」という規制が設けられました。
結論として、現在のお祭は怖くありませんが、江戸っ子らしい喧嘩っ早さやその空気感は感じられます。ただし、多くの人が集まるため、混雑する場所や、子ども連れの場合は注意するようにしてくださいね。
浅草三社祭の見所は、多くのお神輿を見ることができる「町内神輿連合渡御」と、3つの大きなお神輿が町を歩く「本社神輿各町渡御」です。担ぎ手たちの活気あふれるかけ声に注目してみるのも、よりお祭りを楽しむことができるおすすめ鑑賞法です。
なお、浅草三社祭は150~200万人ほどが集まるといわれています。特に2日目、3日目は雷門通りがとても込み合いますので、人や神輿の移動の邪魔にならないように気をつけてくださいね。また、神社やお寺は神聖な場所であり、一般の人が入ってはいけないところもあります。マナーを守って、楽しく鑑賞しましょう。
今回のコラムでは、浅草三社祭の歴史や見どころなどをご紹介しました。浅草三社祭は、江戸の風情や活気といった文化が味わえる魅力たっぷりのお祭りです。 気候も良い5月、ぜひ浅草三社祭に行ってみてはいかがでしょうか?
みなさんは、「浅草三社祭」というお祭りを知っていますか?歴史あるお祭りで、江戸の三大祭りのひとつにも数えられています。
浅草に住んでいる・浅草によく遊びに行く、という方にはなじみのあるお祭りかもしれませんが、あまりよく知らない、という方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回のコラムでは、浅草三社祭の歴史や由来、2024年の浅草三社祭はいつどこで行われるのか、お祭りの内容や楽しみ方などについてご紹介します。
また、刺青の人が多くて怖い?という噂にも迫ってみたいと思います。
目次
江戸の活気を感じよう。浅草三社祭とは
浅草三社祭(あさくささんじゃまつり)は、浅草神社の祭礼です。
日枝神社の山王祭、神田神社の神田祭とともに、「江戸三大祭」のひとつに数えられ、伝統ある有名なお祭りです。
浅草神社は浅草寺本堂の東隣にある神社で、浅草寺の創建に力を尽くした土師真中知(はじのまなかち)、檜前浜成(ひのくまのはまなり)、檜前竹成(ひのくまのたけなり)を主祭神としています。浅草神社は以前、三社大権現社または三社明神社と呼ばれており、これが「浅草三社祭」という名前の由来になりました。
浅草三社祭は、とても古い歴史を持っています。かつては観音祭・船祭・示現会にわかれており、正和元年(1312年)から船祭が始められたといわれています。江戸時代は、浅草寺と一体となったお祭りであり、「観音祭」や「浅草祭」と呼ばれていました。明治時代に行われた神仏分離により、浅草寺と分離してからは、浅草神社単体での祭りとなりました。
現代の浅草三社祭は、神社に奉納されている3基の「本社神輿(ほんじゃみこし)」を担ぎ出す「宮出し」や、みこしを担いで町を練り歩く「渡御」などが魅力であり、下町浅草が一年で最も活気づく時期となっています。江戸の風情を感じられる、夏の風物詩といえます。
浅草三社祭は、日本人だけでなく、外国の方からも大きな関心を集めています。コロナ禍においては規模を縮小して行っていましたが、2023年からは例年通りの開催となりました。
2024年の浅草三社祭はいつ?
現在では、5月第3週の金・土・日曜日に行われている浅草三社祭。
2024年は、5月17日(金)・18日(土)・19日(日)に開催される予定です。
会場は、浅草神社です。会場の詳しい情報は、以下のとおりです。
・住所:〒111-0032 東京都台東区浅草2-3-1
・アクセス:
・東京メトロ銀座線 浅草駅 徒歩7分 ・東武スカイツリーライン 浅草駅 徒歩7分 ・都営地下鉄浅草線 浅草駅 徒歩9分 ・つくばエクスプレス 浅草駅 徒歩7分
・電話番号:03-3844-1575
開催期間の祭りの内容
ここからは、浅草三社祭の具体的な内容をご紹介します。
1日目・2日目・3日目と、それぞれ魅力がありますよ。
1日目
1日目に注目したいイベントは、「大行列」と「びんざさら舞」の2つです。「大行列」は、お囃子屋台や鳶頭木遣り(かしらきやり)・手古舞(てこまい)などが行列を作って浅草を練り歩く華やかなイベントです。「びんざさら舞」は、伝統芸能のひとつで、無形文化財にも登録されています。
なお、大行列は雨天中止となります。
2日目
2日目の大きなイベントは、「町内神輿連合渡御(ちょうないみこしれんごうとぎょう)」です。浅草神社の周辺の44の町から100基のお神輿が出され、神社から町へと繰り出していきます。このとき、ぜひ「魂振り(たまふり)」をチェックしてみましょう!魂振りは、神輿を上下左右に荒々しく揺らすもので、五穀豊穣や健康祈願につながると信じられてきました。
3日目
3日目は、お祭りの一番の見どころでもある「本社神輿各町渡御(ほんしゃみこしかくちょうとぎょ)」が行われます。3基のお神輿が神社を出発し、町を歩いていき、熱気は最高潮に達します。2日目のお神輿よりもサイズが大きいところが特徴です。
刺青の人が多くて怖い?噂の真相
浅草三社祭は「刺青の人が多くて怖い?」という噂を聞いたことがあるかもしれません。2007年に「三社祭で神輿をかつぐ30数団体のうち、実に7割が暴力団員である」などと報じられたこともあります。理由としては、地域柄、刺青男女の絶対数が多かったのかもしれないというものが考えられています。
しかし、2015年に「刺青を見せて神輿をかついではいけない」という規制が設けられました。
結論として、現在のお祭は怖くありませんが、江戸っ子らしい喧嘩っ早さやその空気感は感じられます。ただし、多くの人が集まるため、混雑する場所や、子ども連れの場合は注意するようにしてくださいね。
浅草三社祭の楽しみ方
浅草三社祭の見所は、多くのお神輿を見ることができる「町内神輿連合渡御」と、3つの大きなお神輿が町を歩く「本社神輿各町渡御」です。担ぎ手たちの活気あふれるかけ声に注目してみるのも、よりお祭りを楽しむことができるおすすめ鑑賞法です。
なお、浅草三社祭は150~200万人ほどが集まるといわれています。特に2日目、3日目は雷門通りがとても込み合いますので、人や神輿の移動の邪魔にならないように気をつけてくださいね。また、神社やお寺は神聖な場所であり、一般の人が入ってはいけないところもあります。マナーを守って、楽しく鑑賞しましょう。
浅草三社祭で江戸の文化を味わいましょう
今回のコラムでは、浅草三社祭の歴史や見どころなどをご紹介しました。浅草三社祭は、江戸の風情や活気といった文化が味わえる魅力たっぷりのお祭りです。
気候も良い5月、ぜひ浅草三社祭に行ってみてはいかがでしょうか?