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Aloha! こんにちは 今回のテーマは、 南国ムードたっぷりのアロハシャツ! ハワイらしいデザインはもちろん、着心地の良さからも今や数あるハワイ土産の中でも定番中の定番! さて、そんなアロハシャツですが、日本と深い関係があるのをご存知でしたか?
このコラムでは、アロハシャツの誕生の歴史や背景を探りながら、その魅力をお伝えします。
南国らしいデザインをあしらい、おしゃれでゆったり、着心地抜群のアロハシャツ。 アロハシャツは、冠婚葬祭はもちろん、ビジネスシーンでも着用され、ハワイでは男性のフォーマル着(正装)とされています。
ハワイの人々が誇るべく伝統的なアロハシャツ。 いったいどんなふうに誕生したのか、その背景と歴史を訪ねてみましょう。
アロハシャツの起源は、1800年代のハワイの農作業服「パラカ」が有力だと言われています。 そのパラカは、ヨーロッパの船員らが着ていた長袖の青いチェック柄の開襟シャツから生まれたのだとか。
さて、日本人が正式移民としてハワイに住み着いたとされるのが1885年。 仕事と言えば専らサトウキビ栽培で、その当時ハワイの人々が作業着としていたのが木綿生地のパラカシャツでした。
このパラカが、アロハシャツの誕生のきっかけ、生みの親⁈となる訳です。
当時の日本人の服装と言えば、和服。 しかしハワイに移住した労働者たちにとって、着物はハワイの気候とマッチせず… ハワイではパラカを着ている人が多かったこと、そして日本の木綿絣に似ていたことから、パラカを愛用する日本人労働者も増えていきました。
そんな中考案されたのが、着物をリメイクするパラカ風シャツ!
日本から持参した和服(着物)を再利用し、子ども用のシャツを作ったり、パラカ風シャツに仕立て直したのだとか。 この斬新とも言うべくアイディアこそが、アロハシャツの誕生の大きなきっかけとなりました。
1860年代以降、日系や中国系などの国々の布地を用いてシャツを作り上げるいわゆる仕立て屋が次々と誕生。 日本で言えば浴衣地をベースに、中国からはカラフルな絹織物、サモアのカパ模様をあしらったもの等々、独自のスタイルがハワイに持ち込まれたのです。
ハワイへの一移住者の宮本長太郎は、1904年に日本の反物からシャツを生産する服飾会社【ムサシヤ】をホノルルに創業しました。 その後、息子の孝一郎が【ムサシヤ・ショーテン】の名で会社を運営していくことに。 1920年頃から新聞広告に掲載されるようになったのですが、下駄を履いて笑った日本人のイラストとおかしな英語文法での広告が人々にインパクトを与えたのでしょうか?世界各地からも注文が入ってきたと言います。 観光客が増え始めた1935年、ホノルル・アドバタイザー紙に初めて、「アロハシャツ」という呼び方で登場しました。
1937年には、中国系商人エラリー・チャンが「アロハシャツ」という名称で商標登録。 これがアロハシャツの本格的な出発点となったのです。
現在では、当たり前のようにアロハシャツという名で呼んでいますが、あくまでもそれは商品名。 正式名称は【ハワイアンシャツ】なんです!
ローカルにとって誇るべきハワイの伝統衣服アロハシャツ。 アロハシャツと深い関係のある【アロハフライデー】や、ハワイにおけるアロハシャツの位置づけをご存知ですか? アロハシャツとローカルの関係について見てみましょう。
“金曜日も元気に学校や仕事に行けるように” ハワイでは金曜日は、「アロハフライデー(Aloha Friday)」と呼ばれ、アロハシャツはもちろん、カジュアルスタイルで仕事をしましょう!という習慣があります。 (1960年代半ば頃、ハワイ銀行が従業員にアロハシャツの着用を認めることで、仕事の効率化を図ったのだとか。) スーツスタイルから緊張が解き放たれ、気分爽快で仕事ができるという効果を狙ったのでしょう。
このアロハフライデーのアイディア。 日本のカジュアルデーやクールビズにも少し似ているかもしれませんね。
また、お互いの一週間にお疲れ様!また来週!という意味を込め、 “さようなら(アロハ)”の日ということで、アロハフライデーという言葉が使われます。
ハワイのホテルやレストランのスタッフ、イベントなどの司会者の多くは、必ずと言ってよいほど、アロハシャツを着用しています。 その一方で、ローカルは普段着としてアロハシャツを着ることは珍しいと言います。 なぜでしょう?
ローカルの方たちにとって、 アロハシャツを着る=シャツとネクタイを身に付ける つまり、正装と見なされているから。アロハシャツにスラックスと革靴を合わせることで、ビジネスシーンや冠婚葬祭の際のフォーマル着とされています。
アロハシャツには、短パンとサンダル! このスタイルは、ハワイを訪れる観光客の発想から生まれたのかもしれませんね。
日本とハワイの絆とも言えるアロハシャツ。 アロハシャツって実際にどんなものなのか、その特徴や魅力をご紹介しましょう。
アロハシャツの特徴を簡単にまとめると…
ところで、沖縄で普及しているかりゆしウェアってご存知ですか? (沖縄の暑い夏を快適に過ごす目的で作られ、当初は沖縄シャツの名称だったのだとか。)実はこのかりゆしウェアは、日本と深い関係のあるアロハシャツをモチーフとして作られたため、形状やデザインがよく似ています。 平成12年にかりゆしウェアと命名され、九州・沖縄サミットで各国首脳が着用したことは有名です。 アロハシャツもかりゆしウェアも、正装としてみなされる点では似ている部分がありますね。
シャツと呼ばれるものに必ず付いているものって何でしょう? 正解は、ボタン! アロハシャツには様々なボタンが施されていますが、定番と言えば、ヤシの実を削って作られたココナッツボタン。 深みのある茶色が穏やかな表情を見せ、なめらかでマットな質感がアロハシャツと相性抜群なのです。
その他にも、
などがあります。
アロハシャツの胸のあたりに付いているものは? 正解は、ポケット。 一見、素人目には気づかないアロハシャツの大切なポイントがあります。 それはアロハシャツの胸ポケットの柄は、地の柄とわざわざ合わせていること。 柄合せには、生地を贅沢に多めに使うことや、胸ポケットと前身頃の柄をきれいに合わせる高度な縫製技術が重要と言われます。
アロハシャツが良質かを見極めるポイントは、この柄合せにあり!なのです。
男性の正装とされつつ、カジュアルにも着こなせる人気の高いアロハシャツ。 アロハシャツはまさに、日本の和服とハワイのパラカの絶妙なコラボレーション! 誕生から長い年月を経て、大切に受け継がれているハワイの伝統文化なのです。
ハワイに関わる様々なデザインはもちろん、ボタンやポケットなどの細部に渡る、こだわりなど、アロハシャツの魅力はたっぷり。
ぜひこれを機に、自分にあったお気に入りのアロハシャツを見つけてみてはいかがでしょうか。
お気に入りのアロハシャツをぜひ探してみて!詳しくは コチラ
Aloha! こんにちは
今回のテーマは、 南国ムードたっぷりのアロハシャツ!
ハワイらしいデザインはもちろん、着心地の良さからも今や数あるハワイ土産の中でも定番中の定番!
さて、そんなアロハシャツですが、日本と深い関係があるのをご存知でしたか?
このコラムでは、アロハシャツの誕生の歴史や背景を探りながら、その魅力をお伝えします。
目次
アロハシャツってどんなもの?
南国らしいデザインをあしらい、おしゃれでゆったり、着心地抜群のアロハシャツ。
アロハシャツは、冠婚葬祭はもちろん、ビジネスシーンでも着用され、ハワイでは男性のフォーマル着(正装)とされています。
ハワイの人々が誇るべく伝統的なアロハシャツ。
いったいどんなふうに誕生したのか、その背景と歴史を訪ねてみましょう。
アロハシャツの歴史
①アロハシャツの誕生の背景
アロハシャツの起源は、1800年代のハワイの農作業服「パラカ」が有力だと言われています。
そのパラカは、ヨーロッパの船員らが着ていた長袖の青いチェック柄の開襟シャツから生まれたのだとか。
さて、日本人が正式移民としてハワイに住み着いたとされるのが1885年。
仕事と言えば専らサトウキビ栽培で、その当時ハワイの人々が作業着としていたのが木綿生地のパラカシャツでした。
このパラカが、アロハシャツの誕生のきっかけ、生みの親⁈となる訳です。
②古くなった和服(着物)をリメイクした「パラカ」風シャツ!
当時の日本人の服装と言えば、和服。
しかしハワイに移住した労働者たちにとって、着物はハワイの気候とマッチせず…
ハワイではパラカを着ている人が多かったこと、そして日本の木綿絣に似ていたことから、パラカを愛用する日本人労働者も増えていきました。
そんな中考案されたのが、着物をリメイクするパラカ風シャツ!
日本から持参した和服(着物)を再利用し、子ども用のシャツを作ったり、パラカ風シャツに仕立て直したのだとか。
この斬新とも言うべくアイディアこそが、アロハシャツの誕生の大きなきっかけとなりました。
③日系・中国系移民による呉服屋との関わり
1860年代以降、日系や中国系などの国々の布地を用いてシャツを作り上げるいわゆる仕立て屋が次々と誕生。
日本で言えば浴衣地をベースに、中国からはカラフルな絹織物、サモアのカパ模様をあしらったもの等々、独自のスタイルがハワイに持ち込まれたのです。
④観光客に人気を博した「アロハシャツ」~ムサシヤ創業からアロハシャツの誕生へ~
ハワイへの一移住者の宮本長太郎は、1904年に日本の反物からシャツを生産する服飾会社【ムサシヤ】をホノルルに創業しました。
その後、息子の孝一郎が【ムサシヤ・ショーテン】の名で会社を運営していくことに。
1920年頃から新聞広告に掲載されるようになったのですが、下駄を履いて笑った日本人のイラストとおかしな英語文法での広告が人々にインパクトを与えたのでしょうか?世界各地からも注文が入ってきたと言います。
観光客が増え始めた1935年、ホノルル・アドバタイザー紙に初めて、「アロハシャツ」という呼び方で登場しました。
1937年には、中国系商人エラリー・チャンが「アロハシャツ」という名称で商標登録。
これがアロハシャツの本格的な出発点となったのです。
現在では、当たり前のようにアロハシャツという名で呼んでいますが、あくまでもそれは商品名。
正式名称は【ハワイアンシャツ】なんです!
ローカルへの定着
ローカルにとって誇るべきハワイの伝統衣服アロハシャツ。
アロハシャツと深い関係のある【アロハフライデー】や、ハワイにおけるアロハシャツの位置づけをご存知ですか?
アロハシャツとローカルの関係について見てみましょう。
①アロハフライデーとは?
“金曜日も元気に学校や仕事に行けるように”
ハワイでは金曜日は、「アロハフライデー(Aloha Friday)」と呼ばれ、アロハシャツはもちろん、カジュアルスタイルで仕事をしましょう!という習慣があります。
(1960年代半ば頃、ハワイ銀行が従業員にアロハシャツの着用を認めることで、仕事の効率化を図ったのだとか。)
スーツスタイルから緊張が解き放たれ、気分爽快で仕事ができるという効果を狙ったのでしょう。
このアロハフライデーのアイディア。
日本のカジュアルデーやクールビズにも少し似ているかもしれませんね。
また、お互いの一週間にお疲れ様!また来週!という意味を込め、 “さようなら(アロハ)”の日ということで、アロハフライデーという言葉が使われます。
②正装として定着した背景
ハワイのホテルやレストランのスタッフ、イベントなどの司会者の多くは、必ずと言ってよいほど、アロハシャツを着用しています。
その一方で、ローカルは普段着としてアロハシャツを着ることは珍しいと言います。
なぜでしょう?
ローカルの方たちにとって、
アロハシャツを着る=シャツとネクタイを身に付ける
つまり、正装と見なされているから。アロハシャツにスラックスと革靴を合わせることで、ビジネスシーンや冠婚葬祭の際のフォーマル着とされています。
アロハシャツには、短パンとサンダル!
このスタイルは、ハワイを訪れる観光客の発想から生まれたのかもしれませんね。
アロハシャツの特徴や魅力
日本とハワイの絆とも言えるアロハシャツ。
アロハシャツって実際にどんなものなのか、その特徴や魅力をご紹介しましょう。
①アロハシャツの特徴
アロハシャツの特徴を簡単にまとめると…
ところで、沖縄で普及しているかりゆしウェアってご存知ですか?
(沖縄の暑い夏を快適に過ごす目的で作られ、当初は沖縄シャツの名称だったのだとか。)実はこのかりゆしウェアは、日本と深い関係のあるアロハシャツをモチーフとして作られたため、形状やデザインがよく似ています。
平成12年にかりゆしウェアと命名され、九州・沖縄サミットで各国首脳が着用したことは有名です。
アロハシャツもかりゆしウェアも、正装としてみなされる点では似ている部分がありますね。
②ボタン(ココナッツやシェルなど)
シャツと呼ばれるものに必ず付いているものって何でしょう?
正解は、ボタン!
アロハシャツには様々なボタンが施されていますが、定番と言えば、ヤシの実を削って作られたココナッツボタン。
深みのある茶色が穏やかな表情を見せ、なめらかでマットな質感がアロハシャツと相性抜群なのです。
その他にも、
などがあります。
③ポケットの特徴~柄合せ~
アロハシャツの胸のあたりに付いているものは?
正解は、ポケット。
一見、素人目には気づかないアロハシャツの大切なポイントがあります。
それはアロハシャツの胸ポケットの柄は、地の柄とわざわざ合わせていること。
柄合せには、生地を贅沢に多めに使うことや、胸ポケットと前身頃の柄をきれいに合わせる高度な縫製技術が重要と言われます。
アロハシャツが良質かを見極めるポイントは、この柄合せにあり!なのです。
魅力たっぷり!アロハシャツのすすめ
男性の正装とされつつ、カジュアルにも着こなせる人気の高いアロハシャツ。
アロハシャツはまさに、日本の和服とハワイのパラカの絶妙なコラボレーション!
誕生から長い年月を経て、大切に受け継がれているハワイの伝統文化なのです。
ハワイに関わる様々なデザインはもちろん、ボタンやポケットなどの細部に渡る、こだわりなど、アロハシャツの魅力はたっぷり。
ぜひこれを機に、自分にあったお気に入りのアロハシャツを見つけてみてはいかがでしょうか。
お気に入りのアロハシャツをぜひ探してみて!詳しくは コチラ