人気のキーワード
★隙間時間にコラムを読むならアプリがオススメ★
朝の空気が冷たくなり、年の瀬の足音が聞こえてきますね。そろそろ大掃除を意識する時期ではないでしょうか。
浄らかな空間で新年を迎えるための大掃除は、歳末に行う恒例行事として私たちの生活に根付いています。
年末はなにかと慌ただしくなりがちですが、一年分の穢れを落とす大掃除は、念入りに行いたいものです。
そこで、今回は大掃除のポイントをご紹介!いつものお掃除とは少し違うからこそ見逃してしまうようなポイントもまとめて解説いたします。
コツを抑え、計画的&スムーズに大掃除を済ませて、凛とした気持ちで新年をお迎えしましょう。
年末の大掃除は、歳神様(年神様)を迎えるために行う日本独自の風習です。歳神様とは新年の福徳をもたらし、家々の守護を統べる存在になります。
大掃除の起源は平安時代の宮中行事「煤払い(すすばらい)」にあるといわれています。今でも各地の神社で行われているというこの行事は、神棚から台所そして各々のお部屋を「清め竹」と呼ばれる葉や藁を付けた笹竹で掃除していくもので、お浄めの意味も含んだ行事なのだそう。
毎年なんとなくやらなくちゃ、という気持ちで大掃除を行っていた方も少なくないはず。大掃除の意味を知ると、一層丁寧に掃除をしようという気持ちが湧いてきませんか?
毎年12月13日は正月事始めと言い、お正月の準備を始める日となっています。大掃除は、正月事始めから12月28日までのあいだに終わらせることが古くからの習慣のため、早めに年末のスケジュールを立てておくのをおすすめします。
ただ、快く歳神様にお越しいただくためには、以下の日は避けなければいけません。
▼避けたほうがいいといわれる日
1年間のケガレをはらう大掃除の機会ですから、余裕をもって臨めるような日取りで行いたいものですね。
12月13日と聞くと掃除のスタートとしては少し早い気がしますが、年末に向けて大掃除の準備と、歳神様を迎えるための心構えを始めていきましょう!
何かと忙しい年の瀬は、計画的に行わなければうまく進行しづらいもの。そのために、大掃除は取り掛かる前に、しっかりと準備をしておきましょう。
効率良く、確実に大掃除を済ませるためには、しっかりとしたスケジュールとチェックリストの準備が欠かせません。
大掃除の進行をスムーズにするためにスケジュールを、掃除の進捗管理と達成感を得るためにチェックリストが必要です。以下の内容を踏まえて、事前に作っておきましょう。
スケジュールの作り方
チェックリストの作り方
行程を確認することを意識すると、効率よく掃除を進められます。ご家庭に合わせて、アレンジして活用してみてくださいね。
掃除の前の準備で、早めに進めることもできます。始める前に必要な道具や洗剤をあらかじめ用意しておけば、掃除の途中で道具を探す手間や、買い出しのための外出も防げます。
掃除道具も久しぶりに使うものがあると思います。せっかく立てた計画が台無しにならないよう、大掃除の前に点検を行うのもいいですね。
家中隅々まで丁寧にお掃除をしていく中で、特に重要だといわれているのが「玄関」。玄関は幸せを呼び込む入口、そして、歳神様をお迎えする場所としての役割を果たすものです。それから廊下、各部屋、窓の順に通り抜けるといわれています。歳神様の通り道になる場所をイメージして、掃除をすすめてみてください。
歳神様が家の中を巡る姿を想像しながら掃除する場所を決めておけば、効率的に大掃除を行えるだけでなく、心を込めて一つ一つ丁寧に掃除ができて、家の中を通った歳神様の笑顔が目に浮かんできそうですね。
ここからは取り入れると差がつく、効果的な大掃除のコツを紹介していきます。
■役割分担する
家族など複数人で掃除を行う場合、窓や床など、場所ごとに役割を分担するのが効果的です。
■不要なものを先に処分する
物が多すぎて収納しきれていない場合は、掃除前にまず不用品を処分。掃除の時、物の移動がスムーズになり、大掃除の時間を短縮できます。
■掃除は「上から下へ」、「奥から手前へ」に
ホコリは上から下へと落ちる性質があります。高い場所から掃除を始めることで、床などの掃除が二度手間になるのを防げます。同様に、部屋の奥側から出入り口に向かって掃除することで、掃除した場所を汚すことがありません。
■洗剤のつけ置き時間を活用する
頑固な汚れには洗剤をなじませておき、つけ置き時間に他の作業を行うことで、効率よく掃除を進めることができます。
■決めた時間内での作業を心がける
完璧にやりきることも大事ですが、大掃除は時間を決めて取り組むことがポイント。一箇所にこだわりすぎず、時間が来たら一旦終了し、別の日に回すのもよいかもしれません。
玄関やキッチン、トイレなど部屋によって掃除のコツがあります。ここからはお部屋別にご紹介していきます。
■玄関
玄関は家の出入り口となる一番大事な場所です。また同時に厄落としの場所とされていて、外から入ってくる厄を最初に落とす場所ですので丁寧に掃除をしてみてください。
■水場
台所や浴室・シンクの排水溝などの水場は、陰気がたまるとも言われるように大変汚れが付きやすい場所です。大掃除にくわえ、日頃からのお掃除も欠かさず、きれいにしておきたいポイントですね。
大掃除を済ませたら、いよいよお正月の準備のしめに取り掛かりましょう。
門松やしめ飾り・鏡餅などの正月飾りは、歳神様をお迎えするのにふさわしい場所を示す目印の役割をしてくれる大切なものです。
特にしめ飾りは人目がつきやすい玄関に飾られるので、その場の雰囲気やデザインに併せたもので揃えたいですね。岩座では、種類豊富なしめ飾りをご用意しておりますので、ご自宅の雰囲気に合ったしめ飾りで玄関を彩ってみてください。
正月飾りを飾っておくのは松の内が終わるまでの間といわれていて、外したしめ飾りは神社のどんど焼きでお焚き上げをしていただくのが理想です。また、どんど焼きの火にあたるとご利益があるともいわれています。近所で行われている際にはぜひご参加のうえ、感謝をもって歳神様を見送りましょう。
清浄な空間をつくるために、ひと手間加えるのはいかがでしょうか。出入口である玄関は、厄も運気も出入りしやすい場所。盛り塩をおくことで、厄を寄せ付けないと言われています。
また、盛り塩は悪い気を吸い、ためる性質がありますので、新年に向けて新しい塩に交換しておくことも大事です。岩座では干支に因んだ盛塩皿など、盛り塩に関する雑貨を豊富に取り揃えています。ぜひ、お部屋の空間やインテリアに合ったものを活用してみてくださいね。
今回は大掃除のコツについて紹介してきましたが、一番大切なのは歳神様とともにやってくる新年をお迎えする心です。
早めの準備とお掃除で心身ともにゆとりを持たせて、浄らかな心と空間で新しい年をお迎えしましょう。
朝の空気が冷たくなり、年の瀬の足音が聞こえてきますね。
そろそろ大掃除を意識する時期ではないでしょうか。
浄らかな空間で新年を迎えるための大掃除は、歳末に行う恒例行事として私たちの生活に根付いています。
年末はなにかと慌ただしくなりがちですが、一年分の穢れを落とす大掃除は、念入りに行いたいものです。
そこで、今回は大掃除のポイントをご紹介!
いつものお掃除とは少し違うからこそ見逃してしまうようなポイントもまとめて解説いたします。
コツを抑え、計画的&スムーズに大掃除を済ませて、凛とした気持ちで新年をお迎えしましょう。
目次
大掃除に臨むための心構え
年末の大掃除は、歳神様(年神様)を迎えるために行う日本独自の風習です。歳神様とは新年の福徳をもたらし、家々の守護を統べる存在になります。
大掃除の起源は平安時代の宮中行事「煤払い(すすばらい)」にあるといわれています。
今でも各地の神社で行われているというこの行事は、神棚から台所そして各々のお部屋を「清め竹」と呼ばれる葉や藁を付けた笹竹で掃除していくもので、お浄めの意味も含んだ行事なのだそう。
毎年なんとなくやらなくちゃ、という気持ちで大掃除を行っていた方も少なくないはず。
大掃除の意味を知ると、一層丁寧に掃除をしようという気持ちが湧いてきませんか?
大掃除の日取りは?掃除してはいけない日はある?
毎年12月13日は正月事始めと言い、お正月の準備を始める日となっています。
大掃除は、正月事始めから12月28日までのあいだに終わらせることが古くからの習慣のため、早めに年末のスケジュールを立てておくのをおすすめします。
ただ、快く歳神様にお越しいただくためには、以下の日は避けなければいけません。
▼避けたほうがいいといわれる日
江戸時代からのゲン担ぎで、「苦」に繋がる9日がつく日は大きな何かを始めるのはよくないとされていたようです。
1年間のケガレをはらう大掃除の機会ですから、余裕をもって臨めるような日取りで行いたいものですね。
12月13日と聞くと掃除のスタートとしては少し早い気がしますが、年末に向けて大掃除の準備と、歳神様を迎えるための心構えを始めていきましょう!
大掃除に取り掛かる前に、準備すること
何かと忙しい年の瀬は、計画的に行わなければうまく進行しづらいもの。そのために、大掃除は取り掛かる前に、しっかりと準備をしておきましょう。
スケジュールとチェックリストを作る
効率良く、確実に大掃除を済ませるためには、しっかりとしたスケジュールとチェックリストの準備が欠かせません。
大掃除の進行をスムーズにするためにスケジュールを、掃除の進捗管理と達成感を得るためにチェックリストが必要です。
以下の内容を踏まえて、事前に作っておきましょう。
スケジュールの作り方
チェックリストの作り方
行程を確認することを意識すると、効率よく掃除を進められます。
ご家庭に合わせて、アレンジして活用してみてくださいね。
必要な道具を揃える
掃除の前の準備で、早めに進めることもできます。
始める前に必要な道具や洗剤をあらかじめ用意しておけば、
掃除の途中で道具を探す手間や、買い出しのための外出も防げます。
掃除道具も久しぶりに使うものがあると思います。
せっかく立てた計画が台無しにならないよう、大掃除の前に点検を行うのもいいですね。
歳神様の通り道を意識して
家中隅々まで丁寧にお掃除をしていく中で、特に重要だといわれているのが「玄関」。
玄関は幸せを呼び込む入口、そして、歳神様をお迎えする場所としての役割を果たすものです。それから廊下、各部屋、窓の順に通り抜けるといわれています。
歳神様の通り道になる場所をイメージして、掃除をすすめてみてください。
歳神様が家の中を巡る姿を想像しながら掃除する場所を決めておけば、効率的に大掃除を行えるだけでなく、心を込めて一つ一つ丁寧に掃除ができて、家の中を通った歳神様の笑顔が目に浮かんできそうですね。
効果に差がつく!お掃除のコツ
ここからは取り入れると差がつく、効果的な大掃除のコツを紹介していきます。
コツをおさえて効率的に
■役割分担する
家族など複数人で掃除を行う場合、窓や床など、場所ごとに役割を分担するのが効果的です。
■不要なものを先に処分する
物が多すぎて収納しきれていない場合は、掃除前にまず不用品を処分。
掃除の時、物の移動がスムーズになり、大掃除の時間を短縮できます。
■掃除は「上から下へ」、「奥から手前へ」に
ホコリは上から下へと落ちる性質があります。
高い場所から掃除を始めることで、床などの掃除が二度手間になるのを防げます。
同様に、部屋の奥側から出入り口に向かって掃除することで、掃除した場所を汚すことがありません。
■洗剤のつけ置き時間を活用する
頑固な汚れには洗剤をなじませておき、つけ置き時間に他の作業を行うことで、効率よく掃除を進めることができます。
■決めた時間内での作業を心がける
完璧にやりきることも大事ですが、大掃除は時間を決めて取り組むことがポイント。
一箇所にこだわりすぎず、時間が来たら一旦終了し、別の日に回すのもよいかもしれません。
お部屋別、掃除のポイント
玄関やキッチン、トイレなど部屋によって掃除のコツがあります。
ここからはお部屋別にご紹介していきます。
■玄関
玄関は家の出入り口となる一番大事な場所です。
また同時に厄落としの場所とされていて、外から入ってくる厄を最初に落とす場所ですので丁寧に掃除をしてみてください。
また、ビニール製のクッションフロアの場合は傷や継ぎ目に水がしみこまないよう注意が必要です。
■水場
台所や浴室・シンクの排水溝などの水場は、陰気がたまるとも言われるように大変汚れが付きやすい場所です。大掃除にくわえ、日頃からのお掃除も欠かさず、きれいにしておきたいポイントですね。
大掃除を終えたら
大掃除を済ませたら、いよいよお正月の準備のしめに取り掛かりましょう。
正月飾りの準備
門松やしめ飾り・鏡餅などの正月飾りは、歳神様をお迎えするのにふさわしい場所を示す目印の役割をしてくれる大切なものです。
特にしめ飾りは人目がつきやすい玄関に飾られるので、その場の雰囲気やデザインに併せたもので揃えたいですね。岩座では、種類豊富なしめ飾りをご用意しておりますので、ご自宅の雰囲気に合ったしめ飾りで玄関を彩ってみてください。
正月飾りを飾っておくのは松の内が終わるまでの間といわれていて、外したしめ飾りは神社のどんど焼きでお焚き上げをしていただくのが理想です。
また、どんど焼きの火にあたるとご利益があるともいわれています。
近所で行われている際にはぜひご参加のうえ、感謝をもって歳神様を見送りましょう。
盛り塩で仕上げのお浄め
清浄な空間をつくるために、ひと手間加えるのはいかがでしょうか。
出入口である玄関は、厄も運気も出入りしやすい場所。
盛り塩をおくことで、厄を寄せ付けないと言われています。
また、盛り塩は悪い気を吸い、ためる性質がありますので、新年に向けて新しい塩に交換しておくことも大事です。
岩座では干支に因んだ盛塩皿など、盛り塩に関する雑貨を豊富に取り揃えています。
ぜひ、お部屋の空間やインテリアに合ったものを活用してみてくださいね。
まとめ
今回は大掃除のコツについて紹介してきましたが、一番大切なのは歳神様とともにやってくる新年をお迎えする心です。
早めの準備とお掃除で心身ともにゆとりを持たせて、浄らかな心と空間で新しい年をお迎えしましょう。