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『墨流し』と呼ばれる伝統芸術をご存知ですか? この夏、倭物やカヤより墨流し染めの商品が登場。
手作業で染め上げる商品は、ひとつずつ柄の出方が異なり同じ柄はふたつと存在しません。 暑い夏でも華やかに涼しく過ごせる、凛とした美しさを持つアイテムです。 こちらの記事では、伝統技術である墨流し染めの起源や制作方法とともに、一瞬の模様を移し取った一期一会の魅力あるアイテムについて紹介します。
墨流し染めとは、墨流し絵という伝統芸術が始まりとされています。 あまり聞きなれない名前ですが、どのような染め物なのでしょうか。 その起源や歴史を見ていきましょう。
墨流し染めの起源は、平安時代に偶然生まれた芸術である墨流し絵にさかのぼるとされています。 平安時代、宮中女子が川の水面に墨をおとし、流れによって生まれる模様を和紙で写し取って楽しんだ作品が、墨流し絵です。 美しい模様の一瞬を残す、平安貴族の典雅な遊びですね。
手紙文化がひろまった平安時代は、装飾に凝った和紙に想いをつづって相手に渡していました。 墨流しで染色された紙を一部に使用した『西本願寺本三十六人家集』(京都西本願寺が所蔵)は、非常に豪華な装飾が施されている歌集として有名です。三十六人家集 参考:(有)栢菅美術料紙研究所ホームページ より
そののちペルシャ(現在のイラン)へ伝わり、トルコでマーブリング技法として発展し、日本に戻ってきた技法とされています。 マーブリングは専用の水溶液に筆で顔料を落とし、串などで描いた模様を写し取る技法です。 江戸時代になると、墨以外の紅や藍を使った墨流しも行われるようになりました。 時代を経て布に染める技術が開発され、墨流し染めとして正絹の着物や浴衣の生地に使用されるようになります。
現代では、墨流し染めは着物だけでなく、スカーフやストールといった小物、ワンピースやシャツといった洋服にも使用されています。 ショッピングやカフェ、美術鑑賞などのお出かけに使用する少し特別な普段着におすすめです。 神秘的で華やかな柄が独特な魅力を放ち、思わず目が留まる墨流し染め。 手作業で染められる生地は、その制作方法から同じものがふたつとない正真正銘の一点もので、特別な存在感があります。
墨流し染めは、布に写し取られる瞬間がもっとも感動的な染め物です。 伝統的な墨流し染めは、いったいどのように制作されているのでしょうか。各工房によって違いはありますが一例を見てみましょう。
墨流し染めは、水溶液の粘度や水槽の深さ、気温や湿度などの条件が違えば、染め上がりの模様が変化します。 同じ職人でも全く同じ模様は描けないため、他に例を見ない1回限りの究極の染め物です。模様のデザインは職人の感性と作業場の環境次第で、いかようにも変化するのですね。
この夏、倭物やカヤが提案する墨流し染め商品は、ワンピース、羽織、メンズシャツです。 時間と手間をかけて作られた上品な墨流し染めの生地を使用し、着心地の良いデザインで暑い夏を涼しく乗りきれます。
倭物やカヤの墨流し染め商品は、とろりとした手触りが心地よいレーヨン生地をたっぷりと使用しています。 金色の箔がところどころにアクセントとして配置され、まるで光沢のある和紙のような仕上がりです。 墨流し染めは、ひとつひとつ柄の出方や配置が変わる正真正銘あなだだけの一点もの。凛とした上品な一枚は、高級な夏着物や浴衣と肩を並べても見劣りしません。
素材にレーヨンを使用し、暑い日も涼しく過ごせます。 レーヨンは木材パルプからできた生地で、なめらかな表面構造を持ち、心地よい肌触りが特徴です。高い吸湿性と吸水性を持つうるおいのある繊維で、触れた時にコットンよりもひんやり感じます。
ワンピース、羽織は、ゆったりとした作りでレーヨンならではの美しいドレープが特徴です。 かろやかに揺れるさまは、とても流麗。ストンと落ちるシルエットと、さらりとした着心地で肌にべたつく感じがありません。
ワンピースや羽織は、海辺や夏の旅でおおいに活躍するでしょう。 また、羽織は薄手のロングカーディガンのように使用できるため、室内のエアコン対策にも役立ちますね。
ワンピース、羽織、シャツすべての生地にUVカット加工が施されています。 UVカット加工を施したことによって、紫外線から肌を守るだけでなく暑さを和らげる効果がプラスされ、より涼しく快適に過ごせます。 羽織は、いつものファッションにつけ足すだけでおしゃれに有害な紫外線をカットできる優れものです。
墨流し染めの魅力を引き立てるシンプルなデザインで、男女問わず着用していただけます。 メンズシャツも落ち感がでやすいレーヨン生地を使用しているため、女性が着用するとゆるっと感が演出できて可愛いですね。 倭物やカヤの墨流し染め商品は、落ち着いた色味の墨流し染めとアクセントの金彩で、目を引くアイテムながら上品で着用シーンを選びません。どの商品もサッと羽織るだけで気軽に和風テイストのファッションが楽しめます。 和風テイストのファッションにチャレンジしたいけれど、浴衣や着物を着るのはハードルが高いという方は、墨流し染めの羽織やシャツからトライしてみては?
墨流し染めの美しく揺らめく柄が、歩くたびにひらりと軌跡を残す様子は、見ているだけで涼やかで見とれてしまいます。 世界にたったひとつの柄は、他の誰とも異なる特別なもの。まさにアート作品を身にまとっていると言えます。 大切な人との集まりや夏の旅にぜひお役立てくださいね。
『墨流し』と呼ばれる伝統芸術をご存知ですか?
この夏、倭物やカヤより墨流し染めの商品が登場。
手作業で染め上げる商品は、ひとつずつ柄の出方が異なり同じ柄はふたつと存在しません。
暑い夏でも華やかに涼しく過ごせる、凛とした美しさを持つアイテムです。
こちらの記事では、伝統技術である墨流し染めの起源や制作方法とともに、一瞬の模様を移し取った一期一会の魅力あるアイテムについて紹介します。
目次
墨流し染めとは
墨流し染めとは、墨流し絵という伝統芸術が始まりとされています。
あまり聞きなれない名前ですが、どのような染め物なのでしょうか。
その起源や歴史を見ていきましょう。
由来
墨流し染めの起源は、平安時代に偶然生まれた芸術である墨流し絵にさかのぼるとされています。
平安時代、宮中女子が川の水面に墨をおとし、流れによって生まれる模様を和紙で写し取って楽しんだ作品が、墨流し絵です。
美しい模様の一瞬を残す、平安貴族の典雅な遊びですね。
手紙文化がひろまった平安時代は、装飾に凝った和紙に想いをつづって相手に渡していました。
墨流しで染色された紙を一部に使用した『西本願寺本三十六人家集』(京都西本願寺が所蔵)は、非常に豪華な装飾が施されている歌集として有名です。
三十六人家集 参考:(有)栢菅美術料紙研究所ホームページ より
そののちペルシャ(現在のイラン)へ伝わり、トルコでマーブリング技法として発展し、日本に戻ってきた技法とされています。
マーブリングは専用の水溶液に筆で顔料を落とし、串などで描いた模様を写し取る技法です。
江戸時代になると、墨以外の紅や藍を使った墨流しも行われるようになりました。
時代を経て布に染める技術が開発され、墨流し染めとして正絹の着物や浴衣の生地に使用されるようになります。
現代
現代では、墨流し染めは着物だけでなく、スカーフやストールといった小物、ワンピースやシャツといった洋服にも使用されています。
ショッピングやカフェ、美術鑑賞などのお出かけに使用する少し特別な普段着におすすめです。
神秘的で華やかな柄が独特な魅力を放ち、思わず目が留まる墨流し染め。
手作業で染められる生地は、その制作方法から同じものがふたつとない正真正銘の一点もので、特別な存在感があります。
墨流し染めの制作方法
墨流し染めは、布に写し取られる瞬間がもっとも感動的な染め物です。
伝統的な墨流し染めは、いったいどのように制作されているのでしょうか。各工房によって違いはありますが一例を見てみましょう。
手順
やり直しが利かないため、職人の集中力が特に必要な作業です。
エアブラシ型の器具で、染料を水面に吹き付ける場合もあります。その際も、同じように筆などの道具で流動させて模様を作っていきます。
筆以外にも針や手、職人が自作したものを道具として使用したり、周りから風を吹かせて流動させたりと描き方はさまざまです。
すばやく一瞬で行われるこの作業は、非常にドラマティック。模様がすべて吸い取られるように転写される瞬間は、息をのむ光景です。
染料が転写された後の水槽はまっさらな透明になっています。
作業する職人たちは、どの工程もまったく手が抜けません。
染めの手順は同じでも模様はすべて異なる
墨流し染めは、水溶液の粘度や水槽の深さ、気温や湿度などの条件が違えば、染め上がりの模様が変化します。
同じ職人でも全く同じ模様は描けないため、他に例を見ない1回限りの究極の染め物です。模様のデザインは職人の感性と作業場の環境次第で、いかようにも変化するのですね。
この夏、倭物やカヤが提案する墨流し染め商品は、ワンピース、羽織、メンズシャツです。
時間と手間をかけて作られた上品な墨流し染めの生地を使用し、着心地の良いデザインで暑い夏を涼しく乗りきれます。
墨流し染めで染められたレーヨン生地をたっぷりと使用
倭物やカヤの墨流し染め商品は、とろりとした手触りが心地よいレーヨン生地をたっぷりと使用しています。
金色の箔がところどころにアクセントとして配置され、まるで光沢のある和紙のような仕上がりです。
墨流し染めは、ひとつひとつ柄の出方や配置が変わる正真正銘あなだだけの一点もの。凛とした上品な一枚は、高級な夏着物や浴衣と肩を並べても見劣りしません。
着心地
素材にレーヨンを使用し、暑い日も涼しく過ごせます。
レーヨンは木材パルプからできた生地で、なめらかな表面構造を持ち、心地よい肌触りが特徴です。高い吸湿性と吸水性を持つうるおいのある繊維で、触れた時にコットンよりもひんやり感じます。
ワンピース、羽織は、ゆったりとした作りでレーヨンならではの美しいドレープが特徴です。
かろやかに揺れるさまは、とても流麗。ストンと落ちるシルエットと、さらりとした着心地で肌にべたつく感じがありません。
ワンピースや羽織は、海辺や夏の旅でおおいに活躍するでしょう。
また、羽織は薄手のロングカーディガンのように使用できるため、室内のエアコン対策にも役立ちますね。
UVカット
ワンピース、羽織、シャツすべての生地にUVカット加工が施されています。
UVカット加工を施したことによって、紫外線から肌を守るだけでなく暑さを和らげる効果がプラスされ、より涼しく快適に過ごせます。
羽織は、いつものファッションにつけ足すだけでおしゃれに有害な紫外線をカットできる優れものです。
男女問わず楽しめるシャツと羽織
墨流し染めの魅力を引き立てるシンプルなデザインで、男女問わず着用していただけます。
メンズシャツも落ち感がでやすいレーヨン生地を使用しているため、女性が着用するとゆるっと感が演出できて可愛いですね。
倭物やカヤの墨流し染め商品は、落ち着いた色味の墨流し染めとアクセントの金彩で、目を引くアイテムながら上品で着用シーンを選びません。どの商品もサッと羽織るだけで気軽に和風テイストのファッションが楽しめます。
和風テイストのファッションにチャレンジしたいけれど、浴衣や着物を着るのはハードルが高いという方は、墨流し染めの羽織やシャツからトライしてみては?
品格のある装いで暑い日も凛とした印象を
墨流し染めの美しく揺らめく柄が、歩くたびにひらりと軌跡を残す様子は、見ているだけで涼やかで見とれてしまいます。
世界にたったひとつの柄は、他の誰とも異なる特別なもの。まさにアート作品を身にまとっていると言えます。
大切な人との集まりや夏の旅にぜひお役立てくださいね。