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今の社会情勢や、コロナで縮こまってしまいがちな心理などいろいろありますが、 チャイハネは足を止めず、これからも進化を続けていきます。
そして、メンバーそれぞれにも、もっともっと明るく前に進んでもらいたい!
家族や友達、いろんな仲間、 さらに同じ気持ちを持つ同士で楽しもう!!! 人生は一度きり! 自由に解き放て! LOVE & PEACE
「LOVE & PEACE」 今シーズン(2023 SPRING & SUMMER)のチャイハネのテーマである。 このテーマをチャイハネが得意とするインド生産のマルチクロスなどの商品に描きました。
LOVE&PEACE―― 愛と平和。 単純だけどシンプルで誰もが望むこと。 1960年代後半からヒッピーやミュージシャンがよく唱えていた印象がある。 そんなヒッピーについて考えた。
彼らの目指すところは、軍事力のような力での支配ではなく、人間らしく自然と調和しながら精神から平和を広げたいと考えた人々のことだと私は解釈している。 彼らはインド哲学や東洋の思想を取り入れ自然の流れにそって人類の平和を願っていたそうだ。
愛と平和、自由、自然を愛するヒッピーの中にはフラワーチルドレンと呼ばれる人達もいる。 気分が高揚しそうなカラフルな花柄やタイダイの服をまとい、インド綿の蝶のように風になびくストールやチューリップハット、トンボのようなサングラス、きらきら輝く太陽の光のようなアクセサリーをじゃらじゃらつける。
彼らは「武器ではなく花を」をスローガンにベトナム戦争の反戦運動を非暴力である音楽を通して人々に広げていった。 武器は人を幸せにしないが、花は人を幸せにする。
そんな彼らが関心を寄せていたインド。
インド独立の父であるガンジーは非暴力とインド特産の綿産業を盛り上げる事でイギリスから独立を導いた人である。 インド綿は綿の歴史では紀元前から栽培されていたとされている。世界中の綿の起源ともいえる。
また加工において伝統的な手法を大切にしている。 機械を使っての生地生産も発展しているが、今でも手織りや手で染め上げたものを1枚1枚丁寧に天日に干す。
インド綿の繊維が太く短い特性を加工技術で損なうことなく、繊維のでこぼこ感を残すことで通気性もよく柔らかく乾きやすくサラりとしたインド綿の生地を作りあげる。 そして暑いインドの気候に最高に適した衣服やクロスとして人々に愛される。 まさに、インド綿は人々の生活を守る大事な産業であり必需品なのである。
アミナコレクションは40年前からインド綿を提供してきた。 デザイナーである私達も綿といえばインド綿で、空気のようなあたりまえのような存在になっていた。
しかし、こうやってLOVE&PEACEのテーマから
ヒッピー → インド → インド綿
にまつわる凄さをを認識すると、インド綿に対してもっとリスペクトすべきだったととても反省している。 そんな考えを巡らせて描きました。
インドに綿産業が無かったらインドは独立できなかったかもしれない。 ガンジーが非暴力・不服従を唱えなかったら独立戦争が終わらなかったかもしれない。
インドの自然と融合した哲学やインド綿のゆるやかな服が無かったらヒッピーはどうだったんだろう。
ガンジーが求めたあたりまえのインドの人々の幸せな日常。 蝶や鳥や太陽が輝く花咲く大地の中で音楽をききながらゆったりとした時間を過ごす。 幸せを呼ぶ白い鳩に乗ってガンジーがやさしく見守っている。
手織りであるために、機械織りと違い生地に表情があります。 微妙な糸や織りの不均等なところが空気を含みやすく柔らかさや乾きやすいという特色があります。 とにかくサラっとして気持ちが良いです。
また1枚1枚職人さん達がテンポよくスクリーンで色付けしていく。 微妙なムラやズレにも人間味を感じます。
内側のポケットはパッカブル仕様でエコバックとしても活躍。
インド綿を紡ぎ花を愛でよう。 鳥は幸せを運ぶ。 平和な時間を持続しよう。
綿を紡ぐこと、つまり日常の役割を無理せず粛々とこなすことが平和の原点として大事なことではと。 そして平和を持続したいという希望を書き表しました。
4色のバリエーションを作りました。 この4色で1日を表現しています。 同じ風景でも時間によって記憶に残る想い出は様々です。
サンライズ(日の出)を浴びながら「今日も一日穏やかな日でありますように」と願う。1日はポジティブな気持ちではじめたい。
昼の活発な時間。太陽の日を浴びながらレゲエのようにゆったりと陽気に。
夕暮れの祈りの時。一日を思い返し浄化作用があるといわれるターコイズ(色で表現しました)を見つめながら今日を浄化し明日への希望を持つ。
怪しくも神秘な夜。闇に包まれた夜は昼間とは別のプライベートな時間。
楽しかったのは描いている風景の中で乾いた風につつまれているような気分になること。 つまり自分の妄想の世界に入りながら描けたことです。
苦労は自分よがりにならないようにすること。ポップ過ぎないようにすること。
試行錯誤したのは文字をどう表すか。 初めはヒンディー語で作ってみたが、ほぼ誰も読めない。 でもあからさまに「LOVE & PEACE」と書くとなんだか恥ずかしい。 絵の中にうまく融合できるように、フォントを使わず手描きでロゴを描きました。
ガンジーです!
ガンジーはやせ細ったおじいちゃんのイメージがあるのですが、本当は筋肉質でがっしりした人なんじゃないかと妄想しました。。。実際は心ががっしりした人なんですよね。きっと。
そして太陽は糸車をイメージしました。 現在のインド国旗は仏教のシンボルであるアショーカ・チャクラ(法輪)を現しているそうですが、昔の国旗では綿を紡ぐ糸車が使われていました。
イギリス植民地時代に綿をイギリスへ輸出し、イギリスからは機械織りの布がインドで出回ったことで糸車で丁寧に紡ぐ伝統の技が衰退しそうになったそうです。
ガンジーはそんな大切な文化を民衆から忘れ去られないよう自ら糸車をまわし、国旗にも取り入れました。 そんな綿製品の原点はこの糸車にあると思い太陽を糸車にしました。
花がリアルに近いタッチと架空のタッチと混在させてアレンジしたところ。
チャイハネはインド生産を始めたころからオリジナルデザインで商品を作っています。 大きな絵をいちから描き出しているチャイハネならではの、デザイナーの想いを込めたLOVE&PEACEな一枚絵をぜひ見てください!
今後もこのイラストを用いた雑貨が続々入荷する予定です。 そちらもお楽しみに!
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チャイハネと「おかか」の出会いをいまさら紹介~このネコいったい何者?~
1988年入社 新卒第一号 大学の就職ファイルからチャイハネを知らないのに面接を受けた。初めて見た当時のチャイハネの個性的なかっこ良さに、こんなお店で働けるなんてなんて幸せ!と思ってしまった。
今の社会情勢や、コロナで縮こまってしまいがちな心理などいろいろありますが、
チャイハネは足を止めず、これからも進化を続けていきます。
そして、メンバーそれぞれにも、もっともっと明るく前に進んでもらいたい!
家族や友達、いろんな仲間、
さらに同じ気持ちを持つ同士で楽しもう!!!
人生は一度きり!
自由に解き放て!
LOVE & PEACE
目次
チャイハネの今シーズンのテーマは「LOVE & PEACE」
「LOVE & PEACE」
今シーズン(2023 SPRING & SUMMER)のチャイハネのテーマである。
このテーマをチャイハネが得意とするインド生産のマルチクロスなどの商品に描きました。
映える! 迫力ある一枚絵
LOVE&PEACE―― 愛と平和。
単純だけどシンプルで誰もが望むこと。
1960年代後半からヒッピーやミュージシャンがよく唱えていた印象がある。
そんなヒッピーについて考えた。
ヒッピーの「LOVE&PEACE」
彼らの目指すところは、軍事力のような力での支配ではなく、人間らしく自然と調和しながら精神から平和を広げたいと考えた人々のことだと私は解釈している。
彼らはインド哲学や東洋の思想を取り入れ自然の流れにそって人類の平和を願っていたそうだ。
愛と平和、自由、自然を愛するヒッピーの中にはフラワーチルドレンと呼ばれる人達もいる。
気分が高揚しそうなカラフルな花柄やタイダイの服をまとい、インド綿の蝶のように風になびくストールやチューリップハット、トンボのようなサングラス、きらきら輝く太陽の光のようなアクセサリーをじゃらじゃらつける。
彼らは「武器ではなく花を」をスローガンにベトナム戦争の反戦運動を非暴力である音楽を通して人々に広げていった。
武器は人を幸せにしないが、花は人を幸せにする。
そんな彼らが関心を寄せていたインド。
ヒッピーとインド
インド独立の父であるガンジーは非暴力とインド特産の綿産業を盛り上げる事でイギリスから独立を導いた人である。
インド綿は綿の歴史では紀元前から栽培されていたとされている。世界中の綿の起源ともいえる。
また加工において伝統的な手法を大切にしている。
機械を使っての生地生産も発展しているが、今でも手織りや手で染め上げたものを1枚1枚丁寧に天日に干す。
インド綿の繊維が太く短い特性を加工技術で損なうことなく、繊維のでこぼこ感を残すことで通気性もよく柔らかく乾きやすくサラりとしたインド綿の生地を作りあげる。
そして暑いインドの気候に最高に適した衣服やクロスとして人々に愛される。
まさに、インド綿は人々の生活を守る大事な産業であり必需品なのである。
アミナコレクションは40年前からインド綿を提供してきた。
デザイナーである私達も綿といえばインド綿で、空気のようなあたりまえのような存在になっていた。
しかし、こうやってLOVE&PEACEのテーマから
ヒッピー → インド → インド綿
にまつわる凄さをを認識すると、インド綿に対してもっとリスペクトすべきだったととても反省している。
そんな考えを巡らせて描きました。
インドに綿産業が無かったらインドは独立できなかったかもしれない。
ガンジーが非暴力・不服従を唱えなかったら独立戦争が終わらなかったかもしれない。
インドの自然と融合した哲学やインド綿のゆるやかな服が無かったらヒッピーはどうだったんだろう。
ガンジーが求めたあたりまえのインドの人々の幸せな日常。
蝶や鳥や太陽が輝く花咲く大地の中で音楽をききながらゆったりとした時間を過ごす。
幸せを呼ぶ白い鳩に乗ってガンジーがやさしく見守っている。
インド綿の好きなところ
手織りであるために、機械織りと違い生地に表情があります。
微妙な糸や織りの不均等なところが空気を含みやすく柔らかさや乾きやすいという特色があります。
とにかくサラっとして気持ちが良いです。
また1枚1枚職人さん達がテンポよくスクリーンで色付けしていく。
微妙なムラやズレにも人間味を感じます。
インド綿が存分に楽しめるバンダナ
大きめトートバッグ
内側のポケットはパッカブル仕様でエコバックとしても活躍。
英文に込めた意味
インド綿を紡ぎ花を愛でよう。
鳥は幸せを運ぶ。
平和な時間を持続しよう。
綿を紡ぐこと、つまり日常の役割を無理せず粛々とこなすことが平和の原点として大事なことではと。
そして平和を持続したいという希望を書き表しました。
色バリエーションのポイント
4色のバリエーションを作りました。
この4色で1日を表現しています。
同じ風景でも時間によって記憶に残る想い出は様々です。
YELLOW
サンライズ(日の出)を浴びながら「今日も一日穏やかな日でありますように」と願う。1日はポジティブな気持ちではじめたい。
GREEN
昼の活発な時間。太陽の日を浴びながらレゲエのようにゆったりと陽気に。
BROWN
夕暮れの祈りの時。一日を思い返し浄化作用があるといわれるターコイズ(色で表現しました)を見つめながら今日を浄化し明日への希望を持つ。
NAVY
怪しくも神秘な夜。闇に包まれた夜は昼間とは別のプライベートな時間。
デザインで楽しかったこと、苦労したこと、試行錯誤したこと
楽しかったのは描いている風景の中で乾いた風につつまれているような気分になること。
つまり自分の妄想の世界に入りながら描けたことです。
苦労は自分よがりにならないようにすること。ポップ過ぎないようにすること。
試行錯誤したのは文字をどう表すか。
初めはヒンディー語で作ってみたが、ほぼ誰も読めない。
でもあからさまに「LOVE & PEACE」と書くとなんだか恥ずかしい。
絵の中にうまく融合できるように、フォントを使わず手描きでロゴを描きました。
「ここ見て!」こだわりポイント
ガンジーです!
ガンジーはやせ細ったおじいちゃんのイメージがあるのですが、本当は筋肉質でがっしりした人なんじゃないかと妄想しました。。。実際は心ががっしりした人なんですよね。きっと。
そして太陽は糸車をイメージしました。
現在のインド国旗は仏教のシンボルであるアショーカ・チャクラ(法輪)を現しているそうですが、昔の国旗では綿を紡ぐ糸車が使われていました。
イギリス植民地時代に綿をイギリスへ輸出し、イギリスからは機械織りの布がインドで出回ったことで糸車で丁寧に紡ぐ伝統の技が衰退しそうになったそうです。
ガンジーはそんな大切な文化を民衆から忘れ去られないよう自ら糸車をまわし、国旗にも取り入れました。
そんな綿製品の原点はこの糸車にあると思い太陽を糸車にしました。
特に気に入っている部分はここ(私だけ?)
花がリアルに近いタッチと架空のタッチと混在させてアレンジしたところ。
デザイナーがいちから描く!
チャイハネはインド生産を始めたころからオリジナルデザインで商品を作っています。
大きな絵をいちから描き出しているチャイハネならではの、デザイナーの想いを込めたLOVE&PEACEな一枚絵をぜひ見てください!
今後もこのイラストを用いた雑貨が続々入荷する予定です。
そちらもお楽しみに!
LOVE&PEACE!愉快な仲間たちを大公開▼
LOVE&PEACEなカラベラヒッピーズ
この記事が好きなあなたにおすすめ!▼
チャイハネと「おかか」の出会いをいまさら紹介~このネコいったい何者?~
ライタープロフィール:
もとぴ チャイハネ雑貨デザイナー
1988年入社 新卒第一号
大学の就職ファイルからチャイハネを知らないのに面接を受けた。初めて見た当時のチャイハネの個性的なかっこ良さに、こんなお店で働けるなんてなんて幸せ!と思ってしまった。