2023.02.16

心も春めく、色とりどりのお花の祭典

近頃、春の香りを感じることが多くなってきました。
ついこの前、年を越したと思ったら、もう2月の中頃。もう春はすぐそこまできています。春といえば、カラフルな花々が咲く季節。ヨーロッパでは、カーニバルやフェスティバルを開いて、にぎやかに春を迎える地域もあります!
今回は、心も春めくヨーロッパのお花の祭典をご紹介します。

南フランス「ニースカーニバル」

南フランスのコート・ダジュール。地中海に面した素敵な場所に、お花の街「ニース」があります。この町では、2月に「ニースカーニバル」が行われます。ヨーロッパ最大級のお花の祭典といわれ、たくさんの観光客で溢れるにぎやかなカーニバルです!

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一番の見どころは「花合戦」パレード。
プロムナード・デサングレという通りがメインストリート。普段は、地中海を見ながらお散歩を楽しむことができる素敵な場所ですが、ニースカーニバルが開催されるととてもにぎやかになり、観光客や地元民で埋め尽くされます!

パレードの主役といえば、綺麗に着飾った女性たち。全面がお花で覆われた大きな山車の上で音楽の演奏をしたり、観覧席に向かってお花を投げたり、ひときわ目を惹いて、パレードを大いに盛り上げてくれます!

ニースカーニバルで使われるお花は、すべてニースで育てられた生花。その数、なんと約10万本。山車一台を約3000本ものお花が飾るのだとか。ミモザや、バラ、ガーベラなど、その種類も様々。さすが、ヨーロッパ最大級のお花の祭典ですね。

カーニバルが終わると、道に残るのは沢山の花々。それを持ち帰る人がいたり、山車についているお花を直接もらう人もいたり。もらったお花で大きなブーケを作ったりして、暮らしの中で大切にされます。
「大切に育てたお花を分かち合い、見学者や参加者全員でカーニバルが無事に終わったことを喜び合う」これこそが、ニースという「お花の街」の伝統なのかもしれません。

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ちなみに、ニースカーニバルでは、女性の参加者の中で、美を競う「カーニバルの女王」を決めるコンクールも行われるのとか。優勝者にはニースカーニバルの女王という権威を与えられ、一年間カーニバルの魅力を伝える代表者となるようです。

オランダ「チューリップ・フェスティバル」

オランダと言えばチューリップ!オランダのアムステルダムでは、町のいろんな場所をチューリップが彩ることで有名なチューリップフェスティバルが開かれます。

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毎春アムステルダムやその近郊が舞台となる、チューリップが主役のフェスティバル。モットーは「住民ひとりひとりに、チューリップを」。
毎春アムステルダムやその近郊が舞台となる、チューリップが主役のフェスティバルです。アムステルダムの人々が植えるのは、なんと約50万本の多様な種類のチューリップの球根。秋に植えたものが、春になると、公共の建物やホテルをはじめとした、約85か所で綺麗に咲き誇ります。

チューリップはオランダの国花でもあります。
そして、「チューリップ伝説」というものが伝え継がれているのです。

…昔々、ある村に暮らす美しく心の優しい少女がいました。そんな少女に恋をした3人の騎士が求愛を迫り、それぞれ家宝を贈ったのです。それぞれ王冠・剣・黄金。少女はとても悩みました。しかし、1人を選ぶことができず、花の女神フローラに「私をお花にしてほしい」と願ったのです。花の女神フローラは、願いを聞き入れ少女を一輪のお花に変えました。
騎士たちから贈られた家宝、王冠は花びらに、剣は葉に、黄金は球根に。こうしてチューリップは生まれたのです。

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スイス「カメリア・フェスティバル」

スイス・ロカルノで開かれる、「カメリア・フェスティバル」。
カメリアとは、「椿」のこと。

イタリアとの国境近くに、スイスのお花の街と呼ばれる「マッジョーレ」があります。この街は、マッジョーレ湖に面しており、地中海性気候ということもあって、年中穏やかに過ごすことができる環境です。とりわけ、カメリアが育ちやすい環境なのです。

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このマッジョーレには、カメリア公園があります。その名の通り、カメリアを拝めることができる公園です。そこでカメリア・フェスティバルが開かれると、プロの園芸家が展示する美しいカメリアを見ることができます。その種類、なんと約300種以上。
澄んだマッジョーレ湖と色とりどりの美しいカメリアに囲まれて、春の訪れを感じることができます。

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ちなみに「椿」の花言葉は、「控えめな優しさ」や、「誇り」。
西洋では、「敬愛」、「完璧」といった意味を持つのだとか。「椿」は日本由来のお花。日本人にはもちろん、世界中で愛され大切にされるお花です。ヨーロッパでは「日本のバラ」とも呼ばれています。

まとめ

春の訪れを感じる、ヨーロッパのお花の祭典。
ぽかぽか陽気の中、花々が咲き誇り、色鮮やかな色味に心惹かれ、ほんのり漂うお花の香りに癒される。
ヨーロッパでなくとも、お花を見に足を運んで、春を五感で感じることも、季節を楽しむひとつの方法かもしれません。

季節の変わり目に十分お気をつけて、にぎやかでカラフルな春をお迎えください。
もうそこまで春は近づいてきていますよ。

ヨーロッパ雑貨店、欧州航路では「Flower Festival」が開催されます。
ポーランドの「花柄の村 ザリピエ」のようににぎやかでカラフルなお花柄のアイテムなど、店内が春色に彩られます!この機会に春を楽しみに、是非お越し下さい。

●開催期間
2023年2月16日~4月中旬

心も春めく、色とりどりのお花の祭典08

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