【ROCKと民俗音楽】ザ・ローリングストーンズの生みの親とは?

皆さま
こんにちはfeiです。

 

はい、2回目はザ・ローリングストーンズの実質的なリーダー及びバンドの生みの親でもある、ブライアンジョーンズの唯一のアルバム「Brian Jones Presents the Pipes Of Pan At Joujouka」について解説していきたいと思いますので、是非お付き合いください。

さて、ブライアン・ジョーンズと言われてピンとくる方は真のローリングストーンズファンではないでしょうか?
ローリングストーンズと民俗音楽?どういう事?って思うかもしれませんが、まさに彼は民俗音楽を世のROCKファンに向けて宣伝してくれた重要人物なのです。

今回はこの作品にスポットを当て、作品の紹介をしていきたいと思います。
ブライアン・ジョーンズ.......。
彼はエレキギターで初めて、スライドギターを弾いた人と言われてます。

スライドギター バーをスライドさせて演奏する奏法


とにかく好奇心旺盛で、あらゆる新しい音楽をバンドに導入していきました。
ある時はビートルズのジョージハリスンからシタールを借りて1日で演奏をマスターして、ストーンズの大ヒットシングル「Paint It, Black」に導入していきます。


また、アルバム「Beggars Banquet」収録のStreet Fighting Manという曲でも、シタール、タンブーラを披露してます。


但し、彼の民俗音楽の情熱は更に熱くなり、北アフリカの国、ベルベル文化、アラブ文化、ヨーロッパ文化が融合していることで有名なモロッコの地に目指します。

そして、モロッコの民俗音楽を現地で録音し、それにスタジオ処理を加えて完成させようと決意し、約1か月の間に彼はジャジューカ村を訪れ、彼らの演奏を録音し、現地録音を果たします。
内容は聴いて頂かればお判りのように、ダブルリードの楽器「ライタ」と羊皮の両面太鼓「ティベル」という二つのシンプルな楽器によって奏でられるこの音楽は、大勢で演奏するためパワフルでうねるようなリズム感とグルーヴを心の奥まで感じさせ、一度聴いたら忘れることはできない音楽です。
 

そして、1300年前から全く変わらない演奏形態だそうです。
ブライアンジョーンズはバンド内にもこの音楽を導入したいと考えていたと言われていましたが、わずか27歳の若さで他界してしまった事でその思いは実現できませんでした。
しかもこのアルバムの特徴としては音源をロンドンに持ち帰りフェージングやクロス・フェード・エディティングによって完成させたところが素晴らしい特徴となります。
この処理をした事によって、民俗音楽の高揚感とフェージング処理が聴くものを異世界へ誘います。

またしてもみなさん、すぐにこのアルバムを聴きたくなったのでないでしょうか?
一度以上は聴かないといけない名盤ではないけれど、彼の民俗音楽への思いと敬意を払うためにも是非聴いて頂きたいです。

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今回の話はこれでおしまい。
それではまた次回お会いしましょう!
A tres bientot.

●追伸●
ブライアンジョーンズは、スライドギターとブルースハープの名手でもあり、合わせて聴いてみてください。
シビレちゃいますよ。


筆者プロフィール: @feizemin
中学の頃はクラシック音楽少年だったが親戚にビートルズのカセットテープを借りて聴いたその日よりロックミュージックに目覚める。
現在は営業部に所属している傍ら、プライベートでは自身のグループfeimoというオリジナルグループで日々オリジナルソングを作ってレコーディングなどおこない、音楽を通じて人々を幸福に出来るよう活動中。


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