100種の技法を誇る「有松絞り」

100種の技法を誇る「有松絞り」

定着しているモノやコトを未来の定番へと進化させる、新コンセプト「倭物classic LABO」。
今回は第三弾として、有松絞りを紹介します。
港町横濱で生まれた「倭物やカヤ」のフィルターを通し、倭物文化の未来を研究していきましょう。

~生地を縫って括って染色する「絞り染め」~

有松絞りは、愛知県名古屋市有松町地域で盛んな絞り染めです。
絞り染めとは、生地を糸で縫ったり括ったりするなどして防染し、抜糸後の白抜き部分で模様を織りなす染色技法。
絞りの跡に残る布の凹凸と、点と線が形作る抽象的なぼかし模様は、柄の複雑な味わいを際立させます。

~江戸の街道一番の土産物であった「有松絞り」~

起源は、遡ること江戸時代初期。当時、耕地が少なく農業に不向きであった有松の土地で、竹田庄九郎という人物が地域振興のため、特産物として有松絞りを考案しました。

竹田氏は、名古屋城築城のために九州豊後から来た人々が着用する着物の絞りから着想を得て、独自で有松流の絞りを研究しました。

江戸庶民たちは、きそって絞りの手拭、浴衣などを、求めるなど、当時の有松絞りの隆盛は目を見張るものでした。
やがて街道一の名産品となり、その繁栄ぶりは、名だたる浮世絵師たちに描かれほどです。かの有名な歌川広重作、東海道五拾三次にも登場します。

ちなみに、現在の有松町は、今でも昔の情緒豊かな風情が街並みのなかに息づいており、連なる建物たちは、200年を経過した貴重な日本建築としてその名をとどろかせています。
その景観は、名古屋市の町並み保存指定第一号として、また全国町並み保存連盟の発祥地としても有名です。

~職人の手による100種を超える絞り技法~

絞りの技法は、一つの模様に一つの絞り方が存在し、その数はゆうに100種を超えるとされます。
代表的なものとして、網目のように模様が広がる「手蜘蛛絞り」や、文字通り唐松の葉のような模様の「唐松絞り」などが挙げられ、すべて職人の細やかな手仕事で作られます。

途方もない技法数の下、職人による高度な技術が光る絞り。
職人の勘が冴えわたる手さばきで布を華麗に縫い括るさまは、まさに必見です。

~絞りを日常に携えて~

絞りを日常にそっと携えて、ぜひ普段使いしてみてはいかがでしょうか。
見た目の美しさ、そして素朴な中に光る職人技と凛とした佇まいが光ります。

↑がま口の商品詳細ページは、上記画像をクリック

ぜひ繊細な模様が織り成すデザインを活かした雑貨や小物を携えて、色とりどりの和の華やぎを堪能してもらいたい。

職人技の集大成である「有松絞り」を日常に取り入れて、ぜひ自分なりの使い方を発見してみてくだい。

↑上記バッグの詳細は、画像をクリック


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