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ヨーロッパの国というとフランスやイギリスを思い浮かべる方も多いでしょう。 石畳やレンガ造りの可愛らしい家が自然や近代的な建物とバランスよく配置されている様子は日本ではちょっと味わえないものですね。 ヨーロッパと一言で言っても、西側と東側ではその雰囲気もまた変わってきます。 東側、いわゆる東欧や中欧などと呼ばれる地域は、アジアやロシア、イスラムなど様々な文化の影響が見えますが、一際大きく影響を及ぼしていたのはソ連の存在でしょう。 東欧や中欧は、西欧に比べると近代的とはお世辞にも言えませんが、中世の雰囲気をしっかり残した建物が建て並んでいます。
美しい中世の街並み残る、チェコ。 チェコといえばプラハ!そして、有名なのはカレル橋とプラハ城です。
ハンガリーは東欧の中でも雰囲気が明らかに違う、エスニックな香りが強い国です。 情熱的な民族舞踊はもちろん、ちょっとピリ辛な料理にはイスラムやアジアの香りが色濃く反映されています。
オーストリアと聞いて最初に思い浮かべるものはありますか? 「モーツァルト!」、「サウンド・オブ・ミュージック!」、どれもいいですよね! オーストリアには、シェーンブルン宮殿を始めとする宮殿や、ヨーロッパ随一の名門貴族と云われたハプスブルク家の軌跡をたどることができる美術館などもあり、芸術や音楽が豊かな国です。
ゴシック建築で立てられた厳かな大聖堂や古城が多く点在するドイツは、近代的なビルや建物も多く目にすることができます。 いずれも唐突に建てられたものではなく、古くからある街並みや景観を損なわないような配慮がされており、近代的でありながら古き良き時代の建築物と違和感なく共存できる外観を持っています。
エストニアの旧市街地はもう中世のおとぎ話そのまま! 最近ではその良さを生かしてか、旧市街地にあるお店屋さんの店員さんは中世の衣装をまとって接客をしています。 ちょっとテーマパーク気分も味わえ、素敵な世界が広がっているのです。
ラトビアはバルト三国の中でもちょっとテイストが異なり、バロック調やロココ調など、クラシカルな建物が多く立ち並んでいます。 特にお城などはクラシカルな装飾が多く、こちらではバロック時代の衣装を身にまとったスタッフさんが写真撮影に応じてくれたりします。 ラトビアは元々ロシア人の割合も多かった国ですが、それよりもドイツからの移住が多かったことから建物は全体的に、ドイツのような作りになっているのです。
リトアニアの首都ヴィリニュスはバロック調の建物が多く立ち並んでいますが、その中でも一際目立つのがゲディミナス城。 ボードゲームのチェスの駒ルークのような形をした城は、ヴィリニュスの街を眺めおろすように、小高い丘の上に建てられています。
東欧・中欧の国々にはこうした魅力に溢れています。 美しい中世のような建造物が多く残り、旧市街地や歴史地区は当時の状態をできるだけ保ったまま保存されています。 古き良き伝統の街の中にいると、ノスタルジックな気分にひたることができます。 歴史や伝統を大切にしている東欧・中欧の人々の心の温かみすら感じられます。 受け継がれているのはなにも建造物だけではありません。 伝統的な手芸品やハンドメイド品、母から子へと代々受け継がれてきた伝統の家庭料理レシピなど、時代に翻弄されることなく、「ものづくり」も同じく大切にされてきました。 とあるエストニアのお土産屋さんで、伝統的技術の継承は、基本的に親子間で行われているという話を聞きました。 自国の文化に触れながら、親子間の絆も深まる時間だそうで、インターネットなどで情報が溢れかえっている現代にこそ必要な大切な時間なのだと、感慨深げに話してくれました。 何百年という時を経て受け継がれる伝統技術とともに、親子の愛も後世に受け継がれてきたのかもしれませんね。 ヨーロッパ雑貨店「欧州航路」では、 この9月より、"EUROPE FOLKLORE MARKET"が開催されます。 東欧・中欧より届いた、沢山の民芸雑貨が並びますよ。 素朴で温かみのある手作りのアイテムもあります。 この機会に是非お立ち寄り下さい! 次回、東欧・中欧の雑貨をご紹介しますので、お楽しみに!
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欧州各地にはそれぞれの歴史に紐づく伝統に裏打ちされた、ストーリーとそれにまつわる素敵なモノに溢れています。 そんな素敵なモノが生活のなかにあることで毎日がちょっと豊かに。 「日常の中の小さな幸せ」を感じてもらえるようなモノづくりを目指しています。
目次
歴史とともに生きる、東欧・中欧の美しさ
ヨーロッパの国というとフランスやイギリスを思い浮かべる方も多いでしょう。
整備が良い意味で行き届いていない石畳の道や石造りの家にはどこかノスタルジックなものを感じます。石畳やレンガ造りの可愛らしい家が自然や近代的な建物とバランスよく配置されている様子は日本ではちょっと味わえないものですね。
ヨーロッパと一言で言っても、西側と東側ではその雰囲気もまた変わってきます。
東側、いわゆる東欧や中欧などと呼ばれる地域は、アジアやロシア、イスラムなど様々な文化の影響が見えますが、一際大きく影響を及ぼしていたのはソ連の存在でしょう。
東欧や中欧は、西欧に比べると近代的とはお世辞にも言えませんが、中世の雰囲気をしっかり残した建物が建て並んでいます。
東欧出身の人に言わせれば、それは「田舎臭さ」でもあるそうですが、住んでいる人たちは皆心の温かい人ばかりです。
それと同時に負の歴史が残した大きな傷跡は、そのままにしてあるところも少なくありません。
日本では絶対に目にしないであろう、砲弾を受けて崩れかかっているアパートや砲弾がそのままめり込んでいる壁などもあり、東欧諸国が経験してきた過去の重さがうかがえ知れます。
さらに驚きなのが、砲弾で崩れかかっているアパートなどは今でも人が暮らしているということです!
「多少ボロボロかもしれないけれど、住んでいて不便はないよ」と、小さなお子さんのいるママさんが教えてくれました。
日本では考えられないような光景ですが、東欧や中欧では歴史を大切に生きているんです。
そんな魅力溢れる国々を、東欧・中欧で暮らしていたナヴィツカスがご紹介します!
①チェコ
美しい中世の街並み残る、チェコ。
約500mにも渡るカレル橋は、なかなか賑やかな橋で楽しみがいっぱい!チェコといえばプラハ!そして、有名なのはカレル橋とプラハ城です。
アーティストが絵などを描きつつ、それを売り物にしていたり、大道芸人が芸を披露していたり、多くの人々に溢れています。 カレル橋を歩いていて遠くに見つけることができるのが、小高い丘の上にあるプラハ城です。
プラハのシンボルともいえるプラハ城はが敷地がとっても広くて、かなり見ごたえがあります。
城内には聖ヴィート大聖堂があり、重々しい雰囲気が印象的なゴシック建築で、あの有名な画家ミュシャが手がけたステンドグラスがとても美しい。ステンドガラスから差す光が実に神々しいです。 カレル橋やプラハ城周辺は、世界的に有名ということもあって、多くの観光客で賑わっています。
それでもちょっと脇道に逸れていくと人がまばらになっていきます。
人の喧騒から少し離れたところには、チェコを代表する作家フランツ・カフカの博物館があります。
博物館前にはちょっと不思議な青銅の彫刻が立っていて、興味がそそられます。 ちょっと不気味かも… カフカ美術館から更に東、チェコの人々が生活のために立ち寄る商業施設などがある方に足を向けるとアルフォンス・ミュシャの美術館を見つけることができます。
ミュシャ好きにはたまらない博物館ですが、意外と穴場なのか、観光客が多くないのでゆっくり作品を楽しめることもできます! ところで、チェコの人は朝に昼に夜にビールをすすめてくるほどのビール好きなんです。
会話も「アホイ!」というノリの良い挨拶(日本語で言うところの「やあ!」)に始まり、相槌も「ヨー、ヨー」とノリノリなので、まるでDJかラッパーが町全体を覆い尽くしているような感覚に襲われます。
最初に耳にすると、なんてテンションが高いんだ!と勘違いしてしまいますが、とにかく明るく朗らかな人がチェコ人には多いので、自然と会話もノリ良く弾んでいるんですね!
チェコ人同士の会話は、何を言っているか分からずとも聞いているとなかなか面白いので、チェコと訪れた際は、ちょっと気にしてみても楽しいかもしれません。
②ハンガリー
ハンガリーは東欧の中でも雰囲気が明らかに違う、エスニックな香りが強い国です。
日本人がハンガリーという国に魅せられやすいといわれることがありますが、それはどこかアジアらしさが感じられ、不思議と心が落ち着くところにあるのかもしれません。情熱的な民族舞踊はもちろん、ちょっとピリ辛な料理にはイスラムやアジアの香りが色濃く反映されています。
建物からも、エスニックさは感じることができます。
ハンガリーの首都ブダペスト。
様々な目立つ建築物がある中でも、「漁夫の砦」は特に目を引く存在といえます!
イスラム建築に見られるドアの形状や王宮の構造、色鮮やかな屋根瓦など、ヨーロッパではなかなか見ることができない異国情緒がとても魅力的です。 色鮮やかな屋根瓦は漁夫の砦のみならず、建築物の多くに施されています。
民族色が濃いハンガリーならではの、魅力の色合いです!
ハンガリーの建築物の多くは夜間にライトアップされるので、夜の散歩がてらライトアップされた宮殿などを楽しむのもハンガリー散策の楽しみのひとつといえます。
日中とは異なる、熱気溢れるハンガリーの夜に映し出される荘厳な建築美は見逃せません! まるっと1日楽しむことができますが、しっかりと寝ることを忘れずにしないとですね。
③オーストリア
オーストリアと聞いて最初に思い浮かべるものはありますか?
少し郊外のほうに足を運んでみれば、もうそこは映画「サウンド・オブ・ミュージック」の世界!「モーツァルト!」、「サウンド・オブ・ミュージック!」、どれもいいですよね!
オーストリアには、シェーンブルン宮殿を始めとする宮殿や、ヨーロッパ随一の名門貴族と云われたハプスブルク家の軌跡をたどることができる美術館などもあり、芸術や音楽が豊かな国です。
オーストリア観光は「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地巡りツアーが定番人気だそうです。
映画の登場人物であるトラップ大佐とマリアが出迎えてくれるのではと思えるほど、映画の世界がそのままの聖地!
青緑色の芝生や牧草と黒緑色の山、澄んだ青空のコントラストがどこまでも続いています。
町には点々と教会があるのですが、教会の白い建物と緑、青空の画は本当に美しい。 教会の中は仰々しくなく素朴でありながら、優しい雰囲気をたたえていました。
数ある教会を巡ってきましたが、オーストリアの教会が一番落ち着けたように思います。
映画を観たことがある人はもちろん、映画を知らない方でも、その美しさは充分楽しめます。
自然の美しさに心が癒されることは間違いありません。
④ドイツ
ゴシック建築で立てられた厳かな大聖堂や古城が多く点在するドイツは、近代的なビルや建物も多く目にすることができます。
ドイツ人は、日本人のように比較的時間に正確に動きたがる性分であり、合理的な考えを好むこともあって、他のヨーロッパ諸国よりも公共交通機関の整備が進んでいます。いずれも唐突に建てられたものではなく、古くからある街並みや景観を損なわないような配慮がされており、近代的でありながら古き良き時代の建築物と違和感なく共存できる外観を持っています。
しかし、これも唐突に設けられているわけではなく、あくまでも歴史的建造物や自然を損なわない配慮がなされています。
道も比較的整備されていますが、歴史地区などでは石畳はそのまま用いられています。
石畳の傍には、会社のオフィスが立ち並び、その間々にはソーセージやプレッツェルのテイクアウトのお店などが入っています。
中には、ドイツの有名なクリスマスマーケットの有名なお店も位置しており、ただただウィンドウショッピングするのも楽しいのです。 ベルリンを離れケルンやハイデルベルグの方に赴けば、より歴史的な建造物、中世的な雰囲気を残した街を見ることができます。
ドイツはヨーロッパの中でも治安はとても良い方なので、トラム(日本でいう路面電車)などを乗り継ぎながら各街を散策して旅してみてはいかがでしょうか。
⑤エストニア
エストニアの旧市街地はもう中世のおとぎ話そのまま!
旧市街地の中でもちょっと外れの方にはエストニアの歴史を学び知ることができる博物館などがあります。最近ではその良さを生かしてか、旧市街地にあるお店屋さんの店員さんは中世の衣装をまとって接客をしています。
ちょっとテーマパーク気分も味わえ、素敵な世界が広がっているのです。
いつの時代も、ドイツやロシアなどの隣国の脅威と闘いながら、美しい旧市街地を守り抜いてきたエストニアの強さを垣間見ることができます。
⑥ラトビア
ラトビアはバルト三国の中でもちょっとテイストが異なり、バロック調やロココ調など、クラシカルな建物が多く立ち並んでいます。
東欧にありながら、西欧的な雰囲気を感じる事ができる国かもしれません!特にお城などはクラシカルな装飾が多く、こちらではバロック時代の衣装を身にまとったスタッフさんが写真撮影に応じてくれたりします。
ラトビアは元々ロシア人の割合も多かった国ですが、それよりもドイツからの移住が多かったことから建物は全体的に、ドイツのような作りになっているのです。
⑦リトアニア
リトアニアの首都ヴィリニュスはバロック調の建物が多く立ち並んでいますが、その中でも一際目立つのがゲディミナス城。
郊外に足を運んでみると、幻想的な風景が広がっています。ボードゲームのチェスの駒ルークのような形をした城は、ヴィリニュスの街を眺めおろすように、小高い丘の上に建てられています。
中でも湖にたたずむ古城トラカイ城は、まるでおとぎ話から抜け出してきたのではないかと目を疑いたくなるような美しさをたたえています。
煉瓦の中世的な建物と湖のコントラストがとても美しく、「童話の世界は本当にあったんだ!」と感動してしまうほど。 そして、バルト海の方に向かえば、立派な砂丘を目にすることができます。
ちなみに、砂浜では貝殻の代わりに琥珀を拾うことができるんだとか。
東欧・中欧の美しいものづくり
東欧・中欧の国々にはこうした魅力に溢れています。
※一部9~10月頃入荷予定の商品がございます。美しい中世のような建造物が多く残り、旧市街地や歴史地区は当時の状態をできるだけ保ったまま保存されています。
古き良き伝統の街の中にいると、ノスタルジックな気分にひたることができます。
歴史や伝統を大切にしている東欧・中欧の人々の心の温かみすら感じられます。
受け継がれているのはなにも建造物だけではありません。
伝統的な手芸品やハンドメイド品、母から子へと代々受け継がれてきた伝統の家庭料理レシピなど、時代に翻弄されることなく、「ものづくり」も同じく大切にされてきました。
とあるエストニアのお土産屋さんで、伝統的技術の継承は、基本的に親子間で行われているという話を聞きました。
自国の文化に触れながら、親子間の絆も深まる時間だそうで、インターネットなどで情報が溢れかえっている現代にこそ必要な大切な時間なのだと、感慨深げに話してくれました。
何百年という時を経て受け継がれる伝統技術とともに、親子の愛も後世に受け継がれてきたのかもしれませんね。
ヨーロッパ雑貨店「欧州航路」では、 この9月より、"EUROPE FOLKLORE MARKET"が開催されます。 東欧・中欧より届いた、沢山の民芸雑貨が並びますよ。 素朴で温かみのある手作りのアイテムもあります。 この機会に是非お立ち寄り下さい!
次回、東欧・中欧の雑貨をご紹介しますので、お楽しみに!
▼欧州航路に集まった小さな幸せ
小さな幸せ集まる、ヨーロッパ雑貨店"欧州航路"
▼チェコの出張で感じたこと
世界で一番美しい街 チェスキークルムロフで素敵なモノづくりを探す旅
▼欧州航路 オンラインショップ▼
欧州航路 ショップリストは コチラ▼
欧州各地にはそれぞれの歴史に紐づく伝統に裏打ちされた、ストーリーとそれにまつわる素敵なモノに溢れています。
そんな素敵なモノが生活のなかにあることで毎日がちょっと豊かに。
「日常の中の小さな幸せ」を感じてもらえるようなモノづくりを目指しています。