お買い物読み物
2022.04.18

【今月の石】 水晶

 
水晶01

暖かな春の日差しが差し込む近頃。
門出を祝う桜はそろそろ新緑へと姿を変えていきます。

4月は卯月。
旧暦4月が卯の花の咲く時期であったことが由来します。
卯の花…… 皆さんはウツギの花を見たことがありますか?
ウツギの花は桃色もありますが、純白の五弁が印象的です。
清廉な印象とともに、花言葉には「古風」「乙女の香り」とあります。
言葉だけでも、大和撫子を連想させるかもしれませんね。

それほど落ち着いた印象の花が、桜に代わって咲き始める。
鮮やかで華々しい季節を超えて、そわそわとさざめいていた心を落ち着かせる時です。
梅雨がやってくる前に、自身の周りを整えてしまいましょう。

さて、本日紹介するのは、変化の時にこそ改めて持ってほしい石。
清浄な空間には欠かせない、人気のあの石です。

水晶02

浄化の石、水晶

お待ちかねの方もいたでしょうか。
浄化・お浄めの代表格、水晶。
4月の誕生石でもあり、わたしたちの生活に欠かすことのできないマストアイテムです。

水晶は、石英(クォーツ)という鉱物の一種です。
石英の中でも特に無色透明で美しいものを「水晶/クリスタル」といい、
このクリスタルという名前はさまざまな形で世界に広がっています。

例えば、透明でキラキラとした装飾品を「クリスタル◯◯」と呼んだり、ファンタジー作品でも冒険や魔法の道具として「クリスタル」が登場したりもします。

そういったところから、天然石「水晶」のことをあまり知らなくても、この「クリスタル」という名前はほとんどの人が知っているのです。
その認知度はダイヤモンドと同等かもしれませんね。
今や無色透明で美しいもの、輝くものの代名詞の一つとなっています。

また、日本では、水晶という名前の他に「玻璃(はり)」とも呼ばれます。
これは仏教で登場する「七宝」の一つです。
七宝とはその字面の通り、七つの宝。
経典にもよりますが、金・銀・瑠璃・玻璃・硨磲・瑪瑙・珊瑚、この七つを言います。
金や銀と同じくして、玻璃(水晶)も大切にしなければならない最高の宝として扱われていたのです。

日本でも世界でも、古来より広く愛されてきた石なのですね。

水晶03

産地によって変わる表情

さて、世界的に大人気の水晶ですが、各地で産出する水晶の色や形、その見え方が異なることからも、人々の好奇心を刺激してくれます。

最も水晶の産出量が多いのはブラジルとされるのですが、一言にブラジルと言っても地域差も大きく表れます。
今回はそんな産地によっての特徴を簡単に紹介します。

水晶04

コリント水晶

ブラジル、ミナスジェライス州にあるコリントという地域で産出する水晶。
透明度の高さが美しく、「双晶」という双子のような水晶ポイントが多く見られます。

トマスゴンサガ水晶

コリントのほど近い、トマスゴンサガ地域で産出する水晶。
「幻の水晶」と呼ばれるほどに透明度・美しさ共に最高品質の水晶です。

ゼッカ・デ・ソウザ水晶

こちらもミナスジェライス州に位置する地域出身の水晶です。
2019年に発見されたばかりのニューフェイスで、レアメタルと一緒に産出された非常に希少な水晶。
その美しさはトマスゴンサガに匹敵するとも言われています。

マダガスカル水晶

ところ変わってマダガスカル島出身の水晶です。
乳白色のポイントが見られ、他の産地と比較して大きな体を持っているのが特徴的。ずっしりとした印象です。

四川水晶

こちらは中国四川省産出の水晶。
針のような細かいポイントが特徴的で、この針のような水晶、という印象から転じて「玻璃」と呼ばれるようになったという説もあります。

アーカンソー水晶

アメリカ、アーカンソー州で産出されます。
ネイティブアメリカの聖地の石ともされ、鋭く透明度の高い美しい水晶です。

ヒマラヤ水晶

ヒマラヤ山脈で産出する、世界最高の水晶。
ガネーシュヒマールという、神の住まう山で産出することから、「ガネーシャ水晶」とも呼ばれます。
他の水晶が80年で1mm成長するならば、ヒマラヤ水晶は120年かけて1mm成長するという、じっくりヒマラヤ山脈の力を蓄えた、最強の水晶です。

この他にも、まだまだたくさんの産地に分かれます。
日本でも希少価値の高い「山梨水晶」が存在します。
なかなか出会えない水晶なので、現地で見てみるのもいいかもしれません。

見た目の違い、保有する力の違い、「水晶」と一言に述べてもこんなにも多種多様に存在するのも、この水晶たちの魅力なのです。

水晶05

浄めの力

そもそも、水晶の浄めの力とは、一体何なのでしょうか。

前述にもあるように、水晶はさまざまな土地で産出されます。
その土地とは、山や鉱山、または坑道などの地中深くにある空間が主です。
他の天然石もそうですが、やはりその土地に長くその根を張って成長することによって、「地球」という大地の力をその体にたっぷり吸い込むのです。
ヒマラヤ水晶が最強の水晶、と記したのもそこに由来します。

水晶は「調和」の力があります。
それはさまざまな大地により産出されるも、全て石英であること、その石英がそれぞれの良いところを吸い上げて形成されることから、地球の特性を映し出しているのだと思えます。
どのような場所でも、水晶は適応能力を働かせて、自身の力を最大限に発揮します。
水晶が「万能の石」と呼ばれるのは、空間・物・人という場面を問わずに効果を出してくれるからと云われています。

そういった「大地の力を蓄え」「物事を均一に保つ」力こそが、浄化作用として働くのではないかと思います。
もちろん諸説あると思いますが、そのように考えるとわたしたちも想像がしやすいです。

ところで、わたしたちが水晶を手にするならば。
その効果を発揮したい場面によって水晶の大きさや力の強さを変えるといいです。

例えば、広いお部屋を浄化したい時。
その大きさに合わせた水晶サイズ、もしくは効果の響く範囲の広い、強めの力を持つ水晶を選ぶのがいいでしょう。
手のひらで包み込める大きさの水晶に、12畳の部屋を浄化してもらうならば、水晶自身が疲れやすくなってしまうかもしれません。

水晶06

自分自身を浄化するなど、お守りとして持ちたい場合。
その時はお部屋の時とは逆に、手のひらに収まる大きさが良いでしょう。
おすすめは小ぶりのコリント水晶などでしょうか。
強すぎず、優しく浄めてくれるコリント水晶は、双晶のポイントから一方向ではなく、多角的に浄めの力を発揮してくれます。

ただ、どちらの場合にしても、どの程度の強さが欲しいかによって産地を選ぶといいでしょう。

プラン別おすすめ水晶

【プラン1】
なんとなく気になるなあ、浄化を始めてみたいなあ…
という初めましての場合
・四川水晶
・ブラジル水晶

など、手軽で出会いやすい水晶。
身近にあるからこそ、優しく包み込んでくれます。

【プラン2】
しっかり浄化をしつつ、長く付き合っていきたいなあ… という長期プランの場合
・マダガスカル水晶
・アメリカ水晶

などの大ぶりのものが多い水晶。
ちなみにわたしは、自宅でマダガスカル水晶を用いています。

【プラン3】
ともかく浄化の力が欲しい、大切にしたい… という本物志向の場合
・ヒマラヤ水晶
・トマスゴンサガ水晶

などの強力な力を持つブランド水晶。
絶対的な力を期待できますし、自身の気持ちを高められると思います。

そんなわけで、今自分に必要であるものがどれなのか。
シーンに合わせて使い分けをする、その想像を働かせるのも楽しいです。

自分だけの水晶を見つけましょう

水晶は一概に「水晶」といっても特に奥深い天然石です。
お守りとして持つのか、他の天然石の浄化のために用いるのか、はたまた自宅の加護として用いるのか…

生活の変わりやすい今だからこそ。
気持ちを落ち着かせ、物事を円満に進めるために。

わたしにはこれ、あなたにはこれ、とお友達同士で見比べてみても盛り上がるかもしれませんね。

岩座ではそのような水晶をたくさん取り揃えています。
多種多様の水晶コレクション。
ぜひ手にとって、あなただけの相棒を見つけてみてくださいね。

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水晶08

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