“中欧の小さな国ハンガリー”

ハンガリーという国、知っていますか？聞いたことはあるけど、よく知らない方は多いと思います。
今回は、ハンガリーと、そこにある貴重な伝統工芸のひとつを紹介していきます。

ハンガリーは中央ヨーロッパに位置して、オーストリアや、スロバキアなどの国々と国境を挟んでいる国です。
国の大きさは、日本の約4分の1。北海道より少し大きい程度の小さな国です。

ハンガリーといえば、首都である「ブダペスト」が有名です。
ヨーロッパで2番目の大きさを誇るドナウ川が流れる古都ブダペストは、「ドナウ川の真珠」といわれるほどに美しく、中世の景観を残した街並みは、まるでおとぎ話の世界に迷い込んでしまったかのようです。

街は、ドナウ川をはさみ西岸のブダと、東岸のペストとわかれていて、セーチェーニ鎖橋をはじめとする、9本の橋によって繋がれており、とても綺麗です。

そんな美しい街を抱えるハンガリー、実は「温泉大国」として有名な国なんです。
約2000年前の古代ローマ時代に始まった温泉文化は、今では生活に根付いていて、国内に点在する温泉施設は400以上といわれています。
日本よりはるかに離れた中欧の国でも、温泉が同じように愛されているんですね。

ただ、日本とは違った温泉の楽しみ方がハンガリーにはあるようです。

大きな温泉で湯につかりながらチェスを打ってゆったりと楽しむ風呂チェスや、温泉の周囲に置かれたリクライニングチェアに座って読書をしたり、日本ではあまり見られない温泉の楽しみ方で、思い思いに優雅なひとときを過ごしています。
場所によっては、湖の一部がそのまま温泉になっていることもあり、まるで海水浴のような光景です。

～小さな村で受け継がれる伝統工芸～

さて、不思議な一面を持った国、ハンガリーですが、多くの伝統工芸もあり、文化が大切に育まれてきた国でもあります。
カラフルで繊細な刺繍が素敵なカロチャ刺繍や、素朴で愛らしいフェルト民芸品などが有名です。

ブダペストからはるか約100kmの場所にあるハルタ村は、家具の絵付けの中心地として、ハンガリー国内でも有名だった村です。
この村では、ただ一人の女性によって受け継がれる貴重な伝統工芸があります。

それはウッドドール(木製人形)です。
小さな木製人形で、ひとつひとつ丁寧に手で絵付けされた人形は、素朴な風合いで手作りの温もりが感じられる魅力があります。
後世に続くように、伝統が受け継がれていくことを願うばかりです。

ヨーロッパの小さな村を訪れれば、偶然にも素敵なモノに出会うこともあるかもしれませんね。

中欧の国ハンガリーで、ただひとりの女性によって作られる貴重な伝統工芸、ハンガリーウッドドール。

欧州航路でも取り扱っています。気になる方は、実店舗もしくは、オンラインショップまで。

▼欧州航路 オンラインショップ▼

▼欧州航路 ショップリスト▼

欧州各地にはそれぞれの歴史に紐づく伝統に裏打ちされた、ストーリーとそれにまつわる素敵なモノに溢れています。
そんな素敵なモノが生活のなかにあることで毎日がちょっと豊かに。
「日常の中の小さな幸せ」を感じてもらえるようなモノづくりを目指しています。