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今は青い木の葉も、そろそろ紅葉の季節でしょうか。 九月は長月。 長い一日の終わりは涼しげで、心が落ち着きます。
先月、涼を求めて水族館へと足を運びました。 そこで初めて知ったのですが、キンメダイは深海魚なのだそうです。
中でも、ヒカリキンメダイという不思議な魚がいます。
彼らの目の下にある涙袋のようなものは、泳ぎに合わせて明滅し、光っているように見えるのです。 暗闇の中の耀きは、まるで水中の蛍のようでした。
本日は、ヒカリキンメダイのようにさりげなく光を煌めかせる、癒しの石を紹介します。
~森林浴、アベンチュリン~
森林を思わせる、優しい緑色の石、アベンチュリン。 5月の誕生石として有名ですね。
アベンチュリンは健康と癒しの石です。 森林がマイナスイオンを放ち、二酸化炭素を酸素に変えるように、アベンチュリンは人体に溜まった悪いエネルギーを排出してくれます。
疫病を退散したり、ベッドの横に置いてあげるとストレスを緩和してくれるともいいます。 心身ともに癒してくれる、優しい石なのです。
また、アベンチュリンは「インドヒスイ」と呼ばれることがあります。 この深く優しいグリーンがヒスイに似ていることから、ヒスイの代用品として長く使われていたようです。
ヒスイも疫病退散や、幸運の守りとして使用されていたので、 アベンチュリンにも同じ効果を期待されていたのかもしれませんね。
~砂金水晶~
アベンチュリンの和名は「砂金水晶」です。 砂金と聞くと、なんとなくロマンを感じますね。 この名前は、アベンチュリンの見た目に由来します。
アベンチュリンをよく見てみると、砂金のようにキラキラと輝く粒子があります。
これはアベンチュレッセンスと呼ばれる、アベンチュリンに内包されたクロム石やヘマタイトといった鉱物が輝いて起こる、シラー効果(光学反応)です。 金色だったり、濃い緑の粒だったり、その見え方は様々です。
しかし、こうして輝くように見えるアベンチュリンはあまり多くはありません。
砂金は川に混じっていることがありますが、探そうと思ってもなかなか見つからないですよね。 それと同じで、アベンチュレッセンスもはっきりとした輝きは珍しいのです。 かくいう私もアベンチュリンにこんな輝きがあるとは、と初めのうちは気づきもしませんでした。
~珍しいアベンチュレッセンス~
天然石アクセサリーを取り扱うお店の誕生石コーナー、そこでアベンチュリンを見かけることは多いです。 しかし、「アベンチュリン」と書かれているその石を見てみると、緑一色の石がほとんどで、特有のシラー効果が見えるものは……私は出会ったことがありません。
小さいパーツの中に、それを見つけるのも難しいでしょうが、それにしても見当たらない。 そうだから、アベンチュレッセンスという存在を知るのに時間がかかりました。
私がその効果を知ったのは、良質なアベンチュリンを初めて見た時でした。
いえ、アベンチュレッセンスが見えないからといって、それがアベンチュリンでないわけではないのです。 前項にも挙げたように、その効果は珍しいのですから。 粒子状のものが見えないアベンチュリンは、クロム石たちが含まれていても、角度や結晶の状態によってシラー効果を得られず、緑一色のクォーツに見えるだけなのです。
そんな希少性の高いアベンチュレッセンスを初めて見た時、それがアベンチュリンだとは思いませんでした。 私が知っているアベンチュリンは緑一色のものだったからです。
砂金が散りばめられた緑の水晶。 それが第一印象でした。
光に当てると、緑の地肌とともに白や金にチカチカと輝き、まるで砂金の塊を手にしているようでした。
実は、私の誕生石はアベンチュリンなのです。 しかし、どうにも「誕生石だからって持ちたいとは思わない」とまで思っていました。 健康の石は欲しいけれど、なんとなく面白みがないなあ、と。 お客様の話を聞いていても、ご自分の誕生石を好きになれない、という方は多く見られます。
そんな方は、ぜひそのお店の店員さんにおすすめの石を聞いてみてください。 同じ石でも見え方が全く違います。
特にアベンチュリンは、一目見てその違いをわかってもらえると思います。
~疲れを自覚し始める、今だからこそ~
優しい癒しの石、アベンチュリン。 9月は夏の終わりということもあり、疲れやすくなったり、気温の変化で体調を崩しやすかったりします。 そうだから、重陽の節句で健康祈願をしてみたり、敬老の日におじいちゃんおばあちゃんの長寿をお祈りしたりするのですね。 9月は何かと、気持ちも環境も変わりやすい。
そんなときこそ、ヒーリングの石に頼ってみるのはいかがでしょうか。
深緑の季節を終えた今。 迎える北風に負けないためにも、心も体もリラックスさせておく必要があります。
私は柔らかな光を見ると、心が落ち着く気がします。 夏の川辺の蛍だったり、水中を瞬く光だったり、雲の合間から漏れる月光だったり。 アベンチュリンはその優し気な砂金の輝きに、癒し効果があるのではないかと思うのです。
森林浴にマイナスイオン、そして小さな金色の光。
他の石にはない、アベンチュリン特有の癒しの光を、ぜひ皆さんも体感してみてくださいね。
今は青い木の葉も、そろそろ紅葉の季節でしょうか。
九月は長月。
長い一日の終わりは涼しげで、心が落ち着きます。
先月、涼を求めて水族館へと足を運びました。
そこで初めて知ったのですが、キンメダイは深海魚なのだそうです。
中でも、ヒカリキンメダイという不思議な魚がいます。
彼らの目の下にある涙袋のようなものは、泳ぎに合わせて明滅し、光っているように見えるのです。
暗闇の中の耀きは、まるで水中の蛍のようでした。
本日は、ヒカリキンメダイのようにさりげなく光を煌めかせる、癒しの石を紹介します。
~森林浴、アベンチュリン~
森林を思わせる、優しい緑色の石、アベンチュリン。
5月の誕生石として有名ですね。
アベンチュリンは健康と癒しの石です。
森林がマイナスイオンを放ち、二酸化炭素を酸素に変えるように、アベンチュリンは人体に溜まった悪いエネルギーを排出してくれます。
疫病を退散したり、ベッドの横に置いてあげるとストレスを緩和してくれるともいいます。
心身ともに癒してくれる、優しい石なのです。
また、アベンチュリンは「インドヒスイ」と呼ばれることがあります。
この深く優しいグリーンがヒスイに似ていることから、ヒスイの代用品として長く使われていたようです。
ヒスイも疫病退散や、幸運の守りとして使用されていたので、
アベンチュリンにも同じ効果を期待されていたのかもしれませんね。
~砂金水晶~
アベンチュリンの和名は「砂金水晶」です。
砂金と聞くと、なんとなくロマンを感じますね。
この名前は、アベンチュリンの見た目に由来します。
アベンチュリンをよく見てみると、砂金のようにキラキラと輝く粒子があります。
これはアベンチュレッセンスと呼ばれる、アベンチュリンに内包されたクロム石やヘマタイトといった鉱物が輝いて起こる、シラー効果(光学反応)です。
金色だったり、濃い緑の粒だったり、その見え方は様々です。
しかし、こうして輝くように見えるアベンチュリンはあまり多くはありません。
砂金は川に混じっていることがありますが、探そうと思ってもなかなか見つからないですよね。
それと同じで、アベンチュレッセンスもはっきりとした輝きは珍しいのです。
かくいう私もアベンチュリンにこんな輝きがあるとは、と初めのうちは気づきもしませんでした。
~珍しいアベンチュレッセンス~
天然石アクセサリーを取り扱うお店の誕生石コーナー、そこでアベンチュリンを見かけることは多いです。
しかし、「アベンチュリン」と書かれているその石を見てみると、緑一色の石がほとんどで、特有のシラー効果が見えるものは……私は出会ったことがありません。
小さいパーツの中に、それを見つけるのも難しいでしょうが、それにしても見当たらない。
そうだから、アベンチュレッセンスという存在を知るのに時間がかかりました。
私がその効果を知ったのは、良質なアベンチュリンを初めて見た時でした。
いえ、アベンチュレッセンスが見えないからといって、それがアベンチュリンでないわけではないのです。
前項にも挙げたように、その効果は珍しいのですから。
粒子状のものが見えないアベンチュリンは、クロム石たちが含まれていても、角度や結晶の状態によってシラー効果を得られず、緑一色のクォーツに見えるだけなのです。
そんな希少性の高いアベンチュレッセンスを初めて見た時、それがアベンチュリンだとは思いませんでした。
私が知っているアベンチュリンは緑一色のものだったからです。
砂金が散りばめられた緑の水晶。
それが第一印象でした。
光に当てると、緑の地肌とともに白や金にチカチカと輝き、まるで砂金の塊を手にしているようでした。
実は、私の誕生石はアベンチュリンなのです。
しかし、どうにも「誕生石だからって持ちたいとは思わない」とまで思っていました。
健康の石は欲しいけれど、なんとなく面白みがないなあ、と。
お客様の話を聞いていても、ご自分の誕生石を好きになれない、という方は多く見られます。
そんな方は、ぜひそのお店の店員さんにおすすめの石を聞いてみてください。
同じ石でも見え方が全く違います。
特にアベンチュリンは、一目見てその違いをわかってもらえると思います。
~疲れを自覚し始める、今だからこそ~
優しい癒しの石、アベンチュリン。
9月は夏の終わりということもあり、疲れやすくなったり、気温の変化で体調を崩しやすかったりします。
そうだから、重陽の節句で健康祈願をしてみたり、敬老の日におじいちゃんおばあちゃんの長寿をお祈りしたりするのですね。
9月は何かと、気持ちも環境も変わりやすい。
そんなときこそ、ヒーリングの石に頼ってみるのはいかがでしょうか。
深緑の季節を終えた今。
迎える北風に負けないためにも、心も体もリラックスさせておく必要があります。
私は柔らかな光を見ると、心が落ち着く気がします。
夏の川辺の蛍だったり、水中を瞬く光だったり、雲の合間から漏れる月光だったり。
アベンチュリンはその優し気な砂金の輝きに、癒し効果があるのではないかと思うのです。
森林浴にマイナスイオン、そして小さな金色の光。
他の石にはない、アベンチュリン特有の癒しの光を、ぜひ皆さんも体感してみてくださいね。