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結婚式という大切な人の大事な門出を祝う場では、ご祝儀を持参するのがマナーです。そのご祝儀を包むことにも作法があり、袱紗を使うこともその1つです。袱紗の選び方や包み方に不安がある方は、ぜひ正しい扱い方を覚えておきましょう。
袱紗は、ご祝儀袋を包む布です。あってもなくても関係ないと思われるかもしれませんが、袱紗は日本独自の文化で培われた、相手への思いやりを示す意味が込められた大切なものです。
ご祝儀袋には、水引や繊細な装飾が施されているものが多く、少しの衝撃で乱れたり破損する恐れがあります。袱紗は、そんなご祝儀袋の保護をする役割もあるのです。また、ご祝儀袋や不祝儀袋は美しい状態で渡すのがマナー。汚れを守るという実用的な目的をもっています。さらに、袱紗に包むという行為は、相手への気持ちを自分ごとのように大切に扱うという、相手への敬意や礼を尽くす心を形にしたものでもあります。
結婚式では、ご祝儀袋を袱紗に包むことが正式なマナー。受付での立ち振る舞いは、ゲストとしての品格を表すものでもあり、ゲストとして呼ばれるにふさわしいことを示す重要な心得なのです。
落ち着いた様子で袱紗を扱い、お祝いの言葉を添えて差し出すことは、「この日のために準備をしてきました」「この日を心からお祝いします」という意思を示すことにもつながります。
袱紗は、結婚式以外の場面でも使いますが、TPOに合わせて選ぶ必要があります。
結婚式は、おめでたい席ということもあり、明るく華やかな色味の袱紗を選ぶのが基本です。具体的には、赤やえんじ、朱色、ピンク、オレンジ、ゴールドなどが良いとされています。また、紫は、寒色系ではありますが、古来より高貴な色とされてきたため、慶事と弔事の両方で使えます。袱紗の色選びで迷った時や、結婚式から葬儀まで幅広く対応しやすいものを1枚もっておきたい時に便利です。
袱紗には、黒やグレーなどの寒色系のものもあります。これは、葬儀や法事などの弔事で使われる色味であり、結婚式には不向きです。具体的には、黒、紺、グレー、深緑などの暗い色が該当します。悲しみの席での慎みを表す色であり、そういった特徴から「不幸を連想させる」として、おめでたい席では失礼にあたります。
袱紗の色選びは、性別や年代で考え方が変わる傾向にあります。もちろん、性別や年代によって「この色を選ぶべき」という決まったルールはありません。
一般的に、若い世代であれば明るいピンクなど華やかな色合いがよく似合います。一方で、年代が上がるとえんじ色や濃い紫など落ち着いた色味を選び、大人の品格を演出するという方法もよく選ばれます。暖色系は女性に選ばれやすいというイメージがあるかもしれませんが、結婚式では男性も明るい色を選んで問題ありません。基本的には、紫やえんじ色などが好まれる傾向にあるようです。
先ほどもご紹介しましたが、紫は慶事・弔事の両方で使えて、性別を問わず持ちやすい便利な色です。もし、袱紗の色選びに迷った時は、紫を選ぶと良いでしょう。
袱紗には、大きく分けて「包むタイプ」と「挟むタイプ」の2種類があります。それぞれの特徴を理解しておきましょう。
包むタイプの袱紗は、格式高く正式とされる伝統的な形です。シンプルな1枚の正方形の布でできたものを「手袱紗(てふくさ)」、袋を乗せるための板がついているものを「台付き袱紗」と呼びます。台付き袱紗の場合、布の色だけでなく台の色にも注意が必要です。布の色と同様に、慶事なら赤や朱色、弔事なら紺や緑を選び、正しくセットしなければなりません。高額な包みを差し出す場面や、親族の結婚式、格式高い式典などでは、このタイプを使用するのが理想的でしょう。
あらかじめ袋状に縫い合わされた袱紗のことを、「金封袱紗(きんぷうふくさ)」や「簡易袱紗」と呼びます。サッと包んで取り出せて、型崩れしにくいのが特徴で、近年の主流です。しかし、このタイプはあくまでも簡略的なものとしての位置付けであり、包むタイプの袱紗に比べるとフォーマル度は下がります。もちろん、これを使ってもマナー違反にはなりませんが、厳格な立場での出席や高額なご祝儀を包む場合などには避けた方が無難でしょう。一般的な友人や同僚としての参列などではよく使われています。
袱紗の正しい扱い方を身に付けて、大人らしい振る舞いができるように心得ておきましょう。
袱紗をひし形に広げます。ご祝儀は、表側を上にして、中央よりやや左側に置きましょう。左、上、下の順に畳み、最後に右側を折り込みます。余った部分は裏に回すか、爪をかけて留めます。
右側に開くように持ち、ご祝儀袋を差し込みます。結婚式のような慶事では、必ず右開きになるようにしましょう。逆に、左開きになるのはお葬式などの弔事です。この違いを覚えておくと便利です。
まず、受付で「本日は誠におめでとうございます」と一礼しましょう。そして、記帳を済ませます。記帳が終わったら、バッグやポケットから袱紗を取り出して、左手に乗せて右手で開きます。袱紗を素早く畳んで、その上にご祝儀袋を重ねて受付の人に表書きが正しく読める向きに回転させ、両手で丁寧に差し出しましょう。「心ばかりのお祝いでございます」などの言葉を添えると良いです。
結婚式では、必ず袱紗を右に開くようにするのが作法です。左に開くのは非常に縁起が悪いとされるため、注意しましょう。もちろん、袱紗を使わないのは失礼にあたります。さらに、受付の人と親しい間柄であっても、必ず両手で渡しましょう。
結婚式の場合、突然招待されることはほぼないと思われますが、あると思っていたはずのものが見当たらないなど、土壇場になって焦ることも考えられます。もし、袱紗がどうしても準備できない時はどうすれば良いのか状況に応じた代用方法と注意点を解説します。
袱紗がなく、どうしても用意できない場合の最終手段として、ハンカチや小さめの風呂敷、大判のスカーフで代用することは可能です。しかし、あくまでもやむを得ない場合に限られます。これらで代用するときは、アイロンがしっかりかかって清潔であることや、白・パステルカラー・明るい色であることも重要です。袱紗と同じように、黒や紺などの寒色系のものは避けましょう。
袱紗ではなく、代用品で済ませることは、みる人によっては「準備不足」という印象を与えてしまうこともあります。社会人の基本的なマナーとして、とりあえず紫色の袱紗を1つ持っておくと、慶事・弔事の両方で使うことができます。最近は、100円ショップ等でも袱紗が販売されている事も多いです。できるだけ代用品で済ませるのではなく、準備できるようにしておきましょう。
袱紗の使用は、日本の伝統的な文化であり、相手のことを思いやる気持ちを表現するものでもあります。岩座では、こうした日本の心を大事にした和雑貨も取り扱っています。東京都内をはじめ、神奈川や埼玉、愛知、京都、広島など全国に店舗がありますので、大切な時にこそ使いたくなる袱紗を、手に取ってじっくり選んでみませんか。
袱紗は、慶事・弔事の両方で用いられるものですが、その場によって適した色が変わるなど注意点もあります。選び方のポイントや包み方をきちんと理解しておくと安心ですよね。
誰もが一生のうち何度か使うことになるアイテムでもあるため、すぐに使う予定はなくても準備しておくと良いでしょう。
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結婚式という大切な人の大事な門出を祝う場では、ご祝儀を持参するのがマナーです。
そのご祝儀を包むことにも作法があり、袱紗を使うこともその1つです。袱紗の選び方や包み方に不安がある方は、ぜひ正しい扱い方を覚えておきましょう。
目次
そもそも袱紗とは何?どんなもの?
袱紗は、ご祝儀袋を包む布です。
あってもなくても関係ないと思われるかもしれませんが、袱紗は日本独自の文化で培われた、相手への思いやりを示す意味が込められた大切なものです。
袱紗の役割と意味|相手への贈り物を傷や汚れから守る
ご祝儀袋には、水引や繊細な装飾が施されているものが多く、少しの衝撃で乱れたり破損する恐れがあります。袱紗は、そんなご祝儀袋の保護をする役割もあるのです。
また、ご祝儀袋や不祝儀袋は美しい状態で渡すのがマナー。汚れを守るという実用的な目的をもっています。
さらに、袱紗に包むという行為は、相手への気持ちを自分ごとのように大切に扱うという、相手への敬意や礼を尽くす心を形にしたものでもあります。
なぜ結婚式に袱紗が必要とされるのか
結婚式では、ご祝儀袋を袱紗に包むことが正式なマナー。
受付での立ち振る舞いは、ゲストとしての品格を表すものでもあり、ゲストとして呼ばれるにふさわしいことを示す重要な心得なのです。
落ち着いた様子で袱紗を扱い、お祝いの言葉を添えて差し出すことは、「この日のために準備をしてきました」「この日を心からお祝いします」という意思を示すことにもつながります。
結婚式で選ぶべき袱紗の色
袱紗は、結婚式以外の場面でも使いますが、TPOに合わせて選ぶ必要があります。
慶事にふさわしい基本の色
結婚式は、おめでたい席ということもあり、明るく華やかな色味の袱紗を選ぶのが基本です。具体的には、赤やえんじ、朱色、ピンク、オレンジ、ゴールドなどが良いとされています。
また、紫は、寒色系ではありますが、古来より高貴な色とされてきたため、慶事と弔事の両方で使えます。袱紗の色選びで迷った時や、結婚式から葬儀まで幅広く対応しやすいものを1枚もっておきたい時に便利です。
避けたほうがよい色
袱紗には、黒やグレーなどの寒色系のものもあります。これは、葬儀や法事などの弔事で使われる色味であり、結婚式には不向きです。
具体的には、黒、紺、グレー、深緑などの暗い色が該当します。悲しみの席での慎みを表す色であり、そういった特徴から「不幸を連想させる」として、おめでたい席では失礼にあたります。
男女・年代による色選びの考え方
袱紗の色選びは、性別や年代で考え方が変わる傾向にあります。もちろん、性別や年代によって「この色を選ぶべき」という決まったルールはありません。
一般的に、若い世代であれば明るいピンクなど華やかな色合いがよく似合います。一方で、年代が上がるとえんじ色や濃い紫など落ち着いた色味を選び、大人の品格を演出するという方法もよく選ばれます。
暖色系は女性に選ばれやすいというイメージがあるかもしれませんが、結婚式では男性も明るい色を選んで問題ありません。基本的には、紫やえんじ色などが好まれる傾向にあるようです。
先ほどもご紹介しましたが、紫は慶事・弔事の両方で使えて、性別を問わず持ちやすい便利な色です。もし、袱紗の色選びに迷った時は、紫を選ぶと良いでしょう。
袱紗の種類と特徴
袱紗には、大きく分けて「包むタイプ」と「挟むタイプ」の2種類があります。それぞれの特徴を理解しておきましょう。
包むタイプの袱紗
包むタイプの袱紗は、格式高く正式とされる伝統的な形です。シンプルな1枚の正方形の布でできたものを「手袱紗(てふくさ)」、袋を乗せるための板がついているものを「台付き袱紗」と呼びます。
台付き袱紗の場合、布の色だけでなく台の色にも注意が必要です。布の色と同様に、慶事なら赤や朱色、弔事なら紺や緑を選び、正しくセットしなければなりません。
高額な包みを差し出す場面や、親族の結婚式、格式高い式典などでは、このタイプを使用するのが理想的でしょう。
挟むタイプ(金封袱紗・簡略袱紗)
あらかじめ袋状に縫い合わされた袱紗のことを、「金封袱紗(きんぷうふくさ)」や「簡易袱紗」と呼びます。
サッと包んで取り出せて、型崩れしにくいのが特徴で、近年の主流です。
しかし、このタイプはあくまでも簡略的なものとしての位置付けであり、包むタイプの袱紗に比べるとフォーマル度は下がります。もちろん、これを使ってもマナー違反にはなりませんが、厳格な立場での出席や高額なご祝儀を包む場合などには避けた方が無難でしょう。
一般的な友人や同僚としての参列などではよく使われています。
結婚式での袱紗の使い方|正しい包み方
袱紗の正しい扱い方を身に付けて、大人らしい振る舞いができるように心得ておきましょう。
ご祝儀の包み方(慶事)
手袱紗・台付き袱紗の場合
袱紗をひし形に広げます。ご祝儀は、表側を上にして、中央よりやや左側に置きましょう。左、上、下の順に畳み、最後に右側を折り込みます。余った部分は裏に回すか、爪をかけて留めます。
簡易袱紗の場合
右側に開くように持ち、ご祝儀袋を差し込みます。結婚式のような慶事では、必ず右開きになるようにしましょう。逆に、左開きになるのはお葬式などの弔事です。この違いを覚えておくと便利です。
受付での渡しかた
まず、受付で「本日は誠におめでとうございます」と一礼しましょう。そして、記帳を済ませます。記帳が終わったら、バッグやポケットから袱紗を取り出して、左手に乗せて右手で開きます。
袱紗を素早く畳んで、その上にご祝儀袋を重ねて受付の人に表書きが正しく読める向きに回転させ、両手で丁寧に差し出しましょう。「心ばかりのお祝いでございます」などの言葉を添えると良いです。
NGになりやすい所作
結婚式では、必ず袱紗を右に開くようにするのが作法です。左に開くのは非常に縁起が悪いとされるため、注意しましょう。もちろん、袱紗を使わないのは失礼にあたります。さらに、受付の人と親しい間柄であっても、必ず両手で渡しましょう。
袱紗がない場合はどうする?
結婚式の場合、突然招待されることはほぼないと思われますが、あると思っていたはずのものが見当たらないなど、土壇場になって焦ることも考えられます。もし、袱紗がどうしても準備できない時はどうすれば良いのか状況に応じた代用方法と注意点を解説します。
代用は可能か
袱紗がなく、どうしても用意できない場合の最終手段として、ハンカチや小さめの風呂敷、大判のスカーフで代用することは可能です。しかし、あくまでもやむを得ない場合に限られます。
これらで代用するときは、アイロンがしっかりかかって清潔であることや、白・パステルカラー・明るい色であることも重要です。袱紗と同じように、黒や紺などの寒色系のものは避けましょう。
事前準備の重要性
袱紗ではなく、代用品で済ませることは、みる人によっては「準備不足」という印象を与えてしまうこともあります。社会人の基本的なマナーとして、とりあえず紫色の袱紗を1つ持っておくと、慶事・弔事の両方で使うことができます。
最近は、100円ショップ等でも袱紗が販売されている事も多いです。できるだけ代用品で済ませるのではなく、準備できるようにしておきましょう。
袱紗で思いを伝えてみませんか?
袱紗の使用は、日本の伝統的な文化であり、相手のことを思いやる気持ちを表現するものでもあります。
岩座では、こうした日本の心を大事にした和雑貨も取り扱っています。東京都内をはじめ、神奈川や埼玉、愛知、京都、広島など全国に店舗がありますので、大切な時にこそ使いたくなる袱紗を、手に取ってじっくり選んでみませんか。
準備を整えておくのがおすすめ
袱紗は、慶事・弔事の両方で用いられるものですが、その場によって適した色が変わるなど注意点もあります。選び方のポイントや包み方をきちんと理解しておくと安心ですよね。
誰もが一生のうち何度か使うことになるアイテムでもあるため、すぐに使う予定はなくても準備しておくと良いでしょう。
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