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お店の前や家の玄関で、「たぬきの置物」を見かけたことはありませんか。昔から縁起が良いものとして親しまれてきました。
本記事では、たぬきの置物が持つ本当の意味や歴史を解説しながら、現代の暮らしにも自然になじむ、楽しみ方を紹介します。
たぬきは、「かちかち山」をはじめとする昔話や民話、ことわざなどに数多く登場し、古くから日本人の身近な存在として親しまれてきました。人に化けたり、不思議な力で周囲を驚かせたりする一方で、どこか間の抜けた愛嬌のある存在として描かれることが多く、「憎めない存在」というイメージが定着しています。
各地には、たぬきにまつわる伝承や逸話が残されており、人を助けたり、芸事を好んだりと、地域ごとにさまざまな物語が語り継がれてきました。こうした物語からもわかるように、たぬきは単なる動物ではなく、人々の暮らしや心の中に自然と溶け込む存在だったといえるでしょう。
たぬきが縁起物として親しまれる背景には、その不思議な力と人懐っこい性格が深く関係しています。古くから「人を化かす」「姿を変える」といったイメージを持つたぬきは、運を呼び込み、災いを避ける存在として考えられてきました。
また、豊穣や商売繁盛、金運を象徴する存在として語られることも多く、こうした信仰が時代を超えて受け継がれてきたことで、たぬきの置物は縁起物として定着していきます。特に商いの場では、「福を呼び込む存在」として親しまれ、今でも店先や玄関にたぬきの置物が置かれる光景が見られます。
たぬきの置物は、単なる動物のモチーフではなく、日本人の価値観や願いが込められた、暮らしに寄り添う縁起物なのです。
たぬきの置物には、さまざまな福を招く意味が込められています。代表的な意味を3つに分けて紹介します。
たぬきの置物が商売繁盛のシンボルとされるのは、その名前が「他を抜く」という縁起の良い語呂合わせになり、「ライバル店に勝って繁盛する」という願いと結びついたためです。さらに、たぬきが持つ道具にも意味があり、大きな「金袋」は金運や財産を、手に持った「通い帳」は商売に欠かせない信用をそれぞれ表しています。
たぬきは、つがいで行動することが多いため、たぬきの置物は「夫婦円満」や「家庭円満」の象徴とされています。また、たぬきが持つ「徳利(とっくり)」は、「人徳」を表します。周りの人から好かれる良い人間関係を築き、結果として家庭に福を招くと考えられています。
「八相縁起(はっそうえんぎ)」は信楽焼のたぬきの体の各部分に込められた8つの特徴です。縁起の良い意味が込められています。
信楽焼は、日本六古窯(信楽・備前・丹波・越前・瀬戸・常滑)の一つで歴史のある焼き物です。
信楽の土は焼くと「緋色(ひいろ)」と呼ばれるきれいな赤茶色になり、土の感じを活かした素朴さと温かみがあります。釉薬を施さずに焼き締める技法も信楽焼の特徴のひとつで、飾り気のない自然な美しさと丈夫さをあわせ持ちます。手作りのため一つひとつ表情が違うのも魅力です。
たぬきの置物といえば、滋賀県の「信楽焼(しがらきやき)」を思い浮かべる人が多いでしょう。なぜたぬきの置物が信楽焼で有名になったのでしょうか。その理由は以下の2つにあります。
信楽焼の特徴は耐火性が高く、粗い質感です。信楽焼の土は丈夫で大きなものを作りやすく、たぬきの丸みのある形や細かい表情を出すのにも向いています。焼くと赤みを帯びて温かみのある色になり、土そのものの素朴な風合いが、日本のわび・さびの自然体の美しさを感じさせます。
1951年に昭和天皇が信楽町を訪れたとき、町の人たちは日の丸の旗を持ったたくさんのたぬきの置物を並べてお迎えしました。その光景に感動した天皇が歌を詠まれ、マスコミで紹介されたことがきっかけで、全国に「信楽焼といえば、たぬき」「たぬきは福を招く縁起物」というイメージが一気に広まりました。
玄関は家の「顔」ともいわれ、良い運気が入ってくる大切な場所です。その玄関にたぬきの置物を置くと、外からの福を招き入れるとされています。また、たぬきのどっしりと構えた姿は、家に入ってくる悪い気を防ぎ、良い運気を逃さないための「番人」の役目もしてくれます。笑顔でみんなを迎え、大きな目で見守ってくれるたぬきを置く場所として玄関はぴったりです。
たぬきは夫婦仲が良い動物として知られ、家庭円満のお守りになると考えられています。
また、昔から福をもたらす象徴として大切にされてきたので、家族が集まる場所に飾ると家族の運気が上がると言われています。長く過ごすリビングやキッチンは、たぬきの置物を置くのにぴったりの場所です。いつも家族の目に入る場所に置くと、自然と愛着が湧き、心のなごみにもなるでしょう。
「他を抜く」という商売繁盛の意味があるたぬきの置物は、お店や仕事部屋に置くのもおすすめです。体のパーツに込められた八相縁起(通帳=信用、金袋=お金運、太いおしり=最後までがんばるなど)の教えが仕事の成功と発展を後押しすると考えられています。日々の仕事の中でふとたぬきを目にしたとき、気持ちを和ませ、新たな活力を与えてくれるかもしれません。
たぬきの置物は福を招く縁起物なので、感謝を込めて丁寧に扱うことが大切です。ほこりをかぶらないように、ときどききれいに拭いてあげましょう。
床に直接置かず、少し高さのある台や棚の上に飾ると、丁寧な印象になります。物でごちゃごちゃした場所や、暗い場所は避け、明るくスッキリした場所に飾りましょう。
信楽焼の産地である滋賀県や全国で開かれる陶器市で買うことができます。たくさんの作品を直接手に取って、土の感じや色合いを確かめながらお気に入りのたぬきを選べます。作った人から直接話を聞けることもあるので、特別な一つに出会えるかもしれません。
信楽陶器まつり
毎年信楽で行われる陶器まつり。広いエリアに点在する窯元やお店で割引もあるので陶器ファンに人気が高い。期間中はユニークなたぬきがいたり、街中を散策して楽しめます。
久保田陶器店 たぬき屋
東京都にある信楽焼のたぬきやフクロウの置物が店前にずらりと並ぶ陶磁器専門店。 店内には食器類も多数あり、昔ながらの雰囲気の陶器屋さんです。
通販サイトでは、伝統的なデザインから現代のインテリアに合うおしゃれなものまで、さまざまなたぬきの置物を探せます。サイズや色をじっくり比較できるため、自分の家にぴったりのたぬきを選びやすいのも魅力です。気軽に購入できるので、ぜひお気に入りのたぬきを見つけてください。
伝統的なたぬきは今のインテリアには合わせづらいと感じるかもしれません。いろんな福を招いてくれる縁起物の信楽焼のたぬきが手のひらサイズになりました!信楽焼の特徴は残したかわいらしいたぬきです。
・場所を選ばない手のひらサイズ
玄関の飾り棚やリビングのシェルフ、書斎のデスクの上など、ちょっとしたスペースに気軽に飾れるサイズです。小さくても存在感があり、お部屋をあたたかく演出してくれます。
・職人手作りの1点ものです
「おすわり信楽タヌキ」は、信楽焼の職人さんが一つひとつ手作りしています。そのため、土の温かみが伝わってきます。同じデザインでも、少しずつ表情が違うので、自分だけの特別なものになるでしょう。
・6色のカラーバリエーション
カラーは青・黒・白・紺・桃・黄の6色です。好みの色やお部屋の雰囲気に合わせて選べます。オス・メスがあるので夫婦で色違いを揃えて夫婦円満を願ったり、贈り物にも最適です。
たぬきの置物は、伝統的なものだけではありません。SNSなどで紹介された、思わず笑ってしまうような面白いデザインのたぬきたちを紹介します。
河童なのかたぬきなのか、表情や色も少し不安な置物。どこのどんなたぬきなのかは不明…。
阪神タイガース優勝を願って作られた狸です!
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信楽まつりのセラミックアートまつりで展示された狸です。とんでもない迫力。
たぬきの置物に込められた、たくさんの福を招く意味をご紹介しました。伝統的なものから、今の暮らしになじむ小さなものまで、きっとあなたにぴったりのたぬきが見つかるはずです。玄関やリビングにちょこんと座る姿を想像してみてください。きっと日々の暮らしに笑顔と温かい気持ちを運んでくれます。
あなたの毎日をそっと見守ってくれる、特別な一体を迎えてみてください。
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お店の前や家の玄関で、「たぬきの置物」を見かけたことはありませんか。昔から縁起が良いものとして親しまれてきました。
本記事では、たぬきの置物が持つ本当の意味や歴史を解説しながら、現代の暮らしにも自然になじむ、楽しみ方を紹介します。
目次
たぬきの置物とは?古くから日本で愛される縁起物
日本の暮らしに根付いてきた「たぬき」の存在
たぬきは、「かちかち山」をはじめとする昔話や民話、ことわざなどに数多く登場し、古くから日本人の身近な存在として親しまれてきました。
人に化けたり、不思議な力で周囲を驚かせたりする一方で、どこか間の抜けた愛嬌のある存在として描かれることが多く、「憎めない存在」というイメージが定着しています。
各地には、たぬきにまつわる伝承や逸話が残されており、人を助けたり、芸事を好んだりと、地域ごとにさまざまな物語が語り継がれてきました。
こうした物語からもわかるように、たぬきは単なる動物ではなく、人々の暮らしや心の中に自然と溶け込む存在だったといえるでしょう。
たぬきが縁起物として愛される理由
たぬきが縁起物として親しまれる背景には、その不思議な力と人懐っこい性格が深く関係しています。
古くから「人を化かす」「姿を変える」といったイメージを持つたぬきは、運を呼び込み、災いを避ける存在として考えられてきました。
また、豊穣や商売繁盛、金運を象徴する存在として語られることも多く、こうした信仰が時代を超えて受け継がれてきたことで、たぬきの置物は縁起物として定着していきます。
特に商いの場では、「福を呼び込む存在」として親しまれ、今でも店先や玄関にたぬきの置物が置かれる光景が見られます。
たぬきの置物は、単なる動物のモチーフではなく、日本人の価値観や願いが込められた、暮らしに寄り添う縁起物なのです。
たぬきの置物が持つ縁起の良い意味とは
たぬきの置物には、さまざまな福を招く意味が込められています。代表的な意味を3つに分けて紹介します。
1.商売繁盛
たぬきの置物が商売繁盛のシンボルとされるのは、その名前が「他を抜く」という縁起の良い語呂合わせになり、「ライバル店に勝って繁盛する」という願いと結びついたためです。
さらに、たぬきが持つ道具にも意味があり、大きな「金袋」は金運や財産を、手に持った「通い帳」は商売に欠かせない信用をそれぞれ表しています。
2.福を招く
たぬきは、つがいで行動することが多いため、たぬきの置物は「夫婦円満」や「家庭円満」の象徴とされています。
また、たぬきが持つ「徳利(とっくり)」は、「人徳」を表します。周りの人から好かれる良い人間関係を築き、結果として家庭に福を招くと考えられています。
3.八相縁起
「八相縁起(はっそうえんぎ)」は信楽焼のたぬきの体の各部分に込められた8つの特徴です。縁起の良い意味が込められています。
たぬきの置物と信楽焼の深い関係
日本六古窯のひとつ、信楽焼の魅力
信楽焼は、日本六古窯(信楽・備前・丹波・越前・瀬戸・常滑)の一つで歴史のある焼き物です。
信楽の土は焼くと「緋色(ひいろ)」と呼ばれるきれいな赤茶色になり、土の感じを活かした素朴さと温かみがあります。釉薬を施さずに焼き締める技法も信楽焼の特徴のひとつで、飾り気のない自然な美しさと丈夫さをあわせ持ちます。手作りのため一つひとつ表情が違うのも魅力です。
たぬきの置物が信楽焼で有名になった理由
たぬきの置物といえば、滋賀県の「信楽焼(しがらきやき)」を思い浮かべる人が多いでしょう。なぜたぬきの置物が信楽焼で有名になったのでしょうか。その理由は以下の2つにあります。
1.たぬき作りに適した土の性質
信楽焼の特徴は耐火性が高く、粗い質感です。信楽焼の土は丈夫で大きなものを作りやすく、たぬきの丸みのある形や細かい表情を出すのにも向いています。焼くと赤みを帯びて温かみのある色になり、土そのものの素朴な風合いが、日本のわび・さびの自然体の美しさを感じさせます。
2.昭和天皇が訪れたこと
1951年に昭和天皇が信楽町を訪れたとき、町の人たちは日の丸の旗を持ったたくさんのたぬきの置物を並べてお迎えしました。その光景に感動した天皇が歌を詠まれ、マスコミで紹介されたことがきっかけで、全国に「信楽焼といえば、たぬき」「たぬきは福を招く縁起物」というイメージが一気に広まりました。
たぬきの置物のおすすめの置き場所と飾り方
玄関|良い運気を招き入れる場所
玄関は家の「顔」ともいわれ、良い運気が入ってくる大切な場所です。その玄関にたぬきの置物を置くと、外からの福を招き入れるとされています。
また、たぬきのどっしりと構えた姿は、家に入ってくる悪い気を防ぎ、良い運気を逃さないための「番人」の役目もしてくれます。笑顔でみんなを迎え、大きな目で見守ってくれるたぬきを置く場所として玄関はぴったりです。
リビング・キッチン|夫婦円満と家庭の運気向上
たぬきは夫婦仲が良い動物として知られ、家庭円満のお守りになると考えられています。
また、昔から福をもたらす象徴として大切にされてきたので、家族が集まる場所に飾ると家族の運気が上がると言われています。
長く過ごすリビングやキッチンは、たぬきの置物を置くのにぴったりの場所です。
いつも家族の目に入る場所に置くと、自然と愛着が湧き、心のなごみにもなるでしょう。
店舗の入口・ワークスペース|仕事の成功と発展
「他を抜く」という商売繁盛の意味があるたぬきの置物は、お店や仕事部屋に置くのもおすすめです。体のパーツに込められた八相縁起(通帳=信用、金袋=お金運、太いおしり=最後までがんばるなど)の教えが仕事の成功と発展を後押しすると考えられています。
日々の仕事の中でふとたぬきを目にしたとき、気持ちを和ませ、新たな活力を与えてくれるかもしれません。
飾る際の注意点|敬意と感謝の気持ちを込める
たぬきの置物は福を招く縁起物なので、感謝を込めて丁寧に扱うことが大切です。ほこりをかぶらないように、ときどききれいに拭いてあげましょう。
床に直接置かず、少し高さのある台や棚の上に飾ると、丁寧な印象になります。物でごちゃごちゃした場所や、暗い場所は避け、明るくスッキリした場所に飾りましょう。
たぬきの置物はどこで買える?
全国の陶器市や専門店を訪ねてみる
信楽焼の産地である滋賀県や全国で開かれる陶器市で買うことができます。
たくさんの作品を直接手に取って、土の感じや色合いを確かめながらお気に入りのたぬきを選べます。作った人から直接話を聞けることもあるので、特別な一つに出会えるかもしれません。
信楽陶器まつり
毎年信楽で行われる陶器まつり。広いエリアに点在する窯元やお店で割引もあるので陶器ファンに人気が高い。期間中はユニークなたぬきがいたり、街中を散策して楽しめます。
久保田陶器店 たぬき屋
東京都にある信楽焼のたぬきやフクロウの置物が店前にずらりと並ぶ陶磁器専門店。 店内には食器類も多数あり、昔ながらの雰囲気の陶器屋さんです。
通販サイトで暮らしに合うデザインを探す
通販サイトでは、伝統的なデザインから現代のインテリアに合うおしゃれなものまで、さまざまなたぬきの置物を探せます。
サイズや色をじっくり比較できるため、自分の家にぴったりのたぬきを選びやすいのも魅力です。
気軽に購入できるので、ぜひお気に入りのたぬきを見つけてください。
【おすすめ】暮らしになじむ、かわいい「おすわり信楽タヌキ」
伝統的なたぬきは今のインテリアには合わせづらいと感じるかもしれません。いろんな福を招いてくれる縁起物の信楽焼のたぬきが手のひらサイズになりました!信楽焼の特徴は残したかわいらしいたぬきです。
・場所を選ばない手のひらサイズ
玄関の飾り棚やリビングのシェルフ、書斎のデスクの上など、ちょっとしたスペースに気軽に飾れるサイズです。
小さくても存在感があり、お部屋をあたたかく演出してくれます。
・職人手作りの1点ものです
「おすわり信楽タヌキ」は、信楽焼の職人さんが一つひとつ手作りしています。
そのため、土の温かみが伝わってきます。同じデザインでも、少しずつ表情が違うので、自分だけの特別なものになるでしょう。
・6色のカラーバリエーション
カラーは青・黒・白・紺・桃・黄の6色です。好みの色やお部屋の雰囲気に合わせて選べます。
オス・メスがあるので夫婦で色違いを揃えて夫婦円満を願ったり、贈り物にも最適です。
【番外編】クスッと笑える、ユニークなたぬきの置物たち
たぬきの置物は、伝統的なものだけではありません。SNSなどで紹介された、思わず笑ってしまうような面白いデザインのたぬきたちを紹介します。
河童?たぬき?
河童なのかたぬきなのか、表情や色も少し不安な置物。どこのどんなたぬきなのかは不明…。
阪神タイガース狸
阪神タイガース優勝を願って作られた狸です!
アフロたぬき
信楽まつりのセラミックアートまつりで展示された狸です。とんでもない迫力。
毎日に、ささやかな幸せを運ぶたぬきの置物
たぬきの置物に込められた、たくさんの福を招く意味をご紹介しました。伝統的なものから、今の暮らしになじむ小さなものまで、きっとあなたにぴったりのたぬきが見つかるはずです。玄関やリビングにちょこんと座る姿を想像してみてください。きっと日々の暮らしに笑顔と温かい気持ちを運んでくれます。
あなたの毎日をそっと見守ってくれる、特別な一体を迎えてみてください。
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