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神棚は、日本の家庭で大切に祀られてきた存在。家族の健康や日々の無事を祈り、静かに見守ってきた神聖な場所です。しかし年月が経つと木材が傷んだり、引っ越しやリフォームの折に「片付けたい」と思うタイミングが訪れます。 そのとき悩むのが、「粗大ごみとして捨ててもよい?」「正しい作法がわからず、失礼にあたらないか心配……」といった点。神棚は単なる棚ではなく「神様をお祀りする依代(よりしろ)」ですから、感謝を込めて、正しく処分することが大切です。
この記事では、処分のタイミングや方法、費用の目安、注意点、避けるべきタブーをわかりやすく解説します。初めてでも安心して神棚を手放せるよう、ぜひ参考にしてください。
実は神棚には「必ずこの時期に替えなければならない」という決まりはありません。とはいえ、引っ越しや人生の節目など大きな変化のときに神棚を替えると、気持ちが整い日々のお参りにもいっそう意味を感じられるようになります。では、ここからは具体的なタイミングを一緒に見ていきましょう。
神棚を替える最も多いきっかけが、引っ越しやリフォームです。新しい住まいは生活の基盤が変わる大切な節目であり、その空間に合わせて神棚を新調すると気持ちも自然と引き締まります。特にリフォームで内装や間取りが大きく変わる場合、以前の神棚のサイズやデザインが合わなくなることも少なくありません。そんなときは「新しい環境にふさわしい形で神様をお迎えする」という意識を持つことで、神棚を替えることへの抵抗感も少なくなります。
神棚の取り替え時期としてよく挙げられるのが「式年遷宮」に合わせる方法です。式年遷宮とは、一定の年数ごとに社殿を建て替え、神様を新しい御殿へお遷(うつ)しする大切な儀式のこと。なかでも伊勢神宮では、約1300年前から20年ごとに社殿を新しくし、この伝統を受け継いできました。
家庭の神棚も社殿と同じ「神様の住まい」。20年に限らず、10年や15年といった節目で替える方も少なくありません。とくに式年遷宮の年は、新しいことを始めるのにふさわしい“めでたい年”とされ、区切りとして気持ちを新たにしやすいタイミングです。加えて、木部や金具の劣化を考えると神棚の需要は長くて20年程度とされてます。耐用年数の観点からも、式年遷宮の周期に合わせる選択がよく見られます。新しい神棚を用意する行為は、神様への感謝や敬意の表れ。気持ちも空間も整い、日々の祀りがいっそう清々しくなります。
日本最高神の御神体を祀る伊勢神宮。正式名称は「神宮」で、創建は4~5世紀頃と言われています。20年に一度の式年遷宮(しきねんせんぐう)は、伊勢神宮最大のまつり(神事)です。遷宮の歴史は約1300年前に遡ります。天武天皇のご発意により、41代・持統天皇の御代690年から始まりました。戦国期には約100年間は中断、また19年毎の遷宮時期がありながら、今日まで遷宮は継承されています。
新しい年の始まりは、神棚を替えるのにふさわしいタイミングのひとつです。必ず毎年行う必要はありませんが、「特別な一年にしたい」「新しい気持ちでスタートしたい」と感じる時に替えることで、暮らしの空気も自然と整います。また、家族にとって大きな節目──例えば子どもの入学や結婚、転職など──に合わせて替えるのも良い方法です。神棚を通じて生活のリズムや心持ちを新たにでき、感謝の気持ちを形にしやすくなります。
神棚が汚れたり、部材が壊れてしまった場合も取り替えのタイミングです。長年使用することで木材の色がくすんだり、細かなヒビや欠けが出てくることは避けられません。そうした状態を放置すると、毎日手を合わせる際に気持ちが乱れる原因にもなります。なにより、神様には常に清らかで若々しい場所に鎮まっていただきたいものです。状態が気になり始めた時点で、できるだけ早く新しい神棚に替えましょう。替える際には感謝の心をもって掃除し、丁寧に納めることが大切です。
ここまでは、神棚を替えるきっかけとして4つのタイミングをご紹介しました。SNSなどの投稿を見てみると、引っ越しやリフォームなどのライフイベントを機に替える人が最も多いようです。続いて実際の処分方法について具体的に解説していきます。
お焚き上げは、神棚やお札を「火で清めてお送りする」最も一般的で安心な方法です。神社の神職に依頼すれば、これまで見守っていただいた感謝を込めて丁寧に処分してもらえます。近くに依頼先がない場合でも、郵送対応を受け付ける神社があるのも心強いポイントです。
費用は数千円〜10,000円前後が目安です。神社ごとの取り扱い内容や点数によって変わることがあり、郵送の場合は初穂料に加えて送料が必要になるケースもあります。
メリット
注意点
「どんど焼き」は、正月飾りや古いお札などをまとめてお焚き上げする年中行事。多くの神社で1月15日前後に実施され、地域の人々と一緒に感謝を込めて送り出せるのが魅力です。持ち込む前に、神棚やお札を軽く掃除して整えておきましょう。
費用の目安は数千円程度です。神社によって初穂料の設定や受付形態が異なるため、公式案内で確認しましょう。
神職によるご祈祷で「魂抜き(たましいぬき)」を行い、神棚をただの物へ戻してから処分する方法です。「魂抜き」とは、神棚やお札・仏壇などに宿っている“神仏の力”を抜いて、ただの物に戻す儀式のこと。長年お祀りしてきた神聖な対象に区切りをつけ、感謝を伝えたうえで手放せるのが特長です。
目安は5,000円〜30,000円ほどです。持ち込みか出張(ご自宅での対応)かで異なり、出張の場合は別途の交通費・謝礼が必要になることがあります。金額設定は神社ごとに違うため、事前確認しましょう。
一部の神棚メーカーでは、購入者向けに「御焼納(ごしょうのう)サービス」を用意しています。専用箱に梱包して返送するだけなので、神社へ行く時間がない方や遠方在住の方でも安心して任せられる方法です。
目安は数千円〜10,000円台です。サイズや付属品の有無、発送方法によって費用が変わります。最終金額は各社の最新案内で確認してください。
費用をできるだけ抑えたいなら、自分で処分する方法もあります。SNSの反応を見ても、この方法を選ぶ人は意外と多め。主な手段は「不用品回収業者へ依頼」か「自治体の粗大ごみに出す」の2つです。
【不用品回収業者】数千円〜10,000円前後。大きさ・解体有無・搬出条件で変動します。
【自治体の粗大ごみ】数百円程度で済むケースが多いです。自治体の料金表を確認しましょう。
【不用品回収業者に依頼】
【自治体の粗大ごみに出す】
【共通の準備】
神棚の処分において一番大切なのは、形にとらわれすぎず、感謝をもって対応することです。どの方法を選んでも、心を込めて行えば十分です。以下では、処分に臨む際に意識したいポイントを具体的に紹介します。
神棚は長年家族を見守ってきた存在です。処分の際には「ありがとう」という気持ちをこめて、掃除をし浄めて、最後に軽く手を合わせるなどして、真心を込めて感謝の気持ちで送り出しましょう。
神道は、仏教やキリスト教のように明確な戒律が多く存在する宗教と異なります。形式にとらわれず、常識的な範囲内で正しく送りだすことが大切です。ルールが少ないからこそ、真心こめて対応をするようにしましょう。家庭の考え方や地域の慣習を尊重して進めれば問題ありません。
さいごに、「神様はお札に宿る」と考え、神棚自体は木材として廃棄できるとする人もいれば、必ずご祈祷やお焚き上げを通すべきだと考える人もいます。考え方が異なることは悪い事ではありませんし、正解というのもありません。家族や本人が納得できる方法を選ぶことが一番大切です。
神棚の処分には厳密な決まりはありませんが、神様に対して失礼にあたるとされる行為は避けたいものです。ここでは、やってはいけない代表的な例を紹介します。安心して処分を進めるために、注意点をしっかり把握しておきましょう。
使わなくなった神棚をそのまま放置するのは避けるべきです。長期間放置するとホコリが溜まり、かえって不敬と受け取られることがあります。不要になったと感じたら、できるだけ早めに処分の方法を検討しましょう。
神棚と一緒に神具(榊立てや水玉など)をまとめて捨てるのはタブーとされています。神具は清めれば再利用が可能なものも多いため、神棚と分けて扱うことが大切です。処分する際も、神具だけ別途供養をお願いするか、清掃して新しい神棚で引き続き使用しましょう。
神棚を粗大ごみとして出す場合、自治体ごとに収集ルールが異なります。サイズ制限や出し方を守らないと、収集してもらえないどころか迷惑にもつながる場合があります。事前に自治体のホームページなどで確認し、適切な手続きを踏むことが大切です。
心機一転、神棚を新しいものに替える事は、常に新しく、きよらかな場所で若々しい力を神様に持ってもらう事への祈りにつながります。現代の暮らしにあうモダンな神棚をご用意していますので、ぜひこの機会にご覧になってみてください。
岩座店舗では、神具や榊などの神棚関連商品も取り扱っております。ぜひお近くの店舗へお立ち寄りください。
神棚は他のインテリアと異なり、神様の居場所でもあります。家庭の真ん中にあって、今日までわたしたちを見守ってくれていた大切な存在です。誠意をもって扱うようにしたいですよね。だからといって処分や買い替えを過度に畏れる必要はありません。
家族みんながお参りしやすい場所にあることが何より大切ですので、暮らしに合った形で行動してみてくださいね。
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神棚は、日本の家庭で大切に祀られてきた存在。
家族の健康や日々の無事を祈り、静かに見守ってきた神聖な場所です。しかし年月が経つと木材が傷んだり、引っ越しやリフォームの折に「片付けたい」と思うタイミングが訪れます。
そのとき悩むのが、「粗大ごみとして捨ててもよい?」「正しい作法がわからず、失礼にあたらないか心配……」といった点。神棚は単なる棚ではなく「神様をお祀りする依代(よりしろ)」ですから、感謝を込めて、正しく処分することが大切です。
この記事では、処分のタイミングや方法、費用の目安、注意点、避けるべきタブーをわかりやすく解説します。初めてでも安心して神棚を手放せるよう、ぜひ参考にしてください。
目次
神棚を替えるタイミングとは
実は神棚には「必ずこの時期に替えなければならない」という決まりはありません。とはいえ、引っ越しや人生の節目など大きな変化のときに神棚を替えると、気持ちが整い日々のお参りにもいっそう意味を感じられるようになります。
では、ここからは具体的なタイミングを一緒に見ていきましょう。
引っ越し・リフォームのタイミング
神棚を替える最も多いきっかけが、引っ越しやリフォームです。新しい住まいは生活の基盤が変わる大切な節目であり、その空間に合わせて神棚を新調すると気持ちも自然と引き締まります。
特にリフォームで内装や間取りが大きく変わる場合、以前の神棚のサイズやデザインが合わなくなることも少なくありません。そんなときは「新しい環境にふさわしい形で神様をお迎えする」という意識を持つことで、神棚を替えることへの抵抗感も少なくなります。
伊勢神宮の「式年遷宮」のタイミング
神棚の取り替え時期としてよく挙げられるのが「式年遷宮」に合わせる方法です。
式年遷宮とは、一定の年数ごとに社殿を建て替え、神様を新しい御殿へお遷(うつ)しする大切な儀式のこと。なかでも伊勢神宮では、約1300年前から20年ごとに社殿を新しくし、この伝統を受け継いできました。
家庭の神棚も社殿と同じ「神様の住まい」。20年に限らず、10年や15年といった節目で替える方も少なくありません。とくに式年遷宮の年は、新しいことを始めるのにふさわしい“めでたい年”とされ、区切りとして気持ちを新たにしやすいタイミングです。
加えて、木部や金具の劣化を考えると神棚の需要は長くて20年程度とされてます。耐用年数の観点からも、式年遷宮の周期に合わせる選択がよく見られます。
新しい神棚を用意する行為は、神様への感謝や敬意の表れ。気持ちも空間も整い、日々の祀りがいっそう清々しくなります。
伊勢神宮とは
日本最高神の御神体を祀る伊勢神宮。正式名称は「神宮」で、創建は4~5世紀頃と言われています。
20年に一度の式年遷宮(しきねんせんぐう)は、伊勢神宮最大のまつり(神事)です。遷宮の歴史は約1300年前に遡ります。天武天皇のご発意により、41代・持統天皇の御代690年から始まりました。戦国期には約100年間は中断、また19年毎の遷宮時期がありながら、今日まで遷宮は継承されています。
年明けや、空気を一新したい時
新しい年の始まりは、神棚を替えるのにふさわしいタイミングのひとつです。必ず毎年行う必要はありませんが、「特別な一年にしたい」「新しい気持ちでスタートしたい」と感じる時に替えることで、暮らしの空気も自然と整います。
また、家族にとって大きな節目──例えば子どもの入学や結婚、転職など──に合わせて替えるのも良い方法です。神棚を通じて生活のリズムや心持ちを新たにでき、感謝の気持ちを形にしやすくなります。
汚れたり、破損してしまったタイミング
神棚が汚れたり、部材が壊れてしまった場合も取り替えのタイミングです。長年使用することで木材の色がくすんだり、細かなヒビや欠けが出てくることは避けられません。そうした状態を放置すると、毎日手を合わせる際に気持ちが乱れる原因にもなります。
なにより、神様には常に清らかで若々しい場所に鎮まっていただきたいものです。状態が気になり始めた時点で、できるだけ早く新しい神棚に替えましょう。替える際には感謝の心をもって掃除し、丁寧に納めることが大切です。
一般的な処分方法
ここまでは、神棚を替えるきっかけとして4つのタイミングをご紹介しました。SNSなどの投稿を見てみると、引っ越しやリフォームなどのライフイベントを機に替える人が最も多いようです。続いて実際の処分方法について具体的に解説していきます。
処分方法①お焚き上げをしてもらう
お焚き上げは、神棚やお札を「火で清めてお送りする」最も一般的で安心な方法です。神社の神職に依頼すれば、これまで見守っていただいた感謝を込めて丁寧に処分してもらえます。近くに依頼先がない場合でも、郵送対応を受け付ける神社があるのも心強いポイントです。
相場
費用は数千円〜10,000円前後が目安です。神社ごとの取り扱い内容や点数によって変わることがあり、郵送の場合は初穂料に加えて送料が必要になるケースもあります。
依頼方法
氏神様や日頃参拝する神社に相談します。郵送の可否や受付品目(神棚本体の扱いなど)も事前に確認しておくと安心です。
神棚は軽く掃除して清め、これまでの感謝を伝える気持ちで整えます。お札は和紙などで包み、古札返納所に納める準備をしておきましょう。返納所は期間限定の場合もあるので、こちらも合わせて確認しておきましょう。
持ち込み日時や初穂料の納め方、郵送時の梱包・送付先など、神社の案内に合わせて手続きを進めます。
メリット
注意点
処分方法②神社で行われるどんど焼きに持ち込む
「どんど焼き」は、正月飾りや古いお札などをまとめてお焚き上げする年中行事。多くの神社で1月15日前後に実施され、地域の人々と一緒に感謝を込めて送り出せるのが魅力です。持ち込む前に、神棚やお札を軽く掃除して整えておきましょう。
相場
費用の目安は数千円程度です。
神社によって初穂料の設定や受付形態が異なるため、公式案内で確認しましょう。
依頼方法
近隣神社の開催日、受付時間、持ち込み方法(直接持参・受付所への預け入れなど)を事前にチェックしておきます。
お札・御守・正月飾りは可でも、神棚本体は不可とする神社が少なくありません。可否や梱包ルールを必ず確認しておきましょう。
神棚・お札は軽く清掃し、感謝の気持ちを込めて和紙などで包むと丁寧です。初穂料の納め方(封筒の書き方など)も指示に従います。
受付場所で記名や初穂料を納め、係の案内に沿って納めます。
メリット
注意点
処分方法③ご祈祷してもらう
神職によるご祈祷で「魂抜き(たましいぬき)」を行い、神棚をただの物へ戻してから処分する方法です。「魂抜き」とは、神棚やお札・仏壇などに宿っている“神仏の力”を抜いて、ただの物に戻す儀式のこと。長年お祀りしてきた神聖な対象に区切りをつけ、感謝を伝えたうえで手放せるのが特長です。
相場
目安は5,000円〜30,000円ほどです。持ち込みか出張(ご自宅での対応)かで異なり、出張の場合は別途の交通費・謝礼が必要になることがあります。金額設定は神社ごとに違うため、事前確認しましょう。
依頼方法
氏神さまや日頃参拝する神社へ相談し、ご祈祷の可否、費用、神棚本体・お札の取り扱い方針を確認します。
神社へ持ち込むか、自宅に神職を招くかを決めます。出張可能エリアや日時の調整もここで行います。
神棚は軽く掃除して清め、これまでの感謝を心の中で伝えます。お札は和紙などで包むと丁寧です。初穂料(ご祈祷料)の納め方も案内に従いましょう。
ご祈祷を受けて魂抜きをしてもらいます。その後の処分方法(神社で引き取りか、各自で廃棄か)を神職の方に伝えましょう。
メリット
注意点
処分方法④神棚のメーカーに引き取り依頼をする
一部の神棚メーカーでは、購入者向けに「御焼納(ごしょうのう)サービス」を用意しています。専用箱に梱包して返送するだけなので、神社へ行く時間がない方や遠方在住の方でも安心して任せられる方法です。
相場
目安は数千円〜10,000円台です。サイズや付属品の有無、発送方法によって費用が変わります。最終金額は各社の最新案内で確認してください。
依頼方法
神棚本体のラベルや購入時の書類からメーカー名を特定します(自社製品のみ対応のケースが多いです)。
御焼納サービスの有無、対象製品、料金、送料の扱いを確認し、申込みフォームから手続きを進めます。
案内に沿って神棚を軽く清掃し、付属の専用箱や指定資材で梱包し、同封物や記入書類の有無をチェックして発送します。
メーカー側で受領後、所定の方法で御焼納してもらいます。完了連絡の有無はメーカーによって異なります。
メリット
注意点
処分方法⑤自分で処分する場合
費用をできるだけ抑えたいなら、自分で処分する方法もあります。SNSの反応を見ても、この方法を選ぶ人は意外と多め。主な手段は「不用品回収業者へ依頼」か「自治体の粗大ごみに出す」の2つです。
相場
【不用品回収業者】
数千円〜10,000円前後。大きさ・解体有無・搬出条件で変動します。
【自治体の粗大ごみ】
数百円程度で済むケースが多いです。自治体の料金表を確認しましょう。
依頼方法
【不用品回収業者に依頼】
【自治体の粗大ごみに出す】
【共通の準備】
メリット
注意点
神棚の処分において大切なこと
神棚の処分において一番大切なのは、形にとらわれすぎず、感謝をもって対応することです。
どの方法を選んでも、心を込めて行えば十分です。以下では、処分に臨む際に意識したいポイントを具体的に紹介します。
真心と誠意を込めて行う
神棚は長年家族を見守ってきた存在です。処分の際には「ありがとう」という気持ちをこめて、掃除をし浄めて、最後に軽く手を合わせるなどして、真心を込めて感謝の気持ちで送り出しましょう。
神道の特徴をしっておく
神道は、仏教やキリスト教のように明確な戒律が多く存在する宗教と異なります。形式にとらわれず、常識的な範囲内で正しく送りだすことが大切です。
ルールが少ないからこそ、真心こめて対応をするようにしましょう。家庭の考え方や地域の慣習を尊重して進めれば問題ありません。
神棚やお札への考え方の違いを尊重する
さいごに、「神様はお札に宿る」と考え、神棚自体は木材として廃棄できるとする人もいれば、必ずご祈祷やお焚き上げを通すべきだと考える人もいます。
考え方が異なることは悪い事ではありませんし、正解というのもありません。家族や本人が納得できる方法を選ぶことが一番大切です。
神棚の処分にまつわるタブー
神棚の処分には厳密な決まりはありませんが、神様に対して失礼にあたるとされる行為は避けたいものです。ここでは、やってはいけない代表的な例を紹介します。安心して処分を進めるために、注意点をしっかり把握しておきましょう。
処分をせず放置しておく
使わなくなった神棚をそのまま放置するのは避けるべきです。長期間放置するとホコリが溜まり、かえって不敬と受け取られることがあります。不要になったと感じたら、できるだけ早めに処分の方法を検討しましょう。
お供えを入れる神具は一緒に捨てない
神棚と一緒に神具(榊立てや水玉など)をまとめて捨てるのはタブーとされています。神具は清めれば再利用が可能なものも多いため、神棚と分けて扱うことが大切です。処分する際も、神具だけ別途供養をお願いするか、清掃して新しい神棚で引き続き使用しましょう。
自治体マナーの確認は必須
神棚を粗大ごみとして出す場合、自治体ごとに収集ルールが異なります。
サイズ制限や出し方を守らないと、収集してもらえないどころか迷惑にもつながる場合があります。事前に自治体のホームページなどで確認し、適切な手続きを踏むことが大切です。
神棚を迎える
心機一転、神棚を新しいものに替える事は、常に新しく、きよらかな場所で若々しい力を神様に持ってもらう事への祈りにつながります。現代の暮らしにあうモダンな神棚をご用意していますので、ぜひこの機会にご覧になってみてください。
岩座店舗では、神具や榊などの神棚関連商品も取り扱っております。ぜひお近くの店舗へお立ち寄りください。
まとめ
神棚は他のインテリアと異なり、神様の居場所でもあります。
家庭の真ん中にあって、今日までわたしたちを見守ってくれていた大切な存在です。誠意をもって扱うようにしたいですよね。だからといって処分や買い替えを過度に畏れる必要はありません。
家族みんながお参りしやすい場所にあることが何より大切ですので、暮らしに合った形で行動してみてくださいね。
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