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ムームーとは、ハワイのゆったりとしたシルエットのワンピースのことです。日本でも、ホテルや温泉施設などの館内着として着られるようになり、最近では部屋着としても人気が高まっていますが、本場のハワイではどのようなシーンで着られているのでしょうか。
そこで今回は、ムームーの特徴や歴史、着用シーン別の着こなし方などについて解説していきます。
ハワイの女性が着る伝統衣装「ムームー」は、ロングドレス型のワンピースです。ここでは、ムームーの歴史や特徴などについて紹介していきます。
ムームーは、現在ではハワイを代表するワンピース型の衣装として広く知られていますが、そのルーツは古代ハワイの伝統衣装ではありません。もともとハワイの女性たちは「パウ」と呼ばれる木の皮を加工したスカートや腰布をまとっており、身体を全面的に布で覆う習慣はありませんでした。
しかし19世紀初頭、キリスト教の宣教師たちがハワイにやって来たことで、その服装文化に大きな変化が起こります。宣教師たちは肌の露出を控えるよう女性たちに西洋式の衣服を勧め、当時の宗教的価値観を反映したハイネック・長袖・ロング丈のドレスが導入されました。
このドレスは、次第にハワイの温暖な気候や、ハワイ女性のふくよかな体型に合わせて変化していきます。袖や裾は短くなり、首元も開いたデザインへと改良され、よりリラックスした着心地のワンピースへと進化しました。このシンプルで快適なドレスが「ムームー」と呼ばれるようになり、やがて日常着やリゾートウェア、フラの衣装などとして親しまれるようになったのです。
ムームーは、ウエストを絞らないふんわりとしたシルエットのワンピースです。裾が床に着かない丈と鮮やかな柄、襟や裾にたっぷりと使われたレースの装飾がムームーの特徴とされています。ムームーの基本的な形は、ストンとしたストレートなシルエットやAラインのワンピースドレスで、半袖やノースリーブ、フリル袖などがあります。襟元も、丸い形やスクエアネックなどがあり、自分の好きな形を選ぶことができます。
ハワイでは、ムームーは普段着としてだけでなく女性の正装としても活用されており、とくに結婚式やパーティなどで着ることが一般的です。ムームーは元来、西洋のドレスが形を変えたものなので、かつてはフォーマルなシーンだけで着られていました。そのため、ムームーは現代でも結婚式などのフォーマルなシーンで女性の正装として着られているのです。
また、ハワイではアロハシャツを男性の正装としており、冠婚葬祭で着られています。
アロハシャツについて詳しくはこちらをご覧ください。
ハワイには、ムームーと同じく「ホロク」と呼ばれる女性の伝統衣装があります。正装として着られるホロクとムームーには、どのような違いがあるのでしょうか?
ホロクは、ハワイにおける西洋式ドレスの最初のかたちとも言える存在です。ムームーと比べてフォーマルな印象が強く、より格式のあるドレスとして発展しました。その起源は、1820年代にハワイを訪れた欧米の宣教師たちが、女性たちに着せていた長袖・ハイネック・床まである丈のドレスにあります。
このスタイルに影響を受けたのが、当時のハワイ王族の女性たちでした。宣教師の妻たちが着ていた上品なドレスを自分たちも着たいと望んだことから、ハワイ女性の体型や気候に合うよう工夫された特別なドレス「ホロク」が生まれました。コルセットを使用せず、胸の上に切り替えをつけたゆったりしたシルエットが特徴で、体に締め付けのないエレガントな仕上がりとなっています。
ホロクは当初、日常着として親しまれていましたが、後にカピオラニ王妃が着用した豪華なデザインによってフォーマルウェアとしての地位を確立します。現在では、フラの舞台衣装や結婚式など、特別な場で着用される伝統的なハワイアンドレスとして受け継がれています。
女性の正装として着られているムームーとホロクの大きな違いは、裾の長さと体のラインが出る形かどうかという部分です。ホロクはドレスの裾の後ろが長くなっているのに対し、ムームーのドレスの裾は引きずらない長さで動きやすくなっています。
また、ホロクは体のラインが出るシルエットに対し、ムームーは体のラインが出ないストンとしたシルエットです。
私たち日本人がムームーを着る機会は、ハワイや沖縄での結婚式やフラダンスの発表会などの限られた場合かと思います。そのため、実際に着る場合にはどのようなデザインや柄のものを選んだら良いか迷ってしまいますよね。そこで今回は、ムームーを選ぶポイントを紹介していきましょう。
ムームーのデザインを選ぶ場合、パーティのスタイルに合わせて選ぶことが重要なポイントになります。
ハワイや沖縄での挙式やフォーマルなパーティに招待された場合は、ゆったりしたものよりも少しフィット感のある丈の長いシンプルなデザインのものを選ぶとよりエレガントな感じが出るのでおすすめです。結婚式では、色や柄は、花嫁が着る白は避けて、ピンクや赤、黄色などの明るい色もので花柄やウミガメなどハワイらしい鮮やかな柄を選ぶと良いでしょう。また、友人や家族が着るムームーやアロハシャツと色や柄を揃えると統一感が出るのでおすすめです。ただし、黒やネイビーなどの暗い色は葬儀などで着られるので結婚式では避けるようにしてください。
ハワイアンイベントなどのパーティでは、イベントのテーマに合わせて色や柄を選ぶと良いでしょう。
フラダンスの発表会では、フラの曲に合った色や柄で動きやすいデザインのものを選ぶと良いでしょう。
ムームーには様々なモチーフが描かれています。このモチーフにはそれぞれ意味があり、ハワイではその意味で選ぶこともよくあります。そこで今回は、ハワイでポピュラーなモチーフの意味を解説していきます。
●ウミガメ
ウミガメはハワイ語で「ホヌ」と呼ばれ、昔から海の守り神や神聖な生き物として大切にされてきました。ウミガメのモチーフには、「幸運を運ぶもの」「旅や人生の安全を守る」「悪いものから身を護る」「家族を見守る」「金運や幸運を運ぶ」というような意味が込められています。
●ヤシの木
ヤシの木は、ハワイ語で「パームツリー」と呼ばれるハワイを代表する植物です。じつはヤシの木は大昔に他の島から移住してきたポリネシア人によって持ち込まれた植物で、食用の他、食器やカヌー、建物の材料など生活になくてはならない命を育む植物でした。そのためヤシの木のモチーフには、「家族愛」「守護」「平和」などの意味が込められています。
●モンステラ
モンステラとは、大きな切込みの入った独特な形の大きな葉を持つ観葉植物です。ハワイで「モンステラ」とは「水が湧き出る」という意味の言葉でもあり、水を吸い上げる力が強いモンステラは晴れた日が続くときでも葉に水滴を浮かばせることがあることからこの名前が付けられたといわれています。そのため、モンステラのモチーフには「こんこんと水が湧くように幸せが湧き出てくる」という意味が込められています。また、モンステラの花言葉には「壮大な計画」「深い関係」があり、これらもモンステラのモチーフの意味となっています。
●マイレ
マイレとは、ハワイに自生するツル性植物で、葉や茎を潰すとバニラのような甘い香りがする樹液を出します。ハワイでは古来よりマイレは神聖な植物とされており、レイの素材として親しまれてきました。また、マイレには大切な人や神様との縁を深く結びつける力があるとされ、結婚式や特別な表彰式などでもマイレのレイが使われてきました。そのため、マイレのモチーフには「神聖な結びつき」「絆」という意味が込められています。
●パイナップル
パイナップルは多くの実がなることから、ハワイでは「繁栄と財産の象徴」とされてきました。そにため、パイナップルのモチーフには「恵み(富)」「繁栄」「金運アップ」「成功」などの意味が込められています。また、太陽を浴びて元気に育つことから「元気の象徴」にもなっています。
●プルメリア
プルメリアとは、白やピンク、黄色、オレンジなど花を咲かせて甘い香りを放つハワイを代表する花です。レイの材料としてもポピュラーなプルメリアは、ハワイでは身近な花として親しまれているだけでなく、神様が宿る花ともいわれているため、身に付けると幸せが訪れるといわれています。そのため、プルメリアのモチーフには「大切な人の幸せを願う」という意味が込められています。
●ハイビスカス
ハイビスカスはハワイ語で「アロアロ」といい、神様に捧げる花としてハワイ州の州花にもなっている植物です。大きなフリルのような花びらと長い雌しべが特徴的で、赤や白、黄色、オレンジ、ピンクなどの色鮮やかな花を咲かせるハイビスカスは、「上品な美しさ」「新しい美」「信頼」「繊細な美」などの花言葉を持ちます。
そのため、ハイビスカスのモチーフには「幸せな未来」「希望」「信頼」という意味が込められています。
ムームーは、正装としてだけでなく、普段着としても着られる衣装です。しかし、海外の伝統衣装ですし着慣れていないので、いざ着る時に着こなすのが難しいですよね。そこで今回は、ムームーを上手に着こなすポイントを紹介します。
ハワイアンスタイルの結婚式やパーティなどのフォーマルなシーンでは、カラフルな色柄のムームーがおすすめです。また、基本的なムームーのゆったりとしたデザインよりも、体のラインが出るデザインのものが優雅に見えるので、フォーマルなシーンではよく着られています。そのため、ウエストにリボンやベルトを付ける着こなし術も人気です。
その他にも、次のようなアクセサリーなどの合わせ方も重要なポイントとなります。
ヘアクリップは、ムームーの柄に使われている花やムームーの色に合わせた花のものを選ぶと良いでしょう。ヘアクリップは耳の上に付けるとよりハワイアンらしくなるのでおすすめです。また、ヘアクリップは左右どちらの耳に付けるかで意味が変わってきます。右耳に付けると「未婚or恋人なし」を意味し、左耳に付けると「既婚or恋人あり」を意味するので、付ける場合は注意してください。
ハワイでは昔から冠婚葬祭などのフォーマルシーンでレイを身に付けます。ククイの木の実で作ったククイレイや貝殻で作ったシェルレイなどが手軽に手に入り長持ちするのでよく用いられますが、プルメリアやオーキッドなどの生花で作られたレイも、ムームーがよりゴージャスに引き立って素敵です。また、パールや貝殻などハワイの自然素材を使ったネックレスや、ハワイで作られるハワイアンジュエリーのネックレスを合わせるとムームーの華やかさが引き立つのでおすすめです。
ムームーには、パンプスやミュールなどを合わせるのが一般的です。しかし、フォーマルなシーンではつま先の出るミュールやサンダルがNGの場合もあるので、パンプスを合わせると良いでしょう。
ムームーは普段着としても着られており、リゾート地に行った時や友だち同士のカジュアルなパーティなどでもよく着られています。カジュアルシーンでは、ストンとしたシルエットの基本的なデザインのムームーがおすすめです。また、カジュアルシーンでは次のような小物を合わせるとさらにお洒落になります。
クラウンレスハットとは、頭頂部分が無いデザインの帽子のことです。その名の通り頭頂部分が無いので、長い髪の毛を束ねてお団子にし、頭頂部分から出すのがハワイの女の子たちにとても人気スタイルです。また、クラウンレスハットは天然素材で作られているため、伝統的なムームーによく合います。リボンや花で飾ってアレンジすると、さらにかわいくなるのでおすすめです。
カジュアルなパーティにムームーを着る際には、レイを付けると華やかでおすすめです。また、普段着としてムームーを着る際には、貝殻や天然石など自然素材を使ったリゾートスタイルのアクセサリーやハイビスカスやプルメリアなどのハワイアンモチーフのアクセサリーがおすすめです。
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ムームーは、ハワイの歴史とともに着られてきた鮮やか民族衣装です。 フォーマルとカジュアルどちらでも着られているムームーですが、ハワイでも現在は結婚式などのフォーマルシーンで正装として着られることが多いようです。
ムームーはストンとしたデザインなので年齢、体型問わずどんな女性でも似合いますが、レイなどのアクセサリーを合わせるとより綺麗に着こなせます。また、ハワイアンモチーフはそれぞれ重要な意味が込められているので、この記事を参考に結婚式やパーティなどではそのシーンに相応しいモチーフを選んで、ムームーをお洒落に着てください。
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ムームーとは、ハワイのゆったりとしたシルエットのワンピースのことです。
日本でも、ホテルや温泉施設などの館内着として着られるようになり、最近では部屋着としても人気が高まっていますが、本場のハワイではどのようなシーンで着られているのでしょうか。
そこで今回は、ムームーの特徴や歴史、着用シーン別の着こなし方などについて解説していきます。
目次
ムームーとは
ハワイの女性が着る伝統衣装「ムームー」は、ロングドレス型のワンピースです。
ここでは、ムームーの歴史や特徴などについて紹介していきます。
ムームーの歴史
ムームーは、現在ではハワイを代表するワンピース型の衣装として広く知られていますが、そのルーツは古代ハワイの伝統衣装ではありません。
もともとハワイの女性たちは「パウ」と呼ばれる木の皮を加工したスカートや腰布をまとっており、身体を全面的に布で覆う習慣はありませんでした。
しかし19世紀初頭、キリスト教の宣教師たちがハワイにやって来たことで、その服装文化に大きな変化が起こります。
宣教師たちは肌の露出を控えるよう女性たちに西洋式の衣服を勧め、当時の宗教的価値観を反映したハイネック・長袖・ロング丈のドレスが導入されました。
このドレスは、次第にハワイの温暖な気候や、ハワイ女性のふくよかな体型に合わせて変化していきます。
袖や裾は短くなり、首元も開いたデザインへと改良され、よりリラックスした着心地のワンピースへと進化しました。
このシンプルで快適なドレスが「ムームー」と呼ばれるようになり、やがて日常着やリゾートウェア、フラの衣装などとして親しまれるようになったのです。
ムームーの特徴
ムームーは、ウエストを絞らないふんわりとしたシルエットのワンピースです。
裾が床に着かない丈と鮮やかな柄、襟や裾にたっぷりと使われたレースの装飾がムームーの特徴とされています。
ムームーの基本的な形は、ストンとしたストレートなシルエットやAラインのワンピースドレスで、半袖やノースリーブ、フリル袖などがあります。
襟元も、丸い形やスクエアネックなどがあり、自分の好きな形を選ぶことができます。
ハワイの正装
ハワイでは、ムームーは普段着としてだけでなく女性の正装としても活用されており、とくに結婚式やパーティなどで着ることが一般的です。
ムームーは元来、西洋のドレスが形を変えたものなので、かつてはフォーマルなシーンだけで着られていました。
そのため、ムームーは現代でも結婚式などのフォーマルなシーンで女性の正装として着られているのです。
また、ハワイではアロハシャツを男性の正装としており、冠婚葬祭で着られています。
アロハシャツについて詳しくはこちらをご覧ください。
ムームーとハワイアンドレス・ホロクとの違い
ハワイには、ムームーと同じく「ホロク」と呼ばれる女性の伝統衣装があります。
正装として着られるホロクとムームーには、どのような違いがあるのでしょうか?
ホロクの歴史
ホロクは、ハワイにおける西洋式ドレスの最初のかたちとも言える存在です。
ムームーと比べてフォーマルな印象が強く、より格式のあるドレスとして発展しました。
その起源は、1820年代にハワイを訪れた欧米の宣教師たちが、女性たちに着せていた長袖・ハイネック・床まである丈のドレスにあります。
このスタイルに影響を受けたのが、当時のハワイ王族の女性たちでした。
宣教師の妻たちが着ていた上品なドレスを自分たちも着たいと望んだことから、ハワイ女性の体型や気候に合うよう工夫された特別なドレス「ホロク」が生まれました。
コルセットを使用せず、胸の上に切り替えをつけたゆったりしたシルエットが特徴で、体に締め付けのないエレガントな仕上がりとなっています。
ホロクは当初、日常着として親しまれていましたが、後にカピオラニ王妃が着用した豪華なデザインによってフォーマルウェアとしての地位を確立します。
現在では、フラの舞台衣装や結婚式など、特別な場で着用される伝統的なハワイアンドレスとして受け継がれています。
ムームーとホロクの違い
女性の正装として着られているムームーとホロクの大きな違いは、裾の長さと体のラインが出る形かどうかという部分です。
ホロクはドレスの裾の後ろが長くなっているのに対し、ムームーのドレスの裾は引きずらない長さで動きやすくなっています。
また、ホロクは体のラインが出るシルエットに対し、ムームーは体のラインが出ないストンとしたシルエットです。
ムームーの選び方
私たち日本人がムームーを着る機会は、ハワイや沖縄での結婚式やフラダンスの発表会などの限られた場合かと思います。
そのため、実際に着る場合にはどのようなデザインや柄のものを選んだら良いか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ムームーを選ぶポイントを紹介していきましょう。
パーティのスタイルに合わせて選ぶ
ムームーのデザインを選ぶ場合、パーティのスタイルに合わせて選ぶことが重要なポイントになります。
ハワイや沖縄での挙式やフォーマルなパーティに招待された場合は、ゆったりしたものよりも少しフィット感のある丈の長いシンプルなデザインのものを選ぶとよりエレガントな感じが出るのでおすすめです。
結婚式では、色や柄は、花嫁が着る白は避けて、ピンクや赤、黄色などの明るい色もので花柄やウミガメなどハワイらしい鮮やかな柄を選ぶと良いでしょう。
また、友人や家族が着るムームーやアロハシャツと色や柄を揃えると統一感が出るのでおすすめです。
ただし、黒やネイビーなどの暗い色は葬儀などで着られるので結婚式では避けるようにしてください。
ハワイアンイベントなどのパーティでは、イベントのテーマに合わせて色や柄を選ぶと良いでしょう。
フラダンスの発表会では、フラの曲に合った色や柄で動きやすいデザインのものを選ぶと良いでしょう。
モチーフの意味で選ぶ
ムームーには様々なモチーフが描かれています。
このモチーフにはそれぞれ意味があり、ハワイではその意味で選ぶこともよくあります。
そこで今回は、ハワイでポピュラーなモチーフの意味を解説していきます。
●ウミガメ
ウミガメはハワイ語で「ホヌ」と呼ばれ、昔から海の守り神や神聖な生き物として大切にされてきました。
ウミガメのモチーフには、「幸運を運ぶもの」「旅や人生の安全を守る」「悪いものから身を護る」「家族を見守る」「金運や幸運を運ぶ」というような意味が込められています。
●ヤシの木
ヤシの木は、ハワイ語で「パームツリー」と呼ばれるハワイを代表する植物です。
じつはヤシの木は大昔に他の島から移住してきたポリネシア人によって持ち込まれた植物で、食用の他、食器やカヌー、建物の材料など生活になくてはならない命を育む植物でした。
そのためヤシの木のモチーフには、「家族愛」「守護」「平和」などの意味が込められています。
●モンステラ
モンステラとは、大きな切込みの入った独特な形の大きな葉を持つ観葉植物です。
ハワイで「モンステラ」とは「水が湧き出る」という意味の言葉でもあり、水を吸い上げる力が強いモンステラは晴れた日が続くときでも葉に水滴を浮かばせることがあることからこの名前が付けられたといわれています。
そのため、モンステラのモチーフには「こんこんと水が湧くように幸せが湧き出てくる」という意味が込められています。
また、モンステラの花言葉には「壮大な計画」「深い関係」があり、これらもモンステラのモチーフの意味となっています。
●マイレ
マイレとは、ハワイに自生するツル性植物で、葉や茎を潰すとバニラのような甘い香りがする樹液を出します。
ハワイでは古来よりマイレは神聖な植物とされており、レイの素材として親しまれてきました。
また、マイレには大切な人や神様との縁を深く結びつける力があるとされ、結婚式や特別な表彰式などでもマイレのレイが使われてきました。
そのため、マイレのモチーフには「神聖な結びつき」「絆」という意味が込められています。
●パイナップル
パイナップルは多くの実がなることから、ハワイでは「繁栄と財産の象徴」とされてきました。
そにため、パイナップルのモチーフには「恵み(富)」「繁栄」「金運アップ」「成功」などの意味が込められています。
また、太陽を浴びて元気に育つことから「元気の象徴」にもなっています。
●プルメリア
プルメリアとは、白やピンク、黄色、オレンジなど花を咲かせて甘い香りを放つハワイを代表する花です。
レイの材料としてもポピュラーなプルメリアは、ハワイでは身近な花として親しまれているだけでなく、神様が宿る花ともいわれているため、身に付けると幸せが訪れるといわれています。
そのため、プルメリアのモチーフには「大切な人の幸せを願う」という意味が込められています。
●ハイビスカス
ハイビスカスはハワイ語で「アロアロ」といい、神様に捧げる花としてハワイ州の州花にもなっている植物です。
大きなフリルのような花びらと長い雌しべが特徴的で、赤や白、黄色、オレンジ、ピンクなどの色鮮やかな花を咲かせるハイビスカスは、「上品な美しさ」「新しい美」「信頼」「繊細な美」などの花言葉を持ちます。
そのため、ハイビスカスのモチーフには「幸せな未来」「希望」「信頼」という意味が込められています。
ムームーの着こなし方法
ムームーは、正装としてだけでなく、普段着としても着られる衣装です。
しかし、海外の伝統衣装ですし着慣れていないので、いざ着る時に着こなすのが難しいですよね。
そこで今回は、ムームーを上手に着こなすポイントを紹介します。
フォーマルシーンで着られる場合
ハワイアンスタイルの結婚式やパーティなどのフォーマルなシーンでは、カラフルな色柄のムームーがおすすめです。
また、基本的なムームーのゆったりとしたデザインよりも、体のラインが出るデザインのものが優雅に見えるので、フォーマルなシーンではよく着られています。
そのため、ウエストにリボンやベルトを付ける着こなし術も人気です。
その他にも、次のようなアクセサリーなどの合わせ方も重要なポイントとなります。
ヘアクリップ
ヘアクリップは、ムームーの柄に使われている花やムームーの色に合わせた花のものを選ぶと良いでしょう。
ヘアクリップは耳の上に付けるとよりハワイアンらしくなるのでおすすめです。
また、ヘアクリップは左右どちらの耳に付けるかで意味が変わってきます。
右耳に付けると「未婚or恋人なし」を意味し、左耳に付けると「既婚or恋人あり」を意味するので、付ける場合は注意してください。
レイ・ネックレス
ハワイでは昔から冠婚葬祭などのフォーマルシーンでレイを身に付けます。
ククイの木の実で作ったククイレイや貝殻で作ったシェルレイなどが手軽に手に入り長持ちするのでよく用いられますが、プルメリアやオーキッドなどの生花で作られたレイも、ムームーがよりゴージャスに引き立って素敵です。
また、パールや貝殻などハワイの自然素材を使ったネックレスや、ハワイで作られるハワイアンジュエリーのネックレスを合わせるとムームーの華やかさが引き立つのでおすすめです。
靴
ムームーには、パンプスやミュールなどを合わせるのが一般的です。
しかし、フォーマルなシーンではつま先の出るミュールやサンダルがNGの場合もあるので、パンプスを合わせると良いでしょう。
カジュアルシーンで着られる場合
ムームーは普段着としても着られており、リゾート地に行った時や友だち同士のカジュアルなパーティなどでもよく着られています。
カジュアルシーンでは、ストンとしたシルエットの基本的なデザインのムームーがおすすめです。
また、カジュアルシーンでは次のような小物を合わせるとさらにお洒落になります。
クラウンレスハット
クラウンレスハットとは、頭頂部分が無いデザインの帽子のことです。
その名の通り頭頂部分が無いので、長い髪の毛を束ねてお団子にし、頭頂部分から出すのがハワイの女の子たちにとても人気スタイルです。
また、クラウンレスハットは天然素材で作られているため、伝統的なムームーによく合います。
リボンや花で飾ってアレンジすると、さらにかわいくなるのでおすすめです。
レイ・アクセサリー
カジュアルなパーティにムームーを着る際には、レイを付けると華やかでおすすめです。
また、普段着としてムームーを着る際には、貝殻や天然石など自然素材を使ったリゾートスタイルのアクセサリーやハイビスカスやプルメリアなどのハワイアンモチーフのアクセサリーがおすすめです。
Maunaloaのドレス
リゾートウェディングなどのフォーマルシーンからカジュアルシーンまで、幅広く着用いただける『Ocean Blue Bird』。
様々なスタイルやメンズシャツまで幅広くご用意しております。
まとめ
ムームーは、ハワイの歴史とともに着られてきた鮮やか民族衣装です。
フォーマルとカジュアルどちらでも着られているムームーですが、ハワイでも現在は結婚式などのフォーマルシーンで正装として着られることが多いようです。
ムームーはストンとしたデザインなので年齢、体型問わずどんな女性でも似合いますが、レイなどのアクセサリーを合わせるとより綺麗に着こなせます。
また、ハワイアンモチーフはそれぞれ重要な意味が込められているので、この記事を参考に結婚式やパーティなどではそのシーンに相応しいモチーフを選んで、ムームーをお洒落に着てください。
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