コンタクトをしたままサウナに入るのはOK?気になるリスクや注意点をわかりやすくご紹介!

みなさんは、サウナがお好きですか?
大好きで普段からよくサウナを利用しているという方、あまり行ったことがないという方など、さまざまだと思います。

そして、普段コンタクトを使用している方にとっては、サウナに入るときに外した方がいいのか、外さなくてもいいのか、気になりますよね。
この記事では、コンタクトをしたままサウナに入るのはOKなのか、どのようなリスクや注意点があるのかをわかりやすくご紹介します。

また、ミストサウナや岩盤浴、プール、温泉といったそのほかの場所でのコンタクトの着用についても解説。
リスクやトラブルを減らすための対策も一緒にチェックしていきましょう!

サウナでコンタクトをつけてもOK?

サウナでコンタクトをつけてもOK?

視力矯正のためコンタクトをつけている場合、外してしまうと周囲がよく見えなくなり、転倒のリスクが高まります。
また、1dayタイプのコンタクトレンズは一度外してしまうとつけ直すことができないため、入浴後に新しく装着し直さなくてはいけません。
そういった理由から、サウナに入るときもできるだけ装着していたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

コンタクトをしたままサウナに入っても大丈夫なのでしょうか…?

結論から言うとOK

結論から言うと、基本的にはコンタクトをしたままサウナに入ってもOKです。
一般的に、サウナの入浴時間は5~15分ほど。それくらいの時間であれば影響を受けにくいから、という理由が挙げられます。
コンタクトを外すことでリスクが高まると感じる方は、着けたままの入浴がいいでしょう。

しかし、コンタクトをしたままサウナに入るときには、いくつか注意が必要です。
以下、リスクについて詳しくご説明していきます。

サウナでコンタクトをつけるリスク

コンタクトをしたままサウナに入ることによるリスクとして、以下のようなものが挙げられます。
なお、これらは一般的なリスクであり、個人の目の乾燥度合いや、使っているコンタクトの種類などによっても変わりますので、ご自分の状況をよく確認してくださいね。

乾燥による不快感・異物感

コンタクトをしたままサウナに入ると、乾燥により目の不快感や異物感を感じたりすることがあります。
湿度が高いイメージがあるサウナですが、高温のため、目にとっては逆に水分が蒸発しやすく乾燥しやすい環境なのです。
ドライアイなど、目が乾燥しやすい方は特に注意が必要です。

レンズの変形・ズレ

コンタクトレンズは、目の表面にある涙の上に浮いているかたちでついています。
そのため、乾燥により涙が乾くとズレたり外れやすくなります。
ハードレンズの場合は特に注意が必要です。

また、ソフトレンズは熱に強いという特徴があるものの、高温に長時間さらされることによって変形のリスクがあります。

目の充血・炎症

乾燥した状況や高い温度によって、目が充血するリスクがあります。
また、細菌や汗が目に入ると、炎症を起こす恐れもあります。
さらに症状が悪化する可能性があるため、目に違和感を感じたときにも、こするのは絶対にNGです…!

ミストサウナや岩盤浴は?

ドライサウナほど高温にならないミストサウナや岩盤浴なら、入浴時にコンタクトレンズの着用はOKなのでしょうか?

結論としては、ドライサウナと比べれば湿度が高いため、目への負担は少ないですが、それでも注意は必要です。
たとえば、湿度が高いことでレンズに水滴がつき、視界がぼやける可能性があります。
また、岩盤浴で長時間横になっていると、目が乾燥しやすくなります。

温泉やプールは?

温泉やプールは?

温泉やプールでは、コンタクトはできるだけ外してください。

サウナよりも湿気が多いお風呂は細菌が繁殖しやすいため、角膜炎などの感染症にかかるリスクがあります。
また、洗顔やクレンジングなどが目に入るとしみたりレンズに支障が出る場合もあるので、必ずコンタクトを外して行うようにしましょう。

プールの水には塩素や雑菌が含まれているため、コンタクトを着けたまま入ると感染症を引き起こす可能性があります。
ゴーグルを着ければ大丈夫でしょ!と思う方もいるかもしれませんが、わずかな隙間から水が入ってしまうこともあるため、ゴーグルの着用が安全とは言い切れません。
どうしても視力矯正が必要な場合は、度付きのゴーグルの着用がおすすめです。

メガネはどう?

メガネはどう?

コンタクトではなく、「メガネ」の場合のリスクも気になりますよね。
メガネを着けてサウナに入ると、レンズの曇り・フレームの変形や錆び・火傷のリスクがあるため、サウナではメガネは外しましょう。

サウナやお風呂でメガネを着用すると、湯気や湿気によりレンズが曇ってしまいます。
周囲が見えづらくなってしまい、転倒やほかの人とぶつかってしまい事故につながる可能性も。

また、熱によるフレームやレンズの変形、水分による金属パーツが錆びてしまうリスクもあります。

熱が伝わりやすい金属フレームは特に火傷の危険もあります。
一般的なサウナの室温は80~100℃に達するため、メガネをかけたままだと顔や耳に火傷を負うこともあるので、サウナ入浴時にはメガネは外しましょう。

どうしても視力矯正が必要という方は、サウナ専用メガネの着用がおすすめです。

コンタクトをつけてサウナに入る際の注意点

コンタクトをつけてサウナに入るのは基本的にOKですが、これまでにご紹介してきたようなリスクも。
そのため、以下のような点に注意することが大切です♪

可能であれば外したほうが◎

先ほどもご紹介したとおり、サウナ室の温度・湿度などの影響で、目が乾燥したり、レンズの位置がずれたりする可能性があります。
そのため、外せるのであれば事前に外してから入るのがおすすめ。

コンタクトを外すとまわりがよく見えないから不安…という方は、後ほどご紹介するような「サウナ専用メガネ」もありますので、着用してみてください。

目に違和感を感じたら我慢せずすぐに出る

目が乾燥する、異物感があるなど、目に違和感を感じたらすぐにサウナから出るようにしましょう!
少しの違和感だからといって、我慢するのは禁物です。時間が経つにつれて症状がひどくなってしまう可能性もあるため、無理をせず出ましょう。

また、目に違和感があるときも、目を強くこすったりするのは避けてくださいね。
目を傷つけたり、炎症したりするリスクが高まってしまいます。

私たちができる対策は?

普段コンタクトをしているけれど、サウナを楽しみたい!と思っている方は多いはず。
ここからは、私たちが簡単にできる対策をいくつかご紹介します。

コンタクト用の目薬をつける

コンタクト用の目薬をつける

コンタクトを着用したままサウナに入る際には、コンタクト用の目薬をつけることが大切です。
サウナに入る前に点眼し、なかに持ち込める場合は持ち込んで、サウナ中にも適宜点眼しましょう。
とにかく目を乾燥させないようにすることを意識してください。

意識的にまばたきをする

サウナのなかでは、目が乾燥しやすくなります。
目薬以外にできることとして、意識的なまばたきが挙げられます。まばたきをすることで涙を補充しやすくなり、目がうるおいます。
サウナのなかには、テレビが設置してある場合もありますが、テレビを長時間見ていると乾燥のリスクも高まるため、意識してまばたきをしましょう。

また、まばたきをするときには長めに目をつぶるのがおすすめ。

サウナ専用メガネを着用する

コンタクトレンズを外したときにまわりが見にくくなるのが怖い、という方におすすめなのがサウナ専用メガネです。
これらのメガネは特別な加工がされているため、高温のなかでも変形しにくいのが特徴。
レンズも曇りにくく、安全にサウナを楽しめるようになっています。

長時間サウナに入る方や、繰り返し入る方などは、ぜひ使ってみてくださいね。

注意点や対策を知って、サウナを楽しもう

まわりが見にくくなるのを避けるために、コンタクトをしたままサウナに入りたいという方も多いと思います。
基本的にはOKですが、ご紹介したようなリスクもあるためしっかりと注意することが大切です。

コンタクト用の目薬をしたり、まばたきを定期的にしたりするといった対策のほか、今では便利なサウナ用メガネもあるので、ぜひ使ってみてはいかがでしょうか。

目の健康を保ちながら、サウナを楽しみましょう♪


  • Twitter
  • Facebook
  • LINE