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まずは風呂敷の期限やその歴史、実際の風呂敷の選び方から結び方まできっちり解説していきます。 風呂敷を使うことのメリットや、おすすめの風呂敷なども紹介していきますので、是非参考にしてみて下さい。
風呂敷の歴史は非常に古く、奈良時代まで遡ります。当時は主に舞楽の衣装や伎落の衣装を包んで持ち運ぶのに使用されており、現在の風呂敷にはない紐が取り付けられていました。
室町時代から江戸時代にかけて、蒸し風呂や銭湯に行く際の衣類や洗面具等を持ち運ぶのに使用されるようになっていきます。室町時代は蒸し風呂タイプでむしろやスノコの上に風呂敷を敷いて用いていました。
室町時代には特に地位の高い人物が他者の荷物と間違えることがないように使われていたのですが、江戸時代にかけては平民でも使用することが増えてきます。お風呂で使うことが多かったことから「江戸敷包み」や「風呂敷」と呼ばれるようになったのです。
行商は風呂敷に品物を詰めるだけでなく、柳行李に入れた商品を運びやすくする際に風呂敷を使用していました。この頃から徐々に風呂敷を結んで使用する方が増えてきたと言っても過言ではないでしょう。人々の生活に欠かせない存在となってきたのです。
風呂敷は基本的には平包みで、結んだりひねったりして使用することはありませんでした。その代わり、江戸時代以降、風呂敷のデザインもどんどん進化していくことになります。主に承認によって使われることが多く、風呂敷には屋号や商標を染め抜いたものを使うことも増えてきました。
明治以降、誰もが名字を持つようになったため、家紋を入れた風呂敷が人気に。海外からの織物技術や染織技術を取り入れた風呂敷の生産方法も取り入れられるようになってきました。
第二次世界大戦後は、平包みではなく手提げ袋状にすることで、風呂敷で物資を運びやすくする工夫が凝らされるようになります。しかし、昭和の高度成長期にデパートなどでは紙袋を提供し始めたため、風呂敷の需要が一気に減少してしまいました。
近年エコに関する意識が世間で広まってきたことにより、紙袋やビニール袋の使用を減らそうという動きが見られるようになってきます。しばらく贈答品や記念品のためにだけ使われていた風呂敷も改めて見直されるようになり、様々な使用方法が編み出され始めました。
更に風呂敷のデザインも大きく変化してきます。若い人にも使いやすいシンプルなデザインや、可愛いデザイン、ユニークなデザインの風呂敷も増えてきました。ビニール袋が有料化されてからは、エコバッグの代わりに風呂敷を使う方も増えてきたのです。包み方のアレンジも増え、包み方に関する書籍や動画なども多くなってきました。
一概に風呂敷と言っても、その素材は大きく4つに分類されます。 それぞれの素材ごとに特徴を見ていきましょう。
絹製の風呂敷は最も格式が高く、手触りも滑らかで上品な艶が見られます。人への贈答品を包むのに最もふさわしいのが絹製の風呂敷です。
デザインも伝統的なものや、豪華絢爛なものが多いのも特徴の一つ。その分価格も高めで絹自体がデリケートな素材なため、取り扱いには十分注意が必要です。必ずドライクリーニングにて手入れするようにして下さい。
綿製の風呂敷は丈夫で取り扱いが楽なことから人気があります。汚れても手軽に洗濯できるのも嬉しいポイントです。サイズ展開やデザインも豊富で、発色もきれいなのも特徴的。普段遣いしやすい風呂敷と言えるでしょう。価格も安いため、複数枚持っている方も少なくありません。エコバッグとしても最適ですよ。
絹に似た光沢を持っているにも関わらず、絹よりもずっと安価で購入できるのがレーヨンタイプの風呂敷です。手触りも絹に似ていますが、絹と比べると若干ザラッとしています。洗濯すると縮むことがあるため、こちらも絹同様、ドライクリーニングがおすすめです。
丈夫な上に軽くてコンパクトに畳んでもシワになりにくいため、ポリエステル製の風呂敷もエコバッグ代わりとして大変人気があります。水気をほとんど通さないので、水滴が付きやすい冷たいものの持ち運びにもおすすめです。汚れても洗濯機で丸洗い可能なのも人気のポイントの一つでしょう。
まずは、基本的なひとつ結びと真結びの2つをしっかりと覚えて下さい。
基本的な結び方で、風呂敷の端を少し細長くして大きな輪っかを作り、短い方を穴に通して引っ張ります。
真結びは一度結べばなかなかほどけないほど丈夫な結び方になります。風呂敷の角と角を交差させて輪っかにして絡ませてくぐらせましょう。また同じように、もう一度端と端を交差させてくぐらせ、両端をしっかり引っ張れば完了。常に同じ側の端が上に重なるようにして結ぶのがポイントです。結び目が本体と並行になっていればきちんと結べているということになります。
逆に重ね方を逆にしてしまうと、結び目が本体に対して垂直になってしまいますし、結び目のゆるくなりやすくなってしまいます。 真結びをほどく際には、左手で持った布と同じ方向を向いている角を右手で持ち、そのまま右方向に水平に引っ張るとスルリとほどけますよ。
では、実際に風呂敷を使ったバッグの作り方をいくつか紹介します。どれも簡単なので手持ちの手ぬぐいで是非挑戦してみて下さいね。
こちらは、最も簡単で誰でもすぐに作れる風呂敷バッグの作り方です。まず風呂敷の裏面が下になるようにして敷き、対角線上を折って三角形にしましょう。そして、三角形の折り目状にある底辺二箇所をしっかりひとつ結びにして下さい。この時、両サイドの結び目の長さが同じ長さにになるようにするのがポイントです。
そして、風呂敷を表面にひっくり返し、ひとつ結び部分を内側にしっかりと入れ込みます。そして残った端を真結びにして形を整えてあげれば、しずく型のシンプルなエコバッグの完成です。
深さがあり、平たいものから複雑な形のものまで入れられます。更に、真結びをする前に、一度ギュッと結んで口を閉め、その後真結びをしてあげるとハンドル付きタイプのハンドバッグにも早変わりしますよ。
お酒やワインなど、ボトル状のものを包むのにも風呂敷は大変便利です。一本包みたい場合は、風呂敷裏面の中央にボトルを立てて置いて下さい。そのまま対角線上にある端をボトルの口も上に合わせて結び、その上で先端を真結びにしましょう。 残った端を裏側で交差させて、前側で真結びしてあげれば完成です。
2本のボトルを結ぶ場合は、やや大きめの風呂敷を用意しましょう。斜めに風呂敷を広げて、ボトルを底合わせにして2本並べます。そのまま下側からくるくる風呂敷を巻いていきながらボトルを立てましょう。巻き終わりが先端の真上に来るようにするのがポイント。左右の端をしっかり真結びすれば完成です。
大判の風呂敷ならば、レジカゴバッグ包みで大容量の荷物を運ぶこともできます、裏面を下にして風呂敷を広げます。それから中央部分に包みたいものを起き、隣同士の端を包むものに沿って下の方までしっかりと結びましょう。
そして、結び目の端同士をそれぞれ真結びにしてあげれば、巾着状のバッグの出来上がりです。持ち手部分をギュッと引っ張ると巾着のように口がしっかり進みますよ。ショッピングバッグに入る程大きな風呂敷であれば、最初から風呂敷をカゴにセットしておくと後から包むのも楽になります。
別売りの持ち手を使えば、更に持ちやすくなる上におしゃれ度もアップすることでしょう。バッグの持ち手は風呂敷の専門店だけでなく、手芸店や100均などでも購入出来ます。 両側に穴が空いているハンドルタイプであれば、好きな風呂敷を穴に通して結ぶだけで簡単に使えますよ。 リングタイプの持ち手の場合、風呂敷の真ん中にリングをを置きます。左右の端をリングの内側から通して外側に出し、真結びをしましょう。反対側も同様にしてあげると、上品なハンドバッグに仕上がります。
「倭物やカヤ」では、風呂敷用ハンドルの商品もたくさん取り揃えています！ 商品の詳細は以下のページをご覧ください。
風呂敷にも色々なサイズのものがあり、それぞれ「◯巾」というように表記します。 それぞれのサイズがどれくらいのもので、どのような用途に向いているのでしょうか。
風呂敷の中では小さな尺三巾は、お弁当包みやティッシュボックスカバーとして使うのにおすすめです。ちょっとした贈り物をする際に包むのにも重宝することでしょう。一般的なハンカチがおよそ32cm平方なので、それに比べると少し大きめです。そのため、バンダナや三角巾として使うのにも丁度いいサイズとなります。初めて風呂敷を買うのであれば、このサイズのものを買っておくと間違いないでしょう。
最近はこれよりも若干小さめの45cm平方の中幅風呂敷というのも増えてきました。ハンカチ代わりや、袱紗として使うのにおすすめですよ。
風呂敷として最も多く使われているのが二巾です。菓子折りを包んだり、ワインやお酒等のビン類を包むのにも適しているため、一枚持っておくと何かと便利でしょう。出先でちょっと荷物が多くなってしまった時なども、さっと結んでバッグ代わりにもなるサイズなので、鞄に一枚入れておくのもおすすめです。
一升瓶を包んだり、ワイン2本を包むのに丁度いいサイズの風呂敷になります。デザインが素敵な風呂敷ならば、そのまま暖簾やタペストリーとして飾るのにもおすすめです。 重箱などの大きめの箱物も包めますよ。
テーブルクロスやエコバッグ、クッションカバーなど、幅広く使えるサイズの風呂敷になります。綿素材やレーヨン素材のものは、ストールとして使うのもおすすめ。汚れても自宅の洗濯機で洗えるので、防寒対策やおしゃれアイテムの一つとして使うのにも便利です。
風呂敷というと、なんだか古めかしいがあるイメージがあるかもしれません。 しかし最近はSDGsの意識が高まってきたことにより、洗って何度も使える風呂敷は、エコの観点からも利用者が増えてきています。風呂敷自体のデザイン性や機能性もアップしており、おしゃれなもの、撥水機能があるもの、リバーシブルタイプのものなど、様々なものが販売されるようになってきました。
風呂敷は、色んな形に変えられるというメリットも。使わないときには折りたたんでコンパクトに持ち運べるためかさばりません。 価格帯もサイズも幅広いため、色んなタイプの風呂敷を使い分けるのもいいでしょう。
また、やはり大切な方への贈答品を包む際にも風呂敷があるのとないのとでは印象が大きく変わります。汎用性の高い尺三巾を一枚、少し大判の丈夫な風呂敷を一枚持っておくのがおすすめです。大判風呂敷は防災用品としても怪我の治療や物資の運搬など、様々な用途に使えます。防災バッグの中に1〜2枚入れておくのもおすすめですよ。
こちらは淡く繊細な色使いが印象的な風呂敷です。サイズは100cm平方と大きく、ちょっとしたエコバッグ代わりとしても使える大きさになります。
職人による手作りの風呂敷で撥水加工が施されているので、雨天時の使用はもちろん、キンキンに冷えた飲み物を持ち運ぶ際にも水滴が沁みにくいのは嬉しいですね。撥水効果が薄れてきたら、アイロンを掛けてあげれば蘇ります。
エコに対する意識の向上により、風呂敷の便利さがどんどん見直されてきています。それに伴い、風呂敷も多様化してきており、単に包むもの・運ぶものとしてだけではなく、持つ楽しさも感じさせてくれるようになってきました。
日本だけでなく、海外でもその便利さから人気を博している風呂敷。是非、お気に入りの風呂敷を見つけて、日常生活に取り入れてみてはいかがですか？
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まずは風呂敷の期限やその歴史、実際の風呂敷の選び方から結び方まできっちり解説していきます。
風呂敷を使うことのメリットや、おすすめの風呂敷なども紹介していきますので、是非参考にしてみて下さい。
目次
風呂敷の起源と歴史について
風呂敷の歴史は非常に古く、奈良時代まで遡ります。当時は主に舞楽の衣装や伎落の衣装を包んで持ち運ぶのに使用されており、現在の風呂敷にはない紐が取り付けられていました。
風呂敷の歴史：室町時代～江戸時代
室町時代から江戸時代にかけて、蒸し風呂や銭湯に行く際の衣類や洗面具等を持ち運ぶのに使用されるようになっていきます。室町時代は蒸し風呂タイプでむしろやスノコの上に風呂敷を敷いて用いていました。
室町時代には特に地位の高い人物が他者の荷物と間違えることがないように使われていたのですが、江戸時代にかけては平民でも使用することが増えてきます。お風呂で使うことが多かったことから「江戸敷包み」や「風呂敷」と呼ばれるようになったのです。
行商は風呂敷に品物を詰めるだけでなく、柳行李に入れた商品を運びやすくする際に風呂敷を使用していました。この頃から徐々に風呂敷を結んで使用する方が増えてきたと言っても過言ではないでしょう。人々の生活に欠かせない存在となってきたのです。
風呂敷の歴史：江戸時代以降
風呂敷は基本的には平包みで、結んだりひねったりして使用することはありませんでした。その代わり、江戸時代以降、風呂敷のデザインもどんどん進化していくことになります。主に承認によって使われることが多く、風呂敷には屋号や商標を染め抜いたものを使うことも増えてきました。
風呂敷の歴史：明治時代以降
明治以降、誰もが名字を持つようになったため、家紋を入れた風呂敷が人気に。海外からの織物技術や染織技術を取り入れた風呂敷の生産方法も取り入れられるようになってきました。
第二次世界大戦後は、平包みではなく手提げ袋状にすることで、風呂敷で物資を運びやすくする工夫が凝らされるようになります。しかし、昭和の高度成長期にデパートなどでは紙袋を提供し始めたため、風呂敷の需要が一気に減少してしまいました。
風呂敷の歴史：近年
近年エコに関する意識が世間で広まってきたことにより、紙袋やビニール袋の使用を減らそうという動きが見られるようになってきます。しばらく贈答品や記念品のためにだけ使われていた風呂敷も改めて見直されるようになり、様々な使用方法が編み出され始めました。
更に風呂敷のデザインも大きく変化してきます。若い人にも使いやすいシンプルなデザインや、可愛いデザイン、ユニークなデザインの風呂敷も増えてきました。ビニール袋が有料化されてからは、エコバッグの代わりに風呂敷を使う方も増えてきたのです。包み方のアレンジも増え、包み方に関する書籍や動画なども多くなってきました。
風呂敷の素材と特徴について知ろう
一概に風呂敷と言っても、その素材は大きく4つに分類されます。
それぞれの素材ごとに特徴を見ていきましょう。
絹
絹製の風呂敷は最も格式が高く、手触りも滑らかで上品な艶が見られます。人への贈答品を包むのに最もふさわしいのが絹製の風呂敷です。
デザインも伝統的なものや、豪華絢爛なものが多いのも特徴の一つ。その分価格も高めで絹自体がデリケートな素材なため、取り扱いには十分注意が必要です。必ずドライクリーニングにて手入れするようにして下さい。
綿
綿製の風呂敷は丈夫で取り扱いが楽なことから人気があります。汚れても手軽に洗濯できるのも嬉しいポイントです。サイズ展開やデザインも豊富で、発色もきれいなのも特徴的。普段遣いしやすい風呂敷と言えるでしょう。価格も安いため、複数枚持っている方も少なくありません。エコバッグとしても最適ですよ。
レーヨン
絹に似た光沢を持っているにも関わらず、絹よりもずっと安価で購入できるのがレーヨンタイプの風呂敷です。手触りも絹に似ていますが、絹と比べると若干ザラッとしています。洗濯すると縮むことがあるため、こちらも絹同様、ドライクリーニングがおすすめです。
ポリエステル
丈夫な上に軽くてコンパクトに畳んでもシワになりにくいため、ポリエステル製の風呂敷もエコバッグ代わりとして大変人気があります。水気をほとんど通さないので、水滴が付きやすい冷たいものの持ち運びにもおすすめです。汚れても洗濯機で丸洗い可能なのも人気のポイントの一つでしょう。
結ぶだけ！簡単風呂敷バッグの作り方を紹介
まずは、基本的なひとつ結びと真結びの2つをしっかりと覚えて下さい。
基本の結び方
ひとつ結び
基本的な結び方で、風呂敷の端を少し細長くして大きな輪っかを作り、短い方を穴に通して引っ張ります。
真結び
真結びは一度結べばなかなかほどけないほど丈夫な結び方になります。風呂敷の角と角を交差させて輪っかにして絡ませてくぐらせましょう。また同じように、もう一度端と端を交差させてくぐらせ、両端をしっかり引っ張れば完了。常に同じ側の端が上に重なるようにして結ぶのがポイントです。結び目が本体と並行になっていればきちんと結べているということになります。
逆に重ね方を逆にしてしまうと、結び目が本体に対して垂直になってしまいますし、結び目のゆるくなりやすくなってしまいます。
真結びをほどく際には、左手で持った布と同じ方向を向いている角を右手で持ち、そのまま右方向に水平に引っ張るとスルリとほどけますよ。
では、実際に風呂敷を使ったバッグの作り方をいくつか紹介します。どれも簡単なので手持ちの手ぬぐいで是非挑戦してみて下さいね。
しずく型シンプルエコバッグ
こちらは、最も簡単で誰でもすぐに作れる風呂敷バッグの作り方です。まず風呂敷の裏面が下になるようにして敷き、対角線上を折って三角形にしましょう。そして、三角形の折り目状にある底辺二箇所をしっかりひとつ結びにして下さい。この時、両サイドの結び目の長さが同じ長さにになるようにするのがポイントです。
そして、風呂敷を表面にひっくり返し、ひとつ結び部分を内側にしっかりと入れ込みます。そして残った端を真結びにして形を整えてあげれば、しずく型のシンプルなエコバッグの完成です。
深さがあり、平たいものから複雑な形のものまで入れられます。更に、真結びをする前に、一度ギュッと結んで口を閉め、その後真結びをしてあげるとハンドル付きタイプのハンドバッグにも早変わりしますよ。
ビン包み
お酒やワインなど、ボトル状のものを包むのにも風呂敷は大変便利です。一本包みたい場合は、風呂敷裏面の中央にボトルを立てて置いて下さい。そのまま対角線上にある端をボトルの口も上に合わせて結び、その上で先端を真結びにしましょう。
残った端を裏側で交差させて、前側で真結びしてあげれば完成です。
2本のボトルを結ぶ場合は、やや大きめの風呂敷を用意しましょう。斜めに風呂敷を広げて、ボトルを底合わせにして2本並べます。そのまま下側からくるくる風呂敷を巻いていきながらボトルを立てましょう。巻き終わりが先端の真上に来るようにするのがポイント。左右の端をしっかり真結びすれば完成です。
巾着包み
大判の風呂敷ならば、レジカゴバッグ包みで大容量の荷物を運ぶこともできます、裏面を下にして風呂敷を広げます。それから中央部分に包みたいものを起き、隣同士の端を包むものに沿って下の方までしっかりと結びましょう。
そして、結び目の端同士をそれぞれ真結びにしてあげれば、巾着状のバッグの出来上がりです。持ち手部分をギュッと引っ張ると巾着のように口がしっかり進みますよ。ショッピングバッグに入る程大きな風呂敷であれば、最初から風呂敷をカゴにセットしておくと後から包むのも楽になります。
持ち手をプラスして更にアレンジ力アップ！
別売りの持ち手を使えば、更に持ちやすくなる上におしゃれ度もアップすることでしょう。バッグの持ち手は風呂敷の専門店だけでなく、手芸店や100均などでも購入出来ます。
両側に穴が空いているハンドルタイプであれば、好きな風呂敷を穴に通して結ぶだけで簡単に使えますよ。
リングタイプの持ち手の場合、風呂敷の真ん中にリングをを置きます。左右の端をリングの内側から通して外側に出し、真結びをしましょう。反対側も同様にしてあげると、上品なハンドバッグに仕上がります。
「倭物やカヤ」では、風呂敷用ハンドルの商品もたくさん取り揃えています！
商品の詳細は以下のページをご覧ください。
風呂敷のサイズと選び方もチェック！
風呂敷にも色々なサイズのものがあり、それぞれ「◯巾」というように表記します。
それぞれのサイズがどれくらいのもので、どのような用途に向いているのでしょうか。
小風呂敷：尺三巾（約50cm平方）
風呂敷の中では小さな尺三巾は、お弁当包みやティッシュボックスカバーとして使うのにおすすめです。ちょっとした贈り物をする際に包むのにも重宝することでしょう。一般的なハンカチがおよそ32cm平方なので、それに比べると少し大きめです。そのため、バンダナや三角巾として使うのにも丁度いいサイズとなります。初めて風呂敷を買うのであれば、このサイズのものを買っておくと間違いないでしょう。
最近はこれよりも若干小さめの45cm平方の中幅風呂敷というのも増えてきました。ハンカチ代わりや、袱紗として使うのにおすすめですよ。
中風呂敷：二巾（約70cm平方）
風呂敷として最も多く使われているのが二巾です。菓子折りを包んだり、ワインやお酒等のビン類を包むのにも適しているため、一枚持っておくと何かと便利でしょう。出先でちょっと荷物が多くなってしまった時なども、さっと結んでバッグ代わりにもなるサイズなので、鞄に一枚入れておくのもおすすめです。
大風呂敷：二四巾（約90cm平方）
一升瓶を包んだり、ワイン2本を包むのに丁度いいサイズの風呂敷になります。デザインが素敵な風呂敷ならば、そのまま暖簾やタペストリーとして飾るのにもおすすめです。
重箱などの大きめの箱物も包めますよ。
大風呂敷：三巾（約100cm平方）
テーブルクロスやエコバッグ、クッションカバーなど、幅広く使えるサイズの風呂敷になります。綿素材やレーヨン素材のものは、ストールとして使うのもおすすめ。汚れても自宅の洗濯機で洗えるので、防寒対策やおしゃれアイテムの一つとして使うのにも便利です。
風呂敷バッグの最大のメリットとは？
風呂敷というと、なんだか古めかしいがあるイメージがあるかもしれません。
しかし最近はSDGsの意識が高まってきたことにより、洗って何度も使える風呂敷は、エコの観点からも利用者が増えてきています。風呂敷自体のデザイン性や機能性もアップしており、おしゃれなもの、撥水機能があるもの、リバーシブルタイプのものなど、様々なものが販売されるようになってきました。
風呂敷は、色んな形に変えられるというメリットも。使わないときには折りたたんでコンパクトに持ち運べるためかさばりません。
価格帯もサイズも幅広いため、色んなタイプの風呂敷を使い分けるのもいいでしょう。
また、やはり大切な方への贈答品を包む際にも風呂敷があるのとないのとでは印象が大きく変わります。汎用性の高い尺三巾を一枚、少し大判の丈夫な風呂敷を一枚持っておくのがおすすめです。大判風呂敷は防災用品としても怪我の治療や物資の運搬など、様々な用途に使えます。防災バッグの中に1〜2枚入れておくのもおすすめですよ。
おすすめ！風呂敷商品紹介
【撥水加工】彩り大風呂敷
こちらは淡く繊細な色使いが印象的な風呂敷です。サイズは100cm平方と大きく、ちょっとしたエコバッグ代わりとしても使える大きさになります。
職人による手作りの風呂敷で撥水加工が施されているので、雨天時の使用はもちろん、キンキンに冷えた飲み物を持ち運ぶ際にも水滴が沁みにくいのは嬉しいですね。撥水効果が薄れてきたら、アイロンを掛けてあげれば蘇ります。
エコで便利な風呂敷は汎用性抜群
エコに対する意識の向上により、風呂敷の便利さがどんどん見直されてきています。それに伴い、風呂敷も多様化してきており、単に包むもの・運ぶものとしてだけではなく、持つ楽しさも感じさせてくれるようになってきました。
日本だけでなく、海外でもその便利さから人気を博している風呂敷。是非、お気に入りの風呂敷を見つけて、日常生活に取り入れてみてはいかがですか？
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