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みなさんのお家には、「手ぬぐい」がありますか?持っているけれど、いまいち使い方がわからない……というお悩みはありませんか?
このコラムでは、まねしたくなるような手ぬぐいのおしゃれな飾り方や、いくつもある便利な使い方などをわかりやすくていねいに解説していきたいと思います。また、手ぬぐいの起源や歴史、おすすめの手ぬぐいアイテムもご紹介します。
手ぬぐいを購入したいと思っている方や、手ぬぐいの使い方・飾り方を知りたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
手ぬぐいは、私たちの生活に身近なものですよね。しかし、なじみのあるものだからこそ、手ぬぐいがどんな歴史を歩んできたのか、詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
まずは、手ぬぐいの起源と歴史を見ていきましょう!
手ぬぐいについて、「何となくこういうもの……!」というイメージはみなさん持っていると思うのですが、明確な定義や、似ている「タオル」との違いは知らないという方も多いのではないでしょうか。
手ぬぐいは、「木綿の平織りの布」のことを指します。顔や手を洗った後の汗や水を拭ったり、入浴時に身体を洗ったりするときに主に使われますが、用途はさまざまです。布の端を縫わないで、切りっぱなしになっているという点が手ぬぐいの特徴です。布の端が切りっぱなしになっているのは、洗ったときに早く乾くからというシンプルな理由なんです!
タオルも身体や顔を拭いたり、洗ったりするときに使いますが、タオルは布の端がしっかりと縫われています。ほつれにくいというメリットがある一方、縫うことで重くなるため、手ぬぐいに比べて乾きにくいというデメリットもあります。
手ぬぐいは、昔からあるアイテムのようなイメージですよね。実際、いつごろから使われていたのでしょうか?
手ぬぐいの起源・はじまりについては諸説あり、明確なことはわかっていません。一説によれば、奈良時代ごろには手ぬぐいの原型となるような布(麻や絹でできた平織物)が存在し、神仏像などを拭いたりする際に使われていたと考えられています。
平安時代には、まだまだ布が貴重なものだったため、祭礼の時の装身具として身分の高い人が身に付けるものでした。高貴な人々は絹でできた手ぬぐいを使用していたという説も残っています。平安時代に成立した『今昔物語』という説話集には「手布(たのごい)」、『和名類聚抄』という辞書には「太乃己比(たのごひ)」という言葉が見られ、どちらも手ぬぐいのことを指しているそうです。
鎌倉時代になると、麻の手ぬぐいが庶民にも徐々に浸透。室町時代には、入浴後の濡れた体を拭うためにも使われるようになりました。特に戦国時代には、いろいろな場所で手ぬぐいが制作されました。
江戸時代になると、国内で綿花栽培が盛んになり、綿でできた手ぬぐいも広く制作・使われるようになりました。銭湯文化も根付いたことから、入浴の際に使われる綿素材の手ぬぐいは「湯手(ゆて・ゆで)」と呼ばれ庶民もよく使っていました。そのほか、日よけ用の暖簾、頭巾、前掛けとして使うなど、用途も多様化。さらにデザインに凝った手ぬぐいも登場していきました。
ここからは、手ぬぐいのさまざまな活用方法をご紹介します!シンプルなアイテムだからこそ、生活のあらゆるシーンで大活躍しますよ♪
タオルの代わりに、「ぬぐう」のも手ぬぐいの良い使い方です。食器を洗った後のふきんとして、キッチンでも活躍。使い終わったら風通しの良い場所に掛けておけば、すぐに乾くため、衛生面でも安心ですね。そのほか、ハンカチやおしぼりの代わりに手ぬぐいを使い、手をぬぐう(拭く)のもおすすめです。
綿の手ぬぐいは、結びやすくほどけにくいという特徴があるため、日除け・汗拭き・温泉などのお供にして、頭や首などに巻くのも素敵です。使い道にあわせて、好きなデザインや色の手ぬぐいを選ぶのも趣がありますね。
手ぬぐいは、シンプルな柄から大胆な柄まで、さまざまなデザインのものがあります。そのため、実際に何かに使う、というだけでなく、インテリアとして飾ってみるのはいかがでしょうか。なお、素敵な飾り方のアイデアについては、後ほど詳しく解説します。
包装紙や風呂敷のかわりに、何かを包んだり、ラッピングに使ったりするのにも手ぬぐいはもってこい♪綿なので破れにくく、かつ柔らかな素材なので包む物の形にあわせてぴったりラッピングできるのもうれしいポイントです。ちょっとしたおでかけに使っても良いですし、大切な人へのプレゼントを包む際に使ってもきっと喜ばれるはずです。
先ほどご紹介したとおり、手ぬぐいは毎日の生活のなかで幅広い用途で使うことができます。ここでは、鑑賞用の飾り方を2つご紹介します!
まず1つめは、額装して飾る方法です。きれいに見せるポイントは、しっかりアイロンをあてて手ぬぐいをシワのないよう伸ばして額に入れること。額に入れることによって、高級感も存在感もアップしますよ♪額の大きさ、形、額縁の色など、手ぬぐいとの相性を考えて選ぶのも楽しいですね。
額に入れる場合、額を買ったり、入れ替えたりするのが面倒……と思う方もいるはず。そんな方におすすめなのが、タペストリーとして手ぬぐいを吊るす方法です。簡単にできるので、飾りたいと思ったときにすぐできるのがうれしいポイント。
また、入れ替えも楽にできるので、季節ごとに飾る手ぬぐいを変えたり、別のお部屋に移動させたりするもの素敵ですね。
ちなみに、「倭物やカヤ」では、額・タペストリーの商品もたくさん取り揃えています!お手持ちの手ぬぐいや、これから買おうと思っている手ぬぐいの大きさやデザイン、お部屋の雰囲気を考えながら、ぜひ額やタペストリーを選んでみてくださいね。商品の詳細は以下のページをご覧ください。
お家のなかで、手ぬぐいを飾るのにぴったりの場所はたくさんあります!玄関、ベッドルーム、トイレ、リビングなど、どこに飾っても素敵なのが手ぬぐいの魅力。
玄関やトイレなど、スペースが限られている場所では、小さめの手ぬぐいを額に入れて飾るのもおすすめ。ベッドルームやリビングなど、広いスペースであれば、タペストリーとして大胆に吊るすのもいいですね♪
ここまで読んで、「自分の生活にも手ぬぐいを取り入れたい!」と思った方も多いはず。最後に、おすすめの手ぬぐいアイテムをいくつかご紹介します。気に入ったものがあれば、ぜひ買ってみてくださいね。
「だるま」と「福」という字がデザインされたおめでたい手ぬぐい。大きく描かれたダルマの手ぬぐいは、お部屋に飾れば素敵なアクセントになること間違いなしです。サイズは縦92cm、横34cmです。
個性的でユニークな猫たちと花が描かれたおしゃれな手ぬぐいです。やさしく穏やかな色合いとデザインなので、どんな雰囲気のお部屋にもぴったりです。速乾性があり、小さくたためるので、持ち運びにも便利です。
インパクトのある手ぬぐいをお探しの方におすすめなのが、こちらのどくろキセルデザイン。キセルをふかしたどくろの膝には猫もいて、ユニークでポップな印象を与えます。
知っているようで意外と知らない手ぬぐいの起源や歴史など、とても興味深かったのではないでしょうか。手ぬぐいは、何かを包むだけでなく、額装して飾ったり、タペストリーとして吊るしたり、インテリアとしてお部屋に飾るなど、幅広い使い方ができる優秀なアイテム。
デザイン、意味、染め方、生地の違いなどひとつひとつに個性がある手ぬぐいを、ぜひあなたの日常に取り入れてみませんか?
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みなさんのお家には、「手ぬぐい」がありますか?持っているけれど、いまいち使い方がわからない……というお悩みはありませんか?
このコラムでは、まねしたくなるような手ぬぐいのおしゃれな飾り方や、いくつもある便利な使い方などをわかりやすくていねいに解説していきたいと思います。また、手ぬぐいの起源や歴史、おすすめの手ぬぐいアイテムもご紹介します。
手ぬぐいを購入したいと思っている方や、手ぬぐいの使い方・飾り方を知りたい方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
目次
手ぬぐいの起源と歴史
手ぬぐいは、私たちの生活に身近なものですよね。しかし、なじみのあるものだからこそ、手ぬぐいがどんな歴史を歩んできたのか、詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
まずは、手ぬぐいの起源と歴史を見ていきましょう!
手ぬぐいとは
手ぬぐいについて、「何となくこういうもの……!」というイメージはみなさん持っていると思うのですが、明確な定義や、似ている「タオル」との違いは知らないという方も多いのではないでしょうか。
手ぬぐいは、「木綿の平織りの布」のことを指します。顔や手を洗った後の汗や水を拭ったり、入浴時に身体を洗ったりするときに主に使われますが、用途はさまざまです。布の端を縫わないで、切りっぱなしになっているという点が手ぬぐいの特徴です。布の端が切りっぱなしになっているのは、洗ったときに早く乾くからというシンプルな理由なんです!
タオルも身体や顔を拭いたり、洗ったりするときに使いますが、タオルは布の端がしっかりと縫われています。ほつれにくいというメリットがある一方、縫うことで重くなるため、手ぬぐいに比べて乾きにくいというデメリットもあります。
手ぬぐいの文化や起源
手ぬぐいは、昔からあるアイテムのようなイメージですよね。実際、いつごろから使われていたのでしょうか?
手ぬぐいの起源・はじまりについては諸説あり、明確なことはわかっていません。一説によれば、奈良時代ごろには手ぬぐいの原型となるような布(麻や絹でできた平織物)が存在し、神仏像などを拭いたりする際に使われていたと考えられています。
手ぬぐいの歴史
平安時代には、まだまだ布が貴重なものだったため、祭礼の時の装身具として身分の高い人が身に付けるものでした。高貴な人々は絹でできた手ぬぐいを使用していたという説も残っています。平安時代に成立した『今昔物語』という説話集には「手布(たのごい)」、『和名類聚抄』という辞書には「太乃己比(たのごひ)」という言葉が見られ、どちらも手ぬぐいのことを指しているそうです。
鎌倉時代になると、麻の手ぬぐいが庶民にも徐々に浸透。室町時代には、入浴後の濡れた体を拭うためにも使われるようになりました。特に戦国時代には、いろいろな場所で手ぬぐいが制作されました。
江戸時代になると、国内で綿花栽培が盛んになり、綿でできた手ぬぐいも広く制作・使われるようになりました。銭湯文化も根付いたことから、入浴の際に使われる綿素材の手ぬぐいは「湯手(ゆて・ゆで)」と呼ばれ庶民もよく使っていました。そのほか、日よけ用の暖簾、頭巾、前掛けとして使うなど、用途も多様化。さらにデザインに凝った手ぬぐいも登場していきました。
手ぬぐいの使い方
ここからは、手ぬぐいのさまざまな活用方法をご紹介します!
シンプルなアイテムだからこそ、生活のあらゆるシーンで大活躍しますよ♪
ぬぐう:ふきんとして
タオルの代わりに、「ぬぐう」のも手ぬぐいの良い使い方です。食器を洗った後のふきんとして、キッチンでも活躍。使い終わったら風通しの良い場所に掛けておけば、すぐに乾くため、衛生面でも安心ですね。そのほか、ハンカチやおしぼりの代わりに手ぬぐいを使い、手をぬぐう(拭く)のもおすすめです。
巻く:日除け用、汗拭き用、銭湯や温泉のお供に
綿の手ぬぐいは、結びやすくほどけにくいという特徴があるため、日除け・汗拭き・温泉などのお供にして、頭や首などに巻くのも素敵です。使い道にあわせて、好きなデザインや色の手ぬぐいを選ぶのも趣がありますね。
飾る:鑑賞用、インテリアとして
手ぬぐいは、シンプルな柄から大胆な柄まで、さまざまなデザインのものがあります。そのため、実際に何かに使う、というだけでなく、インテリアとして飾ってみるのはいかがでしょうか。なお、素敵な飾り方のアイデアについては、後ほど詳しく解説します。
包む:ラッピング
包装紙や風呂敷のかわりに、何かを包んだり、ラッピングに使ったりするのにも手ぬぐいはもってこい♪綿なので破れにくく、かつ柔らかな素材なので包む物の形にあわせてぴったりラッピングできるのもうれしいポイントです。ちょっとしたおでかけに使っても良いですし、大切な人へのプレゼントを包む際に使ってもきっと喜ばれるはずです。
手ぬぐいの飾り方
先ほどご紹介したとおり、手ぬぐいは毎日の生活のなかで幅広い用途で使うことができます。
ここでは、鑑賞用の飾り方を2つご紹介します!
額装して飾る方法
まず1つめは、額装して飾る方法です。きれいに見せるポイントは、しっかりアイロンをあてて手ぬぐいをシワのないよう伸ばして額に入れること。額に入れることによって、高級感も存在感もアップしますよ♪額の大きさ、形、額縁の色など、手ぬぐいとの相性を考えて選ぶのも楽しいですね。
タペストリーとして吊るす方法
額に入れる場合、額を買ったり、入れ替えたりするのが面倒……と思う方もいるはず。そんな方におすすめなのが、タペストリーとして手ぬぐいを吊るす方法です。簡単にできるので、飾りたいと思ったときにすぐできるのがうれしいポイント。
また、入れ替えも楽にできるので、季節ごとに飾る手ぬぐいを変えたり、別のお部屋に移動させたりするもの素敵ですね。
ちなみに、「倭物やカヤ」では、額・タペストリーの商品もたくさん取り揃えています!お手持ちの手ぬぐいや、これから買おうと思っている手ぬぐいの大きさやデザイン、お部屋の雰囲気を考えながら、ぜひ額やタペストリーを選んでみてくださいね。商品の詳細は以下のページをご覧ください。
手ぬぐいを飾るおすすめの場所
お家のなかで、手ぬぐいを飾るのにぴったりの場所はたくさんあります!玄関、ベッドルーム、トイレ、リビングなど、どこに飾っても素敵なのが手ぬぐいの魅力。
玄関やトイレなど、スペースが限られている場所では、小さめの手ぬぐいを額に入れて飾るのもおすすめ。ベッドルームやリビングなど、広いスペースであれば、タペストリーとして大胆に吊るすのもいいですね♪
おすすめ!手ぬぐい商品紹介
ここまで読んで、「自分の生活にも手ぬぐいを取り入れたい!」と思った方も多いはず。最後に、おすすめの手ぬぐいアイテムをいくつかご紹介します。気に入ったものがあれば、ぜひ買ってみてくださいね。
福だるま手拭
「だるま」と「福」という字がデザインされたおめでたい手ぬぐい。大きく描かれたダルマの手ぬぐいは、お部屋に飾れば素敵なアクセントになること間違いなしです。サイズは縦92cm、横34cmです。
猫花手拭
個性的でユニークな猫たちと花が描かれたおしゃれな手ぬぐいです。やさしく穏やかな色合いとデザインなので、どんな雰囲気のお部屋にもぴったりです。速乾性があり、小さくたためるので、持ち運びにも便利です。
どくろキセル手拭
インパクトのある手ぬぐいをお探しの方におすすめなのが、こちらのどくろキセルデザイン。キセルをふかしたどくろの膝には猫もいて、ユニークでポップな印象を与えます。
手ぬぐいで毎日の生活を彩りましょう♪
知っているようで意外と知らない手ぬぐいの起源や歴史など、とても興味深かったのではないでしょうか。手ぬぐいは、何かを包むだけでなく、額装して飾ったり、タペストリーとして吊るしたり、インテリアとしてお部屋に飾るなど、幅広い使い方ができる優秀なアイテム。
デザイン、意味、染め方、生地の違いなどひとつひとつに個性がある手ぬぐいを、ぜひあなたの日常に取り入れてみませんか?
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