「最近サウナにハマったけどあまみってなに？」と調べていたら、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。
サウナ室と水風呂に繰り返し入り、気持ちよく汗をかいた後に、皮膚にまだら模様が出ることがあります。この模様の正体こそが「あまみ」です。

この記事では、あまみについて詳しくご紹介しています。最後まで読めば、サウナやあまみのことがもっと好きになりますよ。
ぜひ、最後までご覧ください。

「あまみ」とは？

普段聞く機会の少ない「あまみ」という言葉について、詳しく解説していきます。

貴重なサウナ体験で出る「あまみ」

サウナに入った後、肌の表面に赤いまだらのような模様が現れる現象をサウナ用語で「あまみ」と呼ぶことがあります。

この「あまみ」を初めて目にした人は「何か悪い症状では？」と心配になるかもしれません。ですが、実際には体が健康的に反応しているサインである場合が多いのです。

あまみが出る理由は？

あまみは、サウナで温まった体と水風呂などによる急激な冷却のくり返しによって、血管が収縮・拡張を繰り返すことが大きな理由だといわれています。

サウナ室の高い温度により、体の隅々まで血流や血液循環が促されます。そこへ水風呂の冷たい刺激が加わると、皮膚表面に近い血管がキュッと締まります。
サウナ好きの人は、サウナ室で温まる→水風呂で冷やす→休憩（外気浴）を1セットとし、3セット前後繰り返すことが多いです。
このセットを繰り返していると、体が温まって赤く見える部位と、冷えて白く見える部位のコントラストができて、皮膚にまだら状の模様が出やすくなります。

このまだら模様が「あまみ」という現象です。
つまり、サウナ室と水風呂の刺激を交互に与えた証拠で、しっかりサウナに入った時に現れやすい現象です。

あまみが出た時の対処法は？

あまみが出たらすぐに危険というわけではありませんが、かゆみ・痛みなどの不快感がある場合は無理をしないようにしましょう。サウナや水風呂の温度が自分に合っていない可能性があります。
サウナ室の滞在時間を短くしたり、水風呂の温度を調整したり、自分のペースに合わせた方法で入ることが大切です。

「肌がひどくヒリヒリしている」、「頭痛やめまいがする」など、悪い体調変化を感じたら、すぐにサウナを中断して休憩をとってください。
体を冷ますときは常温のシャワーを浴びるなど、刺激を緩やかにしながら徐々にクールダウンを図るのが望ましいです。

あまみの語源

サウナ用語の「あまみ」は、富山県で「火だこ」を指す方言が語源とされています。
「火だこ」とは、火に当たったときに皮膚に現れる網目状の赤い斑点のことです。やけどほど深刻な症状ではありませんが、同じ場所が温められると、赤褐色のまだら模様が出るため、火だこと呼ばれます。

サウナで見られる赤白の模様がこれに似ていることから、サウナ用語として使われるようになりました。

サウナに入ってあまみが出た！その体験談

サウナ好きの筆者は初めてあまみを見たときは、とてもびっくりしました。
いつも通りサウナを3セット繰り返した後に、ふと腕を見るとうっすら赤い模様が浮かび上がっていたからです。

最初は、「なんだこれ、体調悪いのかな？」と考えていましたが、体感としては、体が軽く、頭もスッキリしていて、まさに「ととのった」状態でした。

サウナ後に調べてみたら、この現象が「あまみ」ということを知りました。
いつもより「ととのった」感じが強く、あまみが出ると良いサウナ体験であるというのも納得の経験となりました！

あまみが出やすい環境は？

サウナ好きにとって、あまみが出たら嬉しいですよね？
ここからは、あまみの出やすい環境についてご紹介していきます。

あまみが出やすいサウナ施設の特徴

あまみは、サウナ室と水風呂の温度差が大きいほど出やすいとされています。
サウナ室の温度が高めで、さらに水風呂が設置されている施設だと、刺激が強まるため、血管の拡張と収縮の差がはっきりして肌に変化が起こりやすくなります。

たとえば、HARE-TABI SAUNA & INNでは、サウナに加えて漢方水風呂が楽しめます。

加えて、休憩スペースもしっかり設けているので、サウナ→水風呂→休憩というサイクルを落ち着いて繰り返せるのが特徴です。しっかりと休憩した後は、サウナでゆっくりと温まる体力があるので、結果としてあまみが出やすい環境となります。

興味がある方は、ぜひ一度体験してみてください。

あまみが出やすいサウナの入り方

サウナ室で十分に温まってから冷たい水風呂に入ると、あまみが出る場合が多いです。
具体的には、サウナ室の滞在時間を5～10分程度にし、水風呂に短い時間（数十秒～1分ほど）で入り、その後は外気浴や休憩スペースでゆったりとクールダウンするという流れが定番の方法です。

自分なりのペースであまみを観察しながら入ると、サウナをもっと楽しめますよ。

無理な入り方はしないように注意！

あまみが出ることをゴールにサウナを利用する人もいますが、決して無理をするのはおすすめできません。
あまみが強く出ることが、必ずしも「良いサウナの入り方」を証明するわけではないですし、「完璧にととのう」という状態の絶対的な基準でもありません。

サウナにはそれぞれの楽しみ方があり、体質も人によって千差万別です。
自分の体が限界を感じる前に休む、自分に合った温度帯を見つけるなど、自分のペースを大切にしてください。

体調が優れないと感じたら、休憩を挟むか、早めに切り上げるほうが健康には良い選択です。

サウナ後のスキンケア

サウナでたっぷり汗をかいた体は、熱や汗の作用で皮膚表面のバリア機能が一時的に弱まっています。
さらに高温環境と水風呂による温度差が刺激となり、外部からのダメージを受けやすい状態にもなりがちです。

サウナ後のスキンケアについて見ていきましょう。

化粧水や乳液で肌をととのえる

サウナ後は、ただでさえ肌の水分が蒸発しやすい状態です。タオルドライを終えたらすぐに化粧水やローションで潤いを補給しましょう。
保湿成分を与えた後は、クリームや乳液を使ってフタをすることが大切です。こうすることでサウナ後の乾燥を防ぎ、しっとりした肌を維持しやすくなります。
また、顔だけでなく、全身が乾燥しやすい状態にあるのがサウナ後の特徴です。腕や脚など、気になる部分にもやさしくクリームを塗り広げると良いでしょう。

保湿剤を選ぶ際には、刺激の少ない製品を選ぶことがポイントです。
収れん化粧水などの刺激が強い製品は、サウナ上がりの敏感な状態の肌には合わないことがあります。低刺激・保湿重視の製品を選ぶと安心です。

こうしたタイミングで適切なスキンケアを行うことで、肌トラブルを抑え、健やかな肌を保ちやすくなります。

サウナ後はスキンケアに加えて体の内側からも肌ケアもおすすめ

サウナで大量に汗をかくと、血液中の水分も失われやすくなります。
水やスポーツドリンクなどで適度なミネラルを補給しながら、脱水状態を防ぎましょう。また、良質な食事は健康な肌づくりに役立ちます。野菜や果物、タンパク質などをバランスよく摂取すると、肌のターンオーバーを助けてくれるでしょう。

あまみを正しく理解してサウナを楽しもう

サウナと水風呂を繰り返すことで皮膚にあらわれる「あまみ」は、血管の収縮と拡張によって生じる自然な現象です。
体にまだらな模様が出ると驚いてしまいがちですが、必ずしも悪いものではありません。むしろ、サウナの効果を感じられる一種のサインともいえます。

とはいえ、あまみの出る・出ないが「ととのい度」や「良いサウナの入り方」の評価基準ではないので、初心者の方は特に自分のペースを守ることが大切です。

高温サウナや冷たい水風呂など、強い刺激を求めすぎると身体に負担がかかり、思わぬトラブルに繋がる恐れもあります。
サウナを楽しむ際は、あまみを出すために一喜一憂するよりも、時間配分や温度調節をうまく行い、健康を最優先に考えることを心がけましょう。

こまめな水分補給やスキンケアも忘れずに行い、自分に合ったサウナライフを楽しんでください。

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