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ホイアンの「ランタン祭り」は、ベトナムの世界遺産の1つとして知られる旧市街周辺で定期的に開催されています。「人生で1度は参加したい祭りランキング」にもノミネートされるイベントなのです。ところでホイアンってどんなところなの?ランタン祭りって何するの?2025年の開催日や、お祭りの楽しみ方までしっかり解説します!
ホイアンはベトナム中部に位置する街です。旧市街そのものが世界遺産に指定されており、映画の舞台のような気分を味わえます。
唯一の欠点は空港が無いため主要都市であるダナンの空港から向かう必要があること。ダナンからホイアンまでは車で約40分の距離です。
ダナンの大型ホテルに宿泊する場合、シャトルバスサービスを提供しているかもしれません。料金も無料から値段が設定されているなど様々ですので、ホテル受付で質問してみましょう。
元々ホイアンは日本やポルトガルなど、アジアとヨーロッパを結ぶ重要な交易都市として栄えてきました。日本は江戸時代に鎖国が始まるまで交易を積極的に行っていたので、数多くの日本人がホイアンに渡り生活していたのです。
旧市街地の観光スポットである来遠橋は1593年に日本人が建設したとされています。現地では「ホイアンの日本橋」と呼ばれているのだとか。来遠橋は2万ドン紙幣にも描かれていることから、ベトナムでも重要視されていることが伝わってきますね。
ホイアンのランタン祭りは毎月1回程度、満月にあたる旧暦の14日の夜にホイアンで開催されるお祭りです。この日は街灯などが消され、代わりに町中がランタンの温かな灯りで包まれます。赤、黄、緑、青などカラフルなランタンが古い街並みや夜の川面に反射して幻想的な光景を生み出す様子は必見です。
お祭りの当日はランタンの灯りに加えて、踊りや演奏が楽しめたり、屋台などが立ち並びます。ただしお祭りの日は普段よりも混雑するので注意が必要です。
ランタン祭りは死者を弔うために行われてきました。ベトナムではランタンを「邪気を払う」、「幸福を願う」象徴で、この考え方は道教に由来しているのだとか。
そんなランタンを使ったホイアンの町興しの一環として、1998年にホイアン観光局が旧暦14日にイベントとして開催したのが「ホイアンのランタン祭り」の始まり。現在は知名度も上がり、日本からツアーも販売されています。
ホイアンでは、はるか昔からランタンを使ってお祭りをしていたわけではありません。ベトナムにランタンが入ったのは16世紀頃のこと。中国から文化的な影響を受けて取り入れられたといわれています。それを受け継いだホイアンの職人たちが独自の改良を加えて、いつしか名物になったという説があるようです。
また、日本の朱印船によってもたらされたという説も有力視されています。日本の提灯に形が似ていて親近感が湧きますね。
ホイアンのランタン祭りは毎月1回程度、満月にあたる旧暦の14日の夜に開催されています。2025年のランタン祭りの開催日をカレンダー通りのスケジュールに置き換えると、以下の日程になります。
2025年の開催日は祝日にかかる月や週末の開催月も多く、旅行の計画が立てやすいですね。
ランタン祭りについて理解したら、あとは実践あるのみ!お祭り当日、日中から夜までの楽しみ方をギュッとお伝えします。
ホイアンの博物館や寺院は18時までに閉館してしまうので日中に観光しましょう。18世紀のホイアンの人々の生活を垣間見ることができる古民家の「フーンフンの家」では、土壁はベトナム式・柱や扉は中華式・屋根は日本式の3ヵ国の建築様式が折衷した様子を見ることができます。
観光に疲れたら、旧市街地の歴史を感じられる建物をリノベしたカフェで一休み。テラス席のある店舗を選べば、お洒落だけではなく、非日常的のレベルが上がること間違いなし!
せっかくベトナムに来たからには屋台グルメも楽しみたいですよね。以下の3つは必ず食べたておきたいおススメメニューです。
なお、カオラウは17世紀にホイアンから日本に伝わり、伊勢うどんのルーツになったという説があります。食べてみたくなりますよね。
18時頃から、いよいよお祭りが始まります。ランタンが照らす夜市(ナイトマーケット)を楽しみましょう。屋台はもちろんのこと、ホイアンは雑貨の街として知られており、露店が50m程の一本道にズラリと並びます。可愛い小物や絹製品、ミニチュアランタンなど、思わずお土産にしたくなるアイテムばかりです。
旧市街地、ホイアン島の間を流れるトゥボン川や来遠橋付近では、ランタンを背景に灯篭流しも楽しむことができます。現地では10,000~15,000VND(60円~90円)とリーズナブルな価格で灯篭も購入できます。
灯篭は川岸から流しますが、手漕ぎボートに乗って川の上から流すオプションもあります。代金は客引きをしている船頭さんとの交渉になりますが平均的には100,000VND(600円)くらいになるようです。
ボートの上から見る街の景色、複数の船から一斉に放たれる灯篭がユラユラと川を漂い、幻想的な美しさを楽しめます。
日頃ホイアンはベトナムの中でも治安の良いエリアですが、ランタン祭りの日は人混みが激しくなりがちです。レストラン、ホテル、航空券が埋まるのが早くなる傾向がありますので、早めの予約が吉!
また現地ではスマホ、お財布、パスポートなど貴重品のスリに遭わないよう気を付けましょう。旅行の日程に余裕がある方は、ランタン祭りの1日とその前後のどちらかの日の2泊がおススメです。敢えてお祭りの日を外すことで、ホイアンの町全体の灯りを楽しめますよ。
ベトナム・ホイアン旧市街周辺で旧歴14日に行われる「ランタン祭り」は元々、死者を弔うためのものでした。その後ホイアンの町興しの一環のイベントになり、現在は灯篭流しや夜市を楽しむお祭りになっています。
街の灯りがランタンに置き換えられる幻想的な景色は、いつか見ておきたいものです。もちろん昼間も寺院や博物館など見どころがたくさんあります。ホイアンがどこか懐かしいのは、日本の文化や伝統を感じられるからではないでしょうか。
ランタン祭りに参加する際は早めの予約を、当日はスマホやお財布など手持ちの荷物に注意しながら昼、夜それぞれ楽しんでくださいね。
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ホイアンの「ランタン祭り」は、ベトナムの世界遺産の1つとして知られる旧市街周辺で定期的に開催されています。
「人生で1度は参加したい祭りランキング」にもノミネートされるイベントなのです。
ところでホイアンってどんなところなの?ランタン祭りって何するの?2025年の開催日や、お祭りの楽しみ方までしっかり解説します!
目次
ホイアンってどんな街?
ホイアンはベトナム中部に位置する街です。
旧市街そのものが世界遺産に指定されており、映画の舞台のような気分を味わえます。
唯一の欠点は空港が無いため主要都市であるダナンの空港から向かう必要があること。
ダナンからホイアンまでは車で約40分の距離です。
ダナンの大型ホテルに宿泊する場合、シャトルバスサービスを提供しているかもしれません。料金も無料から値段が設定されているなど様々ですので、ホテル受付で質問してみましょう。
交易都市としてのホイアン
元々ホイアンは日本やポルトガルなど、アジアとヨーロッパを結ぶ重要な交易都市として栄えてきました。
日本は江戸時代に鎖国が始まるまで交易を積極的に行っていたので、数多くの日本人がホイアンに渡り生活していたのです。
旧市街地の観光スポットである来遠橋は1593年に日本人が建設したとされています。
現地では「ホイアンの日本橋」と呼ばれているのだとか。
来遠橋は2万ドン紙幣にも描かれていることから、ベトナムでも重要視されていることが伝わってきますね。
ホイアンのランタン祭りって何?
ホイアンのランタン祭りは毎月1回程度、満月にあたる旧暦の14日の夜にホイアンで開催されるお祭りです。
この日は街灯などが消され、代わりに町中がランタンの温かな灯りで包まれます。
赤、黄、緑、青などカラフルなランタンが古い街並みや夜の川面に反射して幻想的な光景を生み出す様子は必見です。
お祭りの当日はランタンの灯りに加えて、踊りや演奏が楽しめたり、屋台などが立ち並びます。ただしお祭りの日は普段よりも混雑するので注意が必要です。
ランタン祭りの由来
ランタン祭りは死者を弔うために行われてきました。
ベトナムではランタンを「邪気を払う」、「幸福を願う」象徴で、この考え方は道教に由来しているのだとか。
そんなランタンを使ったホイアンの町興しの一環として、1998年にホイアン観光局が旧暦14日にイベントとして開催したのが「ホイアンのランタン祭り」の始まり。
現在は知名度も上がり、日本からツアーも販売されています。
ランタンがホイアンで作られるようになった理由
ホイアンでは、はるか昔からランタンを使ってお祭りをしていたわけではありません。
ベトナムにランタンが入ったのは16世紀頃のこと。中国から文化的な影響を受けて取り入れられたといわれています。
それを受け継いだホイアンの職人たちが独自の改良を加えて、いつしか名物になったという説があるようです。
また、日本の朱印船によってもたらされたという説も有力視されています。日本の提灯に形が似ていて親近感が湧きますね。
2025年のランタン祭り開催日
ホイアンのランタン祭りは毎月1回程度、満月にあたる旧暦の14日の夜に開催されています。
2025年のランタン祭りの開催日をカレンダー通りのスケジュールに置き換えると、以下の日程になります。
2025年の開催日は祝日にかかる月や週末の開催月も多く、旅行の計画が立てやすいですね。
ランタン祭りの楽しみ方
ランタン祭りについて理解したら、あとは実践あるのみ!
お祭り当日、日中から夜までの楽しみ方をギュッとお伝えします。
昼間:街歩きを楽しむ
ホイアンの博物館や寺院は18時までに閉館してしまうので日中に観光しましょう。
18世紀のホイアンの人々の生活を垣間見ることができる古民家の「フーンフンの家」では、土壁はベトナム式・柱や扉は中華式・屋根は日本式の3ヵ国の建築様式が折衷した様子を見ることができます。
観光に疲れたら、旧市街地の歴史を感じられる建物をリノベしたカフェで一休み。テラス席のある店舗を選べば、お洒落だけではなく、非日常的のレベルが上がること間違いなし!
せっかくベトナムに来たからには屋台グルメも楽しみたいですよね。
以下の3つは必ず食べたておきたいおススメメニューです。
なお、カオラウは17世紀にホイアンから日本に伝わり、伊勢うどんのルーツになったという説があります。食べてみたくなりますよね。
夜間:灯篭流や夜市と共に祭りを楽しむ
18時頃から、いよいよお祭りが始まります。ランタンが照らす夜市(ナイトマーケット)を楽しみましょう。
屋台はもちろんのこと、ホイアンは雑貨の街として知られており、露店が50m程の一本道にズラリと並びます。可愛い小物や絹製品、ミニチュアランタンなど、思わずお土産にしたくなるアイテムばかりです。
旧市街地、ホイアン島の間を流れるトゥボン川や来遠橋付近では、ランタンを背景に灯篭流しも楽しむことができます。
現地では10,000~15,000VND(60円~90円)とリーズナブルな価格で灯篭も購入できます。
灯篭は川岸から流しますが、手漕ぎボートに乗って川の上から流すオプションもあります。代金は客引きをしている船頭さんとの交渉になりますが平均的には100,000VND(600円)くらいになるようです。
ボートの上から見る街の景色、複数の船から一斉に放たれる灯篭がユラユラと川を漂い、幻想的な美しさを楽しめます。
ランタン祭りの注意点
日頃ホイアンはベトナムの中でも治安の良いエリアですが、ランタン祭りの日は人混みが激しくなりがちです。
レストラン、ホテル、航空券が埋まるのが早くなる傾向がありますので、早めの予約が吉!
また現地ではスマホ、お財布、パスポートなど貴重品のスリに遭わないよう気を付けましょう。
旅行の日程に余裕がある方は、ランタン祭りの1日とその前後のどちらかの日の2泊がおススメです。敢えてお祭りの日を外すことで、ホイアンの町全体の灯りを楽しめますよ。
ホイアンの「ランタン祭り」で幻想的な夜を楽しもう!
ベトナム・ホイアン旧市街周辺で旧歴14日に行われる「ランタン祭り」は元々、死者を弔うためのものでした。
その後ホイアンの町興しの一環のイベントになり、現在は灯篭流しや夜市を楽しむお祭りになっています。
街の灯りがランタンに置き換えられる幻想的な景色は、いつか見ておきたいものです。
もちろん昼間も寺院や博物館など見どころがたくさんあります。
ホイアンがどこか懐かしいのは、日本の文化や伝統を感じられるからではないでしょうか。
ランタン祭りに参加する際は早めの予約を、当日はスマホやお財布など手持ちの荷物に注意しながら昼、夜それぞれ楽しんでくださいね。
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