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「祝日」の年間日数は何日なのでしょうか?
似た言葉で「祭日」が思い浮かびますし「休日」もあります。これらの言葉にはどのような違いがあるのかも気になります。まずは「祝日」とはどのようなもので「祭日」「休日」と違いがあるのかどうかを解説します。さらには春節を始めとする主な世界の祝日もご紹介しましょう。
土日以外でお休みになる日は「祝日」と呼ばれます。あるいは「祝祭日」と呼ばれることもあれば、単に「祭日」という呼び方もあります。休日も含めて、これらの言葉には違いはあるのでしょうか?
「祝日」とは、法律で定められた公式のお休みのことです。
内閣府では「国民の祝日」と紹介されています。「国民の祝日に関する法律」によって定められており、一般的には「祝日法」として認識されています。役所や学校がお休みとなります。多くの国民がお休みする日ですね。
祝日には3種類があります。
祝日法で定められた祝日です。元日やこどもの日を始めとして、16日が制定されています。以前は多くのご家庭で、門扉に国旗を掲げていました。そのため国民の祝日は「旗日」とも呼ばれます。
以前は国民の祝日は日にちが固定されていました。しかし2000年に3連休を増やす目的で祝日法が改正されました。当時の祝日から4日が選ばれ、日にちは移動し曜日が月曜日に固定されました。これが「移動祝日」で、一般にはハッピーマンデーと呼ばれています。ハッピーマンデーは以下の4日です。
なお、体育の日は2020年にスポーツの日と改称されています。
国民の祝日が日曜日と重なった場合に、翌月曜日もお休みになります。
これが振替休日です。ゴールデンウイークには、火曜日が振替休日になることもあります。
2025年のカレンダーから振替休日を探してみると、3日ありました。
2月23日の天皇誕生日は日曜日で、翌日の2月24日(月)が振替休日となります。5月4日のみどりの日は日曜日ですが、5月5日も祝日であるため振替休日は5月6日(火)です。11月23日の勤労感謝の日も日曜日で、11月24日(月)は振替休日です。
休日法の第3条第3項に次の記載があります。「その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。」
簡単に言えば「祝日に挟まれた平日」を国民の休日とするのですね。
この項は当初5月4日を休日にするために成立しました。その後5月4日は正式に「国民の祝日」になったので、項目が無意味なものになると思われました。しかし、既に実施されていたハッピーマンデーのおかげで、該当する日が存在したのです。
それは9月の敬老の日と秋分の日です。
1年間のうち、国民の休日に該当することがあるのは、ここだけです。敬老の日は9月第三月曜日で毎年、日付は変わります。一方、秋分の日も地球と太陽の関係で日付が微妙に変わります。9月22日から9月24日のいずれかの日です。このふたつの祝日の組み合わせで9月に国民の祝日が現れることになります。
近年では、2015年9月22日が国民の休日でした。その次は2026年9月22日です。
日本の祝日は16日あり、祝日法によって定められています。由来はさまざまですし、必ずしも1年を通じて均等にあるとは限りません。
2025年の日曜日以外の祝日を曜日別に整理しました。
月曜日が圧倒的に多いですね。このうち4日はハッピーマンデーで2日は振替休日です。
2025年の祝日を一覧表にまとめました。
もし日曜日と休日が重なってしまったら、振替休日で月曜日がお休みです。
2025年に振替休日は3日あります。土曜日と祝日が重なった場合は振替休日はありません。土曜日がお休みの人は1日損した気分になるでしょう。
2025年は土曜日と祝日が重なる日は5月3日だけです。
さらに、国民の休日があります。祝日と祝日の間の平日は「国民の休日」としてお休みになると、祝日法で定められているのです。現在は敬老の日と秋分の日の間隔が1日になったときだけ国民の休日になります。2025年はふたつの祝日の間隔は7日なので、該当しません。
「祝祭日」という言葉も日常的にしばしば使われます。この言葉は「祝日」と「祭日」が合わさってできました。それでは「祝日」と「祭日」は違うのでしょうか?
「祝日」は祝日法で決められた公的な休日のことで、日本では今のところ16日が定められています。ほとんど祝日はどのようなお祝いで、なぜこの日になったかも明らかです。国民でお祝いする日ですね。
それに対して祭日は法律によって決まった制度ではありません。宗教的な祭祀(さいし)を行う日のことです。ですから「祝日」と「祭日」は違うのですが「祝日」のいくつかは宗教的な祭祀から始まっているので似たような意味として浸透しています。
ここではさらに詳しく祭日を見ていきましょう。祭日は宗教儀礼の祭祀を行っていた日のことです。「祭」「祀」も「まつり」と読みます。祭祀とは漢字を見てもわかるように「お祭りのこと」ですね。民間で行われているお祭りもここから来ているので、お祭りの日は「祭日」です。
日本では古くから皇室関係で祭祀が行われてきました。この行事が行われる日が祭日とされています。皇室祭祀として、今でも有名なものもあります。
紀元節祭(2月11日)は現在でも建国記念の日として受け継がれています。
神嘗祭(10月17日)は、その年に収穫された初穂を天照大神(あまてらすおおみかみ)に捧げる感謝祭です。
その他にもありますが、現在の祝日に受け継がれている祭日と、祝日にはなっていない祭日があります。
節句の行事を行う日も祭日と考えてよいでしょう。端午の節句(5月5日)はこどもの日として祝日とされています。お雛様(3月3日:桃の節句)や七夕(7月7日)は節句ですが祝日ではありません。
祭日とは宗教儀礼を行っていた日のことですから、皇室関連だけではありません。他の宗教にも祭日があります。
キリスト教関連ではクリスマス(降誕祭)が最も有名な祭日です。バレンタインデーやイースター(復活祭)も祭日です。キリスト教では多くの聖人の記念日が祭日とされています。
仏教関連では4月8日の花祭り(灌仏会)が有名ですね。
祝日と祭日は異なるものと説明しましたが、今の祝日に受け継がれている祭日があります。どの祝日がどんな祭日に受け継がれているのかを見ていきましょう。
世界の面白い、あるいは興味深い祝日を紹介します。まずは、クリスマスや新年(ニューイヤーズデイ)に次いで有名な祝日からです。
春節は旧暦の新年です。中華圏で最も重要とされる祝祭日であり、帰省客の大移動が毎年話題になります。中国だけでも数億人が移動します。2025年は1月29日です。日本のお正月と同じようにさまざまなイベントも行われます。中国以外にも台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどの国々で祝日とされています。
7月4日はアメリカの独立記念日(インデペンデンス・デイ)です。独立宣言が公布され英国から独立しました。アメリカ人が最も大切にしている祝日と言っていいでしょう。この日にちなんだ映画や歌などもたくさんあります。
7月14日はフランスのパリ祭です。フランス革命のきっかけとなったバスチーユ監獄が襲撃された日です。ここからフランスの人々は自由を手に入れたとされています。襲撃した日が祝日となっているのもある意味フランスらしいのでしょうね。
世界的に有名なこのふたつは、同じ7月の祝日です。
11月2日の死者の日はメキシコの祝日です。ネーミングは不気味ですが日本のお盆に当たると思えば納得ですね。しかしそこは陽気なメキシコ人で、ドクロのメイクをしたり、パレードが行われたりして派手に騒ぎます。死者とともに楽しく時を過ごします。
12月26日はボクシングデーです。 日本人にとってクリスマスは12月25日でおしまいですが、イギリスではここからが「お楽しみ」です。クリスマスも仕事をしていた使用人がプレゼントされた箱(box)を開ける日ですね。使用人たちのお祝いが祝日にされているのは、なんとも英国らしいですね。その他にもオーストラリア・ニュージーランド・カナダなどイギリスと関係の深い国々が祝日にしています。
日本を中心に祝日の年間日数について紹介しました。祝日と祭日の違いや、世界の祝日についても述べています。
日本には祝日法には認定されていないけれど、多くの人が休暇となる日がありますよね。中には「カレンダー通り」で休暇にならない業種もあります。
お盆として8月13日、14日、15日を夏季休暇にするところが多いですよね。民間行事ではありますがこれも祭日とみなしてよいでしょう。そして年末年始休暇は、概ね12月29日から1月3日までは休暇です。今でも日本人にとって最も大切な一週間ですね。
ご自身の予定を確認し、祝日に旅行や帰省の予定を立ててみてくださいね!
「祝日」の年間日数は何日なのでしょうか?
似た言葉で「祭日」が思い浮かびますし「休日」もあります。これらの言葉にはどのような違いがあるのかも気になります。
まずは「祝日」とはどのようなもので「祭日」「休日」と違いがあるのかどうかを解説します。さらには春節を始めとする主な世界の祝日もご紹介しましょう。
目次
日本の祝日には、どのようなものがある?
土日以外でお休みになる日は「祝日」と呼ばれます。あるいは「祝祭日」と呼ばれることもあれば、単に「祭日」という呼び方もあります。
休日も含めて、これらの言葉には違いはあるのでしょうか?
祝日ってどんな日?
「祝日」とは、法律で定められた公式のお休みのことです。
内閣府では「国民の祝日」と紹介されています。「国民の祝日に関する法律」によって定められており、一般的には「祝日法」として認識されています。役所や学校がお休みとなります。多くの国民がお休みする日ですね。
祝日には3種類ある!意味を詳しく解説
祝日には3種類があります。
●国民の祝日
祝日法で定められた祝日です。元日やこどもの日を始めとして、16日が制定されています。以前は多くのご家庭で、門扉に国旗を掲げていました。そのため国民の祝日は「旗日」とも呼ばれます。
以前は国民の祝日は日にちが固定されていました。しかし2000年に3連休を増やす目的で祝日法が改正されました。当時の祝日から4日が選ばれ、日にちは移動し曜日が月曜日に固定されました。これが「移動祝日」で、一般にはハッピーマンデーと呼ばれています。ハッピーマンデーは以下の4日です。
なお、体育の日は2020年にスポーツの日と改称されています。
●振替休日
国民の祝日が日曜日と重なった場合に、翌月曜日もお休みになります。
これが振替休日です。ゴールデンウイークには、火曜日が振替休日になることもあります。
2025年のカレンダーから振替休日を探してみると、3日ありました。
2月23日の天皇誕生日は日曜日で、翌日の2月24日(月)が振替休日となります。
5月4日のみどりの日は日曜日ですが、5月5日も祝日であるため振替休日は5月6日(火)です。
11月23日の勤労感謝の日も日曜日で、11月24日(月)は振替休日です。
●国民の休日
休日法の第3条第3項に次の記載があります。
「その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。」
簡単に言えば「祝日に挟まれた平日」を国民の休日とするのですね。
この項は当初5月4日を休日にするために成立しました。その後5月4日は正式に「国民の祝日」になったので、項目が無意味なものになると思われました。しかし、既に実施されていたハッピーマンデーのおかげで、該当する日が存在したのです。
それは9月の敬老の日と秋分の日です。
1年間のうち、国民の休日に該当することがあるのは、ここだけです。敬老の日は9月第三月曜日で毎年、日付は変わります。一方、秋分の日も地球と太陽の関係で日付が微妙に変わります。9月22日から9月24日のいずれかの日です。このふたつの祝日の組み合わせで9月に国民の祝日が現れることになります。
近年では、2015年9月22日が国民の休日でした。その次は2026年9月22日です。
1年に日本の祝日は何日あるのか?
日本の祝日は16日あり、祝日法によって定められています。
由来はさまざまですし、必ずしも1年を通じて均等にあるとは限りません。
2025年の日曜日以外の祝日を曜日別に整理しました。
月曜日が圧倒的に多いですね。このうち4日はハッピーマンデーで2日は振替休日です。
2025年の祝日一覧
2025年の祝日を一覧表にまとめました。
もし日曜日と休日が重なってしまったら、振替休日で月曜日がお休みです。
2025年に振替休日は3日あります。土曜日と祝日が重なった場合は振替休日はありません。土曜日がお休みの人は1日損した気分になるでしょう。
2025年は土曜日と祝日が重なる日は5月3日だけです。
さらに、国民の休日があります。祝日と祝日の間の平日は「国民の休日」としてお休みになると、祝日法で定められているのです。現在は敬老の日と秋分の日の間隔が1日になったときだけ国民の休日になります。2025年はふたつの祝日の間隔は7日なので、該当しません。
祝日と祭日とは何が違うの?
「祝祭日」という言葉も日常的にしばしば使われます。この言葉は「祝日」と「祭日」が合わさってできました。それでは「祝日」と「祭日」は違うのでしょうか?
「祝日」は祝日法で決められた公的な休日のことで、日本では今のところ16日が定められています。ほとんど祝日はどのようなお祝いで、なぜこの日になったかも明らかです。国民でお祝いする日ですね。
それに対して祭日は法律によって決まった制度ではありません。宗教的な祭祀(さいし)を行う日のことです。ですから「祝日」と「祭日」は違うのですが「祝日」のいくつかは宗教的な祭祀から始まっているので似たような意味として浸透しています。
祭日とは?
ここではさらに詳しく祭日を見ていきましょう。祭日は宗教儀礼の祭祀を行っていた日のことです。「祭」「祀」も「まつり」と読みます。祭祀とは漢字を見てもわかるように「お祭りのこと」ですね。民間で行われているお祭りもここから来ているので、お祭りの日は「祭日」です。
日本では古くから皇室関係で祭祀が行われてきました。この行事が行われる日が祭日とされています。皇室祭祀として、今でも有名なものもあります。
紀元節祭(2月11日)は現在でも建国記念の日として受け継がれています。
神嘗祭(10月17日)は、その年に収穫された初穂を天照大神(あまてらすおおみかみ)に捧げる感謝祭です。
その他にもありますが、現在の祝日に受け継がれている祭日と、祝日にはなっていない祭日があります。
●節句
節句の行事を行う日も祭日と考えてよいでしょう。端午の節句(5月5日)はこどもの日として祝日とされています。お雛様(3月3日:桃の節句)や七夕(7月7日)は節句ですが祝日ではありません。
●宗教儀礼
祭日とは宗教儀礼を行っていた日のことですから、皇室関連だけではありません。他の宗教にも祭日があります。
キリスト教関連ではクリスマス(降誕祭)が最も有名な祭日です。バレンタインデーやイースター(復活祭)も祭日です。キリスト教では多くの聖人の記念日が祭日とされています。
仏教関連では4月8日の花祭り(灌仏会)が有名ですね。
祝日と祭日は異なるものと説明しましたが、今の祝日に受け継がれている祭日があります。どの祝日がどんな祭日に受け継がれているのかを見ていきましょう。
●皇室祭祀、皇室関連が基になっている祝日
●皇室でも行事が行われる祝日
●実は皇室と関連がある祝日
●その他の祝日
世界の面白い祝日5選を紹介!
世界の面白い、あるいは興味深い祝日を紹介します。まずは、クリスマスや新年(ニューイヤーズデイ)に次いで有名な祝日からです。
春節
春節は旧暦の新年です。中華圏で最も重要とされる祝祭日であり、帰省客の大移動が毎年話題になります。中国だけでも数億人が移動します。2025年は1月29日です。日本のお正月と同じようにさまざまなイベントも行われます。中国以外にも台湾、韓国、シンガポール、マレーシア、インドネシアなどの国々で祝日とされています。
独立記念日とパリ祭
7月4日はアメリカの独立記念日(インデペンデンス・デイ)です。独立宣言が公布され英国から独立しました。アメリカ人が最も大切にしている祝日と言っていいでしょう。この日にちなんだ映画や歌などもたくさんあります。
7月14日はフランスのパリ祭です。フランス革命のきっかけとなったバスチーユ監獄が襲撃された日です。ここからフランスの人々は自由を手に入れたとされています。襲撃した日が祝日となっているのもある意味フランスらしいのでしょうね。
世界的に有名なこのふたつは、同じ7月の祝日です。
死者の日
11月2日の死者の日はメキシコの祝日です。ネーミングは不気味ですが日本のお盆に当たると思えば納得ですね。しかしそこは陽気なメキシコ人で、ドクロのメイクをしたり、パレードが行われたりして派手に騒ぎます。死者とともに楽しく時を過ごします。
ボクシングデー
12月26日はボクシングデーです。 日本人にとってクリスマスは12月25日でおしまいですが、イギリスではここからが「お楽しみ」です。クリスマスも仕事をしていた使用人がプレゼントされた箱(box)を開ける日ですね。使用人たちのお祝いが祝日にされているのは、なんとも英国らしいですね。その他にもオーストラリア・ニュージーランド・カナダなどイギリスと関係の深い国々が祝日にしています。
日本の祝日は1年間に16日!日付を確認して予定を立てよう。
日本を中心に祝日の年間日数について紹介しました。祝日と祭日の違いや、世界の祝日についても述べています。
日本には祝日法には認定されていないけれど、多くの人が休暇となる日がありますよね。中には「カレンダー通り」で休暇にならない業種もあります。
お盆として8月13日、14日、15日を夏季休暇にするところが多いですよね。民間行事ではありますがこれも祭日とみなしてよいでしょう。そして年末年始休暇は、概ね12月29日から1月3日までは休暇です。今でも日本人にとって最も大切な一週間ですね。
ご自身の予定を確認し、祝日に旅行や帰省の予定を立ててみてくださいね!