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夏に食べたくなるお菓子と言えば冷た~いスイーツですよね。 特に暑い日に食べるアイスは最高!「アイス」は私たちの生活圏内に沢山のお店があるので馴染み深いスイーツ。近年ブームが訪れていたジェラートも夏にぴったりのスイーツですが、実は俗にいうアイスクリームとは違うんだとか。
このコラムではそんなジェラートとアイスの違いについて深掘ってご紹介!
日本人にとってはアイスクリームに比べるとちょっとマイナーな存在の「ジェラート」について解説します!
イタリアのフィレンツェが発祥といわれるジェラート(gelato)はイタリア語で「凍ったお菓子」という意味。古くからイタリア国民に愛されているスイーツです。 イタリアには「ジェラテリア」と呼ばれるジェラート専門店が4万店近くあり、その中の約45%が手作り。基本的に店舗内で製造と販売を行っています。イタリア人はジェラートを年間で1人当たり約12㎏消費していると言われています。日本ではアイスクリームの年間1人当たりの消費量が約3.2kg。ジェラートとアイスクリームの違いはありますが消費量に約4倍の差があるなんて驚きです。ジェラートはイタリア人の食文化に深く浸透しているんですね。
ジェラートは果汁・果肉・牛乳・砂糖・コーヒー・香草などからチョイスした材料を混ぜた物を凍らせて作ります。アイスクリームと比べて果汁や果肉をたくさん使っているものが多いのが特徴。 材料を混ぜながら空気を抱き込んで冷やし固めます。そのときの空気の割合がアイスクリームよりも少ないので、密度が濃くミルクの重みを感じるねっとりとした食感に仕上がります。このねっとり感がジェラート最大の魅力ですね。
日本国内ではジェラートとアイスクリームは食品に関する法令により違うカテゴリーに分類されています。どのような基準で分類されているのか、またカテゴリーの種類についても解説します!
私たちが日ごろアイスやアイスクリームと呼んでいるものやジェラートは、食品に関する法令により全部まとめて「アイスクリーム類」という名前が付いており、4つのカテゴリーに分類されています。日本国内では乳脂肪分や空気含有量などの違いによりカテゴリーを分けています。ジェラートとアイスクリームは別のカテゴリーとして分類されているのです。
アイスクリーム類は「アイスクリーム」・「アイスミルク」・「ラクトアイス」・「氷菓」、以上4つのカテゴリーに分類されています。
①「アイスクリーム」
乳固形分15%以上(乳脂肪分が8%以上)のもの。市販のアイスクリーム類では“ハーゲンダッツのカップタイプ”・“森永乳業 パルム”(どちらも期間限定品の一部を除く)などが該当します。クリームの風味や味が濃厚で他のカテゴリーに比べて高価格帯の商品が多いです。
②「アイスミルク」
乳固形分10%以上(乳脂肪分が3%以上)のもの。ジェラートは乳脂肪分が5%前後なので「アイスミルク」に当てはまります。市販のアイスクリーム類では“ロッテ 雪見だいふく”・“江崎グリコ ジャイアントコーン”などが該当します。アイスクリームに近い濃厚さがありながら後味は軽めな商品が多いです。
③「ラクトアイス」
乳固形分3%以上のもの。市販のアイスクリーム類では“明治 エッセル スーパーカップ”・“ロッテ クーリッシュ”などが該当します。さっぱりとした口当たりとリーズナブルな価格帯の商品が多いです。
④「氷菓」
乳固形分3%未満のもの。市販のアイスクリーム類では“赤城乳業 ガリガリ君”・“井村屋 あずきバー”・一般的なかき氷やシャーベットなどが該当します。キーンとした冷たさやシャクシャクした口当たりで後味サッパリ。低カロリーな商品が多いです。
ジェラート専門店(ジェラテリア)のショーケースの温度設定はマイナス12〜15度くらい。クリーミーな状態のジェラートをヘラですくってカップまたはコーンに盛り付けます。なめらかでクリーミーな味わいを楽しむのがジェラートです。 一方、アイスクリーム店のショーケースの温度設定はマイナス18℃以下。ディッシャーというアイスクリームをすくう器具で店員さんが手に力を込めてすくってカップまたはコーンに盛り付けます。しっかりと凍った状態で味わうのがアイスクリームの楽しみ方なのです。
ここまで読んでいただいた方の中には「ジェラートとアイスクリームって全然違う食べ物なんだ」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし共通点もあるんですよ。 イタリア語のジェラート(gelato)は「凍ったお菓子」という意味で、アイスクリームやシャーベットも総称してジェラートと呼ばれています。 一方、アイスクリーム(ice cream)は英語。実はジェラートとアイスクリームは、イタリア語か英語かという言語の違いだけで同じものを指しているんですよ。日本語圏の私たちから見るとジェラートとアイスクリームは違う食べ物という認識なので、言語は違っていても意味は同じって不思議な感じですよね。
そのまま食べてもとってもおいしいジェラートとアイスクリームですが、ここで更においしくなるアレンジ方法をご紹介します!
ジェラートをワッフルやパンケーキの上にのせ、更にその上にフルーツ・チョコチップ・ホイップクリームなどを盛り付けるとボリューミーで見た目も華やかなスイーツプレートの出来上がり。 また、ビスケットを2枚準備してジェラートをサンドして食べるのもおすすめ。このときビスケットとは違う色のジェラートをサンドすると色合いが綺麗ですよ。
カフェオレ・バニラアイス・氷をミキサーに入れなめらかになるまで撹拌したらグラスに注いで上からホイップクリームを盛り付けるとカフェラテ風味のフローズンドリンクの出来上がり。 もっと手軽にアレンジを楽しみたいときは、バニラアイスの上に濃いめのコーヒー(エスプレッソでも可)を少しずつかけて食べてもおいしいですよ。
ジェラートの特徴やアイスクリームとの違いについて解説しました。どちらもおいしいスイーツであることは間違いなしですね。特に暑い日が続く夏には食べたくなります(冬に暖かい部屋で食べる冷たいスイーツも最高ですが…) ジェラートを販売しているお店が近くにない方は、ネット通販をしているお店も多数あるので探してみてはいかがでしょうか。たくさん食べ過ぎてお腹を壊さないように気をつけてくださいね。
夏に食べたくなるお菓子と言えば冷た~いスイーツですよね。
特に暑い日に食べるアイスは最高!「アイス」は私たちの生活圏内に沢山のお店があるので馴染み深いスイーツ。近年ブームが訪れていたジェラートも夏にぴったりのスイーツですが、実は俗にいうアイスクリームとは違うんだとか。
このコラムではそんなジェラートとアイスの違いについて深掘ってご紹介!
目次
ジェラートってどんなスイーツ?
日本人にとってはアイスクリームに比べるとちょっとマイナーな存在の「ジェラート」について解説します!
ジェラートはイタリア生まれ
イタリアのフィレンツェが発祥といわれるジェラート(gelato)はイタリア語で「凍ったお菓子」という意味。古くからイタリア国民に愛されているスイーツです。
イタリアには「ジェラテリア」と呼ばれるジェラート専門店が4万店近くあり、その中の約45%が手作り。基本的に店舗内で製造と販売を行っています。イタリア人はジェラートを年間で1人当たり約12㎏消費していると言われています。日本ではアイスクリームの年間1人当たりの消費量が約3.2kg。ジェラートとアイスクリームの違いはありますが消費量に約4倍の差があるなんて驚きです。ジェラートはイタリア人の食文化に深く浸透しているんですね。
ジェラートの基本的な作り方
ジェラートは果汁・果肉・牛乳・砂糖・コーヒー・香草などからチョイスした材料を混ぜた物を凍らせて作ります。アイスクリームと比べて果汁や果肉をたくさん使っているものが多いのが特徴。
材料を混ぜながら空気を抱き込んで冷やし固めます。そのときの空気の割合がアイスクリームよりも少ないので、密度が濃くミルクの重みを感じるねっとりとした食感に仕上がります。このねっとり感がジェラート最大の魅力ですね。
ジェラートはアイスクリームじゃない?!
日本国内ではジェラートとアイスクリームは食品に関する法令により違うカテゴリーに分類されています。どのような基準で分類されているのか、またカテゴリーの種類についても解説します!
ジェラートとアイスクリームの明確な違いとは?
私たちが日ごろアイスやアイスクリームと呼んでいるものやジェラートは、食品に関する法令により全部まとめて「アイスクリーム類」という名前が付いており、4つのカテゴリーに分類されています。日本国内では乳脂肪分や空気含有量などの違いによりカテゴリーを分けています。ジェラートとアイスクリームは別のカテゴリーとして分類されているのです。
「アイスクリーム類」の4つのカテゴリーとは?
アイスクリーム類は「アイスクリーム」・「アイスミルク」・「ラクトアイス」・「氷菓」、以上4つのカテゴリーに分類されています。
①「アイスクリーム」
乳固形分15%以上(乳脂肪分が8%以上)のもの。市販のアイスクリーム類では“ハーゲンダッツのカップタイプ”・“森永乳業 パルム”(どちらも期間限定品の一部を除く)などが該当します。クリームの風味や味が濃厚で他のカテゴリーに比べて高価格帯の商品が多いです。
②「アイスミルク」
乳固形分10%以上(乳脂肪分が3%以上)のもの。ジェラートは乳脂肪分が5%前後なので「アイスミルク」に当てはまります。市販のアイスクリーム類では“ロッテ 雪見だいふく”・“江崎グリコ ジャイアントコーン”などが該当します。アイスクリームに近い濃厚さがありながら後味は軽めな商品が多いです。
③「ラクトアイス」
乳固形分3%以上のもの。市販のアイスクリーム類では“明治 エッセル スーパーカップ”・“ロッテ クーリッシュ”などが該当します。さっぱりとした口当たりとリーズナブルな価格帯の商品が多いです。
④「氷菓」
乳固形分3%未満のもの。市販のアイスクリーム類では“赤城乳業 ガリガリ君”・“井村屋 あずきバー”・一般的なかき氷やシャーベットなどが該当します。キーンとした冷たさやシャクシャクした口当たりで後味サッパリ。低カロリーな商品が多いです。
ジェラートとアイスクリームの楽しみ方の違いとは?
ジェラート専門店(ジェラテリア)のショーケースの温度設定はマイナス12〜15度くらい。クリーミーな状態のジェラートをヘラですくってカップまたはコーンに盛り付けます。なめらかでクリーミーな味わいを楽しむのがジェラートです。
一方、アイスクリーム店のショーケースの温度設定はマイナス18℃以下。ディッシャーというアイスクリームをすくう器具で店員さんが手に力を込めてすくってカップまたはコーンに盛り付けます。しっかりと凍った状態で味わうのがアイスクリームの楽しみ方なのです。
ジェラートとアイスクリームの意外な共通点とは?
ここまで読んでいただいた方の中には「ジェラートとアイスクリームって全然違う食べ物なんだ」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし共通点もあるんですよ。
イタリア語のジェラート(gelato)は「凍ったお菓子」という意味で、アイスクリームやシャーベットも総称してジェラートと呼ばれています。
一方、アイスクリーム(ice cream)は英語。実はジェラートとアイスクリームは、イタリア語か英語かという言語の違いだけで同じものを指しているんですよ。日本語圏の私たちから見るとジェラートとアイスクリームは違う食べ物という認識なので、言語は違っていても意味は同じって不思議な感じですよね。
ジェラートとアイスクリームが更においしくなる!おすすめアレンジ
そのまま食べてもとってもおいしいジェラートとアイスクリームですが、ここで更においしくなるアレンジ方法をご紹介します!
ジェラートのおすすめアレンジ!
ジェラートをワッフルやパンケーキの上にのせ、更にその上にフルーツ・チョコチップ・ホイップクリームなどを盛り付けるとボリューミーで見た目も華やかなスイーツプレートの出来上がり。
また、ビスケットを2枚準備してジェラートをサンドして食べるのもおすすめ。このときビスケットとは違う色のジェラートをサンドすると色合いが綺麗ですよ。
アイスクリームのおすすめアレンジ!
カフェオレ・バニラアイス・氷をミキサーに入れなめらかになるまで撹拌したらグラスに注いで上からホイップクリームを盛り付けるとカフェラテ風味のフローズンドリンクの出来上がり。
もっと手軽にアレンジを楽しみたいときは、バニラアイスの上に濃いめのコーヒー(エスプレッソでも可)を少しずつかけて食べてもおいしいですよ。
どちらも食べたい!ジェラートとアイス
ジェラートの特徴やアイスクリームとの違いについて解説しました。どちらもおいしいスイーツであることは間違いなしですね。特に暑い日が続く夏には食べたくなります(冬に暖かい部屋で食べる冷たいスイーツも最高ですが…)
ジェラートを販売しているお店が近くにない方は、ネット通販をしているお店も多数あるので探してみてはいかがでしょうか。たくさん食べ過ぎてお腹を壊さないように気をつけてくださいね。