「こんな動物見たことない!?動物園で会える珍しい動物たち」

いろいろな動物たちに会える動物園は、子どもも大人も楽しめるスポットです。

ときには誰もが知っている動物たちではなく、ここでしか会えない珍しい動物に会いに行ってはどうでしょうか。そんな珍しい動物たちの生態と、どこの動物園で会えるのかをあわせて紹介します。

見たことある?動物園で会える珍しい動物7選

世界中の動物たちの種類は、いまわかっているだけで175万種もあると言われています。
そのうちほ乳類は6,000種、鳥類は9,000種ほどです。

動物園でみられるいきものはごくわずかですが、なかでもとくに珍しいといわれる動物たちを紹介していきましょう。

世界一しあわせな動物【クオッカ】

クオッカ

「世界一しあわせな動物」との異名をもつクオッカは、口角がキュッとあがっていて、いつも笑顔に見える可愛らしいカンガルーです。生息地はオーストラリア南西部にあるロットネスト島で、島全体が自然保護指定の国立公園になっています。

コアラやカンガルーなどの有袋類は日本全国の動物園で飼育されていますが、クオッカがみられるのは埼玉県にある「 埼玉県こども動物自然公園 」だけです。

大~きな鼻が特徴【テングザル】

テングザル

テングザルは名前のとおり、天狗のような大きな鼻が特徴のサルです。

メスの鼻も少し大きいのですが、天狗のように垂れ下がるほど長い鼻を持っているのはオスだけです。大きな鼻は食事の時に邪魔になることもありますが、立派な鼻を持つオスのほうがモテると言われていて、テングザルにとってはステイタスシンボルとなっています。

名前を聞くことが多いテングザルですが、ボルネオ島の固有種で非常に希少価値が高いことから絶滅危惧種になっています。とても珍しいテングザルが日本でみられるのは、神奈川県にある「 よこはま動物園ズーラシア 」のみです。

世界一の怖いもの知らず!?【ラーテル】

ラーテル

大好物はくまのプーさんと同じハチミツ、けれども「世界一怖いもの知らずの動物」と言われているのがラーテルです。

イタチ科に分類されますが、アナグマのような姿をしています。ハチミツが大好きですが、ほかにも動物の肉や昆虫、果実までありとあらゆるものを食べていて、蛇の毒性にも強いという特徴を持っています。

また気性が荒く、繁殖期にはライオンやヒョウにも立ち向かっていくことから「世界一怖いもの知らず」との異名が付きました。このラーテル、日本で見られるのは愛知県にある「 東山動植物園 」だけです。

ライオンみたいなサル【ゴールデンライオンタマリン】

ゴールデンライオンタマリン

ゴールデンライオンタマリンは、名前だけ見るとライオンの仲間に見えますが、ブラジル生まれの小さなサルです。

ブラジルにあるマタアトランティカという熱帯雨林に生息していますが、乱獲と森林伐採のために数が激減し、絶滅危惧種に指定されました。

ライオンのように、黄金色のたてがみが顔のまわりに生えていることから、「ゴールデンライオン」の名前が付けられています。世界的にも厳しく管理されているサルですが、日本では静岡県にある「 浜松市動物園 」でみることができます。

動かない鳥【ハシビロコウ】

ハシビロコウ

「動かない鳥」として有名になったハシビロコウは、アフリカ中央部の淡水湿地に生息する鳥です。

魚を捕って食べていますが、浅瀬の湿地帯で魚を捕るには動かないで辛抱強く待つことが求められるため、動かない生態になったと考えられています。

ハシビロコウは絶滅危惧種に指定されていて、飼育がとても難しい鳥です。日本では6か所の動物園で12羽が飼育されています。飼育下での繁殖例は世界でたった2例しかなく、日本の動物園でも試みられています。

世界で一番危険な鳥【ヒクイドリ】

ヒクイドリ

鳥なのに飛ぶことができない大型の鳥ヒクイドリは、別名「世界で一番危険な鳥」と呼ばれています。果実や昆虫を好んで食べるヒクイドリが危険な鳥と呼ばれるわけは、50キロ以上もある体重と刃物のようなするどいかぎ爪と、時速50キロメートルほどで走れる脚力を持っているからです。

性格が臆病ということもあり、びっくりして暴れたヒクイドリが人に危害を与えてしまう被害が起きており、なかには亡くなってしまった人もいます。

日本では下記の動物園でヒクイドリをみることができます。

一度絶滅した!?【アラビアオリックス】

アラビアオリックス

アラビアオリックスはアラビア半島に生息しウシ科に属する動物です。まっすぐな角を持っていることから密猟者に乱獲され、1972年に野生で暮らすアラビアオリックスは絶滅しています。

その後、世界中の動物園などが協力して飼育下での繁殖に成功し、1982年に野生復帰させるまでに至りました。けれども一部の保護区では再び絶滅寸前まで行ってしまい、今でも絶滅危惧種に指定されています。

そんな珍しいアラビアオリックスが見られる日本の動物園は、「 金沢動物園 (神奈川県横浜市)」と「 福岡市動物園 (福岡県福岡市)」だけです。

日本でも会える!世界三大珍獣って知ってる?

世界三大珍獣とは?

「世界三大○○」ということばをよく耳にしますが、動物の世界でも世界三大があるのを知っていますか?それが「世界三大珍獣」です。選ばれた動物たちはジャイアントパンダ・オカピ・コビトカバの3種類。ただし学術的根拠で選ばれた3種ではなく、世間一般に知れ渡っている三大珍獣だといわれています。

そもそも「珍獣」と呼ばれている時点で珍しい動物の証なのですが、世界を代表する3つの珍獣と言えば相当珍しい動物ということは間違いありません。ここからは「世界三大珍獣」であるジャイアントパンダ・オカピ・コビトカバについて紹介していきましょう。

みんな大好き!【ジャイアントパンダ】

ジャイアントパンダ

言わずと知れた白黒模様が愛らしいパンダです。中国の一部地域にしか生息していません。

ちなみに黒いのは両耳と目のまわり、そして4本の手足で、その他の部分は白いのが特徴です。パンダのお絵描きをしていると、ついしっぽを黒く描いてしまいがちですが、パンダのしっぽは白色なのです。

パンダの主食は笹や竹というのは誰でも知っていますが、ほかにも野生のパンダは鳥やちいさなネズミ・昆虫などを食べることもあります。大きな体でパンダ座りをしたパンダは、なんとも愛らしく日本でも大人気です。

森の貴婦人【オカピ】

オカピ

オカピは馬のような姿で、下半身がシマシマ模様であることから、よく馬とシマウマのハーフに間違えられますが、キリン科に属する唯一種です。

あしのシマシマ模様がとても美しいため、「森の貴婦人」と呼ばれることもあります。中央アフリカのコンゴ民主共和国にしか生息しておらず、絶滅危惧種に指定されています。

コンゴではしばしば内戦が起き、天然資源発掘のために環境破壊も深刻です。そのためオカピの生息数は減少傾向にあるとみられています。

小さくてかわいい【コビトカバ】

コビトカバ

コビトカバはカバ科ではあるのですが、一般的なカバとは見た目も生態も異なります。

まずは大きさです。一般的なカバが体長350~400センチ・体重1.3~2トンであるのに対し、コビトカバは体長150センチ・体重200キロほどとかなり小さなサイズです。

またカバが出産・子育てを水中で行うのに対し、コビトカバは陸上で出産、飼育も陸上と水中どちらでも行います。飼育しやすいため、動物園などでは飼育数が増えていますが、食用として捕獲されていることもあり、野生の生息数は激減しています。

世界三大珍獣がいっぺんに見られる日本の動物園はここ!

世界三大珍獣のジャイアントパンダ・オカピ・コビトカバですが、日本には3種類の動物たちすべてを飼育している動物園があります。それが「 東京都恩賜上野動物園 (東京都台東区)」です。

上野動物園と言えばジャイアントパンダが大人気ですが、良い機会なので訪れたときは世界三大珍獣すべてに会いに行ってみましょう。

日本にしかいない!貴重な動物

日本は周囲を海で囲まれているため、日本でしか見ることのできない貴重な動物たちがたくさんいるのを知っていますか?その証拠に、世界で36か所しかない生物多様性ホットスポットに日本は選ばれているのです。そんな日本の固有種を紹介しましょう。

長崎県対馬だけに生息する【ツシマヤマネコ】

ツシマヤマネコ 提供:対馬野生生物保護センター

長崎県の対馬だけに生息するツシマヤマネコは、野生の生息数が100頭以下とみられており、絶滅危惧種に指定されています。

アジアに広く生息している小型のヤマネコ「ベンガルヤマネコ」の亜種で、胴長短足・太いしっぽ・耳の後ろに白い斑点が特徴です。絶滅が危惧されていて、1994年に種の保存法へ指定されたことにより、全国の動物園などが連携して繁殖や保護に努めています。

ツシマヤマネコに会える動物園は、「 東山動植物園 (愛知県名古屋市)」「 福岡市動物園 (福岡県福岡市)」「 京都市動物園京都府京都市)」「 よこはま動物園ズーラシア (神奈川県横浜市)」などです。

実は日本の固有種!【ニホンザル】

ニホンザル

全国の動物園で会うことができるニホンザルは、じつは日本の固有種で、珍しい動物として世界でも人気があります。

その理由の一つが寒さに順応したサルだということです。ヒト以外の霊長類は暖かい地方に生息するのがほとんどで、雪が降るくらい寒い地域に生息するサルはニホンザルしかいないのです。

長野県にある地獄谷温泉に生息する野生のニホンザルは、冬になると温泉に入るサルとして有名で、海外でもとても人気があります。そんなニホンザルには全国の動物園で会うことができます。自然のサル山をそのまま自然動物園にした「 高崎山自然動物園 (大分県大分市)」や、冬になると焚き火にあたるサルが見られる「 日本モンキーセンター (愛知県犬山市)」などが人気です。

珍しい動物たちに会いに動物園へ行こう

子どもから大人まで楽しめる動物園には、世界的に珍しい動物たちも飼育されています。特定の地域にしか生息していない世界の珍獣や、絶滅が危惧されている希少な動物など、今まであったことがない動物に会えるのが、日本国内にある動物園の魅力です。

世界や日本に生息する珍しい野生の動物たちを見に行くことは難しいですが、動物園なら気軽に会いに行くこともできます。動物園はいろいろな動物たちの生態を学べるアミューズメントパークでもあり、学びの場ですから、ぜひ足を運んでみましょう。

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