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みなさん、お墓参りに行っていますか?ご先祖様に挨拶していますか?私たちが現代にこうして生きているのは、ご先祖様が命を紡いでくれたから証ではないでしょうか?歴史を振り返ってみると教科書にものっている大きな争いや世界的に流行した病気など沢山の命の危機を乗り越えて、命が繋がっているんだなと考えてしまいます。それは奇跡といっても全く大げさでないほどのことだと思いませんか?
お墓参りは、命をつないでくれたご先祖様との交流の機会です。今回は、意外と知らないお墓参りについてご紹介していきます。
お墓参りは、世界中で行われている伝統的な行事といえます。故人への敬意を示したり、感謝を伝えたり、祈りを捧げたり、その意味や慣習は世界の地域や国によって違ってきます。ここ日本では、お墓参りにどのような意味や慣習があるのでしょうか?
お墓参りの意味は、「故人を偲んで冥福を祈り、感謝の気持ちを伝える」ことだといわれています。お墓は、親族の故人やご先祖様を供養するための場所。そこで手を合わせて、感謝を伝えたり、日頃のことを伝えてみたり、私たちに命をつないでくれた人たちに想いを馳せるんですね。
幼い頃を振り返ってみると、家族や親戚に連れられてお墓参りに行き、何が何だか分からないなりに、そこで感謝の心や思いやりの心を学んでいたのかもしれないなと感じられます。ご先祖様とその家の一番新しい命が交流できる唯一の場ともいえるかもしれませんね。
実は江戸時代まで、庶民がお墓を建てることは禁じられていました。今から300年も満たない前には誰もがお墓を建てることができなかったんです。1831年に墓石制限令が発足するなどお墓にまつわる制度が整ってきたことで、一部の庶民にもお墓を建てることが許されるようになりました。こうして、徐々にお墓を持つ人たちが増えたことで、お墓参りの習慣も徐々に始まっていき、今のお墓参りの文化に繋がっているのです。
ちなみに、日本のお墓参りには、世界とは違った特有の習わしがあります。たとえば、下記のような行為は日本特有といえるでしょう。
•定期的なお墓参り
「お盆」や「お彼岸」などの年中行事や、亡くなった人の命日に、お墓参りを行うことが一般的となっているのは日本特有。これらの日には、故人の霊が家族のもとを訪れるともいわれており、それぞれの家で準備をして迎えます。
•手水やお供え物の奉納
お墓参りに行けば、手水舎で手を洗って、清めた後にお墓へ向かい、お供え物(お線香やお花、食べ物など)を奉納します。この行いは供養と感謝の意を表すための行為です。
•墓石の清掃
お墓参りに行ったときに、墓石などを綺麗に掃除して整えることをします。綺麗な場所で気持ちよく安らかでいてほしいという想いで掃除することは、きっと敬意や感謝を示す行為といえます。ちなみに、海外ではお墓の管理やお掃除を業者に委託することが一般的な地域もあったり、そもそもお墓参りをすることも少ないこともあるようです。
•手を合わせる
墓前で手を合わせるという行為は、ご先祖様への祈りや感謝を表す重要な儀式です。私自身は、手を合わせて目をつむり、感謝を伝えたり、日頃のできごとを報告したり、会話をするんだよということを親族から教わりました。
数々の家のご先祖様たちが眠る場所、いわば神聖な場所といえます。そこではしてはいけないこと、無礼になってしまう行為が存在しています。知らずにいると恥ずかしい思いをしたり、はたまた、祟りにあうなんてことも…
仏教で、汚れているとされる人の息を仏様に吹きかけるには失礼に値します。お線香に着けた火を消すときは、「手で仰ぐ」、「お線香を上下に振る」などして丁寧に消すようにしましょう。
「逢魔が時(おうまがとき)」をご存知でしょうか?逢魔が時とは、夕方の5~6時頃の時間帯を差す言葉で、「夕方の薄暗いとき。たそがれどき」と意味があります。その時間帯は、得体の知れない魔物出会ってしまう、大きな災いが起こるとして恐れられていた、縁起の良くない時間帯なので、その時間は避けたほうが良いとされています。また、ご先祖様は、午後を留守にするとされており、お墓参りは午前中にするものと一般的といえます。
いかがだったでしょうか?お墓参りにはこうした文化や歴史があり、ご先祖様を想う心が現代にも根付いています。今回はお墓参りでしてはいけないことをご紹介しましたが、他にもルールが存在しているので、それらを深く知ってみることも楽しいかもしれません。こうした、ご先祖様に想いを馳せて、今ある自分の命に感謝ができる、素敵な文化をつないでいくために、これから未来をつくっていく子どもたちに教えていければ良いですね。
生きているということが奇跡なんだなと思いつつ、これまで命を自分へ繋いでくれたご先祖様に感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。
みなさん、お墓参りに行っていますか?ご先祖様に挨拶していますか?私たちが現代にこうして生きているのは、ご先祖様が命を紡いでくれたから証ではないでしょうか?
歴史を振り返ってみると教科書にものっている大きな争いや世界的に流行した病気など沢山の命の危機を乗り越えて、命が繋がっているんだなと考えてしまいます。それは奇跡といっても全く大げさでないほどのことだと思いませんか?
お墓参りは、命をつないでくれたご先祖様との交流の機会です。
今回は、意外と知らないお墓参りについてご紹介していきます。
目次
日本のお墓参りとは?
お墓参りは、世界中で行われている伝統的な行事といえます。
故人への敬意を示したり、感謝を伝えたり、祈りを捧げたり、その意味や慣習は世界の地域や国によって違ってきます。
ここ日本では、お墓参りにどのような意味や慣習があるのでしょうか?
日本のお墓参りの意味
お墓参りの意味は、「故人を偲んで冥福を祈り、感謝の気持ちを伝える」ことだといわれています。
お墓は、親族の故人やご先祖様を供養するための場所。そこで手を合わせて、感謝を伝えたり、日頃のことを伝えてみたり、私たちに命をつないでくれた人たちに想いを馳せるんですね。
幼い頃を振り返ってみると、家族や親戚に連れられてお墓参りに行き、何が何だか分からないなりに、そこで感謝の心や思いやりの心を学んでいたのかもしれないなと感じられます。ご先祖様とその家の一番新しい命が交流できる唯一の場ともいえるかもしれませんね。
「お墓参り」は江戸時代から広まった!?
実は江戸時代まで、庶民がお墓を建てることは禁じられていました。今から300年も満たない前には誰もがお墓を建てることができなかったんです。
1831年に墓石制限令が発足するなどお墓にまつわる制度が整ってきたことで、一部の庶民にもお墓を建てることが許されるようになりました。こうして、徐々にお墓を持つ人たちが増えたことで、お墓参りの習慣も徐々に始まっていき、今のお墓参りの文化に繋がっているのです。
ちなみに、日本のお墓参りには、世界とは違った特有の習わしがあります。
たとえば、下記のような行為は日本特有といえるでしょう。
•定期的なお墓参り
「お盆」や「お彼岸」などの年中行事や、亡くなった人の命日に、お墓参りを行うことが一般的となっているのは日本特有。これらの日には、故人の霊が家族のもとを訪れるともいわれており、それぞれの家で準備をして迎えます。
•手水やお供え物の奉納
お墓参りに行けば、手水舎で手を洗って、清めた後にお墓へ向かい、お供え物(お線香やお花、食べ物など)を奉納します。この行いは供養と感謝の意を表すための行為です。
•墓石の清掃
お墓参りに行ったときに、墓石などを綺麗に掃除して整えることをします。綺麗な場所で気持ちよく安らかでいてほしいという想いで掃除することは、きっと敬意や感謝を示す行為といえます。
ちなみに、海外ではお墓の管理やお掃除を業者に委託することが一般的な地域もあったり、そもそもお墓参りをすることも少ないこともあるようです。
•手を合わせる
墓前で手を合わせるという行為は、ご先祖様への祈りや感謝を表す重要な儀式です。私自身は、手を合わせて目をつむり、感謝を伝えたり、日頃のできごとを報告したり、会話をするんだよということを親族から教わりました。
お墓参りでしてはいけないこと
数々の家のご先祖様たちが眠る場所、いわば神聖な場所といえます。そこではしてはいけないこと、無礼になってしまう行為が存在しています。知らずにいると恥ずかしい思いをしたり、はたまた、祟りにあうなんてことも…
お線香の火を吹き消すこと
仏教で、汚れているとされる人の息を仏様に吹きかけるには失礼に値します。
お線香に着けた火を消すときは、「手で仰ぐ」、「お線香を上下に振る」などして丁寧に消すようにしましょう。
夕方にお墓参りに行く
「逢魔が時(おうまがとき)」をご存知でしょうか?
逢魔が時とは、夕方の5~6時頃の時間帯を差す言葉で、「夕方の薄暗いとき。たそがれどき」と意味があります。
その時間帯は、得体の知れない魔物出会ってしまう、大きな災いが起こるとして恐れられていた、縁起の良くない時間帯なので、その時間は避けたほうが良いとされています。
また、ご先祖様は、午後を留守にするとされており、お墓参りは午前中にするものと一般的といえます。
最後に
いかがだったでしょうか?
お墓参りにはこうした文化や歴史があり、ご先祖様を想う心が現代にも根付いています。今回はお墓参りでしてはいけないことをご紹介しましたが、他にもルールが存在しているので、それらを深く知ってみることも楽しいかもしれません。こうした、ご先祖様に想いを馳せて、今ある自分の命に感謝ができる、素敵な文化をつないでいくために、これから未来をつくっていく子どもたちに教えていければ良いですね。
生きているということが奇跡なんだなと思いつつ、これまで命を自分へ繋いでくれたご先祖様に感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。