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足が第二の心臓と呼ばれる理由は、筋肉のポンプ作用によって足先から心臓に戻る血液循環を助けてくれるからです。第二の心臓が元気に動いていると、姿勢改善や全身の体調が整います。反対に動きが悪いと、冷え性やむくみなど健康のデメリットにも。
そこで本記事では「足が第二の心臓と言われる理由」と「今日からできる足のマッサージと運動」について、分かりやすく解説していきます。
お一人で始められるものばかりなので、ぜひ実践してみてくださいね。
まず初めに読者のみなさんに質問があります。
それは「足と聞いて、下半身のどこをイメージしていますか?」です。人によっては太ももをイメージしているかもしれません。足先をイメージした人もいるかもしれませんね。ちなみに医療の世界では股関節〜足首までを「脚」、足首〜つま先までを「足」と区別しています。
では第二の心臓「足」はどこかと言うと、「ふくらはぎ」です。
とはいえ大きな括りで「脚」と考えるのも間違いではありません。そこで本章では「脚」と「ふくらはぎ」を、第二の心臓の視点から紐解いていきましょう。
まずは「脚」についてです。ビックリするかもしれませんが、実は下半身には全身にある筋肉が3分の2も集まっています。しかも体重を支え、身体を前に進めるために大きな筋肉ばかり。そのため歩いて筋肉を使うほどに、下半身全体のポンプ作用が高まります。
「脚」の中でも「ふくらはぎ」の役割はもっとも大切です。というのも足先に向かうほど心臓との距離が遠くなり、血流に勢いをつける必要があるから。そのポンプ作用を抹消で担ってくれるのが、ふくらはぎです。
力強くポンプすることで、重力に抗いながら下から上へと血液を押し戻してくれます。まるで心臓がふくらはぎについているようですね!
ここで大切なポイントをひとつお伝えします。それは「第二の心臓はケアができる」です。
心臓は胸の中にあり自分で揉みほぐすことも、意識的に強く収縮させることもできません。でも第二の心臓「足・ふくらはぎ」は直接手に触れられ、自分の意志で力を入れられます。定期的にケアをすれば、むくみが改善して美脚になったり、健康の維持増進につながるでしょう!
「足・ふくらはぎ」の機能をもっとも簡単に上げる方法は、裸足で過ごすことです。勘の鋭い方は「足の裏とふくらはぎは関係ないのでは?」と思ったかもしれませんね。でも実は足の指先を曲げたり、足首を伸ばしたりする筋肉って、ふくらはぎからも生えているんです。だから足裏の感覚を増やすと、ふくらはぎの筋肉にまで良い影響が出るんですよ!
裸足で過ごすメリットは4つあります。1つずつ順番に紹介します。
1つ目のメリットは、姿勢が良くなることです。というのも裸足で歩くと足の裏全体で床を掴め、足の裏にある小さな筋肉を偏りなく使えるから。たとえばヒールをよく履く女性にはオススメですね。かかとが高いヒールで歩くと、姿勢バランスをとるために反り腰になってしまいます。でも裸足なら足裏の筋肉で身体を支えやすく、反り腰が強制されることがありません。
2つ目のメリットは、運動神経が良くなることです。足の裏は人が立っているときに地面と接する唯一の部位です。つまり足裏からの感覚によって、「身体をどう動かしてバランスを取ろうか」と脳の働きに変化が出ます。ボディイメージが湧きやすくなる、力の入れ加減が良くなるとも言えるでしょう。また足裏の筋肉が発達すれば土踏まずの機能が高まり、運動しても疲れづらい身体になるメリットもあります!
海外の研究から、裸足で生活した方が記憶力がアップしやすいことが分かってきました。研究内容は、被験者を靴を履いたグループと裸足のグループに分け、ジョギング前後にぞれぞれ記憶力テストを実施したものです。結果は靴を履いたグループに変化がなかったのに対し、裸足グループは成績がなんと16%も改善していました。裸足で生活するだけで記憶力がアップするなら、時短にもなりますね!
最後のメリットは、足の指先を動かしやすくなること。とくに外反母趾が気になる人にオススメです。なぜなら親指につく筋肉が動きやすくなると、外反を予防する方向に骨を引っ張ってくれるから。指先で踏ん張れるので、外反母趾によるバランスの悪さも改善するでしょう。ちなみに外反母趾の「趾」は「指」ではありません。医学の世界では足の指先を「趾」、手の指先を「指」と書くことで、区別しやすくしているんです。
いくら裸足が良いからと言っても、注意が必要です。床に尖ったものが落ちていないか?足裏の感覚がなくなるほど、床が冷たくないか?など。たとえば糖尿病の方は足先から感覚が鈍くなりやすいので、特に安全な環境を整えてくださいね。
また、足が冷えやすい人は無理のないよう裸足で履ける心地よいスリッパを履くのもおすすめです。
前章では日常生活を送りながら、「足・ふくらはぎ」の機能を上げる方法をお伝えしました。本章からは第二の心臓をより集中的にマッサージ、運動する方法をお伝えします。
まず足裏のツボを押して体調のセルフチェックをしてみましょう。
などなど。痛むツボがあれば、そのツボを揉んだり、あとでお伝えするマッサージを試してください。全身の体調が整いやすくなりますよ。
そもそも足裏のツボ押しマッサージには、下記3つの点から全身リラックス効果があります。
足の裏をマッサージするだけで全身の体調が整うなんて、使い勝手が良すぎますね!副交感神経が優位になり、肩こり・腰痛の改善も期待できるのでオススメです。
ということで、ここからは具体的な足裏マッサージを2つ紹介していきます。
※注意※マッサージの強さに気を付けましょう。痛みを我慢してまで押し続ければ揉み返しになるので、「気持ち良い〜痛気持ち良い」を目安に実践してみてくださいね!
足の指と指の間の付け根には、「八風(はっぷう)」と呼ばれるツボがあります。八風を小指側から親指側へ順番にマッサージしていきましょう。血流が促進され、足先の冷えが改善されます。
手をグーにし、第二関節で土踏まずを指先からかかと側へ押していきましょう。全体的にほぐれてきたら、次は手の親指の腹で硬さが残っているところを丁寧にほぐします。土踏まずは胃や十二指腸などの消化器と関わりがあるので、内臓の疲れが取れやすくなるはずです。
マッサージと運動はケアの両輪です。
そこで本章では運動を3つのレベルに分け、それぞれ紹介していきます。運動習慣がない人がいきなりヨガをすると、強度が強くケガをする可能性があります。まずはかかとあげ運動から始めてみてくださいね!
両足を肩幅に広げ、かかとをできる限り上にあげましょう。気をつけることは2つです。
ふくらはぎは「抗重力筋」の一部です。抗重力筋とは「立っているときに重力に抗している筋肉」のことなので、かかとあげ運動はまさに抗重力筋に打ってつけのトレーニング法と言えます。
美脚をめざしたいなら、ぜひ実践してみてください。運動後にふくらはぎをマッサージすれば、疲労回復も早まりますよ!
初級編を問題なくこなせたら、次はウォーキングです。
ただの散歩にならないように、上記3つを意識しましょう。有酸素運動としての効果が上がりやすくなります。ちなみにウォーキング中は、足を前に振り出すよりも、④足を後ろに蹴ることを大切に
上記も意識して行ってみてください。太ももの筋肉太りを防げるうえに、お尻のシェイプアップにも効果的です。
ヨガの中でも、「女神のポーズ」は下半身の筋肉をまんべんなく使えます。
筋トレ界隈では「ワイドスクワット」と呼ばれるものですね。お尻を下げたときに余裕があれば、お尻をリズムよく上下に動かしてみてください。ストレッチ効果が高まると同時に、骨盤底筋群に刺激が入りやすく、女性なら尿もれの悩みを改善しやすくなります。
本記事では足が第二の心臓と呼ばれる理由と、そのケア方法についてご紹介してきました。
<まとめ>
正しいケアを取り入れることで血液循環が促進され、冷え性やむくみ、自律神経の乱れを改善しやすくなります。身体の不快感や疲労を減らしたい人は、ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。
足が第二の心臓と呼ばれる理由は、筋肉のポンプ作用によって足先から心臓に戻る血液循環を助けてくれるからです。
第二の心臓が元気に動いていると、姿勢改善や全身の体調が整います。
反対に動きが悪いと、冷え性やむくみなど健康のデメリットにも。
そこで本記事では「足が第二の心臓と言われる理由」と「今日からできる足のマッサージと運動」について、分かりやすく解説していきます。
お一人で始められるものばかりなので、ぜひ実践してみてくださいね。
目次
足が第二の心臓と言われる理由2つ
まず初めに読者のみなさんに質問があります。
それは「足と聞いて、下半身のどこをイメージしていますか?」です。
人によっては太ももをイメージしているかもしれません。足先をイメージした人もいるかもしれませんね。
ちなみに医療の世界では股関節〜足首までを「脚」、足首〜つま先までを「足」と区別しています。
では第二の心臓「足」はどこかと言うと、「ふくらはぎ」です。
とはいえ大きな括りで「脚」と考えるのも間違いではありません。
そこで本章では「脚」と「ふくらはぎ」を、第二の心臓の視点から紐解いていきましょう。
歩くことで血液を心臓に戻すから
まずは「脚」についてです。
ビックリするかもしれませんが、実は下半身には全身にある筋肉が3分の2も集まっています。
しかも体重を支え、身体を前に進めるために大きな筋肉ばかり。そのため歩いて筋肉を使うほどに、下半身全体のポンプ作用が高まります。
ふくらはぎがポンプの役割をしているから
「脚」の中でも「ふくらはぎ」の役割はもっとも大切です。
というのも足先に向かうほど心臓との距離が遠くなり、血流に勢いをつける必要があるから。
そのポンプ作用を抹消で担ってくれるのが、ふくらはぎです。
力強くポンプすることで、重力に抗いながら下から上へと血液を押し戻してくれます。まるで心臓がふくらはぎについているようですね!
第二の心臓「足・ふくらはぎ」をケアすると良い理由
ここで大切なポイントをひとつお伝えします。
それは「第二の心臓はケアができる」です。
心臓は胸の中にあり自分で揉みほぐすことも、意識的に強く収縮させることもできません。
でも第二の心臓「足・ふくらはぎ」は直接手に触れられ、自分の意志で力を入れられます。
定期的にケアをすれば、むくみが改善して美脚になったり、健康の維持増進につながるでしょう!
第二の心臓「足・ふくらはぎ」を大切にするなら、裸足で過ごそう
「足・ふくらはぎ」の機能をもっとも簡単に上げる方法は、裸足で過ごすことです。
勘の鋭い方は「足の裏とふくらはぎは関係ないのでは?」と思ったかもしれませんね。
でも実は足の指先を曲げたり、足首を伸ばしたりする筋肉って、ふくらはぎからも生えているんです。
だから足裏の感覚を増やすと、ふくらはぎの筋肉にまで良い影響が出るんですよ!
室内を裸足で過ごすメリット4つ
裸足で過ごすメリットは4つあります。1つずつ順番に紹介します。
1.姿勢が良くなる
1つ目のメリットは、姿勢が良くなることです。
というのも裸足で歩くと足の裏全体で床を掴め、足の裏にある小さな筋肉を偏りなく使えるから。たとえばヒールをよく履く女性にはオススメですね。かかとが高いヒールで歩くと、姿勢バランスをとるために反り腰になってしまいます。でも裸足なら足裏の筋肉で身体を支えやすく、反り腰が強制されることがありません。
2.運動神経が良くなる
2つ目のメリットは、運動神経が良くなることです。
足の裏は人が立っているときに地面と接する唯一の部位です。つまり足裏からの感覚によって、「身体をどう動かしてバランスを取ろうか」と脳の働きに変化が出ます。ボディイメージが湧きやすくなる、力の入れ加減が良くなるとも言えるでしょう。
また足裏の筋肉が発達すれば土踏まずの機能が高まり、運動しても疲れづらい身体になるメリットもあります!
3.記憶力がアップする
海外の研究から、裸足で生活した方が記憶力がアップしやすいことが分かってきました。
研究内容は、被験者を靴を履いたグループと裸足のグループに分け、ジョギング前後にぞれぞれ記憶力テストを実施したものです。結果は靴を履いたグループに変化がなかったのに対し、裸足グループは成績がなんと16%も改善していました。
裸足で生活するだけで記憶力がアップするなら、時短にもなりますね!
4.足の指が動かしやすくなる
最後のメリットは、足の指先を動かしやすくなること。とくに外反母趾が気になる人にオススメです。
なぜなら親指につく筋肉が動きやすくなると、外反を予防する方向に骨を引っ張ってくれるから。指先で踏ん張れるので、外反母趾によるバランスの悪さも改善するでしょう。
ちなみに外反母趾の「趾」は「指」ではありません。医学の世界では足の指先を「趾」、手の指先を「指」と書くことで、区別しやすくしているんです。
裸足で過ごすときの注意点
いくら裸足が良いからと言っても、注意が必要です。
床に尖ったものが落ちていないか?足裏の感覚がなくなるほど、床が冷たくないか?など。
たとえば糖尿病の方は足先から感覚が鈍くなりやすいので、特に安全な環境を整えてくださいね。
また、足が冷えやすい人は無理のないよう裸足で履ける心地よいスリッパを履くのもおすすめです。
繊維をリサイクルしてよりあげた糸を使うことで、素足にも環境にも優しいサステナブルなアイテム。
第二の心臓「足・ふくらはぎ」をマッサージでリラックス
前章では日常生活を送りながら、「足・ふくらはぎ」の機能を上げる方法をお伝えしました。
本章からは第二の心臓をより集中的にマッサージ、運動する方法をお伝えします。
足裏のツボで体調をセルフチェックしてみよう
まず足裏のツボを押して体調のセルフチェックをしてみましょう。
などなど。
痛むツボがあれば、そのツボを揉んだり、あとでお伝えするマッサージを試してください。
全身の体調が整いやすくなりますよ。
足裏のツボ押しマッサージの効果
そもそも足裏のツボ押しマッサージには、下記3つの点から全身リラックス効果があります。
足の裏をマッサージするだけで全身の体調が整うなんて、使い勝手が良すぎますね!
副交感神経が優位になり、肩こり・腰痛の改善も期待できるのでオススメです。
テレビを見ながらできる足裏マッサージ2つ
ということで、ここからは具体的な足裏マッサージを2つ紹介していきます。
※注意※マッサージの強さに気を付けましょう。
痛みを我慢してまで押し続ければ揉み返しになるので、「気持ち良い〜痛気持ち良い」を目安に実践してみてくださいね!
足の指マッサージ
足の指と指の間の付け根には、「八風(はっぷう)」と呼ばれるツボがあります。
八風を小指側から親指側へ順番にマッサージしていきましょう。血流が促進され、足先の冷えが改善されます。
土踏まずマッサージ
手をグーにし、第二関節で土踏まずを指先からかかと側へ押していきましょう。
全体的にほぐれてきたら、次は手の親指の腹で硬さが残っているところを丁寧にほぐします。土踏まずは胃や十二指腸などの消化器と関わりがあるので、内臓の疲れが取れやすくなるはずです。
今日からできる!第二の心臓「足・ふくらはぎ」の鍛え方3つ
マッサージと運動はケアの両輪です。
そこで本章では運動を3つのレベルに分け、それぞれ紹介していきます。
運動習慣がない人がいきなりヨガをすると、強度が強くケガをする可能性があります。
まずはかかとあげ運動から始めてみてくださいね!
初級編:かかとあげ運動
両足を肩幅に広げ、かかとをできる限り上にあげましょう。
気をつけることは2つです。
ふくらはぎは「抗重力筋」の一部です。抗重力筋とは「立っているときに重力に抗している筋肉」のことなので、かかとあげ運動はまさに抗重力筋に打ってつけのトレーニング法と言えます。
美脚をめざしたいなら、ぜひ実践してみてください。運動後にふくらはぎをマッサージすれば、疲労回復も早まりますよ!
中級編:ウォーキング
初級編を問題なくこなせたら、次はウォーキングです。
ただの散歩にならないように、上記3つを意識しましょう。
有酸素運動としての効果が上がりやすくなります。
ちなみにウォーキング中は、足を前に振り出すよりも、
④足を後ろに蹴ることを大切に
上記も意識して行ってみてください。太ももの筋肉太りを防げるうえに、お尻のシェイプアップにも効果的です。
上級編:ヨガ
ヨガの中でも、「女神のポーズ」は下半身の筋肉をまんべんなく使えます。
筋トレ界隈では「ワイドスクワット」と呼ばれるものですね。
お尻を下げたときに余裕があれば、お尻をリズムよく上下に動かしてみてください。
ストレッチ効果が高まると同時に、骨盤底筋群に刺激が入りやすく、女性なら尿もれの悩みを改善しやすくなります。
まとめ:第二の心臓「足・ふくらはぎ」はマッサージと運動ができる!
本記事では足が第二の心臓と呼ばれる理由と、そのケア方法についてご紹介してきました。
<まとめ>
正しいケアを取り入れることで血液循環が促進され、冷え性やむくみ、自律神経の乱れを改善しやすくなります。
身体の不快感や疲労を減らしたい人は、ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。