世界のお祭り特集

豊作や繁栄。はたまた地元民のアイデアが元になったものなど、世界には様々なお祭りが存在します。今回はそんなお祭りの中でも個性的なものをご紹介。
非日常が広がる世界の一部をご覧ください。

【インド】ホーリー

【インド】ホーリー

カラフルな色の粉を投げて豊作や悪魔祓いを願うホーリーは、インドで3月頃に行われるお祭りです。

カシミール地方の伝承において家屋に押し入ってくる悪鬼ピシャーチャを追い払うため、泥や汚物を投げつけたのが始まりとされています。

また、ホーリーではグジヤ(Gujiya)と呼ばれるナッツやミルクを煮詰めた餡が入ったパイがよく食べられます。お祭りを楽しんだ後はグジヤを食べながら一休みするのもオススメです。

【タイ】ソンクラーン

【タイ】ソンクラーン

タイの旧正月にあたる4月13日から15日にかけて行われるソンクラーン(水かけ祭り)は、仏像や年長者に水をかけ、敬愛する人々や故人の幸福を願います。

ソンクラーンはサンスクリット語では「移る」という意味があり、太陽暦による新年は始まることを意味しています。

一年で最も気温が高まる季節の暑さ対策としても親しまれ、街で通行人同士が水をかけ合う姿も見られるとか。

【イギリス】チーズ転がし祭り

【イギリス】チーズ転がし祭り

イギリスのクーパーズヒルで行われるチーズ転がし祭りは、丘の頂上から丸型のダブルグロスターチーズが転がされ、参加者はそれを追いかけて丘のふもとまで駆け降ります。

ルールは簡単。ふもとに引かれたゴールラインをいち早く越えるか、チーズをキャッチした者が勝者です。

ただ、頂上から転がるチーズは時に時速100㎞を超えるためチーズをキャッチすることは不可能に近く、実質チーズと共に駆け降りる祭りになっています。

【ペルー】インティ・ライミ

【ペルー】インティ・ライミ

インティ・ライミは冬至に関わる南米3大祭りの1つ。
15~16世紀のインカ帝国時代に行われていた太陽崇拝の祭りが起源です。

世界遺産の街であるクスコで行われ、色とりどりの衣装を身に着けた人々の踊りやパレードで盛大に祝われます。

インティはケチュア語で「太陽」を、ライミは「お祭り」という意味を持ちます。
儀式の最後にはリャマの心臓が捧げられ、豊作を太陽に願います。

【スペイン】ラ・トマティーナ

【スペイン】ラ・トマティーナ

8月下旬にスペインで行われるトマト投げ祭りは、完熟したトマトが町中を赤く彩ります。

正確な起源ははっきりしていませんが、野菜を売る屋台の前で喧嘩が始まり、店先にあったトマトを投げつけ合ったという説が有力です。

現代におけるトマト祭りは童心に返ってトマトを投げ合い、笑顔をもたらすお祭りとして各国から観光客が集まります。

【ポルトガル】アゲダの傘祭り

【ポルトガル】アゲダの傘祭り

ポルトガルのアゲダで7月から9月にかけて開催される傘祭りは、2012年から始まった比較的新しいお祭りで、「アゲダ・グエダ」という芸術祭の一部に含まれます。

現地では「アンブレラ・スカイプロジェクト(Umbrella Sky Project)」と呼ばれており、元々は強い日差しを防ぐために街の人達が傘でトンネルを作ったのが始まりとされています。

会期中は色鮮やかな傘が町中を彩るだけでなく、ベンチや階段などもカラフルに装飾されます。
また、傘の他にも風船で彩られた通りも登場し、街全体がカラフルなアート空間に変身します。

【アメリカ】国際バルーン祭り

【アメリカ】国際バルーン祭り

アメリカのアルパカーキで行われる国際バルーン祭りでは、毎年10月に世界から約600機の気球が集まります。

一般的な気球だけでなく動物や家をかたどったものなど、個性豊かな気球が大空に飛び立ちます。
また、開催地であるアルパカーキは気球の上昇に最適な気流(Albuquerque Box)があり、バルーン祭りにぴったりの場所になっています。

いかがだったでしょうか。
今回紹介したお祭りは世界に存在するお祭りのほんの一部です。
気になったお祭りがあれば実際に観に行くのもいいですね。

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