人気のキーワード
★隙間時間にコラムを読むならアプリがオススメ★
毎年10月の中旬ごろに埼玉県川越市で開催される川越まつりは、慶安元年(1648)江戸時代から始まった、350年あまりの歴史ある伝統的なお祭りです。埼玉県の三大祭りに数えられ、地元の人々や観光客に愛されています。
川越まつりの見所は、なんといっても山車巡行。地元の町会や団体が手作りした豪華な山車が街を練り歩きます。これらの山車は彫刻や彩り豊かな飾りで飾られ、暮れゆく空に映える美しさはたとえようもありません。
川越まつりは、地元の町内会や団体が協力して大切に山車を守り、毎年まつりを開催しています。
川越にある「椿の蔵」も、川越まつりを盛り上げている一員。 コロナ期間を経て4年ぶりに完全復活した当日の盛り上がりを、椿の蔵スタッフにレポートしてもらいました。
昨年は市制100周年ということで全町内すべての山車が出ていて、川越の町の方々が待ち望んでいたこともあり大変盛り上がったお祭りでした。
その反面、マスク着用など、まだまだコロナの影響下色々と制限のあるお祭りであったとも思います。ですが、今年は川越外からお祭りを楽しみに来ている方も多い印象で、国外から来られている方も多かったですね。
制限もだいぶ緩和され、屋台にも長い列ができ、祭りを楽しまれている人の姿をたくさん見ることができました。それに伴いお店も盛り上がったお祭りだったのではないかと思います。
すごいところは町の人々が一丸となって祭りの準備・運営をしているところ。見どころとしてはやはり夜に行われる「ひっかわせ」です。巡行している山車が出会うと向かい合い、お囃子と踊りの競演をするというものですが、3台、4台、5台、多いと6台で行ったりするのですが、その時の迫力や活気は、とてもすごいものでした。
もう一つ、川越の市役所に一度すべての山車が向かうためその行列を見るのも楽しめるポイントです!
また普段とは違ったお祭りに合わせた品を並べているお店も多いため、それらを見て買って回るのも川越まつりの醍醐味の一つかなと思います。
毎年好評の地酒鏡山に金粉を散らした祭り酒や、日本酒で漬けこんだ自家製サングリア、ご当地の蔵さいだぁと狭山茶コーラを店頭にて販売また足湯で提供しているわらび餅カップを祭り用にテイクアウトに。お祭りを楽しみながら味わっていただけるメニューを店頭で販売しました。
お持ち帰りしやすいものが好評で、お土産をご購入されているようでした。その中でもおじゃみやマメムジダルマなど日本の民芸が人気でしたね。
初日から人のテンションが高くとても楽しんでいたのが印象に残っています!お祭りを楽しんだ後、足湯に来てくれたりテイクアウトがあったりと、お祭りはもちろんお店(蔵全体)を楽しんでいただいているようでした。
川越蔵の町と椿の蔵に長く携わってこられた館長の中尾さん。街と一丸となって取り組むことで、街と蔵と、ともに盛り上げていくことに尽力されています。そんな中尾さんにも、今年の川越まつりについて、お話を伺いました。
今年に限ったことではないのですが、いつも大事に思っていることがあります。それは祭りを体感すること。ここにつきるかなと。日本のお祭りの本来の目的は「神様に感謝する」こととされています。また日本には伝統的に 「ハレ」と「ケ」という概念があり、「ハレ」とは「非日常」、「ケ」は「日常」を示します。
「ハレ」の機会を楽しみにし、「ケ」の日常を生きる活力の源にして過ごすということ。川越まつりは2日間ですが、数か月前から準備が始まり、町内に紅白幕が張られ、町や人の気持ちが祭りモードに彩られていきます。僕らにとってお祭りは2日間ではなく、少し前から始まっているんです。祭りが終われば幕が外され少し寂しい気持ちになり、日常へと戻っていく。正に「ハレ」と「ケ」だなと。
自分としてはそこでの出会いや関わりに、祭りが開催できることへの感謝の念が今回の祭りでより一層深まりました。お越しいただいた方々が「ハレ」を楽しんでもらえるように心がけています。100年後にも川越の町に祭囃子が響いていることを切に願っています。
近年、インターネットの普及により色々なものや情報の距離がぐっと近づいたと感じます。調べれば大体のことは知ることができてしまう。本や記事を読む、写真や動画を見る。もちろんこのようなツールを活用し、知ることができるというのは大変有難いことだと思います。
しかし百聞は一見に如かず。見ると体感するとでは大違い。川越まつりは勿論ですが、様々な催しが春夏秋冬情緒ある町並みの下で行われていますので、是非遊びにいらしてください。ちょっとした非日常感、心に豊かさを与える何かに出会えると思います。
また椿の蔵でも日本の素敵が詰まった品々が沢山あります。伝統や文化、人々の想いが込められた逸品の数々が。観光がてらお店に立ち寄られた際には、是非そのようなモノを通して日本の素晴らしさに触れ、知っていただければと思います。
そして2024年、椿の蔵はおかげさまで10周年を迎えます。もう本当に感謝です、ありがとうございます。10周年に相応しい、お楽しみいただける催しを行う予定ですので、どうぞご期待ください。
毎年10月の中旬ごろに埼玉県川越市で開催される川越まつりは、慶安元年(1648)江戸時代から始まった、350年あまりの歴史ある伝統的なお祭りです。埼玉県の三大祭りに数えられ、地元の人々や観光客に愛されています。
川越まつりの見所は、なんといっても山車巡行。
地元の町会や団体が手作りした豪華な山車が街を練り歩きます。これらの山車は彫刻や彩り豊かな飾りで飾られ、暮れゆく空に映える美しさはたとえようもありません。
川越まつりは、地元の町内会や団体が協力して大切に山車を守り、毎年まつりを開催しています。
川越にある「椿の蔵」も、川越まつりを盛り上げている一員。
コロナ期間を経て4年ぶりに完全復活した当日の盛り上がりを、椿の蔵スタッフにレポートしてもらいました。
目次
今年の川越まつりはどうだった?
Q.今年の川越祭り、当日の町の盛り上がりはどうでしたか?
昨年は市制100周年ということで全町内すべての山車が出ていて、川越の町の方々が待ち望んでいたこともあり大変盛り上がったお祭りでした。
その反面、マスク着用など、まだまだコロナの影響下色々と制限のあるお祭りであったとも思います。ですが、今年は川越外からお祭りを楽しみに来ている方も多い印象で、国外から来られている方も多かったですね。
制限もだいぶ緩和され、屋台にも長い列ができ、祭りを楽しまれている人の姿をたくさん見ることができました。それに伴いお店も盛り上がったお祭りだったのではないかと思います。
Q.川越祭りの見どころや、ここがすごい!というところは?
すごいところは町の人々が一丸となって祭りの準備・運営をしているところ。見どころとしてはやはり夜に行われる「ひっかわせ」です。
巡行している山車が出会うと向かい合い、お囃子と踊りの競演をするというものですが、
3台、4台、5台、多いと6台で行ったりするのですが、その時の迫力や活気は、とてもすごいものでした。
もう一つ、川越の市役所に一度すべての山車が向かうためその行列を見るのも楽しめるポイントです!
また普段とは違ったお祭りに合わせた品を並べているお店も多いため、それらを見て買って回るのも川越まつりの醍醐味の一つかなと思います。
椿の蔵の催し
Q.椿の蔵ではどのような催しを行いましたか?
毎年好評の地酒鏡山に金粉を散らした祭り酒や、日本酒で漬けこんだ自家製サングリア、ご当地の蔵さいだぁと狭山茶コーラを店頭にて販売
また足湯で提供しているわらび餅カップを祭り用にテイクアウトに。お祭りを楽しみながら味わっていただけるメニューを店頭で販売しました。
Q.好評だった商品や注目が高かったものはありますか?
お持ち帰りしやすいものが好評で、お土産をご購入されているようでした。
その中でもおじゃみやマメムジダルマなど日本の民芸が人気でしたね。
Q.お客様の様子や、印象に残ったことがあれば教えてください。
初日から人のテンションが高くとても楽しんでいたのが印象に残っています!
お祭りを楽しんだ後、足湯に来てくれたりテイクアウトがあったりと、お祭りはもちろん
お店(蔵全体)を楽しんでいただいているようでした。
蔵の街・川越の一員であること
川越蔵の町と椿の蔵に長く携わってこられた館長の中尾さん。街と一丸となって取り組むことで、街と蔵と、ともに盛り上げていくことに尽力されています。そんな中尾さんにも、今年の川越まつりについて、お話を伺いました。
Q.館長として、今年の川越まつりはどうでしたか?
今年に限ったことではないのですが、いつも大事に思っていることがあります。
それは祭りを体感すること。ここにつきるかなと。
日本のお祭りの本来の目的は「神様に感謝する」こととされています。
また日本には伝統的に 「ハレ」と「ケ」という概念があり、「ハレ」とは「非日常」、「ケ」は「日常」を示します。
「ハレ」の機会を楽しみにし、「ケ」の日常を生きる活力の源にして過ごすということ。
川越まつりは2日間ですが、数か月前から準備が始まり、町内に紅白幕が張られ、町や人の気持ちが祭りモードに彩られていきます。
僕らにとってお祭りは2日間ではなく、少し前から始まっているんです。
祭りが終われば幕が外され少し寂しい気持ちになり、日常へと戻っていく。
正に「ハレ」と「ケ」だなと。
自分としてはそこでの出会いや関わりに、祭りが開催できることへの感謝の念が今回の祭りでより一層深まりました。
お越しいただいた方々が「ハレ」を楽しんでもらえるように心がけています。
100年後にも川越の町に祭囃子が響いていることを切に願っています。
Q.来年の開催に向けての思いや願い、お客様へのメッセージをどうぞ
近年、インターネットの普及により色々なものや情報の距離がぐっと近づいたと感じます。
調べれば大体のことは知ることができてしまう。
本や記事を読む、写真や動画を見る。もちろんこのようなツールを活用し、知ることができるというのは大変有難いことだと思います。
しかし百聞は一見に如かず。見ると体感するとでは大違い。
川越まつりは勿論ですが、様々な催しが春夏秋冬情緒ある町並みの下で行われていますので、是非遊びにいらしてください。
ちょっとした非日常感、心に豊かさを与える何かに出会えると思います。
また椿の蔵でも日本の素敵が詰まった品々が沢山あります。
伝統や文化、人々の想いが込められた逸品の数々が。
観光がてらお店に立ち寄られた際には、是非そのようなモノを通して日本の素晴らしさに触れ、知っていただければと思います。
そして2024年、椿の蔵はおかげさまで10周年を迎えます。
もう本当に感謝です、ありがとうございます。
10周年に相応しい、お楽しみいただける催しを行う予定ですので、どうぞご期待ください。