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日本の伝統的な染織の技法も素晴らしいけれど、インドの技法って、実は知られざる魅力がいっぱいなんです。インドの染織はビックリするほどカラフルで豪華なものもあれば、小さな端切れまで大切にして刺繍やパッチワークで新たな魅力に生まれ変わるものもあります。一度知ってしまうと、その奥深さや魅力にどんどん引き込まれてしまうインド。インドは歴史の長~い国なので、世代から世代へ受け継がれていく仕組みもユニークでとっても面白い!今回は、そんなインドの手仕事の魅力をお伝えしたいと思います。
インドは世界第7位を誇る広大な国土と5000年に及ぶ長い歴史を持ち、その中にはさまざまな技法や文化が息づいている国。各地方に独自の特色があり、それぞれの手仕事には深いストーリーやバックグラウンドが。「マハラジャ」と呼ばれる王侯貴族のために作られた絢爛豪華なもの、母から娘へと愛をこめて伝えられてきたもの、職人が誇りをもって技を極めてきたもの…。いずれも物を大切に扱い、受け継いでいくという精神性があり、職人による手作業ならではの温かみは機械では再現できないものも。今回は、特に「チャイハネ」ブランドとのつながりの深い4つの技法を中心に、インドの伝統の魅力を感じてみてくださいね♪インドは広い国なので、地方によって特性や生活に馴染む配慮がされている技法が数多く存在します。それぞれの手仕事を生んだ文化や社会、人々に受け継がれてきた想いをぜひ味わってみてください。
伝統的なインドの4技法と、それを使ったチャイハネの商品をご紹介します。
ザリ刺繍は金属などのモール糸による刺繍で、12世紀に中央アジアからインドに伝わったといわれています。華やかで豪華な工芸品は、裕福な宮廷階級がご愛用♪初期には、真珠や宝石とともに、本物の金や銀の糸が使われていたそうですよ!今では、より安価な模造品に置き換えられていますが、ザリ刺繍独特のスタイルの華やかさと豪華さは変わっていません。現代ファッションにおいてはザリ刺繍の人気が再燃しており、結婚式やファッションショーでも流行中とか。ベルベット、シルクを使用したザリ刺繍は、金銀の糸、ビーズ、スパンコールを使っていて、とてもゴージャス。ザリ刺繍では通常、地元で「アリ」と呼ばれる、先端がフック状の針を使用しています。「アッダ」と呼ばれる木枠に刺繍する布を固定して、布の上と下で両手を上手に使いながら一針一針、下図通りに美しい模様を刺していきます。
インドの伝統的なパッチワークであるカンバディア。カンバディアとは、グジャラート州にある町の名前です。古い刺繍やスパンコールで飾られた着物の装飾部分を集め、パッチワーク生地に再利用する技法を、現地の人はカンバディアと呼んでいます。サリーやクルタなどの伝統衣装から取られた希少なヴィンテージ布を手作業でつなぎ合わせたカンバディアは、色柄やデザインがひとつひとつ異なる一点もの。どんな小さな端切れになっても、それが作られた時代や人に想いを馳せ、伝統をつないでいく…。物や想いを大切にする文化は、日本の「もったいない」思想にもつながりますし、持続可能な開発を目標とするSDGsの観点からも重要ですね。そんなザリ刺しゅうとカンバディアの技法を使った商品がコチラ!
【インド直輸入】バッグ&ポーチ
職人の手によってひとつひとつ作られたポーチや鞄は、それぞれ柄の出方や生地が異なる一点もの。いろいろなサイズがあるので、旅行の時など入れるものに合わせて使い分けたいですね。
ハンドブロックプリントは、手彫りした模様の木版に染料をつけて布を染めていく技法です。模様の色の数だけ繰り返し染めることになるので、その手間は膨大…。版を作る彫刻師は機械を使わず伝統的な道具のみを使用するため、複雑な木版を作るのには6日以上かかることも!主にラジャスタン州ジャイプール近郊に工房が数多くあり、職人が手間をかけて、10cm~20cm四方の木版で生地一面をプリントしているんです。木版の継ぎ目がちょっとずれたりしているのも、手工芸ならではの味わい。機械プリントにはない手仕事の温かさを、存分に楽しみましょう。
カンタは、日本の刺子にそっくりな手仕事。でも、そのデザインは日本よりもっとカラフルで、独特のエスニックな雰囲気が新鮮!カンタは、古い布をパッチワークのように縫い合わせる伝統的な刺繍で、現在のインド東部、西ベンガル州、オリッサ州、バングラデシュの農村女性の倹約から発展したものといわれています。インド最古の刺繍のひとつで、その起源は、なんと紀元前1500年以前にまで遡ることができるとか!カンタという言葉は、ランニングステッチの刺繍技法と、刺しゅうを施して完成した布の両方のこと。カンタは母から娘へと受け継がれ、お嫁入りの時の持参金として大切に扱われてきたそうです。農村のほとんどすべての家庭の女性が、家事や子どもの世話、家畜の世話などの合間を縫って、静かな時間を見つけてはカンタを一針一針チクチク…。1枚のカンタを完成させるのに数カ月から数年かかることもあるとか。祖母、母、娘が同じカンタを縫い、世代を超えて受け継がれることもあったんですって。
長い歴史と広大な国土を持つ国、インド。今回はインドの伝統技法、
と、それを使った商品をご紹介しました。これらは、現地で日常的に使われ、世代を超えて受け継がれてきた想いはもちろん、生活の一部としても受け継がれています。日本でその伝統に触れ、使う機会が持てるのはやはり現代ならではであり、チャイハネという民族文化を大切にしているブランドの商品だからこそ。そういうお店に立ち寄った際には、こだわりを持って選び大切に使いたいですね。特にいわゆるパッチワークの商品は一期一会の出会いです。直観的に引き込まれるものがあれば、ぜひそれを選んで大切に使ってみてください。物を大切にする伝統は、SDGsにも繋がっています。旅行用のポーチなど、カラーでライン揃えすればおしゃれ度もアップ♪ぜひインド伝統の手仕事をあなたの手に取って楽しんでみてください。
日本の伝統的な染織の技法も素晴らしいけれど、インドの技法って、実は知られざる魅力がいっぱいなんです。
インドの染織はビックリするほどカラフルで豪華なものもあれば、小さな端切れまで大切にして刺繍やパッチワークで新たな魅力に生まれ変わるものもあります。一度知ってしまうと、その奥深さや魅力にどんどん引き込まれてしまうインド。
インドは歴史の長~い国なので、世代から世代へ受け継がれていく仕組みもユニークでとっても面白い!
今回は、そんなインドの手仕事の魅力をお伝えしたいと思います。
目次
インドの伝統技法
インドは世界第7位を誇る広大な国土と5000年に及ぶ長い歴史を持ち、その中にはさまざまな技法や文化が息づいている国。
各地方に独自の特色があり、それぞれの手仕事には深いストーリーやバックグラウンドが。
「マハラジャ」と呼ばれる王侯貴族のために作られた絢爛豪華なもの、母から娘へと愛をこめて伝えられてきたもの、職人が誇りをもって技を極めてきたもの…。
いずれも物を大切に扱い、受け継いでいくという精神性があり、職人による手作業ならではの温かみは機械では再現できないものも。
今回は、特に「チャイハネ」ブランドとのつながりの深い4つの技法を中心に、インドの伝統の魅力を感じてみてくださいね♪
インドは広い国なので、地方によって特性や生活に馴染む配慮がされている技法が数多く存在します。
それぞれの手仕事を生んだ文化や社会、人々に受け継がれてきた想いをぜひ味わってみてください。
インドの技法を知ってほしい。受け継がれる想い。
伝統的なインドの4技法と、それを使ったチャイハネの商品をご紹介します。
①ザリ刺しゅう
ザリ刺繍は金属などのモール糸による刺繍で、12世紀に中央アジアからインドに伝わったといわれています。
華やかで豪華な工芸品は、裕福な宮廷階級がご愛用♪
初期には、真珠や宝石とともに、本物の金や銀の糸が使われていたそうですよ!
今では、より安価な模造品に置き換えられていますが、ザリ刺繍独特のスタイルの華やかさと豪華さは変わっていません。
現代ファッションにおいてはザリ刺繍の人気が再燃しており、結婚式やファッションショーでも流行中とか。
ベルベット、シルクを使用したザリ刺繍は、金銀の糸、ビーズ、スパンコールを使っていて、とてもゴージャス。
ザリ刺繍では通常、地元で「アリ」と呼ばれる、先端がフック状の針を使用しています。
「アッダ」と呼ばれる木枠に刺繍する布を固定して、布の上と下で両手を上手に使いながら一針一針、下図通りに美しい模様を刺していきます。
②カンバディア
インドの伝統的なパッチワークであるカンバディア。カンバディアとは、グジャラート州にある町の名前です。
古い刺繍やスパンコールで飾られた着物の装飾部分を集め、パッチワーク生地に再利用する技法を、現地の人はカンバディアと呼んでいます。
サリーやクルタなどの伝統衣装から取られた希少なヴィンテージ布を手作業でつなぎ合わせたカンバディアは、色柄やデザインがひとつひとつ異なる一点もの。
どんな小さな端切れになっても、それが作られた時代や人に想いを馳せ、伝統をつないでいく…。
物や想いを大切にする文化は、日本の「もったいない」思想にもつながりますし、持続可能な開発を目標とするSDGsの観点からも重要ですね。
そんなザリ刺しゅうとカンバディアの技法を使った商品がコチラ!
【インド直輸入】バッグ&ポーチ
職人の手によってひとつひとつ作られたポーチや鞄は、それぞれ柄の出方や生地が異なる一点もの。
いろいろなサイズがあるので、旅行の時など入れるものに合わせて使い分けたいですね。
ザリカンバディアトートBAG
ザリカンバディアマチポーチ
ザリカンバディア平ポーチ
③ハンドブロックプリント
ハンドブロックプリントは、手彫りした模様の木版に染料をつけて布を染めていく技法です。
模様の色の数だけ繰り返し染めることになるので、その手間は膨大…。
版を作る彫刻師は機械を使わず伝統的な道具のみを使用するため、複雑な木版を作るのには6日以上かかることも!
主にラジャスタン州ジャイプール近郊に工房が数多くあり、職人が手間をかけて、10cm~20cm四方の木版で生地一面をプリントしているんです。
木版の継ぎ目がちょっとずれたりしているのも、手工芸ならではの味わい。
機械プリントにはない手仕事の温かさを、存分に楽しみましょう。
アロラマルチクロス
ブロサムエプロン
チャミスBAG
④カンタ
カンタは、日本の刺子にそっくりな手仕事。
でも、そのデザインは日本よりもっとカラフルで、独特のエスニックな雰囲気が新鮮!
カンタは、古い布をパッチワークのように縫い合わせる伝統的な刺繍で、現在のインド東部、西ベンガル州、オリッサ州、バングラデシュの農村女性の倹約から発展したものといわれています。
インド最古の刺繍のひとつで、その起源は、なんと紀元前1500年以前にまで遡ることができるとか!
カンタという言葉は、ランニングステッチの刺繍技法と、刺しゅうを施して完成した布の両方のこと。
カンタは母から娘へと受け継がれ、お嫁入りの時の持参金として大切に扱われてきたそうです。
農村のほとんどすべての家庭の女性が、家事や子どもの世話、家畜の世話などの合間を縫って、静かな時間を見つけてはカンタを一針一針チクチク…。
1枚のカンタを完成させるのに数カ月から数年かかることもあるとか。
祖母、母、娘が同じカンタを縫い、世代を超えて受け継がれることもあったんですって。
カンタカンバディアバケツ
カンタカンバディアマルチクロス
インドの伝統技法まとめ
長い歴史と広大な国土を持つ国、インド。
今回はインドの伝統技法、
と、それを使った商品をご紹介しました。
これらは、現地で日常的に使われ、世代を超えて受け継がれてきた想いはもちろん、生活の一部としても受け継がれています。
日本でその伝統に触れ、使う機会が持てるのはやはり現代ならではであり、チャイハネという民族文化を大切にしているブランドの商品だからこそ。
そういうお店に立ち寄った際には、こだわりを持って選び大切に使いたいですね。特にいわゆるパッチワークの商品は一期一会の出会いです。
直観的に引き込まれるものがあれば、ぜひそれを選んで大切に使ってみてください。
物を大切にする伝統は、SDGsにも繋がっています。
旅行用のポーチなど、カラーでライン揃えすればおしゃれ度もアップ♪
ぜひインド伝統の手仕事をあなたの手に取って楽しんでみてください。