外敵からだけでなく心身も守る護身術

普段はシルクロード舞踏館の落ち着いた雰囲気の中で練習をしている太極拳。

今年の春節では青空の下、大勢の人の前で演武をする機会を頂きました。
春節の舞台ですのでもちろん観客は満席、立ち見まで! 
私はあがり症なので案の定、超緊張状態で順番待ちです。

太極拳写真01

みなさんも経験あるのではないでしょうか。

スポーツの試合や発表会、面接や試験、仕事のプレゼンや朝礼など大勢の人前で話す時。緊張する状況は実戦によく似ていると老師はおっしゃいます。

緊張であがって、身体はガチガチ、頭は真っ白、心臓バクバク、喉が詰まって声も震え、足元も不安定に。
そんな状態では普段のパフォーマンスの10分の1も発揮できません。
そんな緊張状態でも「力を抜く」と普段通り、それ以上のパフォーマンスを発揮できます。

一流選手でも「肩に力が入りすぎて失敗」や「グッと力を入れてしまってケガ」とか、逆に「力みがなく普段以上のパフォーマンスを出せた」「よけいな力が抜けていい演技ができた」というコメントを耳にすることも多いでしょう。

太極拳的に言うと力を抜いて気をめぐらせること。

あがり症の私も演武が始まる前に軽く身体をほぐして力を抜き、気の流れを良くして後は練習通り。 あがっている状態を感じながらも身体は動くので、ゆっくりとした動きで太極拳の演武をしていると「気」の流れが活発化し、心も落ち着き余計な力も抜けて、無事観客の皆様に拍手も頂き演武を終えることができました。

太極拳写真02

太極拳は柔拳=気で戦う拳法なので、筋肉ではなく気を鍛えます。

「意のあるところ気あり」と言われる気。「意」とは、意識であり意志のことを言います。
その気をめぐらせることは、外敵に向けての護身術だけではなく、気血の流れをよくし、五臓六腑全体の機能を高め、体内バランスを理想的な状態に保ち、 肩こり・腰痛・ストレス解消・集中力アップなど、心身を守る護身術としても有効です。

さて、その気を出すためには力を抜くことが必要となります。

小さい頃から力を入れて頑張ることをやり続けている現代人にとっては難しいところ。
新しいやり方を学ぶためには頭の力も抜き、身体の力を抜くと同時に気持ちの力も抜いていきます。
ちょっと良く見せようと思って肩に力が入ったり、人に見られるのが恥ずかしいと浮き足立ったり、失敗したらどうしようと身体が硬くなったり。身体と心は連動しているのです。

太極拳写真03

太極拳を始めて、良く聞くのが「性格が穏やかになった」「人と意見がぶつかることが少なくなった」これは気持ちの力が抜けてきた証拠。
太極拳のゆったりとした動きは、忙しい日常から解放してくれ、カラダの芯からリラックスさせてくれます。心身の総合バランスを整えていくのです。

そんな普段の生活でもできることをひとつ。

緊張して力が入ると呼吸が止まります、呼吸が止まると気も止まってしまいます。
まずは呼吸を止めずに気の流れ止めないことから始めてみてはいかがでしょう。

全日本柔拳連盟 醍醐枝充子

シルクロード舞踏館での稽古について

気功&太極拳 初級・中級クラス
太極拳でカラダの中からきれいに、健康に

体調不良のセルフセラピーとして、疲労回復にも効果抜群。
太極拳のゆったりとしたやわらかな動きで、気分をリフレッシュ。
インストラクター
▼坂本春之(太極拳歴41年)
▼醍醐枝充子(太極拳歴25年)

基本/火曜18:50~20:00・木曜隔週18:50~20:00
体験料/2500円(初回のみ)動きやすい服装と室内履きをご用意下さい。
授業料/チケット制/5回1万1千円(3ヶ月有効)
入会金/6000円
問合せ/全日本柔拳連盟
Tel.03-3400-9371
Mail.info@taikyokuken.co.jp   

太極拳写真04
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