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Aloha! もうすぐ暑い夏がやって来ますね! 太陽の似合う島といえば、開放感溢れる“ハワイ”!大好きな方も多いのではないでしょうか?
ハワイの魅力をお届けするKahikoでは7/8(月)から、毎年大好評のラミバッグプレゼントイベントを開催します! 今回はイベントの概要と、ラミバッグの柄に使用されているハワイの伝統工芸【タパ】についてご紹介します。
ラミバッグのデザインリニューアルを記念して、今年もプレゼントイベントを開催します!
普段は、Kahikoの店舗で5千円以上のお買い物をするともらえるオリジナルのラミバッグ。 伝統工芸のタパ柄をカラフルに落とし込んだバッグは、全3サイズ展開。それぞれカラーが違い、ついつい集めたくなっちゃうデザインです♪
そんなラミバッグ、期間限定で全国のKahikoでのプレゼントイベントを今年も開催しますよー!
プレゼントイベントに合わせて、バッグのデザインがリニューアルされます。 このコラムを読んでいただいた方にだけ、一足先に新色のご紹介をしちゃいます♪
ビビッドカラーが太陽の下に映えるSサイズは、思わず笑顔になっちゃうぐらい可愛いカラーリング! ちょっとした外出や、ランチバッグにおすすめです。
落ち着いたカラーのMサイズは、持ち手の長さが改良されて肩掛けがしやすくなりました! 大きすぎず小さすぎず…こんなサイズが欲しかった!
着替えとタオル、マイボトルを入れてビーチへ! 大容量のLサイズはビーチに映えるオレンジがアクセント♪
Kahikoのラミバッグのデザインにも使われているタパ柄は、ハワイをはじめとする太平洋の島々で大切にされてきた伝統工芸。 そんなタパについて、歴史や作り方などをご紹介します。
ポリネシアの島々で愛されてきたタパ。 タパは樹皮を叩いて作られた樹皮布に、竹の版木などを用いて幾何学模様を施したもの。当時、太平洋の島々では糸を紡いで“織る”という文化が存在していなかったため、木の皮を叩くという製法が編み出されたと言います。
タパはハワイでは“カパ(kapa)”と呼ばれ、その語源は「ka=the、pa=叩く」です。糸で織られた布ではなく、樹皮を叩くことで完成する布。これがタパの姿です。
タパクロスは民族衣装を含む衣類、男性用ふんどし(マロ)や女性用スカート(パウ)、ケープ(キヘイ)として着用されたり、赤ちゃん用の“おくるみ”にも使われていました。 またベッドシーツなどの寝具類、部屋の飾り用の装飾品など、タパは人々の日常生活には必要不可欠なものだったと伺えます。
現代ではハワイの伝統舞踊フラダンスの衣装に施されることもあり、これはタパの文化継承の一つとして重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
タパ作りは女性の仕事(家事の一つ)として、祖母から母、娘へと受け継がれてきたといわれています。 一枚のタパクロスを作成するにも大変手間のかかる重労働…ハワイの女性が力強いと言われているのも、タパ作りが大きく影響しているのかもしれませんね!
では実際にどのようにタパが作られるのでしょうか?
タパには繊維の薄いものが向いており、クワ科の“ワウケ”(wauke:和名はカジノキ)が多く使われます。ワウケは耐久性に優れ、その樹皮はとてもしなやかで強く、剥がしやすいことから布地として最適とされています。 ちなみに日本ではワウケは御神木、また神様への捧げもの用敷物布にも用いられていたと言われています。
木の皮を調達したら、いよいよタパ作りスタート! サメの歯のナイフや、タパ作り専用の木槌などを用いて、叩いて伸ばしてを続けていきます。出来上がりは布というより和紙に近く、素朴な風合いに仕上がります。ハワイのタパは耐久性のみならず、肌触りの良いものだと評判です。
布が完成したら、最後は絵付け作業! タパに施される絵柄の代表と言えば、“幾何学模様”です。
模様を施す際には、出来上がった型を使ったり、刻印のあるスタンプを押すなど、絵付け工程は職人や地域の風習によって多少の違いがあるようです。黒色や茶色のみならず、カラフルに色付けされたタパも人気です。染料には木や花、葉の絞り汁が使われます。
モチーフは島や地域によって様々な種類があり、各々に名前とその意味が込められています。また幾何学模様の組み合わせ方で、無限大のデザインが生み出されるのも、タパの魅力!
ハワイには今回のテーマ、“タパ”にまつわる神話があるのをご存知ですか? 日本では、月に映し出されるのは「餅付きをするうさぎの姿」。ハワイでは、タパをたたく女神“ヒナ”の姿が月に浮かぶといわれています!
というのも、ヒナは“タパ作りの名人”と崇められていたこと、また女性や母の象徴とされポリネシア地域において最も古い女神と伝承されているからです。 女神ヒナの神話を2つご紹介しましょう!
地上で暮らしていたヒナは、タパ作りをはじめ家庭に尽くす良き妻でした。しかし自分勝手な夫は横暴な態度でヒナに接する日々。そんな暮らしに疲れたヒナは、逃避したい気持ちを募らせていたのです。 そんな願望を聞いた美しい虹が、ヒナの足元から天上へのアーチをかけてくれたのです。しかし太陽の灼熱で登りきれず、また元の生活に戻る羽目に…
とある日、夜空に輝く大きな虹“ムーンボウ”と星々に助けられ、やっと月に辿りつきました。ヒナは月で幸せに暮らしていると言われ、人々は月になびいた雲を見つけると、「あれはヒナが完成させたタパだ!」と口々にしているそうです。
“半神半人マウイの母”としてハワイ島ヒロで暮らしていた頃の神話。ワイルク河にあるレインボー滝の洞窟に住んでいたヒナは、日々タパ作りに励んでいました。
そのヒナの生活を邪魔するのが醜い“モオ”(ヤモリやゲッコー)のクナ。とある大雨の日、クナはヒナを溺れさせようとたくらみます。大きな岩を投げ入れると河が塞き止められ、洞窟内は氾濫してしまいました。ヒナの悲鳴を聞いた息子のマウイは慌ててレインボー滝へ向かい、その巨岩を魔法の棍棒で真っ二つに砕き、無事にヒナを助け出しました。
マウイは邪悪者クナを退治し、ヒナはその後平穏な生活を取り戻し、タパ作りを続けているという神話。
これらの神話からも分かるように、“女神ヒナとタパの深い絆”を感じることができます。
いかがでしたか? 布は糸を紡いで編んで完成させるものと思いがちですが、タパは樹皮を叩き伸ばして作られる不織布。その素朴な風合いには、自然に囲まれた木の温もりを感じます。そして幾何学模様に込められた意味とともに、これからもその伝統を未来に繋いでいきたいですね。
そんなタパを身近に感じられるラミバッグプレゼントイベント、ぜひお近くのKahiko店舗でご参加ください♪
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Aloha!
もうすぐ暑い夏がやって来ますね!
太陽の似合う島といえば、開放感溢れる“ハワイ”!大好きな方も多いのではないでしょうか?
ハワイの魅力をお届けするKahikoでは7/8(月)から、毎年大好評のラミバッグプレゼントイベントを開催します!
今回はイベントの概要と、ラミバッグの柄に使用されているハワイの伝統工芸【タパ】についてご紹介します。
目次
ラミバッグプレゼントイベントが7/8(月)からスタート!
ラミバッグのデザインリニューアルを記念して、今年もプレゼントイベントを開催します!
普段は、Kahikoの店舗で5千円以上のお買い物をするともらえるオリジナルのラミバッグ。
伝統工芸のタパ柄をカラフルに落とし込んだバッグは、全3サイズ展開。それぞれカラーが違い、ついつい集めたくなっちゃうデザインです♪
そんなラミバッグ、期間限定で全国のKahikoでのプレゼントイベントを今年も開催しますよー!
イベント概要
今年の新色紹介♪
プレゼントイベントに合わせて、バッグのデザインがリニューアルされます。
このコラムを読んでいただいた方にだけ、一足先に新色のご紹介をしちゃいます♪
■Sサイズ
ビビッドカラーが太陽の下に映えるSサイズは、思わず笑顔になっちゃうぐらい可愛いカラーリング!
ちょっとした外出や、ランチバッグにおすすめです。
■Mサイズ
落ち着いたカラーのMサイズは、持ち手の長さが改良されて肩掛けがしやすくなりました!
大きすぎず小さすぎず…こんなサイズが欲しかった!
■Lサイズ
着替えとタオル、マイボトルを入れてビーチへ!
大容量のLサイズはビーチに映えるオレンジがアクセント♪
タパって何?
Kahikoのラミバッグのデザインにも使われているタパ柄は、ハワイをはじめとする太平洋の島々で大切にされてきた伝統工芸。
そんなタパについて、歴史や作り方などをご紹介します。
タパの歴史
ポリネシアの島々で愛されてきたタパ。
タパは樹皮を叩いて作られた樹皮布に、竹の版木などを用いて幾何学模様を施したもの。当時、太平洋の島々では糸を紡いで“織る”という文化が存在していなかったため、木の皮を叩くという製法が編み出されたと言います。
タパはハワイでは“カパ(kapa)”と呼ばれ、その語源は「ka=the、pa=叩く」です。糸で織られた布ではなく、樹皮を叩くことで完成する布。これがタパの姿です。
タパの用途
タパクロスは民族衣装を含む衣類、男性用ふんどし(マロ)や女性用スカート(パウ)、ケープ(キヘイ)として着用されたり、赤ちゃん用の“おくるみ”にも使われていました。
またベッドシーツなどの寝具類、部屋の飾り用の装飾品など、タパは人々の日常生活には必要不可欠なものだったと伺えます。
現代ではハワイの伝統舞踊フラダンスの衣装に施されることもあり、これはタパの文化継承の一つとして重要な役割を果たしていると言えるでしょう。
タパはどうやって作られるの?
タパ作りは女性の仕事(家事の一つ)として、祖母から母、娘へと受け継がれてきたといわれています。
一枚のタパクロスを作成するにも大変手間のかかる重労働…ハワイの女性が力強いと言われているのも、タパ作りが大きく影響しているのかもしれませんね!
では実際にどのようにタパが作られるのでしょうか?
①木の皮の調達
タパには繊維の薄いものが向いており、クワ科の“ワウケ”(wauke:和名はカジノキ)が多く使われます。ワウケは耐久性に優れ、その樹皮はとてもしなやかで強く、剥がしやすいことから布地として最適とされています。
ちなみに日本ではワウケは御神木、また神様への捧げもの用敷物布にも用いられていたと言われています。
②ひたすら叩く根気作業!
木の皮を調達したら、いよいよタパ作りスタート!
サメの歯のナイフや、タパ作り専用の木槌などを用いて、叩いて伸ばしてを続けていきます。出来上がりは布というより和紙に近く、素朴な風合いに仕上がります。ハワイのタパは耐久性のみならず、肌触りの良いものだと評判です。
③絵付け作業~幾何学模様を施す~
布が完成したら、最後は絵付け作業!
タパに施される絵柄の代表と言えば、“幾何学模様”です。
模様を施す際には、出来上がった型を使ったり、刻印のあるスタンプを押すなど、絵付け工程は職人や地域の風習によって多少の違いがあるようです。黒色や茶色のみならず、カラフルに色付けされたタパも人気です。染料には木や花、葉の絞り汁が使われます。
モチーフは島や地域によって様々な種類があり、各々に名前とその意味が込められています。また幾何学模様の組み合わせ方で、無限大のデザインが生み出されるのも、タパの魅力!
ハワイに伝わる神話~タパとお月様と女神ヒナ(Hina)~
ハワイには今回のテーマ、“タパ”にまつわる神話があるのをご存知ですか?
日本では、月に映し出されるのは「餅付きをするうさぎの姿」。ハワイでは、タパをたたく女神“ヒナ”の姿が月に浮かぶといわれています!
というのも、ヒナは“タパ作りの名人”と崇められていたこと、また女性や母の象徴とされポリネシア地域において最も古い女神と伝承されているからです。
女神ヒナの神話を2つご紹介しましょう!
月に登ったヒナ
地上で暮らしていたヒナは、タパ作りをはじめ家庭に尽くす良き妻でした。しかし自分勝手な夫は横暴な態度でヒナに接する日々。そんな暮らしに疲れたヒナは、逃避したい気持ちを募らせていたのです。
そんな願望を聞いた美しい虹が、ヒナの足元から天上へのアーチをかけてくれたのです。しかし太陽の灼熱で登りきれず、また元の生活に戻る羽目に…
とある日、夜空に輝く大きな虹“ムーンボウ”と星々に助けられ、やっと月に辿りつきました。ヒナは月で幸せに暮らしていると言われ、人々は月になびいた雲を見つけると、「あれはヒナが完成させたタパだ!」と口々にしているそうです。
レインボー滝のヒナ
“半神半人マウイの母”としてハワイ島ヒロで暮らしていた頃の神話。ワイルク河にあるレインボー滝の洞窟に住んでいたヒナは、日々タパ作りに励んでいました。
そのヒナの生活を邪魔するのが醜い“モオ”(ヤモリやゲッコー)のクナ。とある大雨の日、クナはヒナを溺れさせようとたくらみます。大きな岩を投げ入れると河が塞き止められ、洞窟内は氾濫してしまいました。ヒナの悲鳴を聞いた息子のマウイは慌ててレインボー滝へ向かい、その巨岩を魔法の棍棒で真っ二つに砕き、無事にヒナを助け出しました。
マウイは邪悪者クナを退治し、ヒナはその後平穏な生活を取り戻し、タパ作りを続けているという神話。
これらの神話からも分かるように、“女神ヒナとタパの深い絆”を感じることができます。
今年の夏はKahikoのラミバッグを持って楽しもう!
いかがでしたか?
布は糸を紡いで編んで完成させるものと思いがちですが、タパは樹皮を叩き伸ばして作られる不織布。その素朴な風合いには、自然に囲まれた木の温もりを感じます。そして幾何学模様に込められた意味とともに、これからもその伝統を未来に繋いでいきたいですね。
そんなタパを身近に感じられるラミバッグプレゼントイベント、ぜひお近くのKahiko店舗でご参加ください♪
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