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Aloha! こんにちは 春の訪れから時は流れ、初夏はもうすぐそこに。さわやかなこの季節になると、ハワイの風を思い出さずにはいられません。 5月と言えば、ハワイでは伝統的なお祝い“レイデー”がやってきます。レイデーは、誰もが耳に、または目にしたことがある“レイ”にちなんだお祝い。
今回はこのレイデーの起源や歴史を絡めながら、ハワイの人々のレイに対する思いやアロハスピリットについてお伝えします。
5月1日って“メイデー”じゃないの? もちろん!紛れもなく、誰もが知っているメイデーです。 しかし“May Day is Lei Day”と言われるように、ハワイ州ではこの日を“レイデー”と定め、毎年様々な場所で祝賀イベントが開催されています。
“労働者の日”として世界各地で行われる祭典。 その背景のきっかけとなったのは、1886年5月1日のアメリカの労働者によるストライキ。
1日24時間を等分に区切り、各々の時間を「労働のため」「休息のため」「好きなことのため」に使うと主張しました。 国際連合の定めにより“国際デー”となった現在では、世界80か国以上がこのメイデーを、祝日としています。
一方で、メイデーと同日にハワイ州の人々が祝福するのは、“レイデー”。 レイデーは、ハワイに根付いたレイ文化を祝う日として、ハワイの人々の想いや深い絆とともに、時代を超えた現在も大切に受け継がれています。
今から遡ること1920年代。 ハワイの島々へ寄港する蒸気船から降り立つ旅人達は、歓迎の意味として“レイ”が贈られたと言います。そしてハワイの町のあちらこちらで“レイ”を売る人々の姿が目立つようになりました。 この光景を目の当たりにした、アメリカ南部オクラホマ州出身の詩人、ドン・ブランディング氏は、アロハの人々の歓迎や愛の精神に感銘を受けたと言います。
当時のホノルル新聞社「ホノルル・スター・ブルテン(現:ホノルル・スター・アドバタイザー)」のコラムニストだった、グレース・タワーウォーレン氏と出会い、“花のレイを祝う日”を作るべきと提案したのが、1927年5月1日のメイデーだったのです。
それがきっかけとなって生まれたのが、メイデーはレイデー(May Day is Lei Day)!
ハワイの人々はこの素晴らしいアイディアに感激と賛同。 翌年1928年、ダウンタウンのバンク・オブ・ハワイにて、レイデーイベントが公式に開催され、メイデーがハワイのレイデーとして定められました。
その当時の様子と言えば、ホノルル中がレイで溢れ、多くの女性が花を注文したり、庭先の花でレイ作りを楽しんでいたのだとか。
ハワイ全土では、レイデーのイベントがあちらこちらで行われます。 その中でも最も大きな規模を持ち、観光客でも楽しめるのがオアフ島で開催される”レイデーセレブレーション“。 どんな祭典なのでしょうか?
カピオラニ公園(ワイキキ東端):ダイヤモンドヘッドを一望できる最高の場所
・レイ・コンテスト 参加者によるテーマに沿った“手作りレイ”の芸術性を競う
・レイ・クイーン&コート任命式 3月の選抜テスト(フラ熟達度やハワイ語スキル、レイメイキング等)により選ばれたレイの伝統を伝える3名のアンバサダー任命式
その他、フラダンスの発表やハワイアンミュージック生演奏を聴きながら、ゆったりした時間も過ごせます。 またフードトラックも出店しているため、アロハな食も堪能できること間違いなしです!
イベントの認知度が高まるとともに、何千人もの人々が訪れるこの祝賀イベント。 まさにレイデーは、ハワイならではの風物詩と語られています。
ハワイに根付いたレイ文化を祝うのがレイデー。そしてこの根本となったのが“レイ”。 レイの誕生や人々とレイの絆をテーマに、アロハスピリットを絡めながら、深掘りしてみましょう。
紀元前、レイはポリネシア人と共にハワイへ渡ってきたと考えられています。
幸運祈願や神々への信仰、また魔除けとして古代の人々が身に付けていたのが“レイ”。 歴史上に記録されているレイ(紀元前750年)は、ギリシャのオリーブと月桂樹の葉で作られた冠と記されていますが、実際にはもっと昔から、生活の一部として身に付ける習慣があったようです。
“森羅万象(万物)には神が宿る”と考えられるハワイ。
ポリネシア人によって広められたレイは、神を崇める手段の一つとして、またフラで祈りを捧げる時などにも活用されてきました。 そして長い年月を経た現在では、レイはハワイの人々にとって欠くことのできない、大切な文化的シンボルとなっています。
「ようこそ」「ありがとう」「おめでとう」「さようなら」など、ハワイでは様々な想いを込め、レイを贈ります。 そしてどんな想いにも共通するのは、“贈る相手への愛”。 愛情を形として表現したものが、このハワイの文化的シンボル“レイ”なのです。
旅行者への歓迎をはじめ、結婚式や誕生日、卒業式など、特別な日に贈られるレイ。 大切な人への想いや人生の新たな門出を祝福するなど、“愛を伝え敬意を表す”といった意味が込められています。
ここにこそ、アロハの精神“アロハスピリット”が存在していると言えますね。
雄大な自然に囲まれた恵みの地、ハワイ。 数々のレイには、人々の愛してやまない自然と密接な関わりを持つと考えられます。
“オーキッド”や“ククイナッツ”、旅行者に馴染み深い“シェルレイ”、鳥の羽を使った”フェザーレイ“は伝統的なレイとして知られています。
またフラワーレイはその種類も豊富で、見た目もゴージャス。 ここにいくつかご紹介します。
“レイを作って贈り合う文化”は、現代のハワイの人々にとって日常であることは言うまでもありません。
現代では、紙や布リボン、セロファンや毛糸など身近にあるものを使ったレイ、お酒のミニボトルやキャンディーなど、相手の好みに合わせたレイなどが考えられます。 作る楽しみ、贈る喜びを持ち合わせ、アイディア次第で無限大のレイができますね。
例えばハワイを訪れた際に、歓迎の意味で頂いたレイ。 相手の目の前でレイを外したり、人に譲ったりすること。 これは、贈り手の好意を無にすることに......。
海に流す。記念にもっておく。現地では先祖参りでレイを供える人々もいるようです。 これがレイに対するエチケット。
また、妊婦さんに贈るのはタブー。なぜなら輪のレイはクローズレイと言われ、胎児のへその緒を絡めるという言い伝えがあるからです。 もしプレゼントする場合は、手にかけてあげる、または輪になっていないオープンレイが良いとされています。
レイ文化を祝うレイデー。 今すぐハワイに行けなくても、ハワイの人々のアロハスピリットを身近に感じられる“選りすぐり3商品”をご紹介します!
職人による手作りの“メケアロハギフトトート” プルメリアの花をモチーフに、ハワイの合言葉、ALOHAやMAHALOが添えられた素敵なデザイン。 カラーは5色。買い物やビーチウォークの普段使いにはもちろん、愛する大切な人へのギフトバッグにも最適です。
サーフボード型のトップには、レイの素材としても使われるマイレの葉がモチーフとして描かれています。 A/K/M/R/S/Yのイニシャルと"大切な人との絆“を意味するマイレのモチーフが、アロハスピリットを深く感じさせてくれるでしょう。
プルメリアのレイをイメージしたプアナピアスは、ハワイアンジュエリーのような上品さが洗練された印象を放ちます。 普段使いはもちろん、ディナーやパーティーなど特別な時間にもおすすめです。 モチーフサイズは3.8㎝と存在感たっぷり!ハワイの風を耳元で感じて下さい。 ご自身にはもちろん、大切な方への贈り物にいかがでしょうか。
いかがでしたか?
“レイ”は、様々な“愛の形”として、贈り合う大切なもの。 ハワイの人々とレイ文化の深い絆が生まれた背景には、受け継がれてきた心の在り方“アロハスピリット”が根付いていると言っても過言ではないでしょう。
“思いやり・協調・喜び・謙虚さ・素直さ”
これからも絶やされることのない"アロハスピリットの原点に戻り、再認識する。 これが今回のテーマ“レイデー”を祝う真の意味なのかもしれませんね!
Aloha! こんにちは
春の訪れから時は流れ、初夏はもうすぐそこに。さわやかなこの季節になると、ハワイの風を思い出さずにはいられません。
5月と言えば、ハワイでは伝統的なお祝い“レイデー”がやってきます。レイデーは、誰もが耳に、または目にしたことがある“レイ”にちなんだお祝い。
今回はこのレイデーの起源や歴史を絡めながら、ハワイの人々のレイに対する思いやアロハスピリットについてお伝えします。
目次
5月1日“レイデー”とは?~May Day is Lei Day~
5月1日って“メイデー”じゃないの?
もちろん!紛れもなく、誰もが知っているメイデーです。
しかし“May Day is Lei Day”と言われるように、ハワイ州ではこの日を“レイデー”と定め、毎年様々な場所で祝賀イベントが開催されています。
世界のメイデーはハワイのレイデー
“労働者の日”として世界各地で行われる祭典。
その背景のきっかけとなったのは、1886年5月1日のアメリカの労働者によるストライキ。
1日24時間を等分に区切り、各々の時間を「労働のため」「休息のため」「好きなことのため」に使うと主張しました。
国際連合の定めにより“国際デー”となった現在では、世界80か国以上がこのメイデーを、祝日としています。
一方で、メイデーと同日にハワイ州の人々が祝福するのは、“レイデー”。
レイデーは、ハワイに根付いたレイ文化を祝う日として、ハワイの人々の想いや深い絆とともに、時代を超えた現在も大切に受け継がれています。
レイデーの起源と歴史
今から遡ること1920年代。
ハワイの島々へ寄港する蒸気船から降り立つ旅人達は、歓迎の意味として“レイ”が贈られたと言います。そしてハワイの町のあちらこちらで“レイ”を売る人々の姿が目立つようになりました。
この光景を目の当たりにした、アメリカ南部オクラホマ州出身の詩人、ドン・ブランディング氏は、アロハの人々の歓迎や愛の精神に感銘を受けたと言います。
当時のホノルル新聞社「ホノルル・スター・ブルテン(現:ホノルル・スター・アドバタイザー)」のコラムニストだった、グレース・タワーウォーレン氏と出会い、“花のレイを祝う日”を作るべきと提案したのが、1927年5月1日のメイデーだったのです。
それがきっかけとなって生まれたのが、メイデーはレイデー(May Day is Lei Day)!
ハワイの人々はこの素晴らしいアイディアに感激と賛同。
翌年1928年、ダウンタウンのバンク・オブ・ハワイにて、レイデーイベントが公式に開催され、メイデーがハワイのレイデーとして定められました。
その当時の様子と言えば、ホノルル中がレイで溢れ、多くの女性が花を注文したり、庭先の花でレイ作りを楽しんでいたのだとか。
レイデーセレブレーション
ハワイ全土では、レイデーのイベントがあちらこちらで行われます。
その中でも最も大きな規模を持ち、観光客でも楽しめるのがオアフ島で開催される”レイデーセレブレーション“。
どんな祭典なのでしょうか?
■会場
カピオラニ公園(ワイキキ東端):ダイヤモンドヘッドを一望できる最高の場所
■見どころ
・レイ・コンテスト
参加者によるテーマに沿った“手作りレイ”の芸術性を競う
・レイ・クイーン&コート任命式
3月の選抜テスト(フラ熟達度やハワイ語スキル、レイメイキング等)により選ばれたレイの伝統を伝える3名のアンバサダー任命式
その他、フラダンスの発表やハワイアンミュージック生演奏を聴きながら、ゆったりした時間も過ごせます。
またフードトラックも出店しているため、アロハな食も堪能できること間違いなしです!
イベントの認知度が高まるとともに、何千人もの人々が訪れるこの祝賀イベント。
まさにレイデーは、ハワイならではの風物詩と語られています。
ハワイの人々と“レイ”の絆
ハワイに根付いたレイ文化を祝うのがレイデー。そしてこの根本となったのが“レイ”。
レイの誕生や人々とレイの絆をテーマに、アロハスピリットを絡めながら、深掘りしてみましょう。
レイの歴史
紀元前、レイはポリネシア人と共にハワイへ渡ってきたと考えられています。
幸運祈願や神々への信仰、また魔除けとして古代の人々が身に付けていたのが“レイ”。
歴史上に記録されているレイ(紀元前750年)は、ギリシャのオリーブと月桂樹の葉で作られた冠と記されていますが、実際にはもっと昔から、生活の一部として身に付ける習慣があったようです。
“森羅万象(万物)には神が宿る”と考えられるハワイ。
ポリネシア人によって広められたレイは、神を崇める手段の一つとして、またフラで祈りを捧げる時などにも活用されてきました。
そして長い年月を経た現在では、レイはハワイの人々にとって欠くことのできない、大切な文化的シンボルとなっています。
レイを贈る意味~アロハスピリット~
「ようこそ」「ありがとう」「おめでとう」「さようなら」など、ハワイでは様々な想いを込め、レイを贈ります。
そしてどんな想いにも共通するのは、“贈る相手への愛”。
愛情を形として表現したものが、このハワイの文化的シンボル“レイ”なのです。
旅行者への歓迎をはじめ、結婚式や誕生日、卒業式など、特別な日に贈られるレイ。
大切な人への想いや人生の新たな門出を祝福するなど、“愛を伝え敬意を表す”といった意味が込められています。
ここにこそ、アロハの精神“アロハスピリット”が存在していると言えますね。
レイの種類
雄大な自然に囲まれた恵みの地、ハワイ。
数々のレイには、人々の愛してやまない自然と密接な関わりを持つと考えられます。
“オーキッド”や“ククイナッツ”、旅行者に馴染み深い“シェルレイ”、鳥の羽を使った”フェザーレイ“は伝統的なレイとして知られています。
またフラワーレイはその種類も豊富で、見た目もゴージャス。
ここにいくつかご紹介します。
“レイを作って贈り合う文化”は、現代のハワイの人々にとって日常であることは言うまでもありません。
現代では、紙や布リボン、セロファンや毛糸など身近にあるものを使ったレイ、お酒のミニボトルやキャンディーなど、相手の好みに合わせたレイなどが考えられます。
作る楽しみ、贈る喜びを持ち合わせ、アイディア次第で無限大のレイができますね。
レイのエチケット
例えばハワイを訪れた際に、歓迎の意味で頂いたレイ。
相手の目の前でレイを外したり、人に譲ったりすること。
これは、贈り手の好意を無にすることに......。
海に流す。記念にもっておく。現地では先祖参りでレイを供える人々もいるようです。
これがレイに対するエチケット。
また、妊婦さんに贈るのはタブー。なぜなら輪のレイはクローズレイと言われ、胎児のへその緒を絡めるという言い伝えがあるからです。
もしプレゼントする場合は、手にかけてあげる、または輪になっていないオープンレイが良いとされています。
アロハスピリットを身近に感じる
レイ文化を祝うレイデー。
今すぐハワイに行けなくても、ハワイの人々のアロハスピリットを身近に感じられる“選りすぐり3商品”をご紹介します!
アロハトートバッグ
職人による手作りの“メケアロハギフトトート”
プルメリアの花をモチーフに、ハワイの合言葉、ALOHAやMAHALOが添えられた素敵なデザイン。
カラーは5色。買い物やビーチウォークの普段使いにはもちろん、愛する大切な人へのギフトバッグにも最適です。
ギフトハワジュネックレス
サーフボード型のトップには、レイの素材としても使われるマイレの葉がモチーフとして描かれています。
A/K/M/R/S/Yのイニシャルと"大切な人との絆“を意味するマイレのモチーフが、アロハスピリットを深く感じさせてくれるでしょう。
プアナピアス
プルメリアのレイをイメージしたプアナピアスは、ハワイアンジュエリーのような上品さが洗練された印象を放ちます。
普段使いはもちろん、ディナーやパーティーなど特別な時間にもおすすめです。
モチーフサイズは3.8㎝と存在感たっぷり!ハワイの風を耳元で感じて下さい。
ご自身にはもちろん、大切な方への贈り物にいかがでしょうか。
さいごに~ハワイの人々とレイ文化に寄り添う~
いかがでしたか?
“レイ”は、様々な“愛の形”として、贈り合う大切なもの。
ハワイの人々とレイ文化の深い絆が生まれた背景には、受け継がれてきた心の在り方“アロハスピリット”が根付いていると言っても過言ではないでしょう。
“思いやり・協調・喜び・謙虚さ・素直さ”
これからも絶やされることのない"アロハスピリットの原点に戻り、再認識する。
これが今回のテーマ“レイデー”を祝う真の意味なのかもしれませんね!