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梅雨も佳境に入り、最近はすっかり夏晴れ日和。 さんさんと降る日差しも気持ちよく、ふとした瞬間に吹く夏風が心地よい。 こんな日は、お家の近所をちょっとそこまでそぞろ歩きたい。
初夏とはいえ、湿度が高く、暑い日本。 少しでも快適に涼しく過ごせる、和装を今回は紹介します。
和装は、帯や長袖、長い裾のイメージで洋装よりも露出が低く、暑そうに感じられるかもしれませんが、実は夏でも涼しく過ごせる衣服です。 着物や羽織などは、日本の四季を愉しむため文化そのもの。 仕立てや生地を少しずつ変えて、春夏秋冬すべてを快適に過ごせるように工夫しているため、実際に着てみれば、日本の風土に合った心地よい装いであることがわかります。
ぜひ、現代の装いに和装Styleを取り入れて、風流に涼を感じてみてはいかがでしょうか。 今回は、夏を素敵にそぞろ歩くため、和装にピッタリな衣服や小物をご案内していきます。
まずは、大胆な模様をあしらった勇ましさを演出する男性用羽織。 おめでたい象徴の熨斗模様や、力強い波模様などを含めた三種類のデザインを用意しています。 ループが付いているので、羽織の留めとして、お腹を締めるための「羽織留め」も着用可。
大胆な絵柄の配置は、力強さだけでなく、どこか気品も漂います。 気分は、背中でいなす伊達男。 夏のそぞろ歩きにさらりと羽織れば、コーディネートの主役として華やぐでしょう。
「夏に長袖なんて、着てられない!」と思うかもしれませんが、実は和装Styleにおいて、長袖羽織は涼を感じられるためのアイテムなのです。 布をさらりと肌に纏えば、夏の厳しい直射日光を避けられます。そして、風で羽織がはらりと舞えば、身体と布の間に冷気がとどまり、ひんやりと涼を感じることができます。和装の知恵のひとつですね。 次は、羽織留め。 羽織の留めとして、本来お腹に締めるものを腕輪としても使えるように、現代のライフスタイルに合わせ進化した新しいアクセサリー。 色彩豊かな和の色が存在感を発揮します。 ちょっとした洒落っ気が、気分を上げる夏の伊達男を演出。
美しく淡い色合いのガラスビーズが中央で光ります。 季節を選ばないデザインなので、夏が過ぎれば、ブレスレットにして、一年中愉しめます。 チェーン付のため、サイズ調整も楽々。
こちらは、和を感じる結び目がお洒落。 結び部分のデザインは、縁起の良い水引きをイメージしました。 紐の和配色とともに、落ち着いた大人の格好良さを演出します。
羽織留めとしても、ブレスレットとしても、コーディネートのアクセントとして、和の装いが華やぐでしょう。
「袂(たもと)落とし」という古来のアイテムをご存知でしょうか。 江戸時代、人々は、2つの小さい袋の中に煙草入れ・汗拭きなどを入れ、それを首から下げ、たもとにはさんで持ち歩いていました。 たもととは、和服の袖の下の、袋のように垂れた部分のこと。 紐の両端にその2つの袋を結び付け、懐中からその左右のたもとに落として、たもとを落ち着かせます。
かつて、男性は袖で風がまくれないように袂に落とし安定させ、女性は護身道具の保管としても使いました。 現在では物珍しいですが、江戸当時は日常で使われた身近な装身具のひとつです。まさに、和装のための小物入れです。
そんな袂落としがこの度、現代風にリデザインされました。洋装にも合わせやすく、忙しい現代人に合わせ、両手が空く仕様は、現代のライフスタイルに寄り添う形に合った形で蘇ります。
デザインは、北斎小紋をモチーフとして和柄をアレンジしています。 「北斎小紋」とは、葛飾北斎が、デザインしたテキスタイルのこと。 多くは、着物の模様の参考にされるなど、江戸当時、大流行しました。
北斎は「富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」など浮世絵を手掛け、画家として多大な功績を残しましたが、実はデザイナーとしても活躍されていたのですね。
北斎小紋は、どんな和の装いにも合わせられるよう、落ち着いた和配色が魅力的です。
機能面も充実しています。2つの袋にはファスナーポケットが付いているので、スマホなど貴重品を入れたり、また、お財布代わりにも使えて便利な一品です。
最後は、日用品を全てまとめて入れていたことから名づけられた、巾着袋の形状の「合切袋(がっさいぶくろ)」。
明治時代の手提げで、古くは身の回りの細々とした品を入れて、外出時に持ち運んでいたそうです。
実は、この合切袋は、「すべて、何もかも」という意味をもつ四字熟語「一切合切(いっさいがっさい)」の語源にもなっています。 「物をすべて入れる袋」である合切袋が人々に定着していたことから、「合切」が「すべて」という意味を持つようになりました。
倭物やカヤの合切袋は、北斎小紋をリデザインした和柄がおしゃれなバッグ。 紐が長めなので、肩掛けにしたり余らせて手持ちにしたり、二通りで楽しめます。
小さく見えますが、意外とたくさん入るたっぷりサイズ感なので、ちょっとしたお出かけに、スマホやハンカチなど必需品を合切詰められ、普段使いにピッタリ。
古くから和装のお供として、活躍してきた合切袋。 現代流にリデザインした一品は、和装だけでなく、洋装でも和装カジュアルを演出します。
夏のそぞろ歩きには、きっと和の装いがよく似合う。
機能性も十分かつ、コーディネートが上品に華やぐ万能な和小物を添えて、毎日を快適でお洒落に過ごしましょう。
梅雨も佳境に入り、最近はすっかり夏晴れ日和。
さんさんと降る日差しも気持ちよく、ふとした瞬間に吹く夏風が心地よい。
こんな日は、お家の近所をちょっとそこまでそぞろ歩きたい。
初夏とはいえ、湿度が高く、暑い日本。
少しでも快適に涼しく過ごせる、和装を今回は紹介します。
和装は、帯や長袖、長い裾のイメージで洋装よりも露出が低く、暑そうに感じられるかもしれませんが、実は夏でも涼しく過ごせる衣服です。
着物や羽織などは、日本の四季を愉しむため文化そのもの。
仕立てや生地を少しずつ変えて、春夏秋冬すべてを快適に過ごせるように工夫しているため、実際に着てみれば、日本の風土に合った心地よい装いであることがわかります。
ぜひ、現代の装いに和装Styleを取り入れて、風流に涼を感じてみてはいかがでしょうか。
今回は、夏を素敵にそぞろ歩くため、和装にピッタリな衣服や小物をご案内していきます。
まずは、大胆な模様をあしらった勇ましさを演出する男性用羽織。
おめでたい象徴の熨斗模様や、力強い波模様などを含めた三種類のデザインを用意しています。
ループが付いているので、羽織の留めとして、お腹を締めるための「羽織留め」も着用可。
大胆な絵柄の配置は、力強さだけでなく、どこか気品も漂います。
気分は、背中でいなす伊達男。
夏のそぞろ歩きにさらりと羽織れば、コーディネートの主役として華やぐでしょう。
「夏に長袖なんて、着てられない!」と思うかもしれませんが、実は和装Styleにおいて、長袖羽織は涼を感じられるためのアイテムなのです。
布をさらりと肌に纏えば、夏の厳しい直射日光を避けられます。そして、風で羽織がはらりと舞えば、身体と布の間に冷気がとどまり、ひんやりと涼を感じることができます。和装の知恵のひとつですね。
次は、羽織留め。
羽織の留めとして、本来お腹に締めるものを腕輪としても使えるように、現代のライフスタイルに合わせ進化した新しいアクセサリー。
色彩豊かな和の色が存在感を発揮します。
ちょっとした洒落っ気が、気分を上げる夏の伊達男を演出。
美しく淡い色合いのガラスビーズが中央で光ります。
季節を選ばないデザインなので、夏が過ぎれば、ブレスレットにして、一年中愉しめます。
チェーン付のため、サイズ調整も楽々。
こちらは、和を感じる結び目がお洒落。
結び部分のデザインは、縁起の良い水引きをイメージしました。
紐の和配色とともに、落ち着いた大人の格好良さを演出します。
羽織留めとしても、ブレスレットとしても、コーディネートのアクセントとして、和の装いが華やぐでしょう。
「袂(たもと)落とし」という古来のアイテムをご存知でしょうか。
江戸時代、人々は、2つの小さい袋の中に煙草入れ・汗拭きなどを入れ、それを首から下げ、たもとにはさんで持ち歩いていました。
たもととは、和服の袖の下の、袋のように垂れた部分のこと。
紐の両端にその2つの袋を結び付け、懐中からその左右のたもとに落として、たもとを落ち着かせます。
かつて、男性は袖で風がまくれないように袂に落とし安定させ、女性は護身道具の保管としても使いました。
現在では物珍しいですが、江戸当時は日常で使われた身近な装身具のひとつです。まさに、和装のための小物入れです。
そんな袂落としがこの度、現代風にリデザインされました。洋装にも合わせやすく、忙しい現代人に合わせ、両手が空く仕様は、現代のライフスタイルに寄り添う形に合った形で蘇ります。
デザインは、北斎小紋をモチーフとして和柄をアレンジしています。
「北斎小紋」とは、葛飾北斎が、デザインしたテキスタイルのこと。
多くは、着物の模様の参考にされるなど、江戸当時、大流行しました。
北斎は「富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」など浮世絵を手掛け、画家として多大な功績を残しましたが、実はデザイナーとしても活躍されていたのですね。
北斎小紋は、どんな和の装いにも合わせられるよう、落ち着いた和配色が魅力的です。
機能面も充実しています。2つの袋にはファスナーポケットが付いているので、スマホなど貴重品を入れたり、また、お財布代わりにも使えて便利な一品です。
最後は、日用品を全てまとめて入れていたことから名づけられた、巾着袋の形状の「合切袋(がっさいぶくろ)」。
明治時代の手提げで、古くは身の回りの細々とした品を入れて、外出時に持ち運んでいたそうです。
実は、この合切袋は、「すべて、何もかも」という意味をもつ四字熟語「一切合切(いっさいがっさい)」の語源にもなっています。
「物をすべて入れる袋」である合切袋が人々に定着していたことから、「合切」が「すべて」という意味を持つようになりました。
倭物やカヤの合切袋は、北斎小紋をリデザインした和柄がおしゃれなバッグ。
紐が長めなので、肩掛けにしたり余らせて手持ちにしたり、二通りで楽しめます。
小さく見えますが、意外とたくさん入るたっぷりサイズ感なので、ちょっとしたお出かけに、スマホやハンカチなど必需品を合切詰められ、普段使いにピッタリ。
古くから和装のお供として、活躍してきた合切袋。
現代流にリデザインした一品は、和装だけでなく、洋装でも和装カジュアルを演出します。
夏のそぞろ歩きには、きっと和の装いがよく似合う。
機能性も十分かつ、コーディネートが上品に華やぐ万能な和小物を添えて、毎日を快適でお洒落に過ごしましょう。