カンタベリーロックを代表するバンド「Soft Machine」

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皆様新年あけましておめでとうございます、feiです!
2023年も「ROCKと民俗音楽」を楽しんで頂けると幸いです。

さて、もう皆さん普通にご存知かもしれませんが、イギリスという国の呼び名は日本だけだなのです。
イギリスを「イギリス」と呼ぶのは日本人だけで、この呼び名は海外では通じません。

「グレートブリテン」および「北部アイルランド連合王国」が正式名称ですが、これでは長いので国際的には略称の「UK」 が一般的に使われています。
なのでイギリスのロックは「UKロック」というのが正しいんです。

その理由については他の場所でも多数言及されていますのでここで多くは語りませんが、実に不思議なことだなと感じながら今回はUKロックの中でもカンタベリー地方から輩出されたロック音楽にスポットを当ててみたいと思います。

「カンタベリーロック」と聞いて皆さんはどんな音楽を思い浮かべるでしょうか?
カンタベリー地方はイギリス南東部に位置し、起源は6世紀までさかのぼります。
中世の建物が立ち並び昔ながらの石畳が敷かれた、イギリスの歴史を感じる街。世界遺産のカンタベリー大聖堂もあり、毎年多くのキリスト教巡礼者が訪れます。

なにやら歴史深く気品のある、今でも中世の雰囲気が溢れる素敵な場所のようですね。

では早速カンタベリーロックを代表するSoft Machineというバンドと、それに関連する音楽をご紹介します!

Soft Machine - SaveYourself (live 1968)

もうこのバンドを抜きにしてカンタベリーロックは語れない、というくらい重要なバンドです。
こちらが初期の4人編成の頃のサイケでジャズでロックな時代で、個人的には一番好きです!

Soft Machine - Facelift France and Holland

こちらの方が一般的に人気のある時代で1969年から1972年くらいでしょうか?
もうロックの域を脱し完全にジャズですね。こういった感じの音楽がカンタベリー音楽の特徴の一つともいえます。

Kevin Ayers - May I

第1期Soft Machineに在籍していたカンタベリーロックの貴公子、Kevin Ayersです。彼はボヘミアンな生活を送っていた人で、今も生きていたらチャイハネの洋服を好んで着ていたかもしれません。
とにかくお洒落でフレンチなこの曲を聴いてみてください。

Robert Wyatt - Sea song

今回最後にお届けするのが、Soft Machineの要とも言えるドラム兼ヴォーカルを担当していたRobert Wyattです。

彼は天使のような美しい声の持ち主でもあり、また素晴らしいドラマーでもあります。しかしある日泥酔して2階から落ちてしまい下半身付随になりドラムを叩けない身体になってしまいます。しかし彼には美しい歌声があり、その歌声で第二の人生を歩んでいったのです。
とにかくその美しい歌声を聴いてみてください。

いかがでしたか?奥深いカンタベリーロックを気に入って頂けましたでしょうか?
まだまだご紹介できないカンタベリーロックがたくさんありますので、いつか続編も企画したいと思います。

ではまたお会いしましょう!

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筆者プロフィール:@feizemin

中学の頃はクラシック音楽少年だったが親戚にビートルズのカセットテープを借りて聴いたその日よりロックミュージックに目覚める。
現在は営業部に所属している傍ら、プライベートでは自身のグループfeimoというオリジナルグループで日々オリジナルソングを作ってレコーディングなどおこない、音楽を通じて人々を幸福に出来るよう活動中。

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