【音楽対談】チャイハネ雑貨デザイナーcheemomo×Aminaきっての音楽マニアfei

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連載「Rockと民俗音楽」の筆者feiさんが、Amina Collectionの音楽好きと語り合う対談企画が始動しました!

第一回目のお相手は、オリジナルグループfeimoでfeiさんと共に音楽活動をしているcheemomoさん。チャイハネ雑貨のデザイナーでありながらfeimoのボーカルでもあるcheemomoさんと、音楽にまつわるあれこれを語らいます!

feimo…2019年結成。オリジナル曲中心に活動中。代表曲は『ある夜、ねこ』『静かで不機嫌な王子』etc

こんにちはfeiです。今回は社内の音楽好きな方を招いて対談をしようという企画です!
第1回目はcheemomoさんということでよろしくお願いします。

チャイハネの雑貨デザインを担当しているcheemomoです。バッグや帽子などのファッション雑貨やインテリアのデザインをしています。

普段は2000年代とか90年代とかのちょっと昔の曲が好きで、Chara、JUDY AND MARY、竹内まりあなど色々聴いてます。
最近ハマってるのはシンガーソングライターのYoung Keeっていう中性的でアンニュイな顔をしていて少年の声で歌う男の子。大阪のバンドのサスライナンバープレートも面白いのでよく聴いてます。

●Young Kee - シュガー

●サスライナンバープレート - 趣

2000年代とか自分の年代の音楽ではないけど、そういうものが好きな理由とかきっかけはあるんですか?

きっかけは、小さい頃から親がずっとCD流してたのを自分も聴いてて、それらと一緒に育ったみたいなところがあるので今でも好きで聴いてます。ずっと音楽はそばにあったかな。

小さい頃から歌は歌ってましたか?

小学校3年生から6年生までミュージカルのスクールに通ってて、その時に歌いながら踊ったりとかしてました。

cheemomo

cheemomoさんは商品企画をするデザイナーなのでインスピレーションのようなものが必要な作業があると思うのですが、そこにおいて音楽が作用してたりはしますか?

会社で仕事する時は音楽を聴かないけど、その時好きな曲とかが頭に流れてたりはするかな。でも曲からインスピレーション受けるというよりは、作業とか考える上でのリズムになる感じですね。

デザインのアイディアは古着屋さんに行って見てきたものとか、テーマになる国が決まってたらそこの風景の映像からもらう感覚をブランドに合わせて、自分なりにデザインに落とし込んだりします。

cheemomoさんにとって音楽はどういうものですか?

音楽を作る側になったら、話すのが下手だから溜まった感情を出したり言葉にできない自分を表現する精神安定剤的な感じです。

音楽をちゃんと好きになり始めたのは専門学生の頃からで、母がよく聴いてたMr.ChildrenやSotte Bosse、MISIA などを聴いたり歌詞を読んで、少しうーって落ち込んだりした時に助けてもらってました。
もちろん楽しいときやリラックスするときにも聴きます。音楽があるとその時がより有意義な時間になるというか。

歌詞でもストーリーとかを自分の中で考えて文字化するのがうまいですよね。

feiさんの歌詞はストレートなものが多いけど、私はストレートに伝えるのが恥ずかしいので自分をキャラクターに重ねたりします。「静かで不機嫌な王子」とかだったら、自分の中にあるモヤモヤをその王子を介して歌ってる。

●feimo - 静かで不機嫌な王子

デザイナーという職業なのと曲作りが好きなことは共通してるんでしょうか?

表現することが物になるか歌になるかでどちらも何かを作るという点は共通してるけど、似てるようでちょっと違うのかな。
お仕事はお客様や会社に向けて、自分のアイデアが人の為になる感覚ですね。見た目もそうですけど、機能面や使いやすさなどを考えながらデザインしています。当たり前ですが会社に勤めてお金を頂いていますので!

歌は自分のためという感覚かも。音楽に関しては本当に100%自分を表現するっていう点でも仕事とプライベートの音楽が分かれてるかな。
形のあるものと、無いものだけど、作ることは共通してるかも?

僕は営業職だから物を売る時に自分の思いを表現することは基本的にできないんです。自分の思いで売ると場合によってはそれが間違いになる可能性があるから、デザイナーさんの思いと商品の良さをそのまま伝えてそれを売るという仕事。
だから制約があって自分の好きなものを作れなかったとしても、やっぱデザイナーはすごく羨ましいなと思います。

2人の仕事の立場とfeimoの音楽スタイルはすごく似てますね。音楽の場合もcheemomoさんが作って、それをfeiさんが編曲してちゃんと実際に世に届ける、人々の手元に渡るようにするわけじゃないですか。

それだ!今すごい納得しました。
cheemomoさんの作る曲を聴いて良いなと思っても、それを人に聞かせるためには少し手を加えなきゃいけなかったりするんです。「売り込む」じゃないけど、その曲を聴いてもらうために必要な作業がある。
それを仕事で当てはめると、ちゃんと説明をしてお客さんに商品を売る営業職と重なってきますね。

fei

僕はすごい嫉妬してるんです。自分が持ってないものも沢山持ってるし、僕ができないことをいとも簡単に何の意識をしてなくてもできちゃう。僕なんて一生懸命本読んで色々勉強したり、演奏して上手くなれるために考えたりしてるのに。

でもこれぐらいクリエイティブさ持ってる人じゃないとやっても面白くないんですよ。
cheemomoさんは美術的な感性で絵を描くように音楽を作ってるなといつも思います。ピンクフロイドのシド・バレットも絵をずっと書いてる人だったんだけど、そういう感覚で曲を作ってるから普通にただ音楽を作るのと違うものが出来上がる。

cheemomoさんの曲を聞くと、それをすごく良くしたくてアレンジとかを色々考えるんだけど、駄目出しされちゃってやり直すこともあるわけです。でも僕も負けず嫌いだからそれを言われると、彼女も納得できるようなミックスを目指して1から全部分解ってなる。

逆に今まで僕が創作したものにケチつけてくる人は誰もいなかったんですよ。でも僕が作った曲にも、もうちょっとこうした方が良いんじゃないとか言ってくれる。それがすごく嬉しいです。

やっぱり自分だけの感覚で作ってたら良いものだと思いこんじゃうけど、結局違うスタイルでやってみようってやってみたら良いものができることが多い。

1人の名前ではなくfeimoでやりたかったのは、自分1人だけだったら多分できないことも2人で合わせて作ったらすごいだろうなと思ったからです。
だから本当に年齢って関係ないんですよ。

年齢じゃなくて音楽で通じ合う仲ですね。

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cheemomoプロフィール画像

ライタープロフィール:cheemomo

チャイハネ雑貨 デザイナー
ファッション/音楽/映画/散歩/絵をかくこと、などなど多趣味な者です。
小さい頃、目に映った90年代、00年代頃の時代がすきすぎて、ほぼそれで形成されている人間です。大阪出身なので時たま関西弁が出ます。
営業部のfeiさんと組んでいるオリジナルグループfeimoのVo.を担当しております。
これからも誰かがわくわくするような、ものやことを発信していけるよう日々精進していきます。

feiさんのプロフィール画像

筆者プロフィール:@feizemin

中学の頃はクラシック音楽少年だったが親戚にビートルズのカセットテープを借りて聴いたその日よりロックミュージックに目覚める。
現在は営業部に所属している傍ら、プライベートでは自身のグループfeimoというオリジナルグループで日々オリジナルソングを作ってレコーディングなどおこない、音楽を通じて人々を幸福に出来るよう活動中。

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