中国ロックの知られざる黎明期

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こんにちは、feiです。
今回はリクエストを頂きました中国ロック=「中国摇滚」の黎明期についてお話ししたいと思います。

中国ロックの歴史はまだ浅く、1990年代に首都北京で学生運動の盛り上がりと共にロックを演奏するバンドやそれを主催するパーティーが盛んに開かれました。

当時活躍していたのは主に、崔建(cui jian)、窦唯(dou wei)、唐朝(tang dynasty)、黑豹(hei bao)などです。
今回はこの中国ロックの黎明期を支えたアーティスト達の音楽を皆様にご紹介したいと思います。

崔建 - 一無所有

まずは何と言っても中国ロックの父と言っても過言ではない崔建(cui jian)からご紹介します。

彼は壊れたギターを抱え、ジーンズの両足の長さが揃っていないような小汚い格好で舞台に上がり「一無所有」を歌いました。
彼を見た観衆は初め何事かと思いましたが、この曲を聴いた瞬間今までの中国音楽には無かった新しいリズムと歌詞に震え上がったと言います。

この曲こそ中国ロックの幕開けだと言われるほどの影響力あるアーティストです。

窦唯 - 高級動物

次に僕の大好きな窦唯(dou wei)を紹介します。

中国でのオルタネイティブロック、ポストロックの第一人者です。フェイ・ウォンの元旦那さんとしても有名ですね。
とにかく暗く、アンダーグラウンド臭がすごい希少なアーティストです。

唐朝 - 梦回唐朝

最後に、唐朝(tang dynasty)。
こちらはおそらく中国初のメジャーヘビーメタルロックではないでしょうか。

彼らのアルバムはその音楽性の高さから中国で大ヒットとなり、台湾・香港・韓国・東南アジア・日本等、海外でも発売され、総売上枚数は200万枚を超える大ヒットとなりました。

いかがでしたか?
黎明期にこの人達が居なければきっと中国のポップとロックはもっとつまらないものになっていたでしょう。
これをきっかけに皆さんも中国ロックを聴いてみてはいかがでしょうか?

いつの時代、どこの国でもロックしたいのは変わらないですね。
僕も一生ロックな精神で頑張ります!

ではまたお会いしましょう!

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筆者プロフィール:@feizemin

中学の頃はクラシック音楽少年だったが親戚にビートルズのカセットテープを借りて聴いたその日よりロックミュージックに目覚める。
現在は営業部に所属している傍ら、プライベートでは自身のグループfeimoというオリジナルグループで日々オリジナルソングを作ってレコーディングなどおこない、音楽を通じて人々を幸福に出来るよう活動中。

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