掲載日:2022.10.26

【マウナロア協賛】カレッジ&ハイスクールフラコンペティション2022

アミナフライヤーズ読者の皆様、Aloha!
学生フラコンペティションを主催しているカレッジフラコンペティション実行委員会です。

昨年に続き、「未来を担うフラダンサーのために」という熱い想いで株式会社アミナコレクションの「Maunaloa」様にご協力をいただき、学生フラコンペティションを開催することができました。
この記事ではフラ尽くしの1週間の様子をお届けいたします。どうぞお楽しみ下さい!

昨年の記事はこちらから

学生フラウィークって?

カレッジフラコンペティション実行委員会は、2012年より大学生のフラの全国大会「カレッジフラコンペティション」を、2021年より高校生のフラの全国大会「ハイスクールフラコンペティション」を主催しています。

これまで大学生は夏、高校生は秋、と別の時期に開催してきましたが、今年は同じ審査員のもと8月の最終週に両大会を開催しました。

そして!今年はスペシャルイベントとして、日本でも最大級のフラコンサート「フェスティバル・ナ・ヒヴァヒヴァ・ハワイ」のコンセプトを引き継いだ一夜限りのコンサート「カ・ヒヴァヒヴァ・ハワイ」を最終日にお届けしました。

そんな盛りだくさんの1週間を総称して「学生フラウィーク」と名付けて皆様にフラを楽しむ機会を沢山提供しました。ここからはコンペティションの様子をお送りいたします!

高校生のフラ全国大会「ハイスクールフラコンペティション」

学生フラウィーク最初のイベントは8月24日(水)の「第2回ハイスクールフラコンペティション2022」。
昨年から始まった高校生のフラの全国大会です。

【マウナロア協賛】学生フラコンペティション202201

大会の趣旨

この大会が目指すのは、「ハワイの伝統文化としてのフラの正確な伝播」。かみ砕いて説明すると、フラはハワイの伝統文化であるから、その伝統文化を学ぶ日本の高校生にも正しくフラを伝えていくことを大会の目的とする、ということです。

私たちのコンペティションでは、ハワイで活躍しているクムフラ(ハワイ語で「フラの先生」といった意味を指します)をハワイからお呼びして審査していただきます。大会終了後、皆様にジャッジシートをお返しするのですが、そのジャッジシートには、クムフラからのコメントや評価など、学びになる内容が詰まっています。

これまで出場してくださった先生や生徒さんからも「ジャッジシートに書かれているクム達の言葉が、たった一行でも大きな学びにつながる」というお声を多くいただいてきました。
結果が出るのがコンペティションですが、コンペティションに出場する価値は「賞を獲る」「周りと競う」ことよりも、ハワイのクムフラに審査してもらうことによる学びや、大会に出るまでの練習のプロセスなど、「コンペティションに出場するという過程自体が出場者の皆様のフラライフにとっての宝物になる」と信じて私たちは大会を運営しています。

そういった想いもあって大会の趣旨を「本競技会は、ハワイの伝統文化・フラに真剣に取り組む高校生フラダンサーのための競技会である。メレの理解度、フラの技術、フラならではの美しさを競い、ハワイの伝統文化としてのフラの正確な伝播を目的とする。」という内容にしているのです。

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第一線で活躍されているクムフラ4名を審査員としてお呼びしました

それぞれの個性が輝くソロ部門

今年のソロ部門出場者は19名。
開催地は兵庫県神戸市「神戸文化ホール」でしたが、北は関東から南は沖縄まで、幅広い地域からフラに青春を捧げる19名が集まりました。

どの高校生も、小さい頃からフラを習っている実力者!皆さん本当にお上手でした。

昨年の第1回大会に続き出場してくださった方も数名いらっしゃって、一度のコンペティション出場をゴールにせずにフラの学びを続けてくれたことを大変嬉しく思いました。
とあるクムフラも「またコンペティションに出てください。そこに学びがあるから」と別の機会でおっしゃっていました。今回惜しくも入賞されなかった方も、ぜひ今後もハイスクールフラやカレッジフラの舞台を目指してフラを楽しく学び続けてくれたら…と願っています。

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ハイスクールフラコンペティション ソロ部門 出場者19名

各校の魅力が光る団体部門

今年の団体部門は東京都、静岡県、愛知県、沖縄県の4都県から4チームが出場してくださいました!
高校生らしいフレッシュさのある演舞や、しっとり魅せる演舞など、各チームそれぞれ異なる魅力がありました。
どのチームも高校生活という3年間しかない貴重な時間をこの大会にかけてくれたということもあり、お互いを信頼し合って一つになった演舞を披露してくれました。

実は…、高校生の団体部門はなかなかエントリーが集まりません。色々な先生にお話をうかがっても、中学生・高校生になると99%の生徒が勉強や部活との両立が難しくなりフラを学ぶのを辞めてしまうのだそうです。
私たちはその状況を改善するためにこの大会を始めました。「フラを続ける目標となる舞台を作って、中高の忙しい時間の中でもフラを学び続けてほしい」という想いをもって大会を主催しています。

なので、この記事を読んでいる中学生、高校生、そして先生!ぜひハイスクールフラコンペティションを目指してみてください。

高校でフラに取り組む一つの手段は「部活動」として「フラ部」があることだと思います。実行委員会は、フラ部の設立や活動の応援をしていきたいと思っています。設立に興味のある方がいらっしゃれば、実行委員会までご一報くださいね。

団体部門はやはり見応えがあり、来年はもっと多くの団体が参加してくれることを願っています。
若い世代からフラを盛り上げていくためにも、全国の高校生でフラ部をブームにしてきましょう!!

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ハイスクールフラコンペティション 団体部門 出場者4チーム

ハイスクールフラの魅力

ハイスクールフラコンペティションは関西圏のボランティアの方々に支えられてできている大会です。今回は関西学院大学のフラサークルKukui、総部放送局(KGB)の皆様にお手伝いいただきました。ありがとうございました!

そして、個人的に感じるハイスクールフラの一番の魅力は「つながり」。昨年の第1回大会で印象的だったのが、出場者同士が仲良くなって一緒に写真に写る姿でした。
やはり高校生フラダンサーは母数が少ないので、身近に自分のフラに対する熱量を共有して切磋琢磨し合える仲間も少ないのでしょうか。
そんな中でハイスクールフラに出れば同じく青春をフラに捧げる多くの同世代に出会えます。

今年は会場やSNSで、去年の出場者が今年の出場者を応援している姿をたくさん見ることができました。
こうして素晴らしいつながりが生まれていくことに、実行委員会として「開催して良かった」と感動を覚えました。

今後も新しいご縁がつながる温かい場所であり続けられるよう、実行委員会も頑張って大会運営を続けていきたいと思います。

大学生の最高峰の舞台「カレッジフラコンペティション」

今年で11年目を迎えるカレッジフラコンペティション。
今年も横浜市の関内ホールにて、8月26日(金)にソロ部門を、翌27日(土)に団体部門を開催いたしました。

大学生フラダンサーが目指す全国大会として、多くの方々に定着してきたと感じています。
特にソロ部門は今年も多くのエントリーをいただき、ファクトシートの審査を行ったうえで、総勢31名の応募の中から20名にご出場いただきました。団体部門は15大学のエントリーがありました。

カレッジフラは、前述したハイスクールフラコンペティションの姉妹イベントで、2012年に開始。ハイスクールフラと同じ「日本とハワイの文化交流を目的とし、ハワイ文化の正しい伝播と理解」を目指した大会です。

最初は横浜の大さん橋ホールで当時の「ALOHA YOKOHAMA」内のプログラムとして開始しましたが、年々成長し続けています。

【マウナロア協賛】学生フラコンペティション202210

各自のスタイルを披露するソロ部門

今年のソロ部門には全国から20名のソロダンサーが集まりました。
「この大会に出るのが夢でした」と話してくれる学生さんも多く、団体出場校以外に所属している方にはファクトシート選考の通過が必要な部門となっています。

今年のソロ部門で印象的だったのは、どの学生さんも、自身のクムフラや先生からしっかり学び、そのスタイルを舞台で披露してくれたことです。それぞれのステップや振り付け、衣装やレイの選択、表現の仕方まで多様なスタイルを見ることができ、観客の皆様も20名とはいえあっという間の時間だったのではないでしょうか。

私たち実行委員会はクムフラへ資料を提出する際に皆様のファクトシートを拝見します。
どの出場者からも熱い想いが感じられ、この大会に向けて沢山のリサーチを行い、練習を重ねている様子が伝わってきて、いつも「その想いに応えられるよう良い大会をつくり上げなければ」と気が引き締まります。

当日はその熱量を強く感じた一日となりました。本当にどの出場者の方も素晴らしい演舞でした。

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カレッジフラコンペティション ソロ部門 出場者20名

これぞ青春!団体部門

翌8月27日(土)には団体部門を開催。
今年は全国15大学からエントリーをいただき、参加者は140名にのぼりました。

ぜひ映像をご覧いただきたいのですが、どこの大学も本当にハイレベル!
この日のために新しい衣装に身を包み、生花のレイで飾られた姿には、すれ違う度に息を呑んでしまいます。

演舞開始前にはお互いに声をかけ合い、演舞が終わって舞台袖に戻ってきた瞬間、全員で抱き合い涙を流している姿を何度も目にしました。
この日までどれだけ練習を重ね、話し合って、時間を共に過ごしてきたのだろうかと想像するとスタッフでももらい泣きしそうになってしまいます。

まさに青春。
貴重な青春の1ページを飾る舞台がカレッジフラだと思うと、誇らしい気持ちになります。
演舞も素晴らしいので、まだ見たことのない方は、ぜひ来年会場にお越しいただき直接大学生たちの青春を見届けてほしいと思います。

【マウナロア協賛】学生フラコンペティション2022109
カレッジフラコンペティション 団体部門 出場者15チーム

温かい応援でできているカレッジフラ

今年、初めての試みとして広く一般からボランティアスタッフを募集しました。
SNSで募集を開始し、なんと1週間も経たないうちに規定数の募集が集まりました。これにはスタッフ一同ビックリ!想定していた大学生だけでなく中学生から社会人の方まで、幅広い皆様にご参加いただきました。

やはり参加者の方々はフラダンサーだったので、ボランティアスタッフ同士でも新しいつながりができたようで、ボランティアの皆様も楽しんでお仕事をしていただいたようでした。
ボランティアスタッフの皆様、本当にありがとうございました!
来年以降もこの取り組みは続けていきたいと考えています。

クムフラによるスペシャルステージ

2020年と2021年はコロナの影響でクムフラの来日が叶わず、今年3年ぶりに対面で審査ができた大会となりました。

そして、クムの皆様には日本の生徒さんと一緒に15分のステージをご披露いただきました!
直接このクムフラたちの演舞を見ることのできる機会は非常に貴重で、ご参加されたフラダンサーの皆様にも刺激になる時間になったのではないでしょうか?

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最終日には一夜限りのコンサートをお届け「カ・ヒヴァヒヴァ・ハワイ」

学生フラウィークの締めは、コンサート「カ・ヒヴァヒヴァ・ハワイ」を開催しました。
フラの祭典「メリー・モナーク・フェスティバル」と、音楽の祭典「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」で活躍したダンサー・ミュージシャンを招へいして夢の共演をお届けしてきた「フェスティバル・ナ・ヒヴァヒヴァ・ハワイ」の3年連続中止に伴う、ナヒヴァを次につなげるためのコンサートです。

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審査員クムフラだけでなく、今年の世界No.1ソロダンサーである「ミス・アロハ・フラ2022」のタイトルを持つピイケア・ロペスも来日し、タイトルをとってから初の日本でのパフォーマンスとなりました。

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団体としては「メリー・モナーク・フェスティバル」カネ部門で2022年に1位、ワヒネ部門で2021年に1位を獲った「ハーラウ・ケクアオカラーアウアライリアヒ」の皆さんも来日。エネルギー溢れる素晴らしい演舞を披露してくれました!

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2023年も開催決定!

高校生・大学生の熱気を感じ、素晴らしいパフォーマンスを沢山観ることができ、盛りだくさんだった今年の学生フラウィーク。
2023年は東京都多摩市での開催が決定いたしました!

第3回ハイスクールフラコンペティション2023
2023年8月18日(金) ソロ部門・団体部門

第12回カレッジフラコンペティション2023
2023年8月19日(土) ソロ部門
2023年8月20日(日) 団体部門

開催場所
パルテノン多摩(東京都多摩市落合2丁目35番地)

来年のエントリー開始のご案内や、その他の最新情報は随時公式サイト・SNSにてお知らせしてまいりますので、ぜひチェック・フォローをお願いいたします。

公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCEBKtNa1coaIzI4xD6Mu2yQ

カレッジフラコンペティション

ハイスクールフラコンペティション

来年も、たくさんの学生さんの挑戦を、事務局一同心よりお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました!

【マウナロア協賛】学生フラコンペティション2022115

Maunaloaから優勝者の方々へ優勝賞品をお贈りしました

私たちは学生フラコンペティションを通して、日本のフラ文化の活性化に協力するとともに、将来を担うフラダンサーを応援します。

  • 【マウナロア協賛】学生フラコンペティション202202
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ハイスクールフラコンペティション

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カレッジフラコンペティション

ハワイ州観光局協力 マウナロアチャリティプログラム
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