ハワイ料理というと、皆さんどんなものが思い浮かぶでしょうか？
パンケーキやロコモコなどが有名ですが、それ以外にも美味しい料理がとっても多く、日本人の口に合う料理もたくさんあるんですよ♪

今回は、日本でも有名な「ローカルフード」から伝統的な「ハワイアンフード」まで、幅広くご紹介していきます！
皆さんが食べてみたいハワイ料理に出会えますように…！

ハワイの食文化

移民が多く暮らす多民族社会のハワイでは、食文化も多種多様。
先住民、アメリカ、そして世界各国の移民によって運び込まれた食文化が入り混じり、現在の形が確立されました。

そのためハワイでは、古くから伝わるハワイアンフード（伝統料理）と、海外の文化が入り混じる中で根づいていったローカルフード（郷土料理）という2つの食文化が存在します。

ハワイアンフード（伝統料理）とは

古くから伝わる伝統料理「ハワイアンフード」は、素材の味を生かしたシンプルな料理が多いのが特徴です。
伝統的な調理法が使われる料理が多いため、料理を通じてハワイの歴史や文化を感じられます。

ローカルフードに比べて歴史が長く、その始まりは古代移民のポリネシアの人々がハワイに移り住んだ時代にまで遡ります。
当時のハワイには人間が食べられる植物がなかったため、彼らが祖国より持ち込んだ植物を栽培して調理をしていたのだとか。それが今でいうハワイアンフードです。

西洋文化が持ち込まれた18世紀以降に生まれたものや、近年新しく入ってきた食材を伝統的な調理法で作ったものも、ハワイアンフードの一つとして親しまれています。

ローカルフード（郷土料理）とは

郷土料理として親しまれている「ローカルフード」は、世界各国の食文化が入り混じる中で確立されていった料理です。
移民が多く暮らすハワイでは、それぞれが互いの文化を受け入れ合い、各国の食文化も徐々にハワイの郷土料理として浸透していきました。

ローカルフードが浸透していく中で、各国の影響を受けて生まれたハワイ独自の料理も誕生しており、様々なジャンルの料理が楽しめます。

ハワイにいながらも、アメリカやポルトガル、中国、フィリピン、日本、そしてハワイ独自の料理など、様々な国の料理を楽しめるのもハワイならではの魅力の一つです。

ハワイアンフードの定番料理4選

素朴で優しい味わいのハワイアンフードですが、その多くは日本ではあまり知られていません。ですが、知ったらきっと食べてみたくなるはず！
ここでは、代表的なハワイアンフードを4選ご紹介します！

ポイ

日本でいう、お米のような存在のポイ。
古来より伝わるハワイの主食で、タロイモを練りつぶして発酵させて作られます。

新鮮なものほど甘くて芋っぽく、発酵した時間が長いほど酸っぱくなるので、好みの味わいに合わせて発酵加減を調整するのが◎
ハワイのスーパーでも簡単に手に入るので、ハワイを訪れたら是非食べてみて！

アヒポキ

ハワイで大人気のハワイアンフードといえばこれ！
一口サイズの新鮮なマグロを使った、醤油、塩、ネギなどで和えた日本でも有名なアヒポキです♪

ちなみに、「アヒ」はマグロ、「ポキ」は一口サイズという意味を指します。
味付けは醤油ベースが一番シンプルですが、スパイシー風味などにアレンジを加えたものも絶品です！

ラウラウ

肉や魚をタロイモの葉で包み、じっくり低温で蒸し焼きにするラウラウ。見た目は日本でいう「ちまき」に似ています。

日本でタロイモはあまり馴染みがないかもしれませんが、ハワイではスーパーで簡単に手に入る食材の一つです。最近では、タロイモの葉の代わりにキャベツが使用されることも増えてきていることもあり、家庭料理としても定番です。

カルアピッグ

ハワイアンフードの王道ともいえるカルアピッグ。
豚をまるごとバナナの葉で包み、「イム」という釜で1日かけてじっくり蒸し焼きにする、独特な調理法で作られます。

じっくり蒸されているのでお肉はホロホロと柔らかく、ごはんやポイにもぴったり！
昔からお祝いの場などでは欠かせない伝統的な定番料理です。

ローカルフードの定番料理8選

ハワイ料理といわれて、多くの人が思い浮かぶのはローカルフードの方が多いかもしれません。それほど日本でも有名なローカルフードは、日本人好みの味付けの料理も多く、美味しいものがたくさん！

ここでは、代表的なローカルフードを8選ご紹介します。

エッグベネディクト

ハワイの朝食として大人気なエッグベネディクト。
マフィンの上にベーコンやハム、そしてプルップルのポーチドエッグを乗せ、オランデソースという酸味が効いたソースをかけた料理です。
ハワイで食べる際は、景色の良いレストランに行くのがおすすめです♪

ロコモコ

ロコモコといえば、日本でも有名な料理ですね。
日本ではデミグラスソースを絡めたハンバーグが使われることも多いですが、ハワイの定番はグレイビーソース。とはいえ、お店によって味が驚くほど変わるところがこの料理の面白いところです。
ソースはもちろん、ハンバーグの味もお店によって変わるので、数店舗で食べ比べるのも◎

フリフリチキン

鶏肉を網焼き、又は串焼きにしたハワイお馴染みのローカルフード。
「フリ」は日本語で回す・返すという意味で、その名の通り鶏肉をクルクルと回す調理法が使われています。

鶏肉には、フリフリソースという照り焼きのような甘いソースが塗られていて、甘辛くてジューシーな味わいに日本人にも人気の高い料理です。

サイミン

ハワイ版ラーメンとして有名な、20世紀初頭にアジア系移民によって生み出された麺料理。
エビや昆布、鰹節などから出汁をとり、あっさりとした旨味を味わえます。
日本のラーメンとは違い、チャーシューなどの肉類は使わないところもサイミンならではの特徴です。

メイン料理というより、スープのようなサイズ感が一般的なので、サイドメニューやおやつとして食べるのがおすすめです！

ガーリックシュリンプ

ハワイのB級グルメとして愛されている、ノースショア名物のガーリックシュリンプ。
殻付きのまま丸ごと食べられる手軽さと、やみつきになるガーリックバターが人気の秘密です。
ワゴン販売が発祥ということもあり、最近でもワゴン販売を多く見かけます。
小腹が空いたら是非食べてみて！

アサイーボウル

ヘルシーな朝食や軽食として親しまれているアサイーボウル。
元々はブラジル発祥の食べ物ですが、ハワイのカフェなどで提供されたことをきっかけに世界中に広まりました。

アサイーボウルのメインとなるのは、他のフルーツと比べて栄養価が格段に高いことで知られるアサイー。シャーベットやスムージー状にしたアサイーに、フルーツやグラノーラを添えたものが提供されます。

パンケーキ

ホイップクリームがたっぷりと乗った、ふわふわモチモチ食感のパンケーキ。
今ではトッピング盛りだくさんなものが定番ですが、従来は薄焼きでプレーン味の安価なものだったと言われています。現在の豪華なパンケーキの姿は、スイーツ好きの日本人のために考案されたものなのだとか。

従来のプレーンタイプ、現在のスイーツタイプ、ハワイへ行ったらどちらも試してみたいですね！

マラサダ

外側はサクッと、内側はモチっとしている、ハワイ定番のおやつ。
元々はポルトガル発祥だったようですが、移民によってハワイに伝わって以降、ハワイのローカルフードとして定番となりました。

見た目はドーナツによく似ていますが、ドーナツよりもふわふわしているのが特徴です。
出来立てが一番美味しいので、食べる際は是非出来立てをお召し上がりください！

まとめ

日本でも有名なものが多いハワイの定番料理をご紹介しましたが、皆さんがまだ食べたことがないものはありましたか？

伝統的なハワイアンフードと、郷土料理として浸透していったローカルフード、それぞれ違った魅力とルーツがあり、その背景を知るとますますハワイ料理を楽しめます。
ハワイへ訪れた際は、是非まだ食べたことがないハワイ料理にも挑戦してみてくださいね！

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