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アミナコレクション創業当初にエクササイズの場として誕生したシルクロード舞踏館。 ここは、様々な舞踊やヨガ、太極拳、そして民俗音楽を通して、世界中の民俗文化を体験できる芸能の庭です。
月ごとに組まれるタイムテーブルによって様々な民俗文化を体験できるシルクロード舞踏館ですが、その中でも私が過去に一目で魅了された「さんさ踊り」について、今回はご紹介していきたいと思います。
さんさ踊りは、岩手県盛岡市を中心に踊られている盆踊りです。パレードでの踊りが有名ですが各地域によって踊り方が様々あります。
シルクロード舞踏館で私たちが練習しているのは、盛岡市の南部・黒川地区の「黒川さんさ踊り」。 三ツ石神社の鬼退治の伝説を由来とするものが多い中、黒川さんさ踊りは平安後期の関東武士の戦勝祈願の踊りが原点とされ、低い腰と身体の捻りが特徴で、日本で一番激しい盆踊りともいわれています。
私が黒川さんさと出会ったのは、今から遡ること20年以上前。友人が黒川さんさを東京で習っていて、「今度黒川の方たちが来るからぜひ見に来て!」と誘われたのがきっかけです。
力強いのに優美。 太鼓と笛も奏でながら踊るという姿にも驚きで、とにかくカッコイイ!
ひと目で魅了され、「これ、踊ってみたい!」と思ったのでした。
とはいえ、東京まで練習に出るのもなぁ、と迷っていたその年の暮れ、引っ越したアパートのすぐ上の神社から聞き覚えのある笛と太鼓の音が。 行ってみると、なんと黒川さんさを踊っている人たちがいたのです。
その中に、また別の知人がいて、横浜で練習しているグループのことを教えてもらい、お仲間に入れてもらったという次第です。
私たちは「黒川さんさを学ぶ横浜グループ」と名乗っています。 コロナ前は毎年黒川にて合宿を行い、夏の例大祭を訪れたり、地元との交流を大事にしながら黒川さんさを学んでいます。
20年以上のおつきあいの中で、踊りだけでなく、地域のこと、暮らしのことなどいろんなことを学ばせてもらってます。 そういう土地や人々の暮らしの中に芸能がある、ということにも気づかされ、「横浜」で「黒川」のさんさを踊ることのイミなども考えたりしましたが、とにかく好きなのだからしょうがない。
笛や太鼓の音がすると、ワクワクし、からだが動きます。 そして今や自分にとって懐かしく、馴染みのある音と動きになってきています。
練習は第一・第三土曜日はシルクロード舞踏館にて、第二・第四土曜日は新横浜にて行っています。 月4回の練習日のうち、それぞれの仕事やライフスタイルによって参加できるときに参加する、という形で練習しています。
「郷土芸能好き」というより、黒川の地域と人々、黒川さんさに魅せられた人たちの集まりで、どこかで発表したり、公演をしたりという機会はないのですが、年末に、東京・横浜で岩手の芸能を練習している二子流東京鬼剣舞と金津流横浜獅子躍と合同の舞い納めの会「魂鎮(たましずめ)」を新横浜の篠原八幡神社等で行っています。
この時は、地元とおそろいの「黒川」の文字の入った浴衣を着、笠をつけ、正装で踊ります。
踊りを教えていただいている地元への感謝、それぞれの1年の生活、練習を振り返り、また亡くなった人がいればその人を偲んで踊ったりします。芸能を通して、そういった区切りの行事ができるのはありがたいし、そういうことも芸能の役割のひとつかな、と思ったりもします。
最初は上手くなりたい一心で練習してましたが、今ではちょっと力を抜いて、日々の暮らし方が踊りにつながるので日常を大事にしたり、コロナでなかなか岩手に行けないので、岩手の空気や人々に思いを馳せながら踊っています。
生活の一部でもあり、仕事や家庭とは違うリフレッシュの時間であったりもします。踊ればスッキリ、肩もほぐれます。
ご新規さんも随時受け入れてますので、ご興味あればぜひ一度練習に来てみませんか? のんびりやってますのでお気軽にどうぞ!
シルクロード舞踏館公式HPはこちら
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5年前に拠点を横浜から小田原に移し、田畑や竹林整備の手伝い等をしながら、昔ながらのからだの使いかたを実践・研究中。最近は植物から採取する糸づくりや竹細工も学びはじめる。整体師・太極拳講師・ダンサー。黒川さんさを学ぶ横浜グループでは太鼓を担当。
アミナコレクション創業当初にエクササイズの場として誕生したシルクロード舞踏館。
ここは、様々な舞踊やヨガ、太極拳、そして民俗音楽を通して、世界中の民俗文化を体験できる芸能の庭です。
月ごとに組まれるタイムテーブルによって様々な民俗文化を体験できるシルクロード舞踏館ですが、その中でも私が過去に一目で魅了された「さんさ踊り」について、今回はご紹介していきたいと思います。
目次
黒川さんさについて
さんさ踊りは、岩手県盛岡市を中心に踊られている盆踊りです。パレードでの踊りが有名ですが各地域によって踊り方が様々あります。
シルクロード舞踏館で私たちが練習しているのは、盛岡市の南部・黒川地区の「黒川さんさ踊り」。
三ツ石神社の鬼退治の伝説を由来とするものが多い中、黒川さんさ踊りは平安後期の関東武士の戦勝祈願の踊りが原点とされ、低い腰と身体の捻りが特徴で、日本で一番激しい盆踊りともいわれています。
黒川さんさとの出会い
私が黒川さんさと出会ったのは、今から遡ること20年以上前。友人が黒川さんさを東京で習っていて、「今度黒川の方たちが来るからぜひ見に来て!」と誘われたのがきっかけです。
力強いのに優美。
太鼓と笛も奏でながら踊るという姿にも驚きで、とにかくカッコイイ!
ひと目で魅了され、「これ、踊ってみたい!」と思ったのでした。
とはいえ、東京まで練習に出るのもなぁ、と迷っていたその年の暮れ、引っ越したアパートのすぐ上の神社から聞き覚えのある笛と太鼓の音が。
行ってみると、なんと黒川さんさを踊っている人たちがいたのです。
その中に、また別の知人がいて、横浜で練習しているグループのことを教えてもらい、お仲間に入れてもらったという次第です。
黒川さんさを学ぶ横浜グループ
私たちは「黒川さんさを学ぶ横浜グループ」と名乗っています。
コロナ前は毎年黒川にて合宿を行い、夏の例大祭を訪れたり、地元との交流を大事にしながら黒川さんさを学んでいます。
20年以上のおつきあいの中で、踊りだけでなく、地域のこと、暮らしのことなどいろんなことを学ばせてもらってます。
そういう土地や人々の暮らしの中に芸能がある、ということにも気づかされ、「横浜」で「黒川」のさんさを踊ることのイミなども考えたりしましたが、とにかく好きなのだからしょうがない。
笛や太鼓の音がすると、ワクワクし、からだが動きます。
そして今や自分にとって懐かしく、馴染みのある音と動きになってきています。
練習は第一・第三土曜日はシルクロード舞踏館にて、第二・第四土曜日は新横浜にて行っています。
月4回の練習日のうち、それぞれの仕事やライフスタイルによって参加できるときに参加する、という形で練習しています。
舞い納めの会「魂鎮」
「郷土芸能好き」というより、黒川の地域と人々、黒川さんさに魅せられた人たちの集まりで、どこかで発表したり、公演をしたりという機会はないのですが、年末に、東京・横浜で岩手の芸能を練習している二子流東京鬼剣舞と金津流横浜獅子躍と合同の舞い納めの会「魂鎮(たましずめ)」を新横浜の篠原八幡神社等で行っています。
この時は、地元とおそろいの「黒川」の文字の入った浴衣を着、笠をつけ、正装で踊ります。
踊りを教えていただいている地元への感謝、それぞれの1年の生活、練習を振り返り、また亡くなった人がいればその人を偲んで踊ったりします。芸能を通して、そういった区切りの行事ができるのはありがたいし、そういうことも芸能の役割のひとつかな、と思ったりもします。
ぜひ一度練習に来てみませんか?
最初は上手くなりたい一心で練習してましたが、今ではちょっと力を抜いて、日々の暮らし方が踊りにつながるので日常を大事にしたり、コロナでなかなか岩手に行けないので、岩手の空気や人々に思いを馳せながら踊っています。
生活の一部でもあり、仕事や家庭とは違うリフレッシュの時間であったりもします。踊ればスッキリ、肩もほぐれます。
ご新規さんも随時受け入れてますので、ご興味あればぜひ一度練習に来てみませんか?
のんびりやってますのでお気軽にどうぞ!
シルクロード舞踏館公式HPはこちら
アミナコレクションの歴史が気になる方におすすめ!
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「祭」は不要不急?あなたにとっての「祭」とは?
祭 –生きる命の逞しさ -
筆者プロフィール:前田ゆきの
5年前に拠点を横浜から小田原に移し、田畑や竹林整備の手伝い等をしながら、昔ながらのからだの使いかたを実践・研究中。最近は植物から採取する糸づくりや竹細工も学びはじめる。整体師・太極拳講師・ダンサー。黒川さんさを学ぶ横浜グループでは太鼓を担当。