人気のキーワード
★隙間時間にコラムを読むならアプリがオススメ★
横浜中華街に位置するチャイハネPart3のオープンに合わせて、Chai Tea Caféが新しい姿にリニューアルしました。
メニューに新しく加わった「ポークスパイスカレー」「トマトとココナッツのチキンカレー」「麻辣キーマカレーホットサンド」の三種のスパイスカレーはなんと、カレー活動家・タケナカリー監修!
今回はこだわり溢れるスパイスカレーが生まれた過程と、その製作秘話に迫ります。 ここでしか知れないカレー開発の裏側が明らかに!
更にタケナカリーさんから直々にスパイスカレーのお味の紹介をして頂いたので、そちらもお見逃しなく!
社内のChai Tea Café関係者に、今回のスパイスカレー開発の裏話を伺いました!
登場人物※左から
スズキ:仕入担当。「俺のCAMP飯」でおなじみ。 りふぁ:チャイハネ事業長。 相馬:カフェ事業長。
まず、タケナカリーさんとの最初の出会いはどのようなものだったのでしょうか。
りふぁ
まずうちの社長がチャイハネのカフェでスパイスカレーをやりたいというのがスタートでした。 スパイスカレーを自分たちで開発するのは今までやってきたけど、何度もそれをやってはクローズしてという経緯があったので、誰かに協力してもらいたいというのが念頭に出てきました。 そうしてカレー界の中で一緒に協力してもらえる人を探す中で、社長がタケナカリーさんを紹介してくれたんです!
初めてタケナカリーさんと会った時の第一印象はどうでしたか。
スズキ
1番最初はZoomではじめましてだったんですよね。 その時はまだ一緒にやるかどうかも決まってない段階だったんですが、カレー全般に対する情熱とか知識がすごくて、すぐ会って話しましょうという流れになりましたね。
その時はどういうお話をしましたか。
Chai Tea Caféでカレーを復活させたいけど、マニアックなものではなくて、一般の方にも受け入れてもらえるようなスパイスカレーを作りたいという話をしました。 タケナカリーさんも「インド本場のものを再現するということだったら、自分よりも適任の専門家がいると思う」とのことで。 でもうちが目指したのがそうではなくカジュアルなところだったから、この方で良いなと。
フランクな方ということですが、関係性も最初からあまり変化していないのでしょうか。
タケナカリーさんとの打ち合わせは、ずっと笑いが溢れてますね(笑)。 麻辣キーマカレーホットサンドをやるにしても、人生でこんなに麻辣食べたことないとか、約2週間奥さんも付き合わせて毎日ポークビンダルーを食べ続けたとか言ってました(笑)あれだけ熱意を込めて1つのメニュー開発に携わる姿は、業種は違うけどすごい勉強になりました。
では実際に関わってみて、カレーへの情熱が特に感じられるようなことはありましたか。
タケナカリーさんと初めて会うちょうど半年ぐらい前に、「マツコの知らない世界」に出てたのを僕がたまたま見てたんです。 カレー3兄弟という名前で、5年近くカレーを食べ続けてる人として出ていて、やばい人いるなと思いました(笑) なのでその話もしたんですが、熱量が半端なかったです。 あと、とにかく詳しい。あの店はこういう味でとか、カレーの有名店とか。そんなに詳しくない僕でも知ってるような所をどんどん例え話で出してくれて、知識量がすごかったです。
タケナカリーさんに監修して頂く立場だったと思うのですが、結構皆さんの意見もおり混ぜていたんでしょうか。
バンバンわがまま言ってました(笑)
そういうのも全然平気だったんですね。
最終的に5、6回は試作してもらいましたね。 うちもやっぱり妥協せず良いものを作りたいので、ここをもう少しこうしてほしいと伝えて、次の施策に向けてまた改良します、みたいな流れで。
タケナカリーさんのカレー開発の中で面白かったのが、例えばポークビンダルーを作る時にも2パターン用意してくれて、そこから味の方向性を決めていくようなスタイルだったんです。 そのときもスパイスは気にしていて、チャイに合うスパイスカレーとしてハーモニングを考えたりとか、スパイスがお互いに調和するようにという部分に重きを置いて進めていきました!
最初から「ポークスパイスカレー」と「トマトとココナッツのチキンカレー」の2種で固まっていたんでしょうか。
早い段階でポークビンダルーともう1種やりたいという話になって、珍しいポークビンダルーに対してスタンダードなチキンカレーにしようと。 チキンカレーも色々試作してくれたんですけど、クセの強いポークビンダルーに対して、すごく食べやすい味のトマトとココナッツのチキンカレーに決まっていきました。 あいがけで食べ比べしてもらいたいというのが念頭にあったので、両方食べた時にどちらも美味しいと思えるものを2種類作るという感じでしたね。
開発で苦労した点はありましたか。
麻辣キーマカレーホットサンドの開発が結構大変でしたね。 横浜中華街の大通りが食べ歩き天国になっていて、Chai Tea Caféも食べ歩きメニューで何か勝負できないかという所からスタートしたんですけど… タケナカリーさんが最初に麻辣はどうかという話をされたんです。 でも麻辣とキーマカレーのひき肉の組み合わせとなると、麻婆豆腐とか麻婆茄子のスパイスを効かせてる中華と何が違うんだろうみたいな部分があり、序盤は少し難しかったです。
何か包んだりとか、片手で食べられるものを目指して、インドのクルチャを実際に作ってもらったりもしたんですけど、タドール無しでフライパンでできるようなものじゃないっていう風になって。 何か無いかという中で、僕がホットサンドを提案したところから、それいけるかもねとあの形になっていきました!
ホットサンドという枠が出来上がってからはスムーズに進んだのでしょうか。
そうでもなく、麻辣のスパイスとキーマのハーモニーとか、その調合に対しては何度も試作してもらいましたね。
痺れを際立たせるためにどのタイミングでスパイスを入れるべきとか、そういうのを何度も試行錯誤したみたいです。
あとホットサンドに使用しているパンもこだわっています! 普通の食パンと、チャイハネとコラボしている尾島商店さんのパンを食べ比べしてみたんですが、ちょっと甘みがある尾島商店さんの食パンとスパイスの相性がめちゃくちゃ良かったんです。 尾島商店さんも試食に参加してくれて「合いますね」なんて話したりもしたので、 結構色んな人と開発をした感じがありますね。
Chai Tea Caféのカレーは、他のカレーと比べてどんな点が特徴的ですか。
相馬
スパイスが苦手な方でも食べられる「トマトとココナッツのチキンカレー」と、スパイスがしっかり効いていてスパイス好きな人が食べて満足できる「ポークスパイスカレー」の、この相反する2色がChai Tea Caféのカレーの強みなんじゃないかと思います!
タケナカリーさん監修のメニューをお店で再現していく上で気を付けていることはありますか。
レシピに関しては、入れる順番やタイミングなど忠実に現場スタッフに落とし込んでいます。 何よりもタケナカリーさんのお名前を借りているので、そこを汚すような商品にしてはいけないという良い緊張感が今お店では保てています。 お店でもタケナカリーさんが目指したカレーがそのままの姿で味わえるように努力しています!
横浜中華街でChai Tea Caféのカレーをどのような立ち位置にしていきたいですか。
人々が中華街に行ったら絶対に麻辣キーマカレーホットサンドを食べるという存在に育てていきたいです。 他の複合のChai Tea Caféでは販売しない中華街限定メニューなので! チャイハネの雰囲気を体感してカフェで食べて、という風に、旅先や海外に出かけたような気分をチャイハネPart3で味わって頂けたらと思います。
肉まんとか焼売とか鶏排とかメジャーな食べ歩きを色々挙げていった結果、今回の麻辣キーマカレーホットサンドに辿り着きました。 中華街テイストがありつつもカレーのスパイスが感じられるものを目指して出来上がった商品です。 こうして関係者みんな試行錯誤してようやく辿り着いたカレーなので、ぜひ食べてみてほしいです!
今りふぁさんとスズキさんが言ったことを忠実に再現できるように、今まで厨房に深く携わって来なかったスタッフ達に作れるようにしていくのが僕の1番大事な使命だと思います。 そうやってお客様にご満足頂けるように提供していくので、是非ご来店して頂いて実際に召し上がってもらいたいですね。
なんとタケナカリーさんから直々に、こだわり光る三種のスパイスカレーの味の紹介コメントを頂きました! 読んでいるうちに食欲が溢れて中華街へと足が向かい出すかもしれません…
「インドと横浜中華街の要素を融合させつつ、片手で食べ歩きもできるポップなカレーを作って欲しい」とご依頼を受けた時、僕は途方に暮れました。 難易度ウルトラCやないか!ヒントはないか? と中華街を闇雲にさまよったものの、答えはでない。あるのは串刺しになったシュウマイだけ… これはダメかもと諦めかけたその時、暗闇から救ってくれたのは、キャンプ好きカレー好きの仕入部鈴木さんが放った一言でした。
「ホットサンドでカレーってできないですかね?」
その手があったかー!とラボに戻り、試作を繰り返し、苦心の末に完成したのがこの「麻辣キーマカレーホットサンド」です。
中華に使われるミックススパイス「五香粉」の構成を分解し、キーマカレーに使うスパイスと、手作り麻辣醤に使うスパイスにわけました。 キーマカレー自体はお肉の旨味を強く感じられるよう、赤ワイン・豆板醤・フェンネルで適度な辛さに。食感のアクセントとして具材に、にんにくの芽を入れています。
麻辣醤はインパクトを最初に感じて欲しいのでホットサンドを焼く直前にあとがけ。花椒(ホアジャオ)、八角を中心にした心地よい痺れの中華風味がバターをたっぷりと塗ったパンにとても合います。
パンの提供は桜木町の人気店「ミートカフェ オジマ」さんから。トッピングの豆鼓マヨネーズもおすすめです。
トマトをたっぷり使った南インド風のチキンカレーです。 スパイスの特徴としては辛さよりも旨味を意識した点。爽やかな風味で整腸作用があるフェンネルを多く使い、辛いスパイスは一切使っていません。
それとココナッツ。南インド、スリランカではココナッツを日常的な料理に沢山使います。日本でもタイ料理などのエスニック料理の浸透に伴ってココナッツを使うことが増えてきましたが、そのレシピの殆どはココナッツミルクなんですね。 ミルクだと甘みに加え、重さも感じることがあります。そんな時はココナッツパウダー。 水で濃度を変えることができるから仕上がりを調整することができます。
僕の印象ですが料理上手のインド人はココナッツミルクよりもココナッツパウダーを使っている確率が高い。 今回のチキンカレーもトマトの旨味と合うようにココナッツパウダーを調合しています。
西インドのゴアがポルトガル領だった時に生まれた、お酢を使うちょっと珍しいカレーです。 豚肉はバラとロースどちらも使い、マリネして一晩寝かせます。 味を入れることはもちろんですが、部位を合わせて使うことで煮込んでパサパサになる状態を防ぎます。
気持ちにんにくの量は多め。これは完全に僕の好みです。うふん。
スパイスはスターター(種のまま油で熱してスパイスの香りを抽出する作業)に焦がす香ばしさが良いマスタードシードを使用。 パウダースパイスは、今回のチキンカレーとは対称的に辛味のあるカイエンパッパー、ブラックベッパー、クローブを採用していますが、激辛まではいかないように留めています。
赤ワインビネガーのコクのある酸味が豚肉の脂と踊りだし、気づくとご飯が無くなっているという不思議体験をご堪能下さい。
タケナカリーさんのカレー愛と関係者の熱意が出会い完成したスパイスカレーのお味、気になりませんか?
是非実際にChai Tea Caféへお越し頂いて、溢れるこだわりを味わってみてください。 リピートしたくなること間違いなしです!
カフェでカレーを堪能した後は、チャイハネPart3の充実した物販でお買い物も楽しんでみてくださいね。
株式会社CHANCE THE CURRY代表。カレー活動家。カレーに関わるイベン トプロデュース、コンテンツ制作、執筆、 レシピ開発、商品企画などを手がける。 「マツコの知らない世界~しゃばしゃばカレーの世界~」 カレー3兄弟の三男。 ほぼ毎日カレーを食べている。カレーから愛されたい。手がいつもカレー臭い。 好きな概念はカレー
7月15日にOPENしたチャイハネPart3は、キャンプグッズやインテリア雑貨、植物などの物販と、チャイやスパイスカレーが楽しめるChai Tea Cafeが融合した新しいコンセプトのチャイハネです。
関東
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町80 ネネビル1F・2F・3F
Googleマップ
Chai Tea Caféはチャイも絶品!詳しくはこちら!
チャイはこうして出来上がる!こだわり光るChai Tea Caféの絶品チャイ
この記事が好きなあなたにおすすめ!
スパイスたっぷりタンドリーチキン&おまけで燻製も教わってみた
横浜中華街に位置するチャイハネPart3のオープンに合わせて、Chai Tea Caféが新しい姿にリニューアルしました。
メニューに新しく加わった「ポークスパイスカレー」「トマトとココナッツのチキンカレー」「麻辣キーマカレーホットサンド」の三種のスパイスカレーはなんと、カレー活動家・タケナカリー監修!
今回はこだわり溢れるスパイスカレーが生まれた過程と、その製作秘話に迫ります。
ここでしか知れないカレー開発の裏側が明らかに!
更にタケナカリーさんから直々にスパイスカレーのお味の紹介をして頂いたので、そちらもお見逃しなく!
目次
タケナカリーってどんな人?
どうやってカレーができたの?
関係者にズバリ聞いてみた!
社内のChai Tea Café関係者に、今回のスパイスカレー開発の裏話を伺いました!
登場人物※左から
スズキ:仕入担当。「俺のCAMP飯」でおなじみ。
りふぁ:チャイハネ事業長。
相馬:カフェ事業長。
タケナカリーのカレー愛との出会い
まず、タケナカリーさんとの最初の出会いはどのようなものだったのでしょうか。
りふぁ
まずうちの社長がチャイハネのカフェでスパイスカレーをやりたいというのがスタートでした。
スパイスカレーを自分たちで開発するのは今までやってきたけど、何度もそれをやってはクローズしてという経緯があったので、誰かに協力してもらいたいというのが念頭に出てきました。
そうしてカレー界の中で一緒に協力してもらえる人を探す中で、社長がタケナカリーさんを紹介してくれたんです!
初めてタケナカリーさんと会った時の第一印象はどうでしたか。
スズキ
1番最初はZoomではじめましてだったんですよね。
その時はまだ一緒にやるかどうかも決まってない段階だったんですが、カレー全般に対する情熱とか知識がすごくて、すぐ会って話しましょうという流れになりましたね。
その時はどういうお話をしましたか。
スズキ
Chai Tea Caféでカレーを復活させたいけど、マニアックなものではなくて、一般の方にも受け入れてもらえるようなスパイスカレーを作りたいという話をしました。
タケナカリーさんも「インド本場のものを再現するということだったら、自分よりも適任の専門家がいると思う」とのことで。
でもうちが目指したのがそうではなくカジュアルなところだったから、この方で良いなと。
フランクな方ということですが、関係性も最初からあまり変化していないのでしょうか。
りふぁ
タケナカリーさんとの打ち合わせは、ずっと笑いが溢れてますね(笑)。
麻辣キーマカレーホットサンドをやるにしても、人生でこんなに麻辣食べたことないとか、約2週間奥さんも付き合わせて毎日ポークビンダルーを食べ続けたとか言ってました(笑)あれだけ熱意を込めて1つのメニュー開発に携わる姿は、業種は違うけどすごい勉強になりました。
では実際に関わってみて、カレーへの情熱が特に感じられるようなことはありましたか。
スズキ
タケナカリーさんと初めて会うちょうど半年ぐらい前に、「マツコの知らない世界」に出てたのを僕がたまたま見てたんです。
カレー3兄弟という名前で、5年近くカレーを食べ続けてる人として出ていて、やばい人いるなと思いました(笑)
なのでその話もしたんですが、熱量が半端なかったです。
あと、とにかく詳しい。あの店はこういう味でとか、カレーの有名店とか。そんなに詳しくない僕でも知ってるような所をどんどん例え話で出してくれて、知識量がすごかったです。
タケナカリーさんに監修して頂く立場だったと思うのですが、結構皆さんの意見もおり混ぜていたんでしょうか。
スズキ
バンバンわがまま言ってました(笑)
そういうのも全然平気だったんですね。
スズキ
最終的に5、6回は試作してもらいましたね。
うちもやっぱり妥協せず良いものを作りたいので、ここをもう少しこうしてほしいと伝えて、次の施策に向けてまた改良します、みたいな流れで。
正反対の2種のスパイスカレーが出来上がった経緯とは
りふぁ
タケナカリーさんのカレー開発の中で面白かったのが、例えばポークビンダルーを作る時にも2パターン用意してくれて、そこから味の方向性を決めていくようなスタイルだったんです。
そのときもスパイスは気にしていて、チャイに合うスパイスカレーとしてハーモニングを考えたりとか、スパイスがお互いに調和するようにという部分に重きを置いて進めていきました!
最初から「ポークスパイスカレー」と「トマトとココナッツのチキンカレー」の2種で固まっていたんでしょうか。
スズキ
早い段階でポークビンダルーともう1種やりたいという話になって、珍しいポークビンダルーに対してスタンダードなチキンカレーにしようと。
チキンカレーも色々試作してくれたんですけど、クセの強いポークビンダルーに対して、すごく食べやすい味のトマトとココナッツのチキンカレーに決まっていきました。
あいがけで食べ比べしてもらいたいというのが念頭にあったので、両方食べた時にどちらも美味しいと思えるものを2種類作るという感じでしたね。
紆余曲折を経て完成した
渾身のメニュー
麻辣キーマカレーホットサンド
開発で苦労した点はありましたか。
りふぁ
麻辣キーマカレーホットサンドの開発が結構大変でしたね。
横浜中華街の大通りが食べ歩き天国になっていて、Chai Tea Caféも食べ歩きメニューで何か勝負できないかという所からスタートしたんですけど…
タケナカリーさんが最初に麻辣はどうかという話をされたんです。
でも麻辣とキーマカレーのひき肉の組み合わせとなると、麻婆豆腐とか麻婆茄子のスパイスを効かせてる中華と何が違うんだろうみたいな部分があり、序盤は少し難しかったです。
スズキ
何か包んだりとか、片手で食べられるものを目指して、インドのクルチャを実際に作ってもらったりもしたんですけど、タドール無しでフライパンでできるようなものじゃないっていう風になって。
何か無いかという中で、僕がホットサンドを提案したところから、それいけるかもねとあの形になっていきました!
ホットサンドという枠が出来上がってからはスムーズに進んだのでしょうか。
りふぁ
そうでもなく、麻辣のスパイスとキーマのハーモニーとか、その調合に対しては何度も試作してもらいましたね。
スズキ
痺れを際立たせるためにどのタイミングでスパイスを入れるべきとか、そういうのを何度も試行錯誤したみたいです。
りふぁ
あとホットサンドに使用しているパンもこだわっています!
普通の食パンと、チャイハネとコラボしている尾島商店さんのパンを食べ比べしてみたんですが、ちょっと甘みがある尾島商店さんの食パンとスパイスの相性がめちゃくちゃ良かったんです。
尾島商店さんも試食に参加してくれて「合いますね」なんて話したりもしたので、 結構色んな人と開発をした感じがありますね。
Chai Tea Caféのカレーは
ここが特別!
Chai Tea Caféのカレーは、他のカレーと比べてどんな点が特徴的ですか。
相馬
スパイスが苦手な方でも食べられる「トマトとココナッツのチキンカレー」と、スパイスがしっかり効いていてスパイス好きな人が食べて満足できる「ポークスパイスカレー」の、この相反する2色がChai Tea Caféのカレーの強みなんじゃないかと思います!
タケナカリーさん監修のメニューをお店で再現していく上で気を付けていることはありますか。
相馬
レシピに関しては、入れる順番やタイミングなど忠実に現場スタッフに落とし込んでいます。
何よりもタケナカリーさんのお名前を借りているので、そこを汚すような商品にしてはいけないという良い緊張感が今お店では保てています。
お店でもタケナカリーさんが目指したカレーがそのままの姿で味わえるように努力しています!
横浜中華街でChai Tea Caféのカレーをどのような立ち位置にしていきたいですか。
りふぁ
人々が中華街に行ったら絶対に麻辣キーマカレーホットサンドを食べるという存在に育てていきたいです。
他の複合のChai Tea Caféでは販売しない中華街限定メニューなので!
チャイハネの雰囲気を体感してカフェで食べて、という風に、旅先や海外に出かけたような気分をチャイハネPart3で味わって頂けたらと思います。
スズキ
肉まんとか焼売とか鶏排とかメジャーな食べ歩きを色々挙げていった結果、今回の麻辣キーマカレーホットサンドに辿り着きました。
中華街テイストがありつつもカレーのスパイスが感じられるものを目指して出来上がった商品です。
こうして関係者みんな試行錯誤してようやく辿り着いたカレーなので、ぜひ食べてみてほしいです!
相馬
今りふぁさんとスズキさんが言ったことを忠実に再現できるように、今まで厨房に深く携わって来なかったスタッフ達に作れるようにしていくのが僕の1番大事な使命だと思います。
そうやってお客様にご満足頂けるように提供していくので、是非ご来店して頂いて実際に召し上がってもらいたいですね。
タケナカリーに聞く!
三種のスパイスカレーは一体どんな味??
なんとタケナカリーさんから直々に、こだわり光る三種のスパイスカレーの味の紹介コメントを頂きました!
読んでいるうちに食欲が溢れて中華街へと足が向かい出すかもしれません…
麻辣キーマカレーホットサンド
「インドと横浜中華街の要素を融合させつつ、片手で食べ歩きもできるポップなカレーを作って欲しい」とご依頼を受けた時、僕は途方に暮れました。
難易度ウルトラCやないか!ヒントはないか?
と中華街を闇雲にさまよったものの、答えはでない。あるのは串刺しになったシュウマイだけ…
これはダメかもと諦めかけたその時、暗闇から救ってくれたのは、キャンプ好きカレー好きの仕入部鈴木さんが放った一言でした。
「ホットサンドでカレーってできないですかね?」
その手があったかー!とラボに戻り、試作を繰り返し、苦心の末に完成したのがこの「麻辣キーマカレーホットサンド」です。
中華に使われるミックススパイス「五香粉」の構成を分解し、キーマカレーに使うスパイスと、手作り麻辣醤に使うスパイスにわけました。
キーマカレー自体はお肉の旨味を強く感じられるよう、赤ワイン・豆板醤・フェンネルで適度な辛さに。食感のアクセントとして具材に、にんにくの芽を入れています。
麻辣醤はインパクトを最初に感じて欲しいのでホットサンドを焼く直前にあとがけ。花椒(ホアジャオ)、八角を中心にした心地よい痺れの中華風味がバターをたっぷりと塗ったパンにとても合います。
パンの提供は桜木町の人気店「ミートカフェ オジマ」さんから。トッピングの豆鼓マヨネーズもおすすめです。
トマトとココナッツのチキンカレー
トマトをたっぷり使った南インド風のチキンカレーです。
スパイスの特徴としては辛さよりも旨味を意識した点。爽やかな風味で整腸作用があるフェンネルを多く使い、辛いスパイスは一切使っていません。
それとココナッツ。南インド、スリランカではココナッツを日常的な料理に沢山使います。日本でもタイ料理などのエスニック料理の浸透に伴ってココナッツを使うことが増えてきましたが、そのレシピの殆どはココナッツミルクなんですね。
ミルクだと甘みに加え、重さも感じることがあります。そんな時はココナッツパウダー。
水で濃度を変えることができるから仕上がりを調整することができます。
僕の印象ですが料理上手のインド人はココナッツミルクよりもココナッツパウダーを使っている確率が高い。
今回のチキンカレーもトマトの旨味と合うようにココナッツパウダーを調合しています。
ポークビンダルー(ポークスパイスカレー)
西インドのゴアがポルトガル領だった時に生まれた、お酢を使うちょっと珍しいカレーです。
豚肉はバラとロースどちらも使い、マリネして一晩寝かせます。
味を入れることはもちろんですが、部位を合わせて使うことで煮込んでパサパサになる状態を防ぎます。
気持ちにんにくの量は多め。これは完全に僕の好みです。うふん。
スパイスはスターター(種のまま油で熱してスパイスの香りを抽出する作業)に焦がす香ばしさが良いマスタードシードを使用。
パウダースパイスは、今回のチキンカレーとは対称的に辛味のあるカイエンパッパー、ブラックベッパー、クローブを採用していますが、激辛まではいかないように留めています。
赤ワインビネガーのコクのある酸味が豚肉の脂と踊りだし、気づくとご飯が無くなっているという不思議体験をご堪能下さい。
物販も充実のチャイハネPart3で食事もお買い物も楽しもう!
タケナカリーさんのカレー愛と関係者の熱意が出会い完成したスパイスカレーのお味、気になりませんか?
是非実際にChai Tea Caféへお越し頂いて、溢れるこだわりを味わってみてください。
リピートしたくなること間違いなしです!
カフェでカレーを堪能した後は、チャイハネPart3の充実した物販でお買い物も楽しんでみてくださいね。
【タケナカリーとは】
株式会社CHANCE THE CURRY代表。カレー活動家。カレーに関わるイベン トプロデュース、コンテンツ制作、執筆、 レシピ開発、商品企画などを手がける。
「マツコの知らない世界~しゃばしゃばカレーの世界~」 カレー3兄弟の三男。
ほぼ毎日カレーを食べている。カレーから愛されたい。手がいつもカレー臭い。 好きな概念はカレー
チャイハネPart3へのアクセス
7月15日にOPENしたチャイハネPart3は、キャンプグッズやインテリア雑貨、植物などの物販と、チャイやスパイスカレーが楽しめるChai Tea Cafeが融合した新しいコンセプトのチャイハネです。
関東
チャイハネ Part3
〒231-0023
神奈川県横浜市中区山下町80 ネネビル1F・2F・3F
Googleマップ
Chai Tea Caféはチャイも絶品!詳しくはこちら!
チャイはこうして出来上がる!こだわり光るChai Tea Caféの絶品チャイ
この記事が好きなあなたにおすすめ!
スパイスたっぷりタンドリーチキン&おまけで燻製も教わってみた