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走り去った梅雨を見送って、本格的な夏の気候となりました。 蝉の合唱が聞こえる森の中、避暑を探しに出かけるのも良いでしょう。
とはいえ、つい最近まで台風の影響で激しい風の吹き付ける日が続いていました。 そのおかげで暑さも鎮まり、ちょっとした夏の休息時間といったところでしょうか。 台風が明ければ、カラッとした猛暑日がやってきそうです。もしかしたら、織姫と彦星が会えない日を惜しんで、七夕の日まで泣いてしまっていたのかもしれませんね。
七夕といえば、皆さんは短冊にどんなお願いをしましたか?
今年も色とりどりの短冊が、岩座の笹を彩っていました。 その中の一つに、「みんなのお願いが叶いますように」と書いている短冊がありました。 なんて清らかなお願いでしょうか……
私は毎年、「健康を維持して目標を達成する」と願掛けをしています。 毎年のお願い、一年ごとに目標は変われど、根本的な願いは変わりません。 私の願いも、「みんなのお願い」の中に含まれるでしょうか。 織姫と彦星に、私たちの行ないを見守っていただきましょう。
さて、今日は、そんな七夕の織姫・彦星のように一途な愛を象徴する石を紹介します。
11月の誕生石としても有名なトパーズ。 イエロートパーズは希少性が高く、憧れている方も多いことでしょう。
そんなトパーズはイエロー以外にもさまざまな色があり、特に多いのがオレンジ系の色。そのことから、和名では「黄玉」と呼ばれます。
以前、ルビーを紹介した際にもお伝えしましたが、「◯◯玉」と名のつく石は古来より価値あるものとして扱われていた、格式高い石をいいます。トパーズもその一つ。
トパーズという宝石の歴史は深く、紀元前からその存在を高めていました。
古代エジプトでは、太陽神ラーの化身とされたり。 ルネサンス頃のヨーロッパでは、魔術を払拭できる魔具とされたり。 インドでは、長寿と知性が与えられると考えられたり。
「トパーズ」という名前の語源は、ギリシャ語で「探究」を意味するとも言われています。太陽神、魔術、長寿に探究…… 人々がどれほどトパーズを求めていたかがわかる気がしますね。
そんな黄色の宝石というイメージのあるトパーズですが、今回紹介するのはブルー色です。
透明感のある澄んだブルーは、夏の青空のように心を晴れやかにしてくれます。 この青色ですが、天然でこの色を持つトパーズは非常に少ないです。多くの場合、電子線を用いてトパーズに高熱処理を加え、色を引き出しているのです。
はっきりとした青色が見える前のトパーズは、無色透明です。無色透明のトパーズも美しいのですが、宝石界ではあまり重宝されなかったようです。 そんな透明トパーズが人の手を借りて生まれ変わったのが、このブルートパーズ、というわけです。
さて、そんなブルートパーズですが、青色にも種類があることを、皆さんご存知でしょうか?
【スカイブルートパーズ】 アクアマリンにも似た、淡いブルーが特徴です。 涼やかな空色は持ち主の心を明るくしてくれます。
【スイスブルートパーズ】 海の水面を思わせる、澄んだブルーが特徴です。 海のようにゆったりとした、優しい気分を与えてくれます。
【ロンドンブルートパーズ】 グレーやグリーンの色が混じった、ブルートパーズの中で最も貴重な色です。 深い森を思わせる落ち着いたブルーは、神聖ささえ感じられます。
トパーズ全般の効果として、「誠実さ」「知性を与える」「希望を導く」とあります。 ブルートパーズの場合はその中でも「知性」「希望」「愛」に秀でており、物事へ取り組むためのきっかけを与えてくれます。
華やかな生い立ちとは裏腹に、謙虚な姿勢で着実にサポートしてくれる… ブルートパーズ自身が、とても誠実な石なのです。
さて、冒頭で紹介した「織姫・彦星のように一途な愛を象徴する」とはどういったことなのか。 ここで改めて、織姫と彦星の七夕伝説をおさらいしてみましょう。
最も一般的な織姫と彦星の物語は、「牛郎織女」という中国発祥の物語です。
①勤勉な二人 神様の娘「織姫」は美しい機織りでしたが、毎日身なりに気を使うことなく働き続けていました。 そんな織姫を不憫に思った神様が見つけたのが、牛の世話に励む勤勉な若者「彦星」でした。 勤勉なもの同士、きっと幸せになれるだろうと思い、神様は二人を結ばせたのです。
②愛するあまり…… しかし、結婚した後のことです。 二人はそれはそれは仲睦まじく暮らしましたが、仲が良すぎたがためか、二人とも全く仕事をしなくなってしまったのです。 働きなさい、と神様が何度言っても二人は返事だけで動きません。
③怒りの天の川 ついに怒った神様は、織姫を西に、彦星を東に、天の川で引き離してしまいます。 二人はお互いの姿も見れなくなり、悲しみに暮れて、やはり働こうとしません。
④誠実な約束 困った神様は「毎日働くならば、7月7日だけは会わせると約束しよう」と告げます。 そうして織姫と彦星の二人は、年に一度のデートのために、毎日きちんと働くようになったのです。
以上が一般的なお話とされています。 このほかにも日本の御伽草子に収録されている「天稚彦物語」や、中国で語られ日本でも昔話として伝わる「羽衣伝説」、それからギリシャでは「こと座のベガ」にちなんだ少し悲しいお話なんてものもあります。
今回紹介した牛郎織女では、ブルートパーズとの共通点が数多く存在するのです。
まず、①の勤勉さ。 ブルートパーズは「知性」を与える石です。知性とは物事を判断し、問題を解決する力となります。 勤勉さには、一つのことに対する探究心や集中力が必要とされるでしょう。ブルートパーズとうまく付き合っていくと、勤勉さを手に入れることができると思えます。
次に、②の愛情。 織姫と彦星は天秤が傾き過ぎてしまいましたが、それこそ一途な愛を知ったからだと思います。 深く相手を知り、共に求めることにより絆が深まる。ブルートパーズはそんな二人の絆を強く結び、未来へ繋げてくれるのです。
そして、③の怒りは…… 神様の手に、ブルートパーズがあればなあ、と思いました。ブルートパーズは気持ちを清らかに、和やかに保ってくれます。悲しみに寄り添い、優しく包んでくれるヒーリング効果があるのです。 神様の怒りも、二人の悲しみも、ブルートパーズならば吸い上げてくれたことでしょう。
最後に、④の誠実さ。 これこそブルートパーズの最大の特徴と一致していますね。 誠実なブルートパーズは、こうして真面目に物事に取り組むようになった二人に力を貸してくれます。
ブルートパーズは「勤勉」で「愛情深い」「誠実な」人の味方です。 その人の持ち味を活かすと共に、感受性を高めて、成功へと導いてくれます。
織姫と彦星のように長く愛し合うパートナーとの絆を求める方には、とっておきのパワーストーンでもあるのです。
愛の石として人気が高いことは、ジュエリー界隈を見ていてもはっきりとわかると思います。
というのも、実はブルートパーズも結婚記念の「アニバーサリーストーン」の一つとして愛されているのです。 金婚式、ダイヤモンド婚式……などで象徴される石ですね。
ブルートパーズは「4年目」の「花婚式」の石です。
新婚を終えて、二人の生活が慣れ始めてきた頃。どこか日々の生活にスパイスが足りないなあと、思えてきてしまう頃かもしれません。 繰り返しの毎日に、ブルートパーズで誠実さを思い出すことができるでしょう。 ブルートパーズを挟んで、二人がどうして出会ったのか、どうして惹かれあったのか、そんな思い出話をするのも素敵です。
ちなみに、そんな花婚式から干支が一周した16年目は「黄玉婚式」、つまり「トパーズ」が象徴とされます。 4年目で気持ちを新たに整えれば、その12年後にトパーズでまた二人を分かち合う。節目節目で愛を確認できる石なのです。
織姫と彦星も、そうして年に一度の二人の気持ちを確かめ合っていたのかもしれません。 少しロマンチックすぎるでしょうか? そう思えてしまう、うっとりする石がブルートパーズなのだと、そういうことにさせてください。
夏の気圧は重くなりがちです。 そんな時だからこそ、ブルートパーズの清々しさで清涼感を得ていきましょう。
気持ちを軽く、目標に向かって勤勉に。 七夕で願った思いはなんでしょうか? その願いのためにも、誠実さを大切にしていきましょう。
夏休みで羽目を外す前に、ちょっと一呼吸。 今あなたに必要なことは、さて、なんでしょうか?
走り去った梅雨を見送って、本格的な夏の気候となりました。
蝉の合唱が聞こえる森の中、避暑を探しに出かけるのも良いでしょう。
とはいえ、つい最近まで台風の影響で激しい風の吹き付ける日が続いていました。
そのおかげで暑さも鎮まり、ちょっとした夏の休息時間といったところでしょうか。
台風が明ければ、カラッとした猛暑日がやってきそうです。もしかしたら、織姫と彦星が会えない日を惜しんで、七夕の日まで泣いてしまっていたのかもしれませんね。
七夕といえば、皆さんは短冊にどんなお願いをしましたか?
今年も色とりどりの短冊が、岩座の笹を彩っていました。
その中の一つに、「みんなのお願いが叶いますように」と書いている短冊がありました。
なんて清らかなお願いでしょうか……
私は毎年、「健康を維持して目標を達成する」と願掛けをしています。
毎年のお願い、一年ごとに目標は変われど、根本的な願いは変わりません。
私の願いも、「みんなのお願い」の中に含まれるでしょうか。
織姫と彦星に、私たちの行ないを見守っていただきましょう。
さて、今日は、そんな七夕の織姫・彦星のように一途な愛を象徴する石を紹介します。
空の色の石、ブルートパーズ
11月の誕生石としても有名なトパーズ。
イエロートパーズは希少性が高く、憧れている方も多いことでしょう。
そんなトパーズはイエロー以外にもさまざまな色があり、特に多いのがオレンジ系の色。そのことから、和名では「黄玉」と呼ばれます。
以前、ルビーを紹介した際にもお伝えしましたが、「◯◯玉」と名のつく石は古来より価値あるものとして扱われていた、格式高い石をいいます。トパーズもその一つ。
トパーズという宝石の歴史は深く、紀元前からその存在を高めていました。
古代エジプトでは、太陽神ラーの化身とされたり。
ルネサンス頃のヨーロッパでは、魔術を払拭できる魔具とされたり。
インドでは、長寿と知性が与えられると考えられたり。
「トパーズ」という名前の語源は、ギリシャ語で「探究」を意味するとも言われています。太陽神、魔術、長寿に探究……
人々がどれほどトパーズを求めていたかがわかる気がしますね。
そんな黄色の宝石というイメージのあるトパーズですが、今回紹介するのはブルー色です。
透明感のある澄んだブルーは、夏の青空のように心を晴れやかにしてくれます。
この青色ですが、天然でこの色を持つトパーズは非常に少ないです。多くの場合、電子線を用いてトパーズに高熱処理を加え、色を引き出しているのです。
はっきりとした青色が見える前のトパーズは、無色透明です。無色透明のトパーズも美しいのですが、宝石界ではあまり重宝されなかったようです。
そんな透明トパーズが人の手を借りて生まれ変わったのが、このブルートパーズ、というわけです。
さて、そんなブルートパーズですが、青色にも種類があることを、皆さんご存知でしょうか?
【スカイブルートパーズ】
アクアマリンにも似た、淡いブルーが特徴です。
涼やかな空色は持ち主の心を明るくしてくれます。
【スイスブルートパーズ】
海の水面を思わせる、澄んだブルーが特徴です。
海のようにゆったりとした、優しい気分を与えてくれます。
【ロンドンブルートパーズ】
グレーやグリーンの色が混じった、ブルートパーズの中で最も貴重な色です。
深い森を思わせる落ち着いたブルーは、神聖ささえ感じられます。
トパーズ全般の効果として、「誠実さ」「知性を与える」「希望を導く」とあります。
ブルートパーズの場合はその中でも「知性」「希望」「愛」に秀でており、物事へ取り組むためのきっかけを与えてくれます。
華やかな生い立ちとは裏腹に、謙虚な姿勢で着実にサポートしてくれる…
ブルートパーズ自身が、とても誠実な石なのです。
愛を象徴し、繋げる石
さて、冒頭で紹介した「織姫・彦星のように一途な愛を象徴する」とはどういったことなのか。
ここで改めて、織姫と彦星の七夕伝説をおさらいしてみましょう。
最も一般的な織姫と彦星の物語は、「牛郎織女」という中国発祥の物語です。
①勤勉な二人
神様の娘「織姫」は美しい機織りでしたが、毎日身なりに気を使うことなく働き続けていました。
そんな織姫を不憫に思った神様が見つけたのが、牛の世話に励む勤勉な若者「彦星」でした。
勤勉なもの同士、きっと幸せになれるだろうと思い、神様は二人を結ばせたのです。
②愛するあまり……
しかし、結婚した後のことです。
二人はそれはそれは仲睦まじく暮らしましたが、仲が良すぎたがためか、二人とも全く仕事をしなくなってしまったのです。
働きなさい、と神様が何度言っても二人は返事だけで動きません。
③怒りの天の川
ついに怒った神様は、織姫を西に、彦星を東に、天の川で引き離してしまいます。
二人はお互いの姿も見れなくなり、悲しみに暮れて、やはり働こうとしません。
④誠実な約束
困った神様は「毎日働くならば、7月7日だけは会わせると約束しよう」と告げます。
そうして織姫と彦星の二人は、年に一度のデートのために、毎日きちんと働くようになったのです。
以上が一般的なお話とされています。
このほかにも日本の御伽草子に収録されている「天稚彦物語」や、中国で語られ日本でも昔話として伝わる「羽衣伝説」、それからギリシャでは「こと座のベガ」にちなんだ少し悲しいお話なんてものもあります。
今回紹介した牛郎織女では、ブルートパーズとの共通点が数多く存在するのです。
まず、①の勤勉さ。
ブルートパーズは「知性」を与える石です。知性とは物事を判断し、問題を解決する力となります。
勤勉さには、一つのことに対する探究心や集中力が必要とされるでしょう。ブルートパーズとうまく付き合っていくと、勤勉さを手に入れることができると思えます。
次に、②の愛情。
織姫と彦星は天秤が傾き過ぎてしまいましたが、それこそ一途な愛を知ったからだと思います。
深く相手を知り、共に求めることにより絆が深まる。ブルートパーズはそんな二人の絆を強く結び、未来へ繋げてくれるのです。
そして、③の怒りは……
神様の手に、ブルートパーズがあればなあ、と思いました。ブルートパーズは気持ちを清らかに、和やかに保ってくれます。悲しみに寄り添い、優しく包んでくれるヒーリング効果があるのです。
神様の怒りも、二人の悲しみも、ブルートパーズならば吸い上げてくれたことでしょう。
最後に、④の誠実さ。
これこそブルートパーズの最大の特徴と一致していますね。
誠実なブルートパーズは、こうして真面目に物事に取り組むようになった二人に力を貸してくれます。
ブルートパーズは「勤勉」で「愛情深い」「誠実な」人の味方です。
その人の持ち味を活かすと共に、感受性を高めて、成功へと導いてくれます。
織姫と彦星のように長く愛し合うパートナーとの絆を求める方には、とっておきのパワーストーンでもあるのです。
パートナーとのお守りに
愛の石として人気が高いことは、ジュエリー界隈を見ていてもはっきりとわかると思います。
というのも、実はブルートパーズも結婚記念の「アニバーサリーストーン」の一つとして愛されているのです。
金婚式、ダイヤモンド婚式……などで象徴される石ですね。
ブルートパーズは「4年目」の「花婚式」の石です。
新婚を終えて、二人の生活が慣れ始めてきた頃。どこか日々の生活にスパイスが足りないなあと、思えてきてしまう頃かもしれません。
繰り返しの毎日に、ブルートパーズで誠実さを思い出すことができるでしょう。
ブルートパーズを挟んで、二人がどうして出会ったのか、どうして惹かれあったのか、そんな思い出話をするのも素敵です。
ちなみに、そんな花婚式から干支が一周した16年目は「黄玉婚式」、つまり「トパーズ」が象徴とされます。
4年目で気持ちを新たに整えれば、その12年後にトパーズでまた二人を分かち合う。節目節目で愛を確認できる石なのです。
織姫と彦星も、そうして年に一度の二人の気持ちを確かめ合っていたのかもしれません。
少しロマンチックすぎるでしょうか?
そう思えてしまう、うっとりする石がブルートパーズなのだと、そういうことにさせてください。
節目の御守りに
夏の気圧は重くなりがちです。
そんな時だからこそ、ブルートパーズの清々しさで清涼感を得ていきましょう。
気持ちを軽く、目標に向かって勤勉に。
七夕で願った思いはなんでしょうか?
その願いのためにも、誠実さを大切にしていきましょう。
夏休みで羽目を外す前に、ちょっと一呼吸。
今あなたに必要なことは、さて、なんでしょうか?
ブルートパーズ アクセサリー