【今月の石】フローライト

強い日差しが増えてきましたね。
じっとり汗ばんだと思ったら、曇り空が雨を誘っています。
そろそろ紫陽花が見頃を迎える頃でしょうか。

先日、千葉の成田にある宗吾霊堂を訪れました。
紫陽花といえば鎌倉のあじさい寺こと明月院が有名ですが、この時期は宗吾霊堂でも紫陽花まつりが開催されるのです。
およそ7000株を超える紫陽花園はさまざまな品種に彩られ、梅雨の陰鬱さを吹き飛ばしてくれます。
今年も見事に咲き誇る紫陽花の上で、カタツムリがゆっくりと歩いていました。

そういえば、あじさい寺と呼ばれる寺院は宗吾霊堂や明月院以外にも、全国各地に点在します。

北海道は「花の寺」とも言われる【有珠善光寺(うすぜんこうじ)】
宮城県仙台市ではお抹茶とともに楽しめる【資福寺(しふくじ)】
埼玉県では妻沼(現熊谷市)の高野山真言宗【能護寺(のうごじ)】
東海、愛知県では1万株の紫陽花を誇る【性海寺(しょうかいじ)】
京都府宇治では絵巻物のような風景の名所【三室戸寺(みむろとでら)】
山陰、島根県が誇るのは重要文化財も保有する【月照寺(げっしょうじ)】
九州は福岡県久留米市、隠れ地蔵なんて愛らしさもある【千光寺(せんこうじ)】

季節を感じる風流は、各地方このほかにもたくさんあります。
梅雨時にお出掛け気分にならないとき、ちょっと紫陽花を見に…と足を伸ばしてみるのもいいかもしれません。
全国各地、色とりどりの紫陽花は、心を癒してくれる気がします。

さて、ついうっかりたくさんお話ししてしまいましたが、
今日ご紹介するのは、そんな紫陽花のように優しく多様な色を持つ、あの石です。

フローライト01

多色の石、フローライト

みなさん一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
緑だったり黄色だったり紫だったりと、さまざまな色を持つ半透明の愛らしい石、フローライト。
鉱石マニアの間でも、鉱物標本として人気が高く、原石ミュージアムでは必ず展示されているといっても過言ではありません。

フローライトの原石は多角形の結晶と、多彩に広がる色彩のグラデーションが特徴的です。
人気の石なのですが、硬度が高くないので宝石加工には向かず、なかなかジュエリーの仲間入りができないのは少し残念ですが…。
ただ、純粋なフローライトを楽しむことができるので、天然石を愛する私たちの特権ともいえますね。

フローライトの多彩な色は他の石との親和性も高く、さまざまな石との組み合わせでデザインブレスレットに組み込まれていることも多く見掛けます。
皆さんももしかしたら、既にお持ちかもしれません。
ほんのり透き通る、緑か青、もしくは黄色の石。
集中力を高めたいために手に取ったブレスレットを見てみれば、フローライトが差し込まれていることでしょう。

そんなフローライトは、和名では「蛍石」と呼ばれます。
可愛らしい名前ですよね。
フローライトの破片を火にくべると、パチパチと蛍のように発光することからその名がつきました。
ただ、実際に火にくべると弾け飛んで大変危険なので、みなさんは試さないでくださいね。

フローライト02

集中力を高める、天才の石

そんな面白い性質を持つフローライトですが、その色によって得られる効果もそれぞれです。

まず、フローライト全般にいえる効果としては、「集中力の向上」「リラックス」です。
緊張を解きほぐし、集中力を高めることで、お仕事や勉学への向上につながります。
そのため、フローライトは「合格祈願の石」としても人気がありますね。
そういった効果から『天才の石』とも呼ばれます。
天才…なりたいですね…。

 

さて、それぞれの色によって付加される効果がありますので、一部を紹介します。

 

【緑色】

協調、調和。
グリーンフローライトは一番多く見かける色だと思います。
持ち主の協調性、共感性を高め、コミュニケーションの向上をサポートしてくれます。
誰しも他者と交流することは多いと思いますが、特に接客業や営業などのお仕事をされている方には持ってほしい色です。

 

【青色】

知性、安定。
持ち主に冷静な判断を促し、思考力を高めてくれます。
受験のお守りに最も適しているかもしれません。
お子さんの学業のお守りに、また今現在資格勉強や日々お勉強を続けている方は、こちらを選ぶといいでしょう。

 

【黄色】

好奇心、活力。
物事を取り込みやすくさせ、創造力を刺激してくれる効果があります。
特に芸術面での才能補助に適しているといえます。
他にも、新たなことを始める時には一緒に持っておくと心強いです。

 

【紫色】

潜在能力へのアプローチ。
分析力を高め、過剰なストレスを軽減してくれる効果が期待されます。
リーダーや教える立場にある人に特に持ってほしい色です。
天然石ビーズとして加工されている紫色は少ないですが、ポイントや原石で見掛けます。
ご自宅に飾っておくのも素敵ですね。

 

このほか、それぞれの色が混ざり合ったフローライトもあります。
ミックスカラーフローライト、と呼ばれることもありますが、それぞれの色が混ざり合うことで良い所取りの強力なお守りになることでしょう。

また、フローライト同士を持つことで相乗効果を発揮してくれます。
皆さんは、どの道の「天才」になりたいですか?
自分の目標に合ったフローライトを探してみてくださいね。

フローライト03

天使の羽のようなフローライト

皆さんは、【エンジェルフェザーフローライト】という名前を聞いたことあるでしょうか?
フローライトの中には、特殊な見た目のものが存在します。

エンジェルフェザーフローライトはその名の通り、「まるで天使の羽が閉じ込められたように見える」フローライトです。
和名では【石花蛍石】とも呼ばれます。
石の中で花が咲く、フローライト……名前の想像からも、とても幻想的ですよね。

ほんのりミルキー色に染まったフローライトは、石の中に白い内包物が含まれているのです。
この内包物は、現在ではまだ正体が解明されていません。
もしかしたら、本当に天使の羽なのかも…?
とても不思議な石ですが、効果としてはフローライトの「癒し」の力が強くなったもの、と考えるとわかりやすいです。

先日、私も初めてこの石を見ました。
白っぽく、優しい輝きを見せる柔らかそうな石。
紫陽花の花にも見えるそれは、梅雨時に鬱蒼とした気持ちを和らげてくれるようにも思えました。
これを身につけて浴衣などの和装を楽しむと映えるだろうなあ、なんて想像するのも楽しいです。

調べてみれば、エンジェルフローライトは浄化をもたらす石だそうです。
前述でフローライトの色別効果について紹介しましたが、透明色のフローライトは「浄化」の作用があり、水晶にも似た浄めの力があるようです。
エンジェルフローライトにも、そういった浄めの力があるんですね。
なるほど、どうりで気持ちが和らいだはずです。

羽のような軽やかな印象すら与えてくれるエンジェルフローライト。
気持ちを軽くし、優しく癒すことで、持ち主の「自由な意志」を補助してくれます。
受験や仕事、これから先のこと…
何かとストレスを感じてしまう時、エンジェルフローライトの優しい力で癒してもらいましょう。
軽やかな気分へと持っていければ、新しい気づきを得られるかもしれません。

フローライト04

蛍石で癒しの毎日を

夏に向けて、体への負荷も日に日に感じる季節。
陰鬱とした気持ちを癒すための一つのお守りとして、フローライトはいかがでしょうか。

お近くのあじさい祭まで、フローライトと一緒に出かけて、ツーショットを撮ってみるのもいいかもしれません。
肌でフローライトを感じ、紫陽花の香りを鼻で感じ、写真や景色を目で見て癒されて。
梅雨の季節の素敵な思い出になること間違いなしです。

フローライトとのあなただけのスローライフを見つけてみてください。
そしてこっそり、岩座スタッフに教えてくださいね。



 

商品情報

【季節限定】石花フローライト8mmブレスレット ¥13,200税込
【季節限定】石花フローライト8mmブレスレット ¥13,200税込
【季節限定】石花フローライト6mmブレスレット ¥6,600税込
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フローライトピアス ¥3,300税込
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フローライトポイント6角小 ¥1,430税込
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丸玉12mm ¥330税込
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