掲載日:2022.05.22
更新日:2024.05.10

これは外せない!マレーシアの定番料理5選をご紹介!

グルメ大国として有名なマレーシア。
マレーシアはマレー、中国、インド、そして他の多くの文化的影響を受けており、料理にもこれらの要素が反映されており、様々なスパイスやハーブが使用され、日本人好みの味付けも多く存在します。

この記事ではマレーシア料理の特徴や、マレーシアで食べられる定番料理をご紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

マレーシア料理の特徴

多民族国家として知られるマレーシアには、大きく分けてマレー系、インド系、中国系の3つの民族が暮らしています。
それぞれ民族ごとの食文化を大切にしていマレーシアでは様々な国の料理を楽しむことができます。

とはいえ、インド料理にしても中国料理にしても、本土で食べるものと全く一緒かと言われるとそうではありません。それぞれの食文化同士が影響しあっていく中で、少しずつ味わいに変化を遂げています。

その結果、それぞれの食文化を融合して確立された、マレーシアでしか味わえない独自の料理も誕生しました。
その中でも、Rempah(インドネシア語でスパイス)は料理に深い味わいと風味を与え、マレーシア料理において、重要な役割を果たしております。

マレーシア料理の特徴

マレーシアの定番料理5選

マレーシアの定番料理をご紹介!

マレーシア版ラーメン「ラクサ」

ラクサ

マレーシア料理の中で私の一番のお気に入りは、このラクサです。
日本でいうラーメンみたいなものですが、地域やお店によって全く異なる味わいを楽しめます。

特徴はガランガルや胡椒、唐辛子、ターメリックなどの香辛料や、タマリンド、パイナップルなど果物の酸味を利かせた味付けで、酸っぱ辛い味わいの「アッサムラクサ」や、カレー味の「カレーラクサ」、ココナッツベースの「カトンラクサ」など、他にもたくさんの種類があります。

ラクサとは、サンスクリット語で“多くの”という意味を持つといわれ、その名のとおり様々な種類がありますので、食べ比べてお気に入りの味を見つけてみてください。

マレーシア風炒飯「ナシゴレン」

マレーシア風炒飯「ナシゴレン」

ナシゴレンというと、インドネシアを連想される方も多いのではないでしょうか?
もちろんインドネシアでも食べられている料理ではありますが、マレーシアでも多くの人に食べられている国民的料理なんです!

マレーシアで食べられるナシゴレンは、マレー風、中華風、インド風だけでなく、その他の国の特徴を捉えた様々な種類のものがあり、使う具材や味わいも様々。
毎日食べたとしても、なかなか飽きません!

(インドネシアのサンバルは生唐辛子。マレーシアでは乾燥唐辛子を使うことが多いようです。)

甘辛い焼きそば「ミーゴレン」

甘辛い焼きそば「ミーゴレン」

インドネシアにも存在する焼きそば風料理。
使われる具材や調味料はナシゴレンとほとんど一緒で、主食がお米か麺かというのが最大の違い。
「ミー」は麺を意味し、「ゴレン」は炒める。

屋台ではたくさんの種類のミーゴレンがずらっと並んでいることも多く、そこから好みの食材が入ったものを選ぶこともできるのだそう。見た目は焼きそばそのものですが、日本で食べられる焼きそばとはまた違った魅力があるので、是非一度試してみてください!

ケチャップを使わない「チキンライス」

ケチャップを使わない「チキンライス」

チキンライスは日本でもお馴染みの料理ですよね。オムライスには欠かせません。
ですが、マレーシアで言うチキンライスは、私たち日本人が想像するものとは異なります。
大きなチキンと、それを茹でた出汁で炊き上げたご飯を一緒に食べる料理で、優しい味わいが特徴的な料理です。

お店によってはチリソースがかかっていたり、醤油や薬味をかけて食べたりと、こちらもお店によってバリエーションが豊富!

おつまみ焼きかまぼこ「オタオタ」

おつまみ焼きかまぼこ「オタオタ」

マレーシアのローカルフードとしてよく名前が挙がる「オタオタ」。
新鮮な魚や小エビのすり身を唐辛子や香辛料で味付けし、バナナやココナッツの葉で包んでじっくり焼き上げた料理です。
ご飯のおかずに、メイン料理が来るまでの前菜に、おやつ・おつまみとしても大人気!
ビールによく合います。

※イスラム教徒(主にマレー人)の屋台や食堂ではお酒は提供していません。持込も不可なので予め注意して下さい。

1つ数十円ほどで食べられるお手頃価格ですが、観光地などでは高い可能性もありますので、美味しすぎて高額にならないよう注意です!

国民的朝ごはん「ナシレマ」

ナシレマ

マレーシア国内であれば基本どこに行っても食べられるとっても人気な料理。
マレーシアに行ったことがある人なら、一度は見たことがあるのではないでしょうか?

「ナシ」は米、「レマ」はココナッツミルクの意味で、
ココナッツミルクで炊き上げたふわっとしたご飯に、煮干し、きゅうり、ピーナッツ、卵などの具材が乗せられ、サンバルというソースを添えられて提供されます。

外食文化が定着!マレーシアの食事事情

各家庭で自炊することの多い日本に比べ、マレーシアでは外食文化が定着しています。
朝6時から夜11時ごろまで営業している大衆食堂や屋台なんかも沢山あるので、朝昼晩3食すべてを外食で済ませる人も珍しくありません。

マレーシアの食事事情

海外で食事をするとなるとちゃんと注文できるか心配になることもあるかもしれませんが、多民族国家のマレーシアでは、例えマレー語や英語が話せなくても身振り手振りで通じることも多いので、海外初心者の人でも安心です。

特に屋台などは実際に現物を見て決められるので、気の向くままに食事を楽しめます。

いくら美味しくても食べすぎには注意!

美味しい料理が多いが故、食べすぎには注意が必要です!
日本人もマレーシアに行ってから太ってしまったなんてこともあるみたいで、アジアの中でもマレーシアは特に肥満が多い肥満体国として知られているんです。

そこでマレーシアは、独自の政策「砂糖税」を導入することで肥満率軽減を目指す動きをしているそうです。簡単に説明すると、砂糖がたくさん入った飲み物に課せられる税金です。
この政策は本当に効果があるのかは少し疑問ですが、節約のためにも甘い飲み物は控えて、健康を意識した食生活を行いましょうね!

ラマダン(断食)の時期にご注意を!

マレーシアでは宗教行事として1ヶ月断食(ラマダン)があります。断食と言っても、日の出から日の入りの間、食べ物や水を口にしません。
異教徒や旅行者は断食をする必要はありませんが、イスラム教徒の目の前での飲食はできるだけしないよう気を遣うのがマナーですね。
この期間はマレー系の飲食店はほとんど閉まっていて利用できません。
この断食の時期は毎年変わるので、行かれる際はあらかじめ調べておくと良いでしょう。

多民族国家ならではのマレーシア料理を楽しもう

多民族が一緒に暮らすマレーシアは、食文化も多種多様。
定番料理を挙げたとしても、それぞれの民族に合わせた味付けが出てくるので、いろんなバリエーションが楽しめるのが最大の魅力です。

マレーシア料理を食べる際は、是非いろんなバリエーションを試してみて、お気に入りの味付けを見つけてみてはいかがでしょうか。

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