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カフェやコンビニで、いつでも気軽に飲むことができるコーヒー。 コーヒーの存在は、私たち日本人だけでなく、世界中の人々に身近な存在として長年愛され続けてきました。
そんな身近な存在のコーヒーですが、ある問題により、気軽には飲めなくなってしまう時代がもうすぐそこまで近づいていることを皆さんはご存じですか?
今回は、そんな問題に立ち向かい、持続可能なコーヒー栽培を行うネパールコーヒーブランド、『BIKAS COFFEE(ビカス コーヒー)』についてご紹介いたします。
ネパールハルパン村で採れたコーヒーの生産から販売まで手掛けるコーヒーブランド。 「新しいGLOBALACTIONを開発し、すべてのヒトが社会に貢献できる経済社会をつくってゆく」をビジョンに掲げ、あらゆる取り組みを行っている。 2021年10月には、東京都江戸川橋にてテイクアウト専門のコーヒーショップをオープン。
冒頭でも触れた通り、現在コーヒー産業はある問題に直面しています。 それは、地球温暖化による生産量の減少です。
気温や湿度の上昇により、さび病というコーヒーにとって深刻な病気が発生しやすくなり、収穫量の減少や品質低下を招きやすくなる現状がコーヒー産業を脅かしているのです。
コーヒー生産の全体6割を占めているコーヒー豆アラビカ種は、約30年後の2050年には50%も減少するとも言われています。
また、従来のコーヒー生産においては、広大な土地を必要とするために森林破壊などの環境破壊が起きてしまっていたり、コーヒー豆を安く買われて、生産者が搾取されてしまうような現状がありました。
そんな中BIKAS COFFEEが取り組みを行っているネパールハルパン村では、コーヒー豆を副業のような感覚で栽培していることから、自分たちの生活のために育てている野菜などと一緒に、無理なくコーヒーを栽培することが可能だといいます。
これは『アグロフォレストリー』という、別の作物同士を同時に栽培する方法で、彼らの生活を無理に変えることなくコーヒーを栽培することができ、余っている土地も有効に活用していくことができるのだそうです。
BIKAS COFFEEでは、この栽培方法が世界に広がれば今後も持続的にコーヒーを栽培することができるのではないかと感じ、 「BIKAS COFFEE VILLAGE(ビカス コーヒー ビレッジ)」 というプロジェクトを発動させました。
植樹して環境を守るだけでなく、コーヒー農家の所得向上までをも目指しながらコーヒー栽培を行うこのプロジェクトについて、BIKAS COFFEEブランドマネージャー菅さんが語ってくださいました。
~自分が飲むコーヒーは、自分で育てる~
「BIKAS COFFEE VILLAGEは、僕らと同じ想いを持つ消費者がコーヒーの苗を購入し、自分のコーヒーの木をハルパン村に植えるという、コーヒーの生産から消費までの新しいサイクルを創出するプロジェクトです。
購入した苗はハルパン村で大切に育てられ、3年後にその木から収穫されたコーヒーが自分の元へと届きます。
コーヒーの苗を購入して木を植えるということは、すぐには自分の元にコーヒーは届きません。 これは、未来に向けて想いを植えているということでもあり、あらゆる想いが集まるこの一つの村は、未来を向き続けられる人たちが集まって形成されていきます。
また、このプロジェクトは単に植樹して環境を守りましょう、所得向上を目指しましょうというだけでなく、生産者と消費者との本当の繋がりを作ってくれるプロジェクトでもあると思っています。
生産者にとって、『3年後にここで育てたコーヒーを届ける人がいる』といった消費者との繋がりは、コーヒー栽培を行う新しい意味をももたらしてくれているのです。
これは、消費者にとっても同じです。 コーヒーが自分の元に届くまでの3年間、3か月ごとに送られてくるハルパン村からのコーヒー成長レポートでは、実際に自分のコーヒーの木がどのように成長しているかを見守り続けながら、生産者と繋がり続けることができます。
フェアトレード商品であってもなかなか生産者と消費者の繋がりを作るのが難しいという現実がある中、このプロジェクトでは本当の意味で互いを繋ぐことができています。
まだまだ社会的インパクトは小さいかもしれませんが、この小さな始まりが未来に与える影響は、長い目で見てすごく大きいのではないかと感じています。
『”自分が飲むコーヒーは、自分で育てる”そんなコーヒーがあってもいい。』 コーヒーに関わる全てのヒトと持続可能な新しい時代を作り上げていくことが私の夢です。」
BIKAS COFFEE VILLAGE では、2021年5月にクラウドファンディングを実施し、8月には144本の苗が現地スタッフを通してハルパン村に植えられました。 そして、その苗は同年11月の時点で、30センチほどに成長しているそうです。
ゆっくりと、しかしながら着実と成長している姿に、3年後という未来への期待が膨らみます。
今年も5月にクラウドファンディングを実施するというこのプロジェクトでは、来年よりも多い300本の木を植えることを目標とし、持続可能なコーヒーサイクルを目指していくとのことでした。
みんなで森を作り、雇用を作り、そして繋がりも作っていく。
未来への希望が詰まったネパール、ハルパン村のコーヒー。 ぜひ一度ご賞味してみては。
カフェやコンビニで、いつでも気軽に飲むことができるコーヒー。
コーヒーの存在は、私たち日本人だけでなく、世界中の人々に身近な存在として長年愛され続けてきました。
そんな身近な存在のコーヒーですが、ある問題により、気軽には飲めなくなってしまう時代がもうすぐそこまで近づいていることを皆さんはご存じですか?
今回は、そんな問題に立ち向かい、持続可能なコーヒー栽培を行うネパールコーヒーブランド、『BIKAS COFFEE(ビカス コーヒー)』についてご紹介いたします。
BIKAS COFFEE(ビカス コーヒー)とは?
ネパールハルパン村で採れたコーヒーの生産から販売まで手掛けるコーヒーブランド。
「新しいGLOBALACTIONを開発し、すべてのヒトが社会に貢献できる経済社会をつくってゆく」をビジョンに掲げ、あらゆる取り組みを行っている。
2021年10月には、東京都江戸川橋にてテイクアウト専門のコーヒーショップをオープン。
約30年後に訪れるコーヒーの危機
冒頭でも触れた通り、現在コーヒー産業はある問題に直面しています。
それは、地球温暖化による生産量の減少です。
気温や湿度の上昇により、さび病というコーヒーにとって深刻な病気が発生しやすくなり、収穫量の減少や品質低下を招きやすくなる現状がコーヒー産業を脅かしているのです。
コーヒー生産の全体6割を占めているコーヒー豆アラビカ種は、約30年後の2050年には50%も減少するとも言われています。
また、従来のコーヒー生産においては、広大な土地を必要とするために森林破壊などの環境破壊が起きてしまっていたり、コーヒー豆を安く買われて、生産者が搾取されてしまうような現状がありました。
そんな中BIKAS COFFEEが取り組みを行っているネパールハルパン村では、コーヒー豆を副業のような感覚で栽培していることから、自分たちの生活のために育てている野菜などと一緒に、無理なくコーヒーを栽培することが可能だといいます。
これは『アグロフォレストリー』という、別の作物同士を同時に栽培する方法で、彼らの生活を無理に変えることなくコーヒーを栽培することができ、余っている土地も有効に活用していくことができるのだそうです。
BIKAS COFFEEでは、この栽培方法が世界に広がれば今後も持続的にコーヒーを栽培することができるのではないかと感じ、 「BIKAS COFFEE VILLAGE(ビカス コーヒー ビレッジ)」 というプロジェクトを発動させました。
植樹して環境を守るだけでなく、コーヒー農家の所得向上までをも目指しながらコーヒー栽培を行うこのプロジェクトについて、BIKAS COFFEEブランドマネージャー菅さんが語ってくださいました。
3年後に届くコーヒー
~自分が飲むコーヒーは、自分で育てる~
「BIKAS COFFEE VILLAGEは、僕らと同じ想いを持つ消費者がコーヒーの苗を購入し、自分のコーヒーの木をハルパン村に植えるという、コーヒーの生産から消費までの新しいサイクルを創出するプロジェクトです。
購入した苗はハルパン村で大切に育てられ、3年後にその木から収穫されたコーヒーが自分の元へと届きます。
コーヒーの苗を購入して木を植えるということは、すぐには自分の元にコーヒーは届きません。
これは、未来に向けて想いを植えているということでもあり、あらゆる想いが集まるこの一つの村は、未来を向き続けられる人たちが集まって形成されていきます。
また、このプロジェクトは単に植樹して環境を守りましょう、所得向上を目指しましょうというだけでなく、生産者と消費者との本当の繋がりを作ってくれるプロジェクトでもあると思っています。
生産者にとって、『3年後にここで育てたコーヒーを届ける人がいる』といった消費者との繋がりは、コーヒー栽培を行う新しい意味をももたらしてくれているのです。
これは、消費者にとっても同じです。
コーヒーが自分の元に届くまでの3年間、3か月ごとに送られてくるハルパン村からのコーヒー成長レポートでは、実際に自分のコーヒーの木がどのように成長しているかを見守り続けながら、生産者と繋がり続けることができます。
フェアトレード商品であってもなかなか生産者と消費者の繋がりを作るのが難しいという現実がある中、このプロジェクトでは本当の意味で互いを繋ぐことができています。
まだまだ社会的インパクトは小さいかもしれませんが、この小さな始まりが未来に与える影響は、長い目で見てすごく大きいのではないかと感じています。
『”自分が飲むコーヒーは、自分で育てる”そんなコーヒーがあってもいい。』
コーヒーに関わる全てのヒトと持続可能な新しい時代を作り上げていくことが私の夢です。」
BIKAS COFFEE VILLAGE では、2021年5月にクラウドファンディングを実施し、8月には144本の苗が現地スタッフを通してハルパン村に植えられました。
そして、その苗は同年11月の時点で、30センチほどに成長しているそうです。
ゆっくりと、しかしながら着実と成長している姿に、3年後という未来への期待が膨らみます。
今年も5月にクラウドファンディングを実施するというこのプロジェクトでは、来年よりも多い300本の木を植えることを目標とし、持続可能なコーヒーサイクルを目指していくとのことでした。
みんなで森を作り、雇用を作り、そして繋がりも作っていく。
未来への希望が詰まったネパール、ハルパン村のコーヒー。
ぜひ一度ご賞味してみては。