人気のキーワード
★隙間時間にコラムを読むならアプリがオススメ★
チャイハネの出張は最高に面白い。
インドやネパール、タイやバリ、といった空港に着くと、 そこからホテルに向かう車でテンションが一気に上がる。 目に飛び込んでくる異文化満載の景色など五感が圧倒される。 ワクワクする。
年間延べ100名を超える出張メンバーを送り出し、生産者とも顔を合わせる。 技術が発達してもメールだけではつながれない何かがある。 お互いの信頼から、メーカーからも良い商品を産み出したいというモチベーションは引き出される。
そうやって現地で高揚し、現地で現地ならではのモチーフや素材を拾い上げながら、生産者との切磋琢磨で商品につながっていく。
それは今もあまり変わってない。とてもエキサイティングだ。
アミナコレクションでは、コロナ禍の世の中になる前までは100名を超える出張メンバーが心揺さぶられる可愛い商品を発掘すべく、世界各国へと足を運んでいました。
一日でも早く、また世界各国へと飛び立てる日が来ることを願って、空飛ぶ企画室第二弾の今回は、ペルー出張記をお送りいたします!
ペルー出張は例年、冬真っ只中の2月に行くことが多かった。
南半球のペルーでは、2月は逆に夏真っ只中。雪がちらつく日本から乗り換えを含めてほぼ丸一日かけ、高温多湿の首都リマに到着。 元来汗っかきの私は、飛行機内で着ていた防寒具を即脱ぎ去るが、それでも急な気温変化に汗は滲んでくる。
空港からホテルまでの道中、インカコーラ(黄色でおなじみ、ペルーの国民的炭酸飲料)や、クスケーニャビールの看板を見つけると、疲労と時差ボケで思考停止してた私は、改めてペルーに到着したことを感じた。
出張はとにかく時間の許す限り、現地マーケットをくまなく歩き回る。リマ市内に点在するいくつかのマーケットを片っ端から回っていくのだ。 何百という店を出張期間中は訪れるが、それらの多くは所謂「お土産や」といった商品ラインナップで、例えばアクセサリーに特化した、帽子に特化した、というような店は少ない。そんな一見同じ様な商品の中に、稀に珍しいものが眠っている、それをどれだけ見つけられるかが勝負なのである。
また前述したように、夏のリマ市内の多湿ぶりはすごく、海岸から霧が市街まで覆うほどジメジメとしている。 マーケットの多くは屋外であるため、にじみ出る汗を拭いながら、夏のペルーで来年の冬に日本で展開するニット製品を選ぶという、暑がりには過酷な状況で毎日を過ごしていた。
マーケットで買い付けをしていると、現地でマンタと呼ばれる(日本で言う風呂敷)民俗布の中に、商品を詰めたアンデスの人々が納品に来ている姿をよく見た。手編みの手袋や帽子の多くは、彼らが地元の集落で内職のように生産をし、時には自らの手で遠くはなれたリマまで納品に来ている。
そんな環境で生産されている商品は、やはり時には納期遅れ、品質不良を起こすのだが、工業化された機械縫い製品とは違う、独特のぬくもりを感じさせてくれる。 今現在、チャイハネの店頭に並んでいるペルー製の雑貨の中にも、そういった製品は多くある。
決してきれいな、丁寧な商品ではないかもしれない。それでもどこか懐かしく、愛おしく思える、そんなペルーの雑貨を是非手に取ってもらいたい。
空飛ぶ企画室
チャイハネの出張は最高に面白い。
インドやネパール、タイやバリ、といった空港に着くと、
そこからホテルに向かう車でテンションが一気に上がる。
目に飛び込んでくる異文化満載の景色など五感が圧倒される。
ワクワクする。
年間延べ100名を超える出張メンバーを送り出し、生産者とも顔を合わせる。
技術が発達してもメールだけではつながれない何かがある。
お互いの信頼から、メーカーからも良い商品を産み出したいというモチベーションは引き出される。
そうやって現地で高揚し、現地で現地ならではのモチーフや素材を拾い上げながら、生産者との切磋琢磨で商品につながっていく。
それは今もあまり変わってない。とてもエキサイティングだ。
アミナコレクションでは、コロナ禍の世の中になる前までは100名を超える出張メンバーが心揺さぶられる可愛い商品を発掘すべく、世界各国へと足を運んでいました。
一日でも早く、また世界各国へと飛び立てる日が来ることを願って、空飛ぶ企画室第二弾の今回は、ペルー出張記をお送りいたします!
風呂敷で運ばれてくるもの
ペルー出張は例年、冬真っ只中の2月に行くことが多かった。
南半球のペルーでは、2月は逆に夏真っ只中。雪がちらつく日本から乗り換えを含めてほぼ丸一日かけ、高温多湿の首都リマに到着。
元来汗っかきの私は、飛行機内で着ていた防寒具を即脱ぎ去るが、それでも急な気温変化に汗は滲んでくる。
空港からホテルまでの道中、インカコーラ(黄色でおなじみ、ペルーの国民的炭酸飲料)や、クスケーニャビールの看板を見つけると、疲労と時差ボケで思考停止してた私は、改めてペルーに到着したことを感じた。
出張はとにかく時間の許す限り、現地マーケットをくまなく歩き回る。リマ市内に点在するいくつかのマーケットを片っ端から回っていくのだ。
何百という店を出張期間中は訪れるが、それらの多くは所謂「お土産や」といった商品ラインナップで、例えばアクセサリーに特化した、帽子に特化した、というような店は少ない。そんな一見同じ様な商品の中に、稀に珍しいものが眠っている、それをどれだけ見つけられるかが勝負なのである。
また前述したように、夏のリマ市内の多湿ぶりはすごく、海岸から霧が市街まで覆うほどジメジメとしている。
マーケットの多くは屋外であるため、にじみ出る汗を拭いながら、夏のペルーで来年の冬に日本で展開するニット製品を選ぶという、暑がりには過酷な状況で毎日を過ごしていた。
マーケットで買い付けをしていると、現地でマンタと呼ばれる(日本で言う風呂敷)民俗布の中に、商品を詰めたアンデスの人々が納品に来ている姿をよく見た。手編みの手袋や帽子の多くは、彼らが地元の集落で内職のように生産をし、時には自らの手で遠くはなれたリマまで納品に来ている。
そんな環境で生産されている商品は、やはり時には納期遅れ、品質不良を起こすのだが、工業化された機械縫い製品とは違う、独特のぬくもりを感じさせてくれる。
今現在、チャイハネの店頭に並んでいるペルー製の雑貨の中にも、そういった製品は多くある。
決してきれいな、丁寧な商品ではないかもしれない。それでもどこか懐かしく、愛おしく思える、そんなペルーの雑貨を是非手に取ってもらいたい。