読み物
2022.01.16

チャイハネとフェアトレードのはなし

最近よく耳にする、フェアトレード。
エスニックなアイテムを多く取り扱うチャイハネですが、チャイハネの商品もフェアトレードなのでは?という質問も度々寄せられていました。

チャイハネの商品はフェアトレードなのでしょうか?

今回は、フェアトレードについての私たちの考えを、以前チャイハネに寄せられた質問とともにご紹介いたします。



チャイハネとフェアトレードのはなし01

チャイハネとフェアトレードのはなし02


お客様からの質問


僕は、大学に通っている二年生です。
チャイハネというお店で買い物させていただきました。
とてもかわいい商品がならんでいて、気に入ってます。今でもよく買い物をさせてもらってます。

ところで、そちらの会社の商品はアジアの雑貨などがメインでおいてありますが、商品はフェアトレード商品ではないということを聞きました。

僕はフェアトレードというものに興味を持っており、勉強したりその商品を買ったりしています。
最近ではアジアン雑貨のお店が多くあり、商品を見るたびにフェアトレードの商品ではないかと疑問視しています。

チャイハネさんでもフェアトレードを扱っていると思っていましたが、違うということを聞いて残念に思いました。

本当にフェアトレードとは無関係ですか!?(M)



チャイハネとフェアトレードのはなし03

チャイハネとフェアトレードのはなし04


私たちの答え


お問い合わせありがとうございます。
厳密な意味でフェアトレードと私たちの貿易のどこがどう違うのか掴みきれてないのです。

フェアトレードの書籍を書いたような専門の人とも話しましたが、実際にフェアトレードを謳っているブランドもどこまでフェアなのか調査しきれるはずがない、と同じ感想を口にしていました。

現地生産者の報告をうのみにしているブランドが多いですが、現地報告が正しいのかどうか実際には調査団を送り込まねば分からないですし、それを素材から縫製まであらゆる工程で監査するのは現実的にも簡単ではないのです。



そもそもチャイハネが根本的に違うのは、フェアトレードは貧しい人への救済というテーマから始まる活動であり、私たちは現地の文化に魅了されるところから始まる活動であるという点です。

お客様にエスニックのエネルギーいっぱいの商品をお届けして元気になっていただくことが1番です。
そこが活気づけば結果的に生産者へのオーダーも増え、互いの笑顔が広がっていくと考えております。



チャイハネはオリジナル商品を開発するために企画室があります。
日本市場で受け入れられるデザインを生み出し、新たな市場を開拓するためです。

そして生産者にも質や完成度に対して要望をしながら、一緒に成長をしていきます。

私たちのポリシーとしましては生産者と長期的な取引を志すことと、なるべく生産者の所まで足を運びます。

他の会社がメールや電話で済ますところを、私たちは年間延べ百人を超える海外出張を輩出して現地に行くことにこだわります。
そのことで現地の文化と生産者の状況に寄り添った商品開発を進め、長年培った信頼関係があり、互いに支えあっています。

それはこれからも互いの努力で続いていくでしょう。



チャイハネとフェアトレードのはなし05


フェアトレードとは……

コーヒーやカカオなどの商取引を適切な価格で継続的に行い、立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」をいいます。




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