私なりのサステナブル超入門編

サスティナブルという言葉が一般的になり、“地球のために一人ひとりが取り組もう!”という漠然とした壮大なテーマに、どこか他人事に感じている人や、何から手をつけたら良いかわからない人も多いと思います。

私自身も目まぐるしい日常に追われて、目先のことに精一杯で、“大々的な何か”は出来ていないのが正直なところです。

まずは、本当に身近なことから意識を変えていくことが大切なのかなと感じています。

ここ数年で意識していることは2つ。

「本当に気に入ったモノを、永く愛用すること」「自然の魅力を感じる機会を作ること」です。

■本当に気に入ったモノを、永く愛用する

「永く愛用できるものを選ぶこと」は、モノのクオリティやコンセプトと、選ぶ人の感性という2つの側面があります。モノ選びでは、クオリティはもちろん、コンセプトにも着目します。遊び心があったり、何か特別なストーリーがあったり、環境のことを考えて作られていたりするものは、選ぶポイントになります。生活に密接に関わるものならなおさら、人にも環境にもやさしいモノが良いなと思います。

モノがあふれている世の中ですが、「自分がずっと使うモノとは何か?」という、自分自身の価値感や感性を突き詰めると、モノの選択肢は「本当に必要なモノ」に絞られます。自分を見つめなおし、感性に合う自分らしいモノをそれぞれが永く使っていけば、すぐにゴミになってしまうモノは減り、エネルギーや資源の無駄遣いは減らせます。といっても、デザインが素敵なら、たまにはファストファッションも買います。子どもがいるので、食事には気をつけていますが、たまにはジャンクフードも食べるし(笑)。ずっと続けていくべきことこそ、無理があると長く続きませんよね。“無理せずにできることをやってみる”が私のスタンスです。

■自然の魅力を感じる機会を作る

子どもが出来て、外遊びに連れていくおかげで、自然の魅力を再認識する機会が増えました。休日はドライブがてら少し足を伸ばして広い公園巡りをしたり、ハイキングコースに入って、アスファルトではなく土の上を歩いたり、枯れ葉を踏む音を楽しんだり、葉が揺れる音を聴いたり、木漏れ日がゆらゆらと落ちる光景の中に身を置いたり(個人的に木漏れ日フェチなので、最高に癒されます)。さらに、リスなど小動物に会えたらラッキー! ていう具合に、子どもたちと、メディアでは教えてくれない自然を、自分たちで発見して体験として楽しんでいます。

自然の中での子どもたちは特別なおもちゃがなくても、石ころ1つや棒1本でもあれば自由な発想で創造し、本当に楽しそうに活き活きと遊びます。その光景が微笑ましく大切にしたい思いから、我が家もついに昨年CAMPデビューを果たしました。

ただ自然を楽しむだけではなく“日常から離れ、自然の中で時間を過ごすことで、素の「自分らしさ」を取り戻す。”これは決して、チャイハネがだた取ってつけたコピーではないことが、CAMPへ行くと、よくわかります。マイナスイオンたっぷりの滑らかで美味しい空気の中で過ごすと、空気に触れる肌がまず喜んでいる気がします。CAMPだと便利な道具に頼らず生活をするので、TVもないし、家にいるよりも夢中になる時間も多いです。日常を忘れてしっかりOFFモードになれる、それも良いのかもしれません。自然の中で、自然体になり、地球の一部として溶け込んでいる感覚を味わえる。心と身体の整頓のような“リフレッシュ”という言葉が一番しっくりきています。CAMPへ行くことで、自然に包み込まれて、より自然の魅力を身近に感じることができるようになった気がします。

モノ選びに気をつけてモノを大切にしたり、公園やCAMPで大自然の魅力を実感すると、環境への意識が変わってきます。

サスティナブルは、絶対にこうやらなければいけない!ということはないのです。日常で何気なくやっていることを少し見直して意識するきっかけを作ってみてはどうでしょうか。

文:文化発信室 あみ


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